震災地から (4) 石巻市災害ボランティアセンター
3月27日(日)の夜10時半に浜松を出発。
なんと13時間かけて、翌日の11時半に石巻市災害ボランティアセンターに到着しました。
途中仮眠をとりました。ガソリンは栃木と福島の県境くらいまでは買うことができました。
東北自動車道から、三陸高速道路に入り、石巻市で降りました。
料金所の方は「緊急車両ですか?」と聞きましたので、「そうです」と伝えると、無料で通してくれました。
石巻市災害ボランティアセンターは、石巻市の北部に位置する、石巻専修大学の中に臨時設置されています。ここは、避難所にもなっています。
災害ボランティアセンターには、すでに100台くらいの車が止まっており、さらに、グランウンドには、ボランティアの方のテントが60~70張りくらいありました。ボランティアらしい人がみな忙しく動いています。
本部事務所には、30名近い人が、パソコンをたたいていたり、張り紙がいっぱいに張られ、急がしそうです。
さっそくボランティアセンターで受付をし、学生3名は市内の被災世帯の片付け作業にいくことにしました。濡れた畳を外に出す作業が大変ということで、5名の作業員を募集しているというのです。
たしかに水を吸った畳は重い。
すでにスコップ、自転車もたくさんあり、学生たちは自転車にのって、作業場に出かけていくことになりました。
道路に出された濡れた畳。市がゴミとして処理する
なんと13時間かけて、翌日の11時半に石巻市災害ボランティアセンターに到着しました。
途中仮眠をとりました。ガソリンは栃木と福島の県境くらいまでは買うことができました。
東北自動車道から、三陸高速道路に入り、石巻市で降りました。
料金所の方は「緊急車両ですか?」と聞きましたので、「そうです」と伝えると、無料で通してくれました。
石巻市災害ボランティアセンターは、石巻市の北部に位置する、石巻専修大学の中に臨時設置されています。ここは、避難所にもなっています。
災害ボランティアセンターには、すでに100台くらいの車が止まっており、さらに、グランウンドには、ボランティアの方のテントが60~70張りくらいありました。ボランティアらしい人がみな忙しく動いています。
本部事務所には、30名近い人が、パソコンをたたいていたり、張り紙がいっぱいに張られ、急がしそうです。
さっそくボランティアセンターで受付をし、学生3名は市内の被災世帯の片付け作業にいくことにしました。濡れた畳を外に出す作業が大変ということで、5名の作業員を募集しているというのです。
たしかに水を吸った畳は重い。
すでにスコップ、自転車もたくさんあり、学生たちは自転車にのって、作業場に出かけていくことになりました。
道路に出された濡れた畳。市がゴミとして処理する
震災地から (3) 支援物資の購入
静岡文化芸術大学のボランティアグループの募金はすでに、100万円に達しようとしていました。
車代を使って移動するかぎり、現地の作業ボランティアだけでなく、できるだけ物資を運ぼうと、10万円くらいの物資を買うことを考えていました。
すでに、石巻市では災害ボランティアセンターが開設され、たくさんのボランティアが入っている様子です。必要な物資も、「下着」「ミネラル・ウォーター」「靴下」「ウェットティッシュ」「トイレットペーパー」「レトルト食品」といったものを聞いていました。
さっそく浜松のカインズ・ホームに行ってみました。
すると・・・・・それらはほとんど売り切れ状態です。なんとか靴下と下着は、手に入りました。水タンクもなんとか手に入れました。水はゼロ、東京の飲み水に放射性物質が出たという情報が出たばかりなので、しかたなかったのかもしれません。
カップラーメンは一人4つまで、ということで、あきらめることにしました。
レトルトカレーは、甘口がほとんどなく、辛口ばかりでしたが、買うことにしました。
不安情報で消費行動パターンが混乱し、パニックになることは聞いていましたが、こういったことを勘案して、準備することが必要だと痛感しました。
1991年、バングラデシュに津波が襲ったとき、緊急支援活動を行いましたが、救援物資の買占めで、値段が2倍になったことがあります。泣く泣く一部買いましたが、米は遠隔地の農村にスタッフに買いいかせたことを思い出しました。
なんとか、10万円の一気買いをすませました。
買った支援物資の一部
