泣き虫ばきゃろー
新しくノンフィクション書くことにしました。
宜しくお願いします。秋にはある都市でdjになる予定です。
それでは、序章~
「あー全然覚えてへんわ」と年初が来るたび、祖父、伯父に言われて発する言葉が、このフレーズです。
日本が高度成長期真っ盛りに僕は、お父さんと、お母さんのおかげでこの世に生を授かりました。
当時何がはやっていたのか。それは調べましたが、あえて言いません。
ただ、小学校へ行っていた時で出かける時の車の中はビートルズ一色でした。
おかーちゃんは、英語の教師やった。
おとーちゃんは、MRやった。
どっちもくそみたいに働いていたみたい。おれは、おそらくかごの中で泣いていました。
「おぎゃー」とゆーて京都で生まれたものの、新潟で長らく過ごしました。
おとーちゃんの仕事の関係で。
もうその時の記憶は浅いね。幼稚園に入る前の記憶って、って思うけど、人間っておもろいもんで、
やっぱり幼稚園の時から忘れられへんことってあるよな。
たとえば、おれがまだおそらく幼稚園行く前、おとーちゃんが「遊園地行くか」と前日に言いよった。
おかーちゃんは、もちろんオレを喜ばせるために、盛り上げた。「やったやん」
マジうきうきにきまってるやーん。
そして、次の日。
「おとーちゃん、はよ連れっててよー」とゴルフの行方を見ている、一家の大黒柱に何度もアタックする。
「・・・。」
返事なし。
「なんやねん!」
昨日行くゆーたくせに!マジそんな気持ちでやばい怒っていた。子供ながら。
その後、何度もしつこくアタックし、そして最後のアタックの時・・・
「しつこいな!行くけど、お前が何回もしつこーゆーし、今日はいかへん!」
丁度雨が降ってきてました。子供ながら、もうアカンのかなーとか思いながら聞いてみたけど、
「やっぱりかぁ」ってゆーのが正直な感想やったんでしょう。
泣きながらおかーちゃんの元へ走りました。
第15話3日後
「神田ー!何寝てんのや!お前当たってんのやぞ!」
「えっはいっ!」
「・・・。」
「わかりません!」
自己紹介が遅れました。神田直樹(16)ポジション:シューティングガード 府立高校に通う1年生。
彼女は、友達の友達の友達。地元の祭り友達同士がばったり会って、一目ぼれして、そん時に
番号聞いてしまいました。そして、それから特に会わへんかったんやけど、いつの間にか告白してて
「ちょっと待って」と言われつつ、何とかOKしてもらい、現在3か月のホヤホヤ中。
この前の試合から3日ー
オレの足はまだまだ完治とはいかず、練習は体育館のステージの上でマネージャーに手伝ってもらって
筋トレを主にしている。基本的に筋トレ嫌いやから、長く続かず、そこからはボールの感覚忘れへんように
座りながらボールついたりしてる。
同級生達ががんばっているところを見ながら筋トレするっつーんは、かなりフラストレーションがたまる。
「はよ走りたいなぁ」て思いながら、過ぎていく毎日。
ある日ー
「神田君、ちょっと話あるんやけど」とマネージャーの荻野に言われた。
「おー、なんやねん。」
「あんな、あたし神田君のこと好きやねん」
「え!!!マジで!!」
「いやっ彼女おんの知ってたけどな、最近神田君足怪我して、練習の手伝いとかしてたら、
もう余計好きになってもうて・・・」
確かに荻野からのメールは最近多かった。でもまさか・・・。
「いやっほんま嬉しいねんけど、やっぱ彼女おるからなぁ」
「やんなっ全然えぇねん!でもゆーてすっきりしたわ!また明日からも頑張ろな」
と荻野は言って走って体育館を出て行った。
第14話~勝敗~
「もうアカンか・・・」そんな風にベンチから見ていた。
相手の1年生は、2投目の前に、手を左右に大きく伸ばし、身体を左右に捻り軽い体操をした。
無音ー
ベンチからは、コートの選手が息をきらしているのが、聞こえる程やった。
「ワンショット!!」
審判のその一声で、無音の状態が終わり、いよいよ2投目ー
「だんっだんっ」
ドリブルをつき、シュートモーションに入った。
「あっ・・・」
ボールはまっすぐに飛んでいた。
「がんっ!」
「落ちた!」
「ぱさっ」
ボールはリング上で一度バウンドし、リングの中に吸い込まれていった。
しかし、入ると同時に、長田さんから、パスが出た。
キャプテンへボールが渡り、キャプテンはすぐさま、前方へボールを投げた。
「えっ?」
立川先輩やった。
「ぱしっ」
3ポイントシュートー
「パシュッ」
完璧のシュートやった。
相手チームのフリースローに全注目が集まる中、立川先輩は、シュートが入ったと同時に、
走っていた。
それを、キャプテンは見逃してなかった。
残り6秒55 87-85
第4Qのため、時計が止まっている。
相手からのスローインー
むろん、うちのチームは前からディフェンスしていた。
ボールを出させないよう、スローイナーには、2人がかりでパスコースを塞いどった。
「ばしっ」
「あいたっ」
相手は、立川先輩の足にボールを当て、もう一度スローインの権利を獲得しよった。
「1番!1番!」
相手が叫ぶ。※ナンバープレイやな。※番号を決めて、チームで決めた動きすること。
ボールが相手に渡った。
「やばいっ!ファールしろ!西本!」
「アカン・・・おいつかへん」
相手チームは、前方の味方へパスする。
長田さんが、ファールしにいこうと、した時やった。
「ビーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「試合終了!」