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北海道限定の鉄道ブログ

北海道の鉄道についてならどんな分野にも手を出す人のブログ。
乗り鉄・撮り鉄・Nゲージ・プラレール・廃線探訪など

夕張鉄道ってなんだかご存じですか?

 

いまや財政破綻で有名になってしまった夕張から鉄道が伸びていました。つい最近まで走っていた石勝線夕張支線もあり、事実上あちらがメインストリートでしたが、これとは別で札幌を目指すルートがあったのです。

 

詳しくは調べてもらうのが一番ですが、経路くらいはご説明いたしましょう。

 国鉄の場合、夕張線で新夕張…当時の紅葉山へ南下。そこから追分を目指し、苫小牧や岩見沢を目指します。当時は石勝線がなかったため、札幌に行く場合は室蘭線を北上し岩見沢を経由するのが一般的だったっぽいです。

 一方の夕張鉄道は、山を無理やり上って一気に栗山へ。そこから江別に向かって突っ切り、国鉄野幌駅へ合流します。旅客列車の国鉄線乗り入れはなかったようです。

 

さて、そんな夕張鉄道は、気動車の運転こそあったもののディーゼル機関車はなかったようで、SL天国となっておりました。開業時から走っていた11型(国鉄9200型?)と、あとから導入された21型(国鉄9600型)の2種類が本線けん引の蒸気機関車になります。11型は保存があるものの2025年現在はすべて非公開。一方の21型は2.5台くらい見れます。

 

今回は夕張鉄道の保存機関車を見ていきます。

 

というわけで1台目は21号機。夕張鉄道が自社で発注した機関車で、先述の通り国鉄でいう9600型に該当します。個人的には9600型って考えるとありふれた保存車に感じますhahahahaha

…でも、この21号機が日本で最後に作られた9600型なんですって

 

せっかくなので同じようなアングルの9600型と比較してみましょう。愛国駅保存の19671が出てきました。比較すると夕張鉄道機は連結器周りがなにやらごついですね…??

 

ちょっと確証がないのですが、こちらは自動解結機械だと思います。夕張鉄道は先の扇形の通りで夕張市街地を出た瞬間、ごり押しで栗山に向けて山を越えるため、石炭列車には必ず補機が必要でした。その補機は上り勾配が終わった瞬間に切り離して帰るらしく、その際に使用する機械であると推測されます。

 

デフも夕張鉄道機のほうがごついですね。いろいろ差がありそうです。

 

後ろ姿。リベットがごつごつしてますね。車両にも乗ることができました。

 

 場所はこちら、栗山駅から歩くとちょっと距離がありますが、なんとか行けるかも?

町民の憩いの場、栗山公園内にあります。711系や朝日駅のB20なんかと合わせていく場合は車のほうが無難かもしれません。

 もちろん、夕張鉄道の廃線跡ではありません。

 

さて、もう1台も見ていきましょう。

続いてのご紹介は夕張鉄道25号機。こちらは自社発注機ではなく、1961年まで鷲別機関区所属であった49694を譲り受けたもの…と某wikiさんに書いてあります。夕張鉄道の21型は、21以外はすべて国鉄払い下げ機となっています。なので、製造年月日だけでいくと21が一番新しいことになるんですよね…。

 

場所はここ。長沼町の山側にある「ながぬまコミュニティ公園」内です。

ちょっと鉄道で行くのは難しいですね…というか、この近辺は別に夕張鉄道の廃線跡ともそこまで関係のないエリアになります。

ちなみに、近くに長沼温泉があります。筆者は泉質が合わないため苦手ですが、入れる方はぜひ。休憩所も広くてまったりできます。

 

2019年にお色直しされて、きれいになっていました。そして、保存車の中でも非常に珍しいSL専用のホームがあります。「SL専用」とわざわざ書いたのはホームの高さ。現在の旅客用のホームであればせいぜい高さが1mくらいだと思いますが、個々のホームは1.3mくらいはありました。旅客車を入れると、むしろ降りて車両に入ることになるかと…💦

 

ただホームがあるだけでも面白いのに、なんと屋根付き。そして、SL運転台付近には「乗車位置」の看板が…??? 繰り返しますがここは廃線跡でもなんでもありません。この妙にクオリティの高いホームは一体…??

 

後ろを見ても状態は悪くなさそうです。これからも町民に親しまれる汽車であってほしいです。

 

 

 

というわけで、夕張鉄道の保存機を特集しました。え、2.5台って言ったのに0.5台分紹介してない???バックナンバーをくまなく探すと出てくると思います…(震え

 

ではまた次回です~(;^ω^)

もう10年が経とうとしておりますが、北海道新幹線の開業と「はこだてライナー」運転開始に伴い、電化路線が増えた函館地区。かつてこの地区に、函館市電以外の電化私鉄があったことをご存じでしょうか?