車代を使って移動するかぎり、現地の作業ボランティアだけでなく、できるだけ物資を運ぼうと、10万円くらいの物資を買うことを考えていました。
すでに、石巻市では災害ボランティアセンターが開設され、たくさんのボランティアが入っている様子です。必要な物資も、「下着」「ミネラル・ウォーター」「靴下」「ウェットティッシュ」「トイレットペーパー」「レトルト食品」といったものを聞いていました。
さっそく浜松のカインズ・ホームに行ってみました。
すると・・・・・それらはほとんど売り切れ状態です。なんとか靴下と下着は、手に入りました。水タンクもなんとか手に入れました。水はゼロ、東京の飲み水に放射性物質が出たという情報が出たばかりなので、しかたなかったのかもしれません。
カップラーメンは一人4つまで、ということで、あきらめることにしました。
レトルトカレーは、甘口がほとんどなく、辛口ばかりでしたが、買うことにしました。
不安情報で消費行動パターンが混乱し、パニックになることは聞いていましたが、こういったことを勘案して、準備することが必要だと痛感しました。
1991年、バングラデシュに津波が襲ったとき、緊急支援活動を行いましたが、救援物資の買占めで、値段が2倍になったことがあります。泣く泣く一部買いましたが、米は遠隔地の農村にスタッフに買いいかせたことを思い出しました。
なんとか、10万円の一気買いをすませました。
買った支援物資の一部
震災地から (2) ガソリン
車でいくかぎり、ガソリンは最大のライフ・ラインです。あちこちの情報を集めても、どこにもガソリンがない、という情報ばかりです。テレビの映像も、東京でガソリンを求める長蛇の車の列の映像が映っていて、正直ピリピリしました。
しかし浜松はそういったパニックはなさそうだったので、ここで、ガソリンをしっかり買い、運んでいく必要があったのです。
一日前に宮城県にいって戻ってきた人の情報では、東北自動車道が開通したこと、栃木県あたりまではガソリンは手に入るということでした。
まず、ガソリンを買おう。ガソリンスタンドに走りました。
これまで車を一度も買ったこのない・・・といった車オンチの私は、ガソリンはポリタンクで買うものだとばかり思っていました。スタンドのお兄さんに「ガソリンってポリでいいんだよね・・・」と聞いて、笑われてしまいました。(というか冷笑された感じでした)
そうです。ポリだと、溶けてしまうのです。金属性のタンク、正式には「ガソリン携行タンク」にガソリンを入れて運ぶのです。市販のタンクでは、5リットル、10リットル、20リットルがあるそうです。
さっそく近くのカーマに言って、「携行タンクある?」と店員に聞くと、「ないですねーー」とあっさり。
よく見ると入り口のボードに品切れアイテムが張ってある。「携行タンク」「水タンク」「ミネラルウォーター」「紙オムツ」「ラジオ」「懐中電灯」・・・・全部買おうと思っていたものではないか!!
自分ののんびりさを憎らしく思うと同時に、被災地の人のことを考えず、買い占める人々を想像して悲しくなりました。
結局、研究室に戻り、ありとあらゆるところに電話して、携行タンクを65リットル分手に入れることができました。
ああ、なんとかいけそうだと、みんなありがとう、このとき思いました。(写真は携行タンクです)
(続く)
しかし浜松はそういったパニックはなさそうだったので、ここで、ガソリンをしっかり買い、運んでいく必要があったのです。
一日前に宮城県にいって戻ってきた人の情報では、東北自動車道が開通したこと、栃木県あたりまではガソリンは手に入るということでした。
まず、ガソリンを買おう。ガソリンスタンドに走りました。
これまで車を一度も買ったこのない・・・といった車オンチの私は、ガソリンはポリタンクで買うものだとばかり思っていました。スタンドのお兄さんに「ガソリンってポリでいいんだよね・・・」と聞いて、笑われてしまいました。(というか冷笑された感じでした)
そうです。ポリだと、溶けてしまうのです。金属性のタンク、正式には「ガソリン携行タンク」にガソリンを入れて運ぶのです。市販のタンクでは、5リットル、10リットル、20リットルがあるそうです。
さっそく近くのカーマに言って、「携行タンクある?」と店員に聞くと、「ないですねーー」とあっさり。
よく見ると入り口のボードに品切れアイテムが張ってある。「携行タンク」「水タンク」「ミネラルウォーター」「紙オムツ」「ラジオ」「懐中電灯」・・・・全部買おうと思っていたものではないか!!
