どこ鉄131 〜新年早々の連続迷走 | 菅野貴夫の野球電鉄

菅野貴夫の野球電鉄

俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。どこ野鉄夫です。



ご挨拶が遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。



さて去年の9月に予約して以来、全く届く気配がないのでキャンセルしたり色々あった新しいiPhoneがようやく手元に届きました。長かった。

今までのiPhone7に比べると重量感が違い落っことしそうでヒヤヒヤしますが、スペックや画面の大きさ(老眼にはこれ本当大事)も段違いなので、今後はさらにサクサクとやっていきたいと思います。




まずは新年一発目に届いた、ミッチーこと道井さんからの1枚。

いい天気。記念すべき一発目にふさわしい写真。



単線の電化路線。

やや素朴な架線柱と、黒地に黄色の「80」は速度制限標識。

右側には山が見えて、左下には残雪が。

どこの地方だろう?


奥のほうでは架線柱が広がっている。

ホームがあるようにも見えるから、、あっち側に駅があるのかな?



まずは速度制限の標識から検索。


さまざまな標識がズラリ出てくる中で「黒地に黄色」の標識を調べると、ことごとく名古屋付近に設置されているとの情報。しかもJR東海・名鉄ともに存在するらしい。


さすがに名古屋市内とは思えないから、、JR東海の単線電化路線と名鉄の末端ローカル区間を当たってみるか。


まずはJR中央本線の単線区間。

しかし単線が存在するのは、ご覧のとおり山深い区間。もはや長野県。


やはり山が近すぎるか……

該当なし。



他は、、武豊線はどうだろう?わりと新しめの電化路線だから、簡素な架線柱も建ってるんじゃないか?


架線柱はともかく山がない。

海に近いから当然か…。

スマホ替えたらスクリーンショットも大きくなった気がする。



次は名鉄のローカル区間。

架線柱の様子が違うか……。


怪しいと思っていた路線も全線複線だったり、配線図がないので苦労したり。撤退。



うーむ。

東海地方で雪のありそうな山、、、鈴鹿山脈とか関ヶ原のほうもあり得るかな。。



どうにも気になっているのが「80キロ」の速度制限。

急カーブやポイント通過で20〜45キロぐらいの制限はよくあるけど、、80キロって結構なスピードですよ?

普段それ以上のスピードが出せる路線ってことか?



だとすると、鈴鹿山脈のふもとを走るローカル私鉄ではなさそうだ……。



一旦東海地方を離れて(黒地に黄色は置いといて)、JR東日本の山あいを走る単線電化路線へ。



まずは吾妻線。

以前さんざん苦労した時、簡素な架線柱があったことを忘れはしない!

そうそう、こういうシンプルな架線柱だよ!


速度制限40キロ。


クーッ、やはり駅に近そうな場所では速度制限の値が低い!



唸りながら写真を拡大していると。

おや?


茂みの向こう、あっち側にも線路がある???


上空を見ると架線が張られていない。

向こう側の架線柱を見る限り、鉄道用地は茂みの向こうまで続いてそう。



すなわち、電化の単線と非電化の線路が並走している区間ではないか???




まず思い当たるのは、吾妻線からほど近い北関東を走る、わたらせ渓谷鉄道(非電化)とJR両毛線や東武桐生線(電化単線)が並走する区間。

そうそう、こういう所だよ!



いざ。

ウーン!目論見はすごく良かったんだけどな!!!



ここでパッと閃いたのが、東海地方の豪雪地帯・関ヶ原付近の東海道本線。

このあたりは通常の上下線とは別に、貨物列車など勾配が苦手な列車が通るための「登り専用」単線が敷かれています(上に迂回している線路)。

天下の東海道本線なら、80キロの制限があってもおかしくないだろう(最高速度は110〜130キロのはず)。


さらにさらに。

その途中には廃止された新垂井駅跡があって、構内も広がっているはず……ちょうど良いところに踏切もあったっ!



条件は揃った!

いざ!!!

無念!!!!



ダメだ全然わからん!!!!!




