北海道北見市のライフオーガナイザー®シニア生活環境オーガナイザー®の仲野ひさよです。片づけは気持ちの整理、準備から始めます。
昔々、掃除の先生が、「汚れは、酸性かアルカリ性だけ」というようなことを言ってました。
そのとき、私の頭の中は(中性もあるよね?だって中性洗剤ってあるもん)でした。
講座が終わって、一緒に受けた受講者の方と、小声で「中性もあるよね」と話しながら教室から出ました。
その頃の私は、「先生に聞く」ということが出来ない小心者で、もやもやしたまま帰ったのでした。
あれから約十年。
今ならわかります。
先生は、「汚れは、酸性とアルカリ性だけ」と言いながら、(でも洗剤には、酸性とアルカリ性と中性があるんだよ)ではなかったのでしょうか?!
で、それがどうした?という話ですが、私がお伝えしたいことの1つめは、こうです。
(とっても端折ってるので、正解と思わないで読んでください)
①汚れは大きくわけると、酸性とアルカリ性がある。
②汚れを落とすには、その汚れと反対の性質の洗剤を使うことで、汚れが落ちる。
図で表すと、こんな感じ(とっても乱暴なイメージ図です)
酸性の汚れには、アルカリ性の洗剤でやっつける、というイメージです。(中和?とはいわないかも)
でも、酸性、アルカリ性は作用が強い。
何より手肌に刺激が強い。
扱いにも注意が必要です(消費者は、メーカーの思う通りに使ってくれる訳ではないのです)
というか、そこまで刺激が強いものは日常用ではないのかも。
そこで中性洗剤の出番です。
そして話の都合上、弱酸性、弱アルカリ性にも登場してもらいます。
(pH数値は、およその目安として見てください。覚え方は、だいたい酸性の汚れ。アルカリ性の汚れは一部)
思考としては、こうです。
肌着の汚れは何?
↓
汗と脂、つまり皮脂汚れ!
↓
ということは、(弱)酸性の汚れね。
↓
じゃあ、(弱)アルカリ性の洗剤で落ちるはず!(仮説)
↓
うちにある洗濯洗剤の裏、液性のところを見てください。
中性、または弱アルカリ性ではないでしょうか。
酸性の汚れは、アルカリ性の洗剤で落とす。(弱は端折ってます。以下同じ)
アルカリ性の汚れは、酸性の洗剤で落とす。
そこはわかった。
じゃあ、中性洗剤って何よ?って感じですよね。
それは、付着したばかりの汚れ、軽い汚れには、手肌にやさしい中性洗剤でいけますよ、わりと気軽に使えますよ、という感じで、食器洗剤などがあるんだと思います。(肌は弱酸性なので、手肌を傷めにくいと言った方がいいかもです)
中性洗剤は、(図1)のように反作用の働きで汚れを落とすのではなく(言い方あってるかな)、界面活性剤で水と油をなじませて、油汚れを落とす感じです。
手肌にやさしい分、汚れ落ちはおだやかかもしれないど、いろいろ入れて、皮脂汚れや手あかといった弱酸性の汚れもいけるようにしましたよ、ということで、洗濯洗剤や住宅洗剤に中性もあるのではと考察しています。(中性洗剤、ストライクゾーン広し)
で、お伝えしたいことの2つめは、「○○が汚れている。じゃあ、○○用の洗剤を買ってこなくっちゃ」ではなくてもいい、ということです。
まず、汚れの質を見て、それに合う洗剤や薬剤、レモンの切れ端など身の回りにあるものを選べばいいのでは、ということでした。長かったですね☆
でも、あと2ついいですか?
1つは、湯あかは酸性だけど、水あかはアルカリ性なところが、おもしろくないですか?
お風呂の湯あかは、体から出ているものなので酸性の汚れ。
水あかは、水道水の水分が蒸発したあと残るカルシウム分だから、アルカリ性の汚れなんだと思います。(お風呂場の鏡やポットの中。同じお風呂場でも、酸性とアルカリ性の洗剤は、一緒に使いませぬように)
2つめは、酸性の血液汚れは、水で洗おうということです。
お湯だと血液中のたんぱく質が凝固して、黒ずんじゃうので。
・・・とまあ、いろいろ思考錯誤してきての、今なのですが、重曹などのナチュラル洗剤もいい。でも科学の力はすごいなーということです。(両方使ってます)
そして思うのは、掃除が行き届いている家ほど、洗剤の類いが少ない。(汚れのことがわかっている感じ)
洗剤はいろいろあるけど、汚れが取れなくて、あるいはなかなか掃除ができなくて・・・というおうちは、プロの掃除屋さんに頼むといいと思います。
プロだから、持っているものが違います。
道具も洗剤も知識もです。
この3つがあってこそ、汚れが取れるんだと思います。
でも、掃除の前にしなくちゃいけないことがありました。
それは、不要なものは取り除き、モノを出し入れしやすくする収納する、片づけ整理だったりします(^.^)
ではでは、今日はこの辺で。
片づけのご依頼・ご相談・お問い合わせは、ホームページのフォームから
公式LINEは、読むだけでもOK。
ID:@979jrion
▼シンプルライフ(プロ・アドバイザー)のブログが読めます
●最後までスクロールしていただき、ありがとうございました