自分ののんびりさを憎らしく思うと同時に、被災地の人のことを考えず、買い占める人々を想像して悲しくなりました。
結局、研究室に戻り、ありとあらゆるところに電話して、携行タンクを65リットル分手に入れることができました。
ああ、なんとかいけそうだと、みんなありがとう、このとき思いました。(写真は携行タンクです)
(続く)
震災地から (1) 活動地の選択
3月27日から31日まで、宮城県石巻市周辺の被災地に支援活動に行ってきました。
石巻市は、仙台の少し北にある、16万人くらいの都市です。
なぜこの街にいくことになったのか・・・・
ひとつは、被害が甚大な場所のひとつだったことです。死者数1348人(3月22日現在)で、行方不明者が1471人(3月22日現在)で、宮城県内の被害者数がトップでした。
二つ目の理由は、私の大学で立ち上げたボランティアグループ、SUAC For JAPANの実行委員長が、この街出身だったことです。
委員長の実家は、幸い床下浸水で免れ、ご家族も無事でした。しかし、周辺の様子はまったく変わってしまい、跡形もないほどの被害だと聞き、なんとかここで、最初の活動を展開したいと思いました。
距離にして、700キロ。ガソリンが手に入らない・・・というリスクがあるものの、車でいくことにしました。現地の流動的な状況を考えると、既存の交通手段では、立ち往生する可能性が高かったからです。
そこで、ハイエースを探したのですが、レンタカーは引越しピークでぜんぜんありません。
正直あせりました。 10件ほど電話して、なんとかぎりぎり、ジャパレンでハイエースがみつかりました。
さて、その次は、ガソリンです。
(続く)
石巻市は、仙台の少し北にある、16万人くらいの都市です。
なぜこの街にいくことになったのか・・・・
ひとつは、被害が甚大な場所のひとつだったことです。死者数1348人(3月22日現在)で、行方不明者が1471人(3月22日現在)で、宮城県内の被害者数がトップでした。
二つ目の理由は、私の大学で立ち上げたボランティアグループ、SUAC For JAPANの実行委員長が、この街出身だったことです。
委員長の実家は、幸い床下浸水で免れ、ご家族も無事でした。しかし、周辺の様子はまったく変わってしまい、跡形もないほどの被害だと聞き、なんとかここで、最初の活動を展開したいと思いました。
距離にして、700キロ。ガソリンが手に入らない・・・というリスクがあるものの、車でいくことにしました。現地の流動的な状況を考えると、既存の交通手段では、立ち往生する可能性が高かったからです。
そこで、ハイエースを探したのですが、レンタカーは引越しピークでぜんぜんありません。
正直あせりました。 10件ほど電話して、なんとかぎりぎり、ジャパレンでハイエースがみつかりました。
さて、その次は、ガソリンです。
(続く)
被災地に行きます(2)
石巻市に入ろうと、いろいろ情報収集、物品収集を始めました。
私ものんきだったのかもしれません。
まず車の手配を。しかしちょうど引っ越しの時期でほとんど車がありません。あせりました。
ジャパンレンタカーで、ギリギリセーフでハイエースを確保。
次の日、ガソリンが手に入らないので、石油タンクだいたい20リットル入りのものが3つ~4つほしいと思って、カーマ店にいきました。しかしまったくありません。売り切れです。水もカップラーメンも、レトルトカレー、カイロもほとんどなくなっています・・・・唖然。買占めかぁ・・・ちょっと悲しいです。(物資を現地の送った人もいたでしょうから、買占めだけではないと思いますが)
一度研究室に戻り、あらゆる友人に電話をして、なんとか65リットル分のガソリンタンクを確保しました。そして、カインズにいって、水タンク2つ、トイレットペーパー、ウェットティシュ、下着、靴下を一気に買いました。カップラーメンはひとり4つまでと言われ、あきらめました。
これらを車に積み込んで、今夜、宮城県石巻に向かって出発するところです。
石巻市の災害ボランティアセンターを拠点に活動しているNGOを調べてみると、ピースボート、サーブ・ザ・チルドレン、フェエル・リリーフ・ファンド、CIVIC Force、四万十塾、などがいるようです。毎日状況も変わっているので、今日の時点での様子はわかりませんが。
また帰ったらご報告します。