〜〜〜後半へつづく〜〜〜




新年早々迷宮入りしそうなので、他の写真に取り組んでいきましょう。

年末に続き、恵理さんからの1枚。

ホームすぐ隣に石垣。すごいロケーションだな。

急なカーブを曲がった先にはビル=都市部か?


しかし最大の特徴は線路幅が広いこと(標準軌)。



標準軌といえば関西大手私鉄に多いですが、カーブのキツさやロケーションの感じから、なんか大手とは違う気がします。



さて岡山から見て一番近くにある標準軌の鉄道といえば、高松琴平電鉄(ことでん)。

地方私鉄で標準軌を採用している非常に珍しい会社です。



…あの石垣はお城だろうから、高松城とかの近くにありそうな琴電の駅を探してみよう。



出発。

お城のすぐそばに琴電の駅があり、線路が急カーブしている。



着いたなこれは。



では元の写真↓


見つけ出した写真↓

高松琴平電鉄・高松築港駅、一発確保!



恵理さんご提供の写真↓

ことでんでは、関東の標準軌私鉄の雄・京浜急行の車両が譲渡されて活躍しています。かわいい電車ですね。


マスコットキャラクターのことちゃんも有名です。

(我が家のメモ帳)




さあ続きまして、鉄はる君からの1枚。

電化された山岳路線。


よく送られてくるJR青梅線なども頭に浮かびますが、

この菱形が西武っぽいのだよ。



配線略図大先生召喚。

すれ違いのできる島式ホームの駅を捜索開始。



では元の写真↓


探し出した写真↓

完璧。


西武秩父線・東吾野(ひがしあがの)駅、難なく確保!



よーし、調子が出てきたぞ!



道井さんの写真へ戻ります。

引き続き、非電化路線と電化単線の並走を捜索。



JR山陰本線と木次線が合流するあたりはどうだ?

我ながらこういう場所をよく知ってるな!



さあ!

制限速度100キロ。

お見それしました!


(しかも複線だったし)



無いだろうと言っておきながら、鈴鹿山脈のふもとを走るローカル私鉄・養老鉄道へも顔を出します。

制限50キロ。



そこから近くのJR関西本線へ。

あっ!

黒地に黄色の速度制限標識は、やはりJR東海という事か……



関西本線無事終了。




…………じゃあ、、飯田線か……?



JR飯田線は、(名古屋からは少し離れた)豊橋から出て長野県南部の飯田や伊那を経て諏訪湖あたりまでを結ぶ、長大ローカル線です。

(乗換路線図アプリより)


長大ローカル線なのに都市部の私鉄レベルに駅間距離が短く、秘境駅も多い路線として知られています。


…今まで思い付かなかったとも言えるし、魔境的なイメージから無意識に避けてきたとも言える。




しかしここまで来たら飛び込むしかない。


大先生召喚。


長すぎ。駅多すぎ。

さすが魔境!!(失礼)


(というか配線略図.net大先生、調査本当にお疲れさまでした!)



さて。

電化された線路の隣に非電化の線路があるだろうという推理から、配線略図で細い線(側線or留置線)のある駅を重点的に見ていきます。



とある踏切にズームした時。

あっ!80キロの制限!
……しかし看板が黒地ではない!?



覚悟がわずかに揺らぎかけるものの、そのまま捜索続行。



そして。



では元の写真↓


ようやく探し出した写真↓

やったーっ!!!

黒地に黄色の速度制限標識は丸かぶりだけど問題なし!

やはり非電化の留置線(保線用車両)があったんだな!



というわけでJR飯田線・七久保駅付近の踏切、迷走を繰り広げながらも確保!!!



いやー新年早々大変な問題だった!





勢いのままに、今回ラストは美佳さんからの1枚。

非電化の単線、高架下。



「お出かけしました」とこの写真を頂いた去年の10月末、SNS情報でたしか美佳さんは福岡のあたりに行っていたはず。


(決してSNSストーキングしている訳ではなく、ダラダラ眺めているだけでも地理的な情報は頭の片隅に残ってしまう性分なのです)



さて、福岡都市圏で非電化の路線といえば、JR香椎(かしい)線をおいて他にありません。

(乗換路線図アプリより)


写真の情報から、線路の分かれていない1面1線の駅(棒線駅)で、上を道路か何かの高架が跨いでいる場所だろう。


大先生も駆使。

意外に少ないな…。



新幹線の高架下!と興奮しかけた土井駅は、

すれ違いのできる2面2線の構造。



香椎線、当たりなし。



あれー?おかしいな……?