 

あ、この書き方だと大沼電鉄とかも該当しますね💦

 

 北斗市の上磯側、現在の道南いさりび鉄道の上磯駅から分岐していたこともある上磯セメント専用線になります。上磯の裏山から海沿いの工場までセメントの原料を運んでいた鉄道で、北海道でも珍しい直流600[V]、軌間幅1067mmの電化路線でした。

 さらに興味深いのが1989年まで残っていたこと。北海道内のたいていの炭鉱鉄道よりよっぽど長生きだったのです。道中には江差線との立体交差もあり、つまるところ函館/千歳線の厚別付近の立体交差以外では、北海道唯一の電化路線の地上立体交差があったことになります。

 

後期型のEDタイプの機関車は残念ながら解体されたのか消息がつかめませんが

2号機が横浜に、そしてこの5号機が上磯町内…じゃなかった北斗市内の公園にあります。

 

この位置です。上磯駅から余裕で歩いて行けます。

 

説明もしっかり残っていました。大正製の電気機関車ってかなり貴重かも…?譲渡が1988年と廃止1年前なので、先行して廃車したのはたしかですが、何年まで走っていたのかはわかっていません。

 

合併して上磯町が北斗市に入れ替わってるのが個人的な見どころ。筆者はこう見えて元大野町民なもので…(;'∀')

 

2軸のB型機関車。制輪子がよく見えますが、手前には見慣れない装置が…?ブレーキシリンダになるんですかね。

 

運転台にも入ることができます。もとからこうなのか、いろいろ撤去されたのか殺風景です…が、マスコンはしっかり残っています。製造年を考えると妥当なのですが、路面電車のようなマスコンですね。

 

ブレーキは貨車についているような手ブレーキ。くるくる回して使います。

 

奥の機械の上には松ぼっくりがたくさん。子供にいっぱい遊んでもらっているようです。

 

そんなこんなで、貴重な電気機関車の保存車でした。

 

 

 

ではまた次回です~(*´ω`)

ちょっと前から保存車をめぐり続けておりますが、記載漏れのある保存車がちらほらいたもので…。

 

その中の一つがこちら。函館の横、北斗市 旧上磯町の茂辺地に保存されている「北斗星広場」の24系客車です。北海道で唯一の寝台…と言いたいですが、なぜか北海道には20系寝台車の保存(新得町新内駅跡)と、583系寝台車の保存(美深町トロッコ王国、白老町)があったり、10系寝台車の保存があったりします。

 

とはいえ、ここは断トツでしょう。なんていったって「泊まれる」のですから。

 

場所はこちら。道南いさりび鉄道茂辺地駅から徒歩圏内。また駐車場もあるので車で行くのも大丈夫です。ただし徒歩圏内にコンビニスーパーの類は一切ないのでご注意を。

 

 2020年にはだいぶ劣化した姿を見せておりましたが、2021年にお色直しがされて、現在は念願の「ブルートレインに泊まれる宿泊施設」として復活しております。

宿泊できるのはBコンパートメント改造を受けたオハネフ側だけで、スハネ25-500の「ソロ」部分には泊まれないそうです…(法律関係によるものかと)。

 とはいえ、シャワールームが復活しているため 寝台・ロビー・シャワールーム使用可能と、往年の北斗星を体感できる宿泊場所となっているようです。トイレだけは、封印して外のものを使うようになっています。処理部分が改造できかねたんでしょう。

 

さて、古い写真ですいませんが先頭はオハネフ25-2です。2014年にもしかすると乗っているかもしれない1台です。2015年3月定期運用までの1号車で、2段B寝台にドアをつけて無理やり個室化したもので、「北斗星全室個室編成」を達成するために作られた車両…と思っています。

今もドアを使わせてもらえるなら、音対策になるのでいいですが…今度泊まって確かめてみます。

苗穂工場で輸送間近の姿。現在は見れない妻面側になります。結構塗装が劣化した状態で運ばれてたんですね。

 新製配置は向日町で1974年だそうです。1979年に青森に、1987年に札幌に転属となっています。最初のころは九州ブルトレとかに入っていたんですかね…?

