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でこぼこと野牛の絵

いつもどこかへ
Fon De Gaume洞窟の天井は高い。岩の割れ目のような隙間をすりぬけ、注意とおり服が壁面に触れないように気を付けて進む。目の前に天井からぶら下がる岩が現れ横に屈んでよける。肩がぶつからないように肩をすぼめて歩き、なかなか神経を使う。


現在は整備されている通路だが、大昔は炎の灯りをたよりに狭く不安定な隙間を進んでいったのだろう。


一行が立ち止まった。オレンジ色のごく弱い照明がつけられる。

水分で湿った壁面を見ると、大きな野牛の絵であることがわかった。思わず感嘆の声が出た、そしてゾクゾクした。人類の記憶がなくなりそうな遥か昔に描かれた作品を、今自分は見ている。おそらく見られることを意識せずに描かれたであろう絵。一般的に狩の成功を願うための絵といわれているが、それ以上の普遍的な美を持っていると思う。

いつもどこかへ


ガイドさんが説明する。

「この絵は体型の比率が実物とは違いますが、重量感のある胴体と、細く短い足とのバランスは完璧です。」たしかに、丸々とがっちりした胴に比べ、足は添え物のように小さいが、しっかりと胴の量感を支えている。


説明はつづく。

「現在洞窟内は、見物客が見やすいように床を50cmほど掘り下げています。このため、現在の私達と、描かれた当時では視点が違います。描かれた当時は、地面に近い低い場所に描かれていました。また、照明も獣脂を使ったランプを地面に置いて使用したので、陰影も違います。ほら…形が違って見えるでしょう…。」「彼らは洞窟内部の壁面をじっくりと観察し、研究してから絵を描いたのです。野牛が並ぶ絵は一度に数頭まとめて描かれています。壁面の凹凸や全体の配置も計算されているのです。」


とても興味深い内容だった。


描線はとても力強く、自信に満ち、かつ丁寧に慎重に描かれていた。肩の盛り上がりには盛り上がった岩肌を選び、、数頭の野牛はリズミカルに並んでいる。


奥にもたくさんの野牛達が躍動している。その中にまじり、向かい合うトナカイのペアの刻画があった。雌鹿が跪き、雄鹿がそれをなめるというものだった。パワフルな野牛の絵の中、唯一違うものを表現したこの絵は何をあらわそうと描かれたものだったのだろうか。


 来た道を引き返し、扉に向かう。

外に出るドアが開けられると、まぶしい外の光が一斉に入ってきた。それを見たときに洞窟という空間の不思議さを感じた。

むしろ洞窟という空間は普遍であり、その中に入る人間の心理が不思議なのかもしれない。真っ暗な細い通路をくぐって歩くのは胎内にはいるような感覚、あるいは永遠の夜であり非現実的な世界である。


先史の人々が描いた絵のもつパワーに圧倒された私は、外の光を浴び、ようやく我に返った。


つづく


※画像は洞窟パンフレット「LA GROTTE DE FONT-DE-GAUME」より借用


真の闇

レゼジーの町は、ひっそりとして静かだった。

よくある小さな田舎町と言った風情で、ここに無数の先史時代の壁画があるとは想像できない。


 モンティニャックの町を出て、アヒルがガアガア鳴く農家を通りすぎ、30㌔ほど走っただろうか。タクシーをおり、フォンドゴームの洞窟前に着いた。予約していた見学時間まで管理小屋の棚にに並べられている参考文献やおみやげのを見ていた。歴史絵本や先史美術の本がずらりとならんでいる。斬新な世界史年表もある。子供向けの本が分かりやすく楽しめる。


 建物をでて、ゆるやかな斜面をあがると洞窟の入り口がある。

オーバーハングしている岩壁に細長い洞窟の入り口が二つあり、片方は扉、もう片方は鉄格子がはまっている。そして英仏語の説明看板があり、ひまつぶしに読んでいると案内係りらしい女性2人がやってきた。まずは、洞窟に入る際の注意点から説明が始まる。


「このフォンドゴ-ム洞窟は公開されている洞窟壁画最後のものです。私達はこの洞窟壁画の保存に細心の注意をはらっています。ですから、リュックサックなど手荷物は隣の鉄格子の中に預けてください。また、洞窟内で壁面に触れるのは禁止です、服が触れないように気をつけてください。」(当時留学中の「あい」訳)