私ものんきだったのかもしれません。
まず車の手配を。しかしちょうど引っ越しの時期でほとんど車がありません。あせりました。
ジャパンレンタカーで、ギリギリセーフでハイエースを確保。
次の日、ガソリンが手に入らないので、石油タンクだいたい20リットル入りのものが3つ~4つほしいと思って、カーマ店にいきました。しかしまったくありません。売り切れです。水もカップラーメンも、レトルトカレー、カイロもほとんどなくなっています・・・・唖然。買占めかぁ・・・ちょっと悲しいです。(物資を現地の送った人もいたでしょうから、買占めだけではないと思いますが)
一度研究室に戻り、あらゆる友人に電話をして、なんとか65リットル分のガソリンタンクを確保しました。そして、カインズにいって、水タンク2つ、トイレットペーパー、ウェットティシュ、下着、靴下を一気に買いました。カップラーメンはひとり4つまでと言われ、あきらめました。
これらを車に積み込んで、今夜、宮城県石巻に向かって出発するところです。
石巻市の災害ボランティアセンターを拠点に活動しているNGOを調べてみると、ピースボート、サーブ・ザ・チルドレン、フェエル・リリーフ・ファンド、CIVIC Force、四万十塾、などがいるようです。毎日状況も変わっているので、今日の時点での様子はわかりませんが。
また帰ったらご報告します。
被災現場にいきます
数日前に書きましたが、私の働いている大学で震災支援のボランティアグループを立ち上げました。
反応はよく、130名近い学生が加盟しています。今、募金活動を展開しており、約80万円近くに達しており、まだ増えそうな状況です。学生たちの士気も高く、昨日から4日間の街頭募金をしています。このあと入学式の募金、と募金箱キャンペーンをする予定です。
これは、デザイン学部の学生が紙でつくった募金箱を大量に配布し、地元の店舗などにおいてもらおうというものです。これは学生が自分のつきあいのある店に頼んでおいてもらう、人海戦術です。目安としては、5月の連休くらいまでこうした活動を続け、一区切りつければと思っています。
その後の活動の展開もあるので、3月28日から31日まで被災地にいってこようと思います。
今の候補地は宮城県の石巻市です。すでに災害ボランティアセンターも設置され、外部からのボランティアが来ているようです。電気は通っていますが、水、ガスはまだです。
また様子などをお知らせできると思います。
反応はよく、130名近い学生が加盟しています。今、募金活動を展開しており、約80万円近くに達しており、まだ増えそうな状況です。学生たちの士気も高く、昨日から4日間の街頭募金をしています。このあと入学式の募金、と募金箱キャンペーンをする予定です。
これは、デザイン学部の学生が紙でつくった募金箱を大量に配布し、地元の店舗などにおいてもらおうというものです。これは学生が自分のつきあいのある店に頼んでおいてもらう、人海戦術です。目安としては、5月の連休くらいまでこうした活動を続け、一区切りつければと思っています。
その後の活動の展開もあるので、3月28日から31日まで被災地にいってこようと思います。
今の候補地は宮城県の石巻市です。すでに災害ボランティアセンターも設置され、外部からのボランティアが来ているようです。電気は通っていますが、水、ガスはまだです。
また様子などをお知らせできると思います。
震災 どこに寄付すべきか(4)
寄付はレスキュー期と復興期で分けて考えるという提案です。
いろいろな募金先のウェブ、チラシをみると、圧倒的に日本赤十字社が目立ちます。過去の長い歴史、地域ごとのネットワーク、医療の専門性、知名度を考えると、ほかのNGOはとても太刀打ちできません。日本の寄付文化形成の中で、「共同募金」「赤十字募金」をつくりあげた日本独特のの寄付文化の地層が横たわっていると思います。
被害が少なかったところ、都市のインフラに近いところなどの復興の様子は早く見えます。片方、インフララインから孤立しがちなところは、まだ食料や水、といった基本的なライフラインが確立していないところもあります。レスキュー期と、復興期の境目あたりにきているのかと思います。
震災の現場の課題は、刻々と変わっていきます。
復興期にはいると、被災地のニーズはがらりと変わります。行政や大手