 

後ろはスハネ25-501。2015年3月定期運用までの6号車。ソロとロビーの混合車です。この時代の車両特有のソファのあるロビーでのんびり車窓を楽しんだのもいい思い出です。

 

同じく 苗穂工場での連結面側の姿です。経歴は先のオハネフ25-2とほぼ同じで1973年にオハネ25-18として向日町配置、1979年に青森に行き、北斗星向け改造を受けてスハネ25-501になった後に青函航路?で札幌転属。以後は北斗星を担当し続けました。

 

なんやかんやタイミングが合う車両で、輸送前最後の苗穂工場での移動も見ていました。黄色のDE15が引くブルートレインは、まるでロイヤルエクスプレスですね(笑)

 

 次にこの車両を紹介する際は、宿泊レポートにしたいですね~。いさりび鉄道の茂辺地駅から10分かからずにつくので行きやすい施設ですが、冗談抜きでコンビニ一つありませんので公共交通機関で宿泊に向かう際は特に気を付けてください。ごはんとか飲み物とか。

 あと、軽く調べたところ空調はあるが、それでも寒暖あるらしいとのこと。可能であれば、急行はまなすののびのびカーペットに乗るときみたく 毛布をもっていくなどの対策が必要かもしれません。

 

 

ではまた次回です~(*'ω'*)

お久しぶりです。特に更新できるようなこともなく月日が経っておりますね…

 

たまには過去画像でお茶を濁します。さかのぼること2017年5月31日…おっと、ちょうど8年前…!??!?(信じてもらえるかは別ですが、まじめに適当に漁った画像でした)

 

札幌駅です。左に見えるはキハ261系1000番台。ST1106っぽいのでスーパー北斗ですかね。サロベツ幕出てますが…。

たぶん、東側引き上げ線から7番線に上がって ヘッドマークを回送からスーパー北斗に回している最中なのでしょう。

 

一方の右側の789系はなんと臨時幕…当時は、789系0番台運用の「ライラック」を1000番台が代走する際は、運休扱いとして臨時特急列車を出していたので、たぶんそれかな…と思います。カメラの時刻がずれていて正確なところはわかりませんが、左が15時39分発のスーパー北斗18号、右が15時30分発の旭川行き臨時特急…かなと。

 

左も右も普段通りではないヘッドマークで面白いですね。撮った記憶がありませんが…←

 

 

ではまた次回です~(-ω-)/

筆者の都合でほぼ見る気がありませんでしたが、せっかくなので石勝線区間で1回だけ見てきました。

 

2025年3月のダイヤ改正でJR北海道 函館運輸車両所のキハ40系がすべて運用離脱となりました。そこまで運用されていたキハ40系のうち、「海の恵み」だけは日高本線等で使用するべく苫小牧運転所へ転属。残りは何本かに分けて釧路車両所へ廃車回送が行われているようです。

 

 

 そのうちの2本目の廃車回送列車は、JR東日本のイベント企画で団体臨時列車として運転され、それが今回の記事「キハ40 急行 函館発釧路行き」というわけです。函館から釧路までのロングラン!といいつつ、1日で走るわけではなく、初日は函館~藤代線~砂原線~苫小牧、2日目に苫小牧~追分~釧路。という工程だったようです。

 石勝線…特に新夕張駅~(楓信号場)~上落合信号場~(新得駅)を走るキハ40系は基本的に定期列車としては存在してなかったと思います。何気に初めて見ました。

 

編成は

←釧路

<キハ40-1787><キハ40-1803><キハ40-1805><キハ40-1801>

 

の4両編成。函館の1800代が多いですが、先頭は元苫小牧の1787となっていました。タイフォンが残っていることで配慮されたんですかね…?

 

キハ40系の4両は、定期で走っていた区間がそこまで多くなく、臨時を含めて撮った方も多くはないのではないでしょうか。ヘッドマークこそないものの、そういった貴重な機会ということもあって撮影者は多かったです。楓信号場は周囲含めて20台くらい車が来ていました…💦

 

キハ40がどんどん引退するのはさみしいところもありますが、こうした廃車回送を用いたイベント列車は、運営する側も回送費用が多少抑えられる気がしますし、いいのかなと思います。まぁ…運転乗客対応する人がいてこそ…ですけどね。

 

帰らぬ旅…少し寂しいところですが、個人的には見慣れすぎたキハ40系だけあってあんまり実感がわかないかも…。最後尾のキハ40-1801はほかのキハ40とスカートの形状が違い話題となっていた一台です。どうやら現場もこのスカートは出自不明とか…? ちなみに変形スカートなのは上の画像の側ではなく、連結面側のほうです。

 

今回は用事の合間での参戦ということで楓信号場の一発で終わりでした。

 

ではまた次回です~(/・ω・)/

 検修庫での撮影を終え、いよいよEH800とDF200を検修庫から出して、外で撮影です。事前に参加者に希望をきいていただき、多数決でDF200-1を先に出すことになりました。さすがに煙を出せないので、アントで押し出していました。