絶対この路線だと思ったのに!?




もう少し、北九州のほうまで範囲を広げて捜索。


日田彦山線(最近も出てきた)の志位公園駅。

駅の上に道路あったっ!



いざ!

………すいません人違いでした!



流れで平成筑豊鉄道へ。

違うかーー!!



北九州を離れ、福岡県南部の甘木鉄道へ。

高速道路の下に駅発見!



どうだー??

カーブが逆!クーッ!!!



うーむ。

高架で線路を跨ぐってことは、やっぱり都市部だよな……?



少しずつ迷走を始めた私は、長崎県の松浦鉄道へ赴きます。

ほら!やっぱりそれなりの都市部を走る路線なんだよ!


(この地図をさらに拡大、鉄道のほうが高架で国道を跨いでいることを確認)



〜〜〜捜索した路線一覧〜〜〜

JR香椎線 日田彦山線 後藤寺線 平成筑豊鉄道 甘木鉄道 松浦鉄道 筑肥線 唐津線 島原鉄道 筑豊本線 久大本線 豊肥本線 門司港レトロ観光線 南阿蘇鉄道 肥薩線 吉都線 日南線……………


もはや九州の非電化路線を全部捜索せざるを得ない末期の状況。


こんな区間に陸橋が線路をまたぐ場所ないだろう!



途中何度も香椎線に戻って駅をじっくり捜索するものの、やはり見つからず。



……もしかして九州の駅じゃないのか?



「お出かけしました」の言葉と、SNSでチラっとみた九州を、勝手に繋げて考えてるんじゃないか……?



迷いは徐々に大きくなってきますが、それでも九州の捜索をここで止めるわけにはいかない。



(念のため関東の八高線非電化区間を調べたことは内緒)



そして、もはや自分でも「絶対ここには来てないだろう」と思いながら九州最南端の指宿枕崎線にまで到達し、

マジで福岡に行ったのにここまで来ること絶対ないだろ…九州の人だってそんな移動しないだろうよ……


そこで問題写真をうつろな目で再確認した時。

………これ、駅じゃなくて踏切じゃね?


すぐこそに信号があったり、線路の左寄りから撮ってるから駅ホームだとばかり思っていたけど、、、そう考えるとホームより少し低い地点にも見える……!!!



くそーっ!!!気づくのが遅かった!!!!!




香椎線に戻り、高架道路の脇で線路と一般道の踏切がありそうな地点を捜索開始。

高速道路の下に香椎線。交差する一般道。

右側には香椎宮。



謎はすべて解けた。



では元の写真↓


ようやく見つけ出した写真↓

フーーーーーゥッッッッ!!!!



JR香椎線・香椎〜香椎神宮間の高架下にある踏切、九州を駆けずり回った末に確保!!!!!



いやーこれは、達成感と悔しさが両方すごい!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



今回は以上です。



新年早々、たいがいな事になってしまいました。



楽しんで頂けたら幸いです。



そう言えば、以前に何度か壮絶なやりとりを繰り広げた()N会長から、JACROWのノブさんを通して新年の挨拶が届きました。


----------


いえーい!

げんきかーい!?

どこてつ、さいこーだぜー!!

きょうもおれっちはえきにていしゃするたびしゃしんのがぞうをあれこれかんがえてるぜ~!

こんなたのしいことがよのなかにあるなんてしらなかったぜ~!

ということでことしもせんろをみつめつづけて、しゃしんをとりつづけるぜ~

ことしもよろしくだぜ~!

2023ねん1がつ たのしいてつどうりょこうをとりもどすかいあらため、どこてつをおうえんするかい かいちょう えぬ


--------------------


………N会長、とうとうメンタルが向こう側にいってしまわれたようですね。。。



私も気を引き締めていきたいと思います。

皆様におかれましても、画角に苦心しすぎて会長の二の舞にならないよう、くれぐれもお気をつけくださいませ。



今年もよろしくお願いします!



ではまた!