第2話
「おいっお前入れ」とキャプテンに言われて、心の中でハイテンション、コートの中では
ローテンション、でもいざとゆーときやしかなりありがたい人事やったね。やければ使ってくれへんもんね。
オレが入った2Q・・・前半、相手の4番、キャプテンにかなり点を許す。
この人が、いわゆる市の中で選ばれてる人やったんやけど、うん、うまかった。普通に。
オレの同級生も教えてもろて、うまなってた。それは後ほど話すんやけど。
オレは、その4番(キャプテンやね)とは違う人をマークしてたんやけど、「やばい、なんやねん、
こいつ、むっちゃ速いやんけっ男前やし」とか思いながら、ディフェンスしてると。
恐れていた怖い先輩が、「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉいっ!!!!!!!!!!!!」
「何してんねん!!簡単に※ぬかすなゆーたやろが!!しばくぞ!!」※抜くーエロい意味やなくて、
バスケットゴールまでドリブルで入られる行為。または、入って頂いた行為。
と怒声が飛び交う試合。
「おいっカバーっ!!」と言われた頃にはオレは自分のマークだけを見据え、
結局あとで怒られるハメになった。オレはでも、頑張った。
ドリブルカット、パスカット、ディフェンスで「オレをやっぱりレギュラーにしてください」と言わんばかりの、
プレイやった。そん時も彼女は見に来てくれたはった。
「おいっ、はよ回せっ!」
「すいませんっ!」
守り以外ではチームに貢献できなかったが、守りの点では、一度も注意はされなくなっていた。
ゴール前にいる先輩にパスを回す・・・攻めきれないようだ。
ボールが返ってくると同時に、3Pシュート。
これが入るからたまらない。チームの得点になる。怖い先輩も、キャプテンも何も今は言わない。
この瞬間から、このゴール前の選手にパスを入れ、リターンパスをもらい、3Pシュートを打つ、
これがオレの習慣になった。
「こっちあいてますよ!!パスください!!!」
と叫ぶも、相手は、強豪ゴリゴリゴリラーマン。パスが通る訳もなく、長田さんのパスはオレには
渡らず、インターセプトされ、自陣ゴールへと突き刺さる。
「おいっ長田!!!パスのタイミングもっと周り見て、んで出せるようやったら出せばえぇんやから」
キャプテンでもない、なんでもないけど一番バスケットボールを知ってる先輩が、周りに指示を出す。
「長田カバー!!!!!」
「ぱしゅっつ」
相手のシュートが決まり、スコアは37-27、お隣高校がリードしたまま※タイムアウトを、うちがとりました。
※タイムアウトー一種の休憩。50秒間、作戦会議や、選手を休ませるためにある。
第1話
しもたー!昨日熱でて、第1話かくはずやのに、寝込んでしもたー!
では、自己満の小説崩れかきまーす。第1話始まり始まりーーー!
第1話ー
大阪、夏ー
「おいっ!なんでそんな簡単なシュート決めれへんのや!」
バスケ部で一番怖い先輩に、デカイ声でしかも公式戦の最中、しかもしかも
彼女まで見てきてくれてる前で、ガチンコでキレられてしもた。
「お前、次のクォーター※さがれ」※バスケットボールは1クォーター:10分×4回
「ガーン」
この日から、夏、地獄のような体育館で勝ち取ったレギュラーの座をはずされてしもた。
試合は、違う選手が入ってもボロ負け。オレの所属してるチームは、県の中では、弱い方、
それか中の下といったとこらへんやった。
「お疲れ!かっこよかったやん。めっちゃ動いてたし。」と彼女が言う。
「アホか!めっちゃ簡単なシュートどフリーで外してもたやんけ」
「アカン!今日でレギュラー外されてしもたー最悪やー何で決めれんかったんやー」
「また、すぐレギュラー戻れるって」
「一回外れたらそんなすぐには戻れへんのやてー」
それ以来、シュート練習に打ち込むも先輩にとっては戦力としては見られず、レギュラーに
入れない日々が続いた。
そんな感じで、夏から秋へと変わり、ある日お隣の高校との練習試合。
お隣の高校は、地区でも1位、2位を争う、かなり強い高校。市選抜が何人かいると聞いている。
その高校とは縁あって、ちょくちょく試合をするらしい。
先輩達も今回こそはと気合い十分。「この試合、スタメンで入れたらレギュラーに返り咲きや!」
と期待しながらも、名前は呼ばれず、ベンチに座り試合がスタートした。
「カバー!」
と何度も先輩が言っているのが聞こえてくる。
そう、うちの守りを突破されて、シュートを決められているんです。
「うーわ、練習でいつもお前は雑魚やなぁってゆーてはる人が、ぬかれてるわ」
と敵チームに感心してしまうオレ。
またまた、同年代で一番うまくてレギュラーのやつも、あんまりさえてない。
試合には出たいけど、自分のチームがやられているの見ると腹が立ってくる。
「でもオレが出てもなぁー」と思いながら、1Q終了
1Q 25-14でお隣高校のリード
3分小説崩れ
初めてブログ書きます
このブログの中で僕は、「3分小説」かこうと思います
3分小説って、ただたんに、このブログに書いてある、僕のしょぼい小説崩れの1話1話が
3分くらいで読めますよ、ってことなんですけどね
明日から書こうと思ってますんで、まぁ適当によろしくお願いしむぁす