 

この時点ではエンジンをかけず、バッテリーでヘッドライトをつけていただきました。やっぱり鉄道車両を撮るならライトがついている方がうれしいものです♪

 

 DF200-1には、DF200が1994年にブルーリボン賞を受賞した際のヘッドマークが付けられました。ブルーリボン賞を受賞したのは厳密には901号機っぽいですが、当時も1号機にこのヘッドマークが取り付けられていたようです。当然ながら、ヘッドマークがついているDF200は近年ではここでしか見られません。

 

ヘッドマークがついたDF200を見るのは人生で初めてです。あ、嘘です。

2018年の札幌貨物ターミナルのイベントで、ヘッドマークがついたDF200を見ていました。こっちも赤スカートでしたね…。よく見ると、今回とはヘッドマークの取り付け方法が違います。今回のとれたて撮影会が正しい取り付け方法なんですかね…?

 

その後、EH800-1を自走で出庫させます。

 EH800-1にもヘッドマークが。こちらは大宮工場で初めてEH800が全般検査を行った際についていたヘッドマーク…でしたっけ?EH800にヘッドマークがついた光景は初…ではなく、過去に梅小路でやっていたみたいですね。手持ちがなかったんだと思いますが、北斗星、カシオペア、トワイライトエクスプレスみたいな寝台特急のヘッドマークがついた姿も見てみたかったです。筆者の好みとしては、グレースカートの50・100番台に北斗星のヘッドマークがついた姿が見てみたかったり。きっと似合うと思うんですよ。

 

 EH800-1が出庫した後は、DF200-1のエンジンを始動させます。筆者もエンジン始動シーンを動画で撮ることはできましたが、果たして風切り音は回避できたかどうか…ハッハッハ

 北海道のJR貨物の2台本線機関車であるこの2車種ですが、先の通りEH800が入る検修庫にはDF200の入線をしないため、意外と並ぶことが少なかったりします。見れて五稜郭駅構内だけですね。

 

検修線の1番線?にはE800-5が待機していました。こういう留置車両も間近で撮影させてもらえるのはうれしい限りですね~。

 

個人的にはこの画が見たかったものの一つでした。五稜郭機関区に入れることなんて当然無いわけですので、こういう車両基地特有の雰囲気が撮れるのはこういう撮影会の魅力かもしれません。

 

その後は、午後の部のイベントのみで行われる。五稜郭機関区にある訓練用運転シミュレータの見学

 

 

 

 

 

 

…なんですが、なんとちょっと触らせてもらえるとのこと!!!

オイオイ、本物の機関車を触ったと思ったら、次は本物同等の運転台で運転体験となりました。

とんでもねぇイベント(ry

 こんな感じのお部屋にあります。JR北海道の今は手稲でしたっけ…研修センターにある721系のシミュレータからするとこじんまりとしていますが、CGのクオリティがすごく高く感じました。

 

 せっかく、BVEやらなにやらやっていたので、楽しめる区間がいいなと模索。運転してからわかったのですが、シミュレータで再現されているのは訓練に必要な最低限の区間…札苅~木古内~新中小国信号場っぽいです。

 一人5分ほどで交代してリレーしていたんですが、さすがに青函トンネルの中を5分走るのもな…と思い、わがままを言って地上区間に戻してもらいました。結構ブレーキが強くてびっくりしました。なんとかそれっぽい運転をして終了。

 

 そこそこ体験したところで、そろそろお別れの時間。あっという間の2時間半でした。最後にEH800-1の検修入区を撮影して終了です。

 実際の検修庫入線と同じ手順で入っていくため、その風景がまた機関区の日常を見れてよかったです。鉄道模型とかで再現したい味のある風景でしたっ。

 

 最後に物品の販売と、ノベルティをもらって終了です。機関車が空転したときに撒く硅砂が入っていました。嬉しい!どこで使えばいいかわからない!!あとは数年前のDF200とEH800の機関車運用表をもらっています。担当の方に実際の使っているものを見せてもらい、雪や鹿やインバウンドや線路破断や軌道短絡と戦うお仕事の辛さ楽しさを教えていただきました。あとはコンテナに挿し込む荷票が1枚、ネタで使ってみたいですねぇ。

 ほかにもいろいろ入っていて、非常に楽しめるイベントとなりました。

 

 最後に、JR貨物 五稜郭機関区で担当してくださった職員さん、所属の運転士さん 企画いただいた方へ 開催していただいてありがとうございました。このブログを見てくださっているかといわれると無さそうですが、私がSNSでエゴサしたところ結構いろんな(少なくともネットで)大御所の方が他の回ですが参加されていたりしてびっくりしました。

