キハ281系のお話/スーパー北斗編成パターン 後編 | 北海道限定の鉄道ブログ

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・キハ281系「スーパー北斗」編成パターン

せっかくNゲージがあるわけですし、再現できる編成はそっちでも紹介していこうと思います

まず、基本編成から

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ280-100/900][⑦キハ281-0/900]

今でも毎日見られる編成。6号車・7号車は自由席ですので、

6号車・・・キハ280-101・102・901

7号車・・・キハ281-1・901・902

がメインで使用されますが、運用が1日3つあるのに対し、対応車両が各車両3両しかないため、検査時には

6号車・・・キハ280-103~110

7号車・・・キハ281-2~6(方向転換をして使用)

が代走されます。このため、7両編成すべての普通車がグレードアップ座席の編成だったこともありました。

 

・変則7連A

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ281-0/900][⑦キハ281-0/900]

6号車自由席が所定のキハ280-100からキハ281-0/900で代走した編成。メンテナンス強化後に見ることができた編成。自由席の座席がちょっと減る以外は普通の編成ですが、撮ると意外と長く見える編成ですね~。一応、かなりのレア編成です。

 

・変則7連B

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-0][⑤キハ280-0][⑥キハ280-100/900][⑦キハ281-0/900]

4号車のキハ280が100番台から0番代へ代走となった編成。これにより4号車の座席が若干減少します。これにより6号車が指定席となるケースもあったようです(自由席1両・・・)。キハ280-0は3運用に対して4両しかないため、基本は1編成1台なのですが、増結などをするとよく入ったようです。ただ、基本編成に入るのはかなりレアケースでしょう。(我が家にキハ280-0は1台しかないので再現もできませんでした・・・)

 

・増結パターンA

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ280-100][⑦キハ280-100/900][⑧キハ281-0/900]

 基本編成の5両目~6両目に指定席車両としてキハ280-100を連結した編成。おそらく、8両編成のスーパー北斗では一番見る編成だったのではないでしょうか・・・。

 スーパー北斗の増結は、基本的に増結した車両が指定席となります。ですから、8両編成なら自由席は7・8号車。9両編成なら8・9号車となります。ですが、メンテナンス強化を行った後の2013年12月~14年1月にかけての正月シーズンは、キハ183系の仕様停止に伴い、スーパー北斗5往復・臨時特急3往復での対応だったため、客が溢れかえる事態となりました・・・。

このため、スーパー北斗は緊急で8両編成での対応。6号車~8号車が自由席となり、自由席が増結するパターンも発生しています。

 

・増結パターンB-1

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ281-0][⑦キハ280-100/900][⑧キハ281-0/900]

6号車指定席を今度は函館より先頭車が担当したパターン。中間に先頭車が入るため、なかなか見ごたえのある編成になります。

・増結パターンB-2

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ281-0/900][⑦キハ280-100/900][⑧キハ281-0/900]

 

同様の編成ですが、6号車のキハ281が札幌側先頭車のパターン。個人的にはこっちの方がよく見たイメージ・・・。

 

・増結パターンC

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ280-0][⑥キハ280-100/900][⑦キハ281-0/900]

今度は6号車がキハ280-0となった編成。先述したようにキハ280-0番台は予備車が1台しかないのですが、キハ281よりも入っていた記憶・・・。かなり走っていたのではないでしょうか・・・。

 

・増結パターンD

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ280-100][⑦キハ281-0/900][⑧キハ281-0/900]

こちらは珍しく7号車に増結車両が入っているパターン。札幌寄り先頭車は、3台が自由席座席ですので、増結時の6号車指定席に入れるとグレードアップではない座席になってしまいます。これを回避するために、グレードアップ仕様のキハ280-100(103~110)を6号車指定席に入れた上で7号車にキハ281を入れたのでしょう。自由席定員がちょっと減ってしまいますが・・・。

 

・増結パターンE

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ283-0/900][⑦キハ280-100/900][⑧キハ281-0/900]

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ283-0][⑥キハ280-100/900][⑦キハ281-0/900]

ここからは、キハ283系を含めた増結パターン。基本、増結する場合は6号車に増結車両を投入します。今回はキハ283-0またはキハ283-900が連結されたパターンです。予備車の少ない形式ですが、逆に言えば、キハ283系=キハ281系の改良タイプ にという形で量産されていますので、キハ283系=キハ281系の予備車 という公式も成り立っていたと思います。メンテナンス強化まではこうしたキハ283系を増結するケースも多く見られました。また、下側の編成は130km/h時代際末期の「特急北斗17号」にも充当された編成です。

 

・増結パターンF

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ282-2000][⑦キハ280-100/900][⑧キハ281-0/900]今度はキハ282-2000番台が入ったケース。運転台準備工事の3000番台が入ったケースもあるはずなのですが、探しても見つかりませんね・・・。

キハ283系は、キハ281系をベースとしながらも、石勝線のトンネルに対応するための独特の車体形状や、ポリカーボネート周りの色がキハ281の黒ではなく銀のため、見分けがつきやすいですね~。

 

 

・9両編成パターンA

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ280-100][キハ281-0/900][⑧キハ280-100/900][キハ281-0/900]

マイクロエースのキハ281系(FURICOタイプ)のフル標準編成。もちろん実際に走っております。7+2という編成構図は、キハ283系スーパーおおぞら号の6+3という編成と比較ができて面白いです。さすがにここまで連結すると長いですね~・・・。

 予備車の観点から、キハ281系が単独で9両を組むことはめったになく、私の知っているケースはこれだけでした。ひょっとすると、キハ280-100を2台増結したり、キハ280-0+キハ280-0を増結するケースもあったかもしれません。

