ロイヤル・ウェディング
久しぶりのブログの更新。
実は震災後からバイトを始めた。
偽善をするならとことんといった心境でとりあえず元気に働いている。
しかし、毎日のウィスキータイムは日曜の夜のみの楽しみとなってしまった。
私のブログを楽しみにしてくださっている方々には申し訳ないが、大幅に更新回数が減ってしまうことをご理解いただきたい。
ところで、我々ウィスキー党にとっては、先日嬉しいニュースがあった。
「英国のロイヤル・ウェディング」である。
チャールズ皇太子の時には、マッカランやベルなどから記念ボトルが発売されたが、今回はどうか?
地味コンとは世間で言われているが、ここは是非「ロイヤル・マリッジ」を復活させていただきたいものだ。(ベルは陶器ボトルのせいか劣化が激しく飲めたものじゃありませんでした。)
現在ではイングリッシュウィスキー社のセント・ジョージズの発売が決定されているが・・・いやいやいや、ご存知の方も多いはずだが、スコットランドでは子供が生まれるとウィスキーをその子が結婚するまでの間熟成し、結婚相手の同じく熟成された樽とブレンドして特別なウィスキーを楽しむという伝統がある。
現在では樽を所有することが個人では金銭的に難しいが、あのチャールズ皇太子の子である。
あるはずだ・・・ラフロイグ!
5年前に出来た蒸留所の出る幕はないはずだ!
ケイトの樽がない?なんて関係ない!行け!サントリー!!
久々のブログ。
荒々しい文面をどうかご容赦いただきたい。
ちなみに、サントリー。
皇太子・雅子さまのご成婚の際にはこんなウィスキーを発売している。
No.28 ROYAL MARRIAGE (1993 OB)
限定3万本?で発売されていたそうだ。
定価は約1万円。
30年熟成のクリスタルデキャンタに入った1千本限定のロイヤルマリッジもあるそうだが、単なるコレクターアイテムと考えていいだろう。
香りはバナナ、メープル、シェリー香。非常に甘い香り。
香りに共通して甘く、ブランデーのように優雅な味わい。完熟したバナナやマンゴーに黒蜜がかかったような・・・少し舌にシェリー樽のえぐみが残りコーヒーにも。
はっきりと申し上げて「お買い得」なウィスキーに思える。
通常のROYAL15年と比べても全くの別物。比類がない。
販売終了になっているのが唯一の欠点。
しかし再来年にはご成婚20周年の「ロイヤル・マリッジ」がきちんと発売されることであろう。
ね?サントリーさん!?
大和魂
東日本大震災で被害に遭われた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
行方不明者の一人でも多くの救出と、被災者の方々の一日でも早い復興を心よりお祈りいたします。
本日は、震災の被害に遭ってから初めての宅飲みである。
被災地の方々のことを考えると、なかなか一人で酒を飲む気分にならなかったが、本日のチャリティーサッカーを観て、元気を伝えることの意味を知った。
いつも通りのことしかできないが、私らしく一本のウィスキーを紹介することで私の思いを伝えようと思う。
No.27 宮城峡1988 20y(OB)
今回の被災地の一つでもある宮城県仙台市にニッカウヰスキーの祖「竹鶴 政孝」が1969年に創業。
ブレンデッドウィスキーを造る際、現存の余市蒸留所とは個性の異なるモルトを必要としたため、良質な水の流れるこの地が竹鶴によって選ばれた。
アイラ、若しくはハイランド沿岸部のモルトの様な、潮の香りが力強い「余市」に対し、剛より柔、しなやかで麦の香りの豊かで穏やかなスペイサイドモルトの様な個性を「宮城峡」は楽しませてくれる。
実はこちらのヴィンテージシングルモルトには「わ」という一つのテーマがある。
販売当時、余市1987が世界一のシングルモルトとして認められたことによる「大和」(つまり日本)を意味する「倭」。
同時に、北京オリンピックの開催を祝しての五輪の「輪」。
さらに、オリンピックにかけて5種類の原酒を調和したことでの「和」ということである。
それぞれの個性の持ったシングルカスクが、ブレンダーの手によって「和」となり素晴らしいシングルモルトへ生まれ変わる。
つまり・・・
香りはエステリーと呼ばれる系統。カシス、洋ナシタルト、木香。
非常に滑らかに舌に入り、口内は香りのオーケストラといったところか・・・。
ミズナラ、シェリーの樽香もしっかりと感じ、レーズン、和三盆糖がベースとなり、少しハーブを感じ苦味が残るが、1滴加水しただけで苦味は消え、また新しい世界が広がる。
恐るべき久光チーフブレンダーの技である。
もともと思いやりの心を持っている日本人。
もともと世界に誇れる技術を持っている日本人。
失ったものはあまりに大きいけれど、より良い日本となって生まれ変わることを信じて・・・。
「大」きな「和」で。