 運転台に乗せていただいたり、屋根上を見たり、ピットに入ったり、他にもいろんなサプライズをしていただいて、お支払いした額以上の経験をさせてもらえたと思っています。

 正直なところ、この手のイベントは競争が激しく、そうなってしまうと参加できるかは微妙なところですが、また「鉄道マンの姿」が見られるイベントを楽しみにしております。

 

ではまた次回です~(=゚ω゚)ノヨシ

 

本日は、五稜郭機関区で行われた「撮れたて!EH800&DF200撮影会」へ行ってきました。

 

実はこういう有料イベントに行くのは初めてです。というのも、他のイベントはあまりに高い競争率で、わざわざ頑張って予約するのが面倒でして…。

今回は、予約開始日の2日くらいたってからでも間に合いましたので、適当にボタンをぽちぽちしていたらお金が飛んでいました…HAHAHAHAHA

 

DF200とEH800という、見慣れた機関車ということもあってなのか 参加率は低め。参加側としてはありがたいですが、これだと赤字だったり…しちゃうんですかね(+_+) 私としても、五稜郭機関区に行ってみたいという気持ちで参加していました故…。

 

ともあれ。集合時間の20分前くらいに行きました。五稜郭機関区の入り口は、地元民通称「お化けトンネル」と呼ばれ、かなーり狭いトンネルの間にあります。今回は車で行けないので、このトンネルを歩くしかないです。まぁ…仕方ないですね。

 

 このお化けトンネルの隙間に、両側に五稜郭機関区の入り口があるため、どっちに行けばいいのか調べていたら、声を掛けられ案内してくださりました。大変助かりました。

 一通り説明を受け、ヘルメットとチョッキをつけて機関庫へ。既にDF200とEH800のトップナンバー同士が待機していました。

 

五稜郭機関区を全く理解していなかったのですが、今回の撮影場所は「EH800の検修庫」のようです。そのため、交流2万Vで電化されていますが、蔵の中に排煙装置がないためにDF200が入線することはない場所とのことです。

空中写真で見ると、ここと北側にある1本だけ入る建屋が、EH800が入れる場所。DF200はもっと南にある2線の蔵が検修庫みたいですね。

 

 まずはこの検修庫で撮影会です。まずはEH800-1のパンタグラフ上げを撮影見学し、その後は自由に撮影しました。DF200-1は先の排煙装置がないことのため、無火で待機となっていました。

 その後は、後方に止まっていたEH800-4の屋根上を見学。ほかの撮影会で行くことがあるのかわからない屋根上点検通路に上らせてもらえました。EH800設計チームの方の解説も聞くことができました。

 

もう現役の車両をやりたい放題撮らせてもらえます。せっかく鉄道模型をやってますし、いろいろ聞いてみました。

Q.パンタグラフの集電板の間の棒(ホーンでしたっけ…)の端が塗られているのは?

A.パンタグラフの昇降を確認しやすくするため。

 

Q.碍子って検査のたびに緑色に塗っているんですか?

A.実は塗料ではなく、絶縁グリース。検査のたびに汚れを落としてグリースを塗ることで、意図せぬ短絡を防いでいる。なので、塗装のようにきれいに色がついているわけではなく、一部碍子の色(=白)っぽくなっている。

 

Q.EH800の貫通路は使ってるの?

A.使っている。中は点対称の通路になっている。

 

あと、EH800は2車体(1端車、2端車と呼ぶそうです)を切り離して運用することができないため、この2車体を「1両」と呼んでいるそうです。EH500も同じですかねぇ…?

 

なので、このどう見ても連結器に見えるこのパーツ。連結器じゃなくて…名前を忘れました「車体接続器具」みたいな名前だったと思います。要は「連結器」と呼ぶとEH800を2両とみなせるからなんだと思います。

 

そのあとは通電状態のEH800-1に誘導され、1エンド運転台を見学しました。ご丁寧にスタフまで飾ってありました。

 うわーすごい。そしてレバー触っていいよと言われ、なんとブレーキを緩解したり逆転レバーを入れてブロアー音が聞けたりと、なにやらとんでもねぇとこに来てしまったな…とテンションが爆上がりでした。いろいろ聞いたりしていたら、あんまりハンドルを操作することなく時間が来てしまった…(焦

 もちろん留置ブレーキが入っているので安全です。b

 

続いてはピットに入ってEH800-1の床下を見学です。いやいや本当とんでもないイベントに来てしまいました…(;'∀') さすがに床下に気になるものはなかったので、動画を回して歩くことだけに集中しておりました。

 

次回はいよいよ外に出しての撮影会を特集します。

 

 

ではまた次回です~('◇')ゞ

道南いさりび鉄道は、1週間前より使用する車両をHPで案内してくれます。

この日の夕方の2両運用は、なんと「ながまれ」2両をすべて使った編成。タラコ+急行色じゃないか…寝てよう。

 

…待ってください。

 

もしかしなくても「ながまれ」コンボなんて撮ったことはないのでは???

