イワシタシゲユキ・内田春菊/ぬけぬけと男でいよう

「イワシタシゲユキ・内田春菊/ぬけぬけと男でいよう」

・出版社　双葉社　全3巻 

・出版年　2006年～2007年

・入手度　普通（絶版）

・ジャンル　ドラマ

・おすすめ度　★★　内田春菊原作の漫画版。

豊満で妖艶な妻、派手で美しい愛人の萌美と、若くて可愛らしい二人目の愛人の摩夕・・・。３人の女の狭間でゆれ動く既婚・子持ちの主人公・十布がもがき苦しむ・・・男女のホンネ満載の現代リアル恋愛事情。
十布はぬけぬけと生き抜くことができるのか？全国3100万人の浮気夫とその浮気妻・愛人に捧ぐ、仁義なき不倫バトル物語。

原作と作画の情報がごちゃ混ぜになっており内田春菊作画になっていたりするが、内田春菊の原作をイワシタシゲユキが漫画化したもので、（漫画家である）内田春菊の原作者デビュー作。

どうしてこうなったのかの詳細は3巻にチラッと書いてあるのだが、作画がイワシタシゲユキだったのはいい選択だったんじゃないかと思います。

3人の女性も綺麗に描かれているのもよいのですが、やはり仕事はできるけど女にだらしないダメ男（主人公）が良く描かれております。この漫画家さんはダメな男を描かせたらほんと凄いなといつも思うばかりです。

1ページ目からこんな言葉で始まります・・・原作から逸脱しない漫画化です。

わかっちゃいるけど・・・止まらないダメな主人公・・・不倫＆三股。

原作を読んでいなくても楽しめますが、原作を読んでいる人にも楽しめる作品で、どちらかというと女性におススメしたいのが本作。

結構アダルトな展開が結構多く、どうしょうもない男の欲望が描かれておりますが、女性の本音というかズルいところも描かれており男性が読むとちょっと引くかな？と思います。

あんまり見かける漫画ではないのが残念ですが、意外におススメな１作です。