 

・9両編成パターンB

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ280-100][⑦キハ282-100][⑧キハ280-100/900][キハ281-0/900]

増結パターンAの編成に、キハ282-100を増結した編成です。キハ282-100番台は、キハ280-100やキハ282-2000などより定員が多く、スーパーおおぞら/スーパーとかち用車両のはずなのですが、キハ283系スーパー北斗や、キハ281系スーパー北斗の増結にも入っていていました。意外と、専用車っていうわけじゃなかったようですね~。

 

・9両編成パターンC

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ283-0/900][⑦キハ283-0/900][⑧キハ280-100/900][キハ281-0/900]

今度は、基本編成7両に、キハ283系を2台増結したパターン。1編成に先頭車が4台となってくると、いよいよカオスな編成になってきました(((

 

・9両編成パターンD

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][④キハ282-0][⑦キハ283-0/900][⑧キハ280-100/900][キハ281-0/900]

 今度はキハ282-0+キハ283が連結したパターンです。キハ282-0はキハ280-0のキハ283系番で、車イス対応の車両です。車内レイアウトはキハ280-0と同様のため、増結はしやすかったのかもしれませんね~。


・9両編成パターンE(変則)​

[①キハ281-0][②キハ280-100][③キロ280][④キハ280-100][⑤キハ280-0][⑥キハ283-0/900][⑦キハ281-0/900(締切・普通座席)][⑧キハ280-100/900][キハ281-0/900]

こちらはキハ283とキハ281を1台ずつ連結したパターン・・・なのですが、この日の7号車は客扱いをしない回送扱いでした。事実上の8両編成です。ただ、号車振りは1~6・7・8・9と、9号車まで振られていて、7号車は指定席の表示となっていました。自由席も8号車・9号車で、なかなか面白い列車でしたね~。たしか、2012年の3月、スーパー北斗9号だったと思います。

 

さて、把握している編成は以上になります。おそらく、キハ282-3000が入った編成もあるはずなので、もう何パターンかありそうですね~。

 もうひとつ、最近教えてもらったことなんですが、キハ281系の最大連結編成は9両です。ここで疑問に思う方はカンが鋭いですねぇ(( そう、有珠山迂回のときの臨時特急は10両編成になっていました。キハ281系の最大9両というのは「振り子」の制御の最長で、振り子を切れば10両も組むことが可能だったようです。このため、有珠山迂回の臨時特急では、全区間で振り子装置を使用せずに走ったそうです・・・。

 

 

後編に続きます・・・

 

・小ネタ

一通りの紹介を終えたので、あとは小ネタを少々書いて今日は終わりとなります。

キハ281系×3!

先述したとおり、キハ281系は3運用ありますが、1日目のスタートが1本が札幌・2本が函館ですので、基本的にキハ281系が3本とも並ぶことはありません。ですが、この日はダイヤの大幅な乱れでスーパー北斗10号は運休。14号?を急遽2号の編成で運用しました(写真右)そこへ、大幅に遅れていたスーパー北斗5号(写真中)とスーパー北斗7号(左)が立て続けに入線。札幌駅で奇跡の3並びが実現しました。キハ281系が好きな私にはもう発狂案件でしたね(笑)

 

キハ281系「特急北斗」

キハ183系炎上事故のときに大きく知れ渡りましたが、運用が大幅に乱れたときなどにキハ281系が本来はキハ183系で運転の「特急北斗」を担当することがあります。こういった場合は担当者にもよりますが、きちんとSUPERのつかない「HOKUTO」の幕を使用します。

もちろん、行き先表示幕も北斗です(笑)

 

12号車指定席!

キハ281系は先述したとおり振り子状態では9両までしか編成を組むことができませんが、なぜか12号車の幕があります。他にも「増3号車」や「一部指定席」などがありますので、幕が回る札幌駅や函館駅で見てみるのも楽しいですよ♪

 

臨時特急

前の記事で紹介してますが、今年の9月初旬?に、ダイヤが大幅に乱れた影響でキハ281系で臨時特急が運転されました。「臨 時」のヘッドマークを掲げたキハ281はかなりレアで、一番有名なのは2000年の有珠山迂回列車・補完列車でしょうか・・・。あの時は、札幌~函館間(小樽経由)の臨時特急北斗61号他に、また札幌~東室蘭間の臨時特急にも充当されました。

 

 最近、キハ280-4の方向幕がLED化されました。キハ261系の最新増備車でも入らなかったフルカラーLEDで、733系のものと同じもののような気もします・・・。デザインもカッコいいですね・・・これはいいです。

 全車に搭載されるかはまだわかりませんね・・・。今のところこの1台のみで、試験中かもしれません。

 

この2枚の写真。左(上)が現在のもの、右(下)が2011年1月のものです。間違い探しですね(笑)

 

連結器カバーが変わっています。たしかキハ283系も同様に変わっていたはず。2011年5月付近で変わったようです。現在のものはキハ281・283系特有の自密連の形にフィットした?ような形になっています。模型等だと再現厳しいそうですね・・・。

 

 

今回はここまでとなります。かなり長い内容となりましたね(汗

ではまた次回です~♪

 

--------おまけ----------------

 

いつもご視聴してくださっている皆様ありがとうございます。

おかげさまで、今週に723アクセスの日がありました!

最近では鉄道ジャンルで100位以内の日も多く、ありがたいです。

 

これからも当ブログをよろしくお願いいたしますm(_ _)m