 

昼間に用事を済ませていたら、昼から風は強かったものの晴れてきたので、これはもう撮るしかないかな…と。

 

というわけで、順光…というには少しやわらかい夕日になっていますが…で、編成美が取れた「ながまれ」の2両編成を撮りました。紺色のボディはかなり横から日がさしてくれないと凹凸がきれいに見えない…らしいです。

 

なんとなく似てるかな…と思って、同じキハ40の「shu☆kura」を出してみました。思ったよりは似てなかった…。

 

せっかくなのでまた国道228号をぼーっと走っていつもの場所へ。昨年は草があって急行+タラコが撮れなかったのに、草が刈られていました。ここで貨物列車とか撮ってみたいものです…。

 

というわけで、満足して帰りました。

キハ40系は、まだまだいさりび鉄道で現役です。

 

 

ではまた次回~~((+_+))

 

一昨年にはすべての気動車 普通列車がキハ40系であった函館地区。2025年3月のダイヤ改正で、JR北海道の気動車普通運用はすべてキハ150に置き換わりました。つまり、道南いさりび鉄道はキハ40のままですが、JR北海道側はキハ40の運用がなくなったのです。

 

役目を終えたJR北海道函館運輸車両所のキハ40は、他部署に転属か廃車となるわけですが、このうちの4両が回送されていきました。

 

「道南海の恵み」ことキハ40-1809を先頭にしたこの編成は以下の通りとなりました。

←長万部

<キハ40-1809><キハ40-1705><キハ40-1714><キハ40-1800>

 

っと、恵み以外の車両に何か張り紙が…?

 マジっすか…。編成を仕立てた函館運輸車両所?によるメッセージが出ていました。「せばね」は北東北~道南エリアで「じゃあね」の意味を持つ言葉とのこと。とはいえ、実は函館でこれを言っている人に会ったことがないです…海沿いの地域とかで使ってるんですかね?「したっけね」は割と聞いたのですが。

 ともあれ、ほろりとするメッセージがそういえば引退直前の車内広告にいっぱい出ていたらしいですね。切ない…。

表示はキハ40にたくさん刺されたであろうサボを模したものになっていました。似合います。

 

というわけで、「せばね函館」「ありがとう」「ヨンマル」となっていました。

 

1-3側も2両目から同じく「せばね函館」

 

 

だったのですが

 

撮ってしばらくしてから気づきました。2両目は「道南の皆さん」

 

3両目に「お世話になりました!」と書いてありました。泣ける…函館に行くときはいっつも特急でしたが、鈍行だけで札幌から函館に行ったときとか。最後に渡島大野駅に行ったときとかによく乗りました。未更新の700番台があたるともう遅いのなんの…。

 

藤城線と砂原線を使って北上してました。ちょっと珍しい経路ですね。

 

 

今回はビデオも撮ってきました。よかったら見てください。

 

せばねヨンマル! ではまた次回です~(;O;)

2010年前後の函館駅のスーパースターといえば、1つはキハ281系スーパー北斗。もう一つは789系のスーパー白鳥、というのが個人的な思い出です。

 

 

 

 

TOMIXからそんな「スーパー白鳥」の789系0番台が発売だそうです。人によっては789系0番台の現在の姿「ライラック」まで粘る人もいると思いますが、思い出の「スーパー白鳥」を買う人は少なくないと思います。

 

789系0番台は、電車特急というだけあってそんなに複雑じゃない…んですが、今のJR北海道の電車から見ればそこそこ複雑です。

 

スーパー白鳥としてみると、八戸 or 新青森~函館間の特急列車ですが、この「HEAT789」の電車は結構いろんなところを走っています。

 

まずは東北地区。

函館本線・江差線・海峡線・津軽線の函館~青森間

東北本線の青森~八戸間は当然入線実績があります。

 

奥羽本線は「スーパー白鳥」として新青森まで、回送で新青森駅の次の津軽新城駅まで走りましたが、延長運転として弘前駅。さらに試運転ではなんと秋田駅まで入線実績があります。

