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ロビン・トゥチェック

先日のこと・・・。

インデペンデントボトラーのブラッカダー社代表であるロビン・トゥチェック氏にお会いした。

飲みごたえのあるウィスキーが大好きな私にとっては、同社の“ロウカスク”シリーズは大好物のブランドでもある。

こちらのシリーズについて軽く触れておくと、“ロウカスク”とは“生の樽”ということ。

つまり通常のウィスキーは冷却ろ過し、不純物を取り除いてからボトリングするのだが、こちらのシリーズは極力ろ過の工程を廃しボトリングしたものである。

その結果、澱(沈殿物)の混入を防ぐことはできないが、過剰なろ過によって失われる旨味を残すことができた。

「ビン詰めする前のウィスキーはもっと美味しいのに・・・。」

と恐らく思った彼の出した結論がこちらの“ロウカスク”というわけだ。

私のブログを読んでくださっている読者の方々の中に、直接蒸留所に行き、樽の中に眠るウィスキーをそのまま飲んだことがある方が何人いるか分からないが、

「日本からわざわざ来たんだって?」

「じゃあ、特別に樽の中で眠っている奴を飲ませてあげよう。」

なんてことになったら、そのウィスキーが不味いわけがない。

感動して、一瞬でその蒸留所のファンにだってなりかねない。

そんなモルトを日本にいながら提供してくれるのがブラッカダー社なのである。

大好きな彼との楽しい時間は瞬く間に過ぎ、このボトルと思い出だけが残った。


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No.26 Glendronach 26年(ブラッカダー 19742001

1826年、ジェームス・アラデスによって創業。

ハイランドとスペイサイドのちょうど境界線上に位置するがハイランドに分類されている、アバディーン州ドロナック渓谷の美しい自然に囲まれた蒸留所だ。

以前はブレンデッドウィスキーのティーチャーズの原酒工場でもあり、石炭による直火焼きや、フロアモルティングが伝統的に守られてはきたが、2005年ペルノ・リカール社の所有に移ってからは、それらの手法はとられることなく、現在はベン・リアック蒸留所を運営する独立業者が所有している。

これにより、伝統的な製造の復活を期待する声も高まってきている。

オフィシャルはバランスに優れたものが多く、例えばウィスキーが苦手な理由が「アルコールがきつい」や「苦い」と感じている人にドロナックをロックで割ったものを勧めると「これなら飲める」と好印象だったりする。

もちろん、ブラッカダーのドロナックはオフィシャルほど優しくはない・・・はずだが。


穏やかなオークの中に隠れてスパイシー(胡椒)、樹液のような香り。

マーマレードオレンジ、レーズン、ピートの香りが一瞬喉の近くで立ち上り、まろやかな甘味へと変化していく。

やはり、ドロナック。   シェリーのような甘さは健在であった。

ロビンのサイン入りのボトル。

彼の笑顔を思い出す・・・。

ちょっと特別

いやはや、私個人的には待ちに待ったブログの更新である。

勿論、その間宅飲みもしていたしBARにも顔を出していたので、実のところ紹介したいモルトが十数本ほどたまってきてはいるのだが、まずは宣言通り、我が家にある“ちょっと特別なモルト”を紹介したい。


Whisky's Diary

No.25  Glenfiddich 45年(キングスバリー FINEST&RAREST 1964)




以前、グランツについて書いた記事でも触れたことでもあるので、ウィリアム・グラントについては省略させていただいて、フィディックに関して少しだけ・・・。

30年以上もの間、世界で一番売れているシングルモルトとしても有名な蒸留所であり(最近はインド勢がおしてきているとか・・・?)、シングルモルトを他に先駆けて世界に販売してきた、いわば「キング・オブ・シングルモルト」である。

スコットランド最大級の蒸留所で、年間生産量も1,000万ℓと他の大型蒸留所と比べても約2倍の生産量である。

また、閉鎖的であった蒸留所にゲストルームを初めて設けたのもフィディックであり、年間10万人近くの観光客が蒸留所を訪れ、地域への貢献も大きい。



本日は、未開封の長期熟成のシングルモルトということで、時間をかけて味わいたいと思う。

まずは、開封直後。  その後、3時間ほどグラスに置いて頂く。

願わくは歴然とした変化を味わいたいが・・・。



開封直後

ラッカースプレー、ニスのような香りが立ち上る。 グラスを回すと余計に・・・。

赤土、ビターチョコ、岩塩、喉に絡みつくタンニン、やはりまだ硬いニュアンス。

3時間後

ベスタ(燃料剤)、わずかに、はちみつ・ドライフルーツ、どうにも強い樽香。

穏やかな麦、はちみつを塗ったパン、少しハーブ、べっ甲飴が舌でゆっくり溶けていくニュアンス。



柔らかくはなったが・・・まだまだである。

実は、昨年こちらの44年熟成をいただいたことがある。

忘れもしない、妖艶なシェリーの芳香、幾重にも重なった麦の甘み、潮風と高大な地に抱かれ陽を浴びているような・・・つまりは凡人を別世界に連れて行ってくれる味わいであった。

しばらくの間は、我が家で眠っていただこうと思う。


ようやくパソコンの修理も終え意気揚々とブログを書いたのだが“禁止タグが使われている”とのことで投稿できず・・・。

はっきりとした原因が解らなかったが、いちから書き直すことで何とか投稿できた。

この程度の記事に所要時間なんと5時間!!


・・・ポキッm(_ _)m


ウィスキーマガジンライブ2011

祭りはいいですね(当然、仕事で参加出来ませんでしたが・・・)。

先週からパソコンをメンテナンスに出しておりまして、不具合の原因が未だ解明されない状況です。
ブログの更新を今しばらくお待ち下さい。

再開の日にはちょっと特別なモルトをご紹介しようかと考えております。



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