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元寇で活躍した(という)伊予の河野氏を題材にしている。
一族内での骨肉の争い、河野の後築地、元寇の絵巻て有名な竹崎季長などをうまく絡めながら、なぜ人は争うのか、人と人とは分かり合えるのか、という視点で物語は進む。
高麗人の繁、そしてキエフ・ルーシから来た令那をキッカケに分断していた河野家がまとまっていき、それが元寇での活躍にも繋がっていく。
未知なるものに人は恐怖を感じ、妖や鬼などと当てはめてしまう。その恐怖が、人を争いへと導いているのかもしれない。
「人と人とが向き合う間に、私が見た夢の国はあります」
… 人は己の知らぬものに関してはひたすらに無関心である。理解しようとするからこそ慈しみ、理解出来ぬからこそ憎しみ合う。
… 一方で人は捨てたものではない。ほんの些細なことでも、相手に通じることを見つけられた時、共に手を取り合うことも出来る。
… 「元も焦がれているのではないかと」、「共に生きることに…か」