道央地区での試運転は、基本的に苗穂駅~幌向駅の間だけですが、新車納入時の試運転中、展示会で小樽駅への入線経験があります。北側は…深夜に岩見沢駅までは来てそうなものですが、ちょっと資料がないですね…

 

789系0番台(HET時代)入線実績

~自走編~

・八戸~青森~函館(2002年~2010年)

・(津軽新城~)新青森~青森~函館(2010年~2016年)

・秋田~青森(2009年に試運転 営業実績なし)

・弘前~青森

(2006年以降のつがる6号延長運転、および2012年~2014年のスーパー白鳥延長運転)

 

・幌向~苗穂 (2002年~2015年 試運転のみ)

・苗穂~手稲 (2002年 試運転のみ)

・手稲~小樽 (2002年のスーパー白鳥展示会時のみ?)

※幌向以北の実績がありそうなのですが不明です。

 

~無動力回送編 いずれも北斗星色のDD51が担当~

・函館~手稲~(札幌運転所)

・(札幌運転所)→苗穂工場 ※復路は試運転を兼ねるため回送なし

 

HET時代の789系は一貫して「スーパー白鳥」だけ…と思いきや、定期不定期含めるといろんな列車をやっています。残念ながら筆者はみてませんが…。

 

789系0番台(HET時代) 運転列車

・特急「スーパー白鳥」(2002年~2016年)

・特急「白鳥」(2002年~2016年の間の代走時 専用HM出た場合も?)

・特急「つがる」(2006年~2010年)

・臨時特急「ねぶたエクスプレス」(2007年?~2014年)

・普通列車(2010年~2016年)

 

 有名なのは、専用ヘッドマークがあった特急「つがる」でしょうか。1本だけ青森→八戸で運転されていた「つがる6号」。多客期には弘前始発に延長されていて、当時の特急つがるの全区間を走破していたりします。

要するに、当時の区間便の名称設定は、青函区間を走る列車が「白鳥(函館~青森・八戸間)」、青函区間に入らない列車を「つがる(弘前・青森~八戸間)」と呼称していた、ということなのでしょう。

 

 2010年の東北新幹線新青森開業で、東北本線を走らなくなった代わりに奥羽本線にスーパー白鳥が走るようになったほか、こちらも多客期には弘前まで延長運転を行っていました。試運転の実績としては、当時の特急「つがる」の全区間に該当する秋田~青森間すべてを走破した経験がありますが、営業実績は無いようです。

 

 ヘッドマークが専用の「普通」幕となる青森発新青森行き普通列車も特徴的ですね。1日1本ながら毎日運転の列車でした。余談ですが、JR北海道の特急電車はすべて「普通」幕を使用した普通列車の実績があります。781系、785系、789系1000番台はL特急「すずずらん」の間合いで走った早朝深夜の東室蘭~室蘭間の普通列車。789系0番台や785系300番台は、今の青森→新青森間の普通列車です。不定期では、エアポートの代走で走った江別発札幌行きの普通列車とか、新千歳空港シャトルとかいろいろありますが…。

 

789系0番台(HET時代) 編成

スーパー白鳥用の789系は2パターンの基本・増結があります。登場当初は基本編成が5両で、中間車はすべて「モハ」となるパターン。HE100ユニットが2両、HE200ユニットが2両の構成です。

 

721系・733系のエアポート編成や現在の789系0番台とは異なり、前後のユニットの番号は不一致です。HE104+HE202みたいな編成になります。

 

2002年~2006年 基本5両編成

←函館・八戸

<クロハ789-100][モハ788-100] + [モハ789-200][モハ788-200][クハ789-200>

当初は、485系の基本6両に対して789系は5両と控えめでした。増結の際にはHE200ユニットをもう1本後ろに増やします。

2002年~2006年 増結8両編成

←函館・八戸

<クロハ789-100][モハ788-100] + [モハ789-200][モハ788-200][クハ789-200>+ [モハ789-200][モハ788-200][クハ789-200>

 

当初の編成パターンはこの2つのみ。編成パターンに入れている書籍を見たことがありますが、HE100を2ユニット連結した7両や8両のパターンは物理的に不可能です。(やるなら架空になるってことですねっ)え???出てきたんですが????どういう原理?????

 

というわけで、以下の文章は無駄になります。マジで理解が追い付いてない…

 

制御設定がそもそもないだろうという話はおいておいて、どういうことか、簡潔に書いておきます。

789系を含め、今のJR北海道の785系以外の特急は前面が流線形…ではないですがやや曲面の形状をしています。

この先頭部を編成の中に入れるためには、幌をつなぐ必要があり、流線形にそった形状のものが求められます。対処法は形式によってまちまちで、キハ281・283系は幌アダプタを、キハ261系0番台は稚内方に幌ごとつけっぱなしにしています。

 

では789系0番台はどうしたかというと、ユニットの連結面。つまりモハ788-100とモハ789-200の間の幌がこの先頭部の形状に合わせた  ) ←こんな形状をしています。

 

 

つまりこうなります。

[モハ788-100] )) [モハ789-200]

 

増結時には

[クハ789-200>)[モハ789-200]

こうなります。

 

そのため、HE100を増結しようとすると、幌の形状が合いません。

<クロハ789-100][モハ788-100] )<クロハ789-100][モハ788-100]

こうなります💦

 

このことから、クロハ側のユニットを2両つなげられないのです。

 

 

さて、時系列を進めていきましょう。2006年には高い需要からサハ789-100を加えた6両になります。この時点ではHE101/201~HE105/205の5本ですが、これらの編成は3号車だけ4年新しいです。

2006年~2016年 基本6両編成

←函館・八戸・新青森/弘前

<クロハ789-100][モハ788-100][サハ789-100] + [モハ789-200][モハ788-200][クハ789-200>

ちなみにさっきの幌問題ですが、両側の車両共に 「 ) 」の形をした幌のため、

[モハ788-100] )) [サハ789-100] )) [モハ789-200]

こうなってます。

 

基本編成が6両になったスーパー白鳥ですが、増結の長さは8両のままとなりました。そのため、専用の増結編成が製造されました。先日廃車になってしまったHE300ユニットですね。

 

2006年~2016年 増結8両編成A

←函館・八戸・新青森/弘前

<クロハ789-100][モハ788-100][サハ789-100] + [モハ789-200][モハ788-200][クハ789-200> + [モハ788-300][クハ789-300>

 

このHE300ユニットの登場で、過去の8両編成はやらなくなったと思われがちですが、HE300ユニットが2本しかないため、HE100ユニットをわざわざばらして増結しています。

 

2006年~2016年 増結8両編成B

←函館・八戸・新青森/弘前

<クロハ789-100][モハ788-100] + [モハ789-200][モハ788-200][クハ789-200>+ [モハ789-200][モハ788-200][クハ789-200>

おるすばん

[サハ789-100]

 

また、先の通り789系0番台の検査は五稜郭ではなく電化されている苗穂工場のため、検査のたびにDD51で回送されるほか、試運転は苗穂~幌向間で行われます。本線試運転を行う都合上、基本的に検査は100 + 200 or 300ユニットをセットで行っているようです。タイミングを適当に合わせてたんですかね…?

2006年~2016年 試運転6両編成

←幌向

<クロハ789-100][モハ788-100][サハ789-100] + [モハ789-200][モハ788-200][クハ789-200>

2006年~2016年 試運転5両編成

←幌向

<クロハ789-100][モハ788-100][サハ789-100][モハ788-300][クハ789-300>

 

そして、2010年。あの気味悪い雰囲気で登場した785系(見慣れましたけどね笑)300番台と、789系の最終増備車 HE106+206が登場しました。789系の一番新しい編成は、スーパーカムイの1000番台ではなく、HE106+206だったりします。

 

この緑色の785系は青函改造直後は改番をしていなかったので、トンデモ編成が1度走っています。

2010年4月19日らしいです 青函785系 試運転5両編成

←幌向

<クロハ789-103][モハ788-103][サハ789-103] + <クモハ785-105][クハ784-5>

※クモハ785-105の運転台はすでになし。まぁNE500の中間もクハ/クモハですし…

 

785系300番台の登場に伴い、3つ目の増結パターンが登場します。HEの増結ユニットが301・302の2本のため、785系のユニット番号は連番をとってNE303となっています。

2010年~2016年 増結8両編成C

←函館・新青森/弘前

<クロハ789-100][モハ788-100][サハ789-100] + [モハ789-200][モハ788-200][クハ789-200> + [モハ785-303][クハ784-303>

 

 

TOMIXの789系より前からマイクロエースより785系300番台が単品販売されています。あとはわかりますね?

 

 

というわけで、HET789特集となりました。

2016年のスーパー白鳥廃止後、少しずつ基本ユニットが運ばれて2017年からは6本ともに特急「ライラック」として転職。HE300ユニットは五稜郭工場にしばらく放置されたのちに苗穂に放置、廃車って話をネットで見た気がしたんですが気のせいかも…

?785系NE303は2016年に離脱してすぐ、函館を出ることなく解体となりました。

 

そんな、青函トンネルのエース。気になる方はぜひ!私はマイクロの6両をどうするか考えます…←