と、ラスコーⅡよりも管理が厳しい。


そして例の3重扉が開かれ、中に入る。

3つ目の扉をくぐり照明がつけられるまでのわずかな間、初めて真の闇というもを体験した。

 どこからも光の入らない洞窟の内部。

見ようとしても見えない。手を目の前にかざしても見えない。むしろ手を動かしているという意識がカタチを認識させるといったふうだった。


つづく







なおりました

CSSをいろいろいじり

プレビューで見るたびに修正し


めでたく元の文字の大きさに戻りました。

一番下の文字の大きさが

まだおかしいので、もうひと頑張りです。


教えてください

スキンを変更して、元に戻したら

フォントサイズなどが初期設定に戻ってしまいました。

CSS の編集の仕方は忘れてしまいました。


どなたか、わかる方教えてください。


よろしくお願いします。

ママチャリなら任せなさい

先日、イサム・ノグチが設計した巨大な彫刻の公園

モエレ沼でママチャリ4時間耐久リレーがありました。

チームは職場のメンバーで10人編成。

交代で走り、ラップを競います。


一昨年から参加しているのですが

最初チームにスカウトされたきっかけが

朝の出勤時の爆走。

始業時刻に間に合うように必死で走る姿を

目撃されたのです。

たしかに、狭いところや人や対向車を

よけながら走ったり

時速数十キロで走るのは得意です。


そしてレース当日。

男女混合のチームでしたが、

男性に負けずに走ってきました。

少々インパクトのある服装で参加したので、

これで遅くてはカッコ悪いと、猛ダッシュ。

結果、自己ベストは1周3kmを5分14秒

ローリングスタートを含め、計6周回。


その服装というのが

作業用ヘルメットに赤いチャイナドレス。

もちろん、ドレスの下にはスパッツをはいています。


アップダウンや、カーブの続くコースを

老若男女がママチャリで真剣に全力疾走する姿は壮観です

1周すると、呼吸はゼイゼイ、足はふらふら

チーム順位は中の上くらいかな?


「その格好で自転車を漕げるのか?」

という心配の声をよそに

晴れわたる青空の下、

ごぼう抜きで走るのは爽快でした。







ザワザワ

世界がザワザワしています。

戦争とか起こると、

あちこち行きにくくなります

だから平和にならないかな。


利権とか、経済とか

民族問題とか

多くの理由と大義があるんだろうけど


今朝のテレビで沖縄戦の映像が出ていた

米兵が洞窟に向かって

淡々と小型の銃をパンパンパン・・・

と撃ちつづけていた


この間、

仕事が終わった夕方

近くの小さい山に登ってきました。


山の中は別の世界で

木のしっかりとしたパワフルなエネルギーを感じました。

汗だくになったけど

気持ちよかった。



徒然なるままに

いつのまにか夏です。

ここ北の街にも気温30度を越してます。

乾燥しているので、過ごしやすいですが

暑いものは暑い


冷房設備のない仕事場では

小型の卓上扇風機と、うちわが活躍


絵を描いていて

自分の中に

日本があることを感じました。


季節の美しい和菓子をつくるとらや

夏の和菓子のパンフをもらってきました。


みずみずしく

涼しげな羊羹に暑気を忘れます。


日常の中で

小さな美術にふれると幸せ。


あぁ、旅に出たい。

むずむず。


中国の髪飾り

髪飾り

中国は、とんでも大国でした。

これまでの常識が通じないことに、たびたび驚かされました。


ひとつ、とても印象的だったことがあります。


それは女性の美しさ

背筋がピンと伸びて

きりっとした姿は印象的でした。


とても無愛想な彼女達ですが

きびきびと男性と肩を並べて働く様子は

日本の女性よりも大人っぽく見えたようにも思います。


彼女達の黒い髪によく映えていたのが

蝶や花の髪飾りでした。

飾り気のない化粧と制服に

この飾りはとても引き立ち

同じ女性から見ても

素敵だなと感じました。


髪が伸びてきたので

100円ショップで見つけた蝶の飾りつきゴムです。



絵に思いをこめて

なんで旅にでるんだろうと

ふと考えた。


真っ先に思い浮かぶのは

「行きたいから」

これ以上の理由はない


なぜ「行きたい」のか?


まったく違う世界を見たいという好奇心

人間ってどこでも同じだと思う

その存在が何かを知りたいから


精神世界を持つ生き物が人間


人間は自然の一部だと思う

この世界が何か

地球はなにか


実際に見に行くと

知り、感じ、考える


感性フル回転。


ひさしぶりに記録イラストを描こうかな。

 




米文化と麦文化

部屋に大きいガスオーブンがあるので

よくパンを焼いています

理由は焼き立てのおいしいパンを食べたいから。


先日、図書館で日本の伝統的に作られている

お餅・饅頭・だんごに関する本を借りてきました。

日本の各地の家庭で作られている

気取りのない生活の一部としての餅です。


そこで、今度は出来立ての

人の手で作った餅というものが食べたくなりました。


実家からセイロを借りてきて

北海道のお餅「べこもち」をつくりました。

べこもちは黒と白の2色で柏の葉の形の型にいれて整形します。


蒸した上新粉をこねるのは

熱くて熱くて

じたばたしながらの作業でした


できあがったお餅は柔らかくて

うっすら甘くておいしい。

「すあま」に似た味です。


いつものパンを焼くときは

こねてこねて

発酵させて…

複雑な工程です


反対に米文化の餅は

わりと簡単な工程、


食べ物は、その土地にあるもので作るので

その調理過程なんかも

文化の形成に関与しているのかな

と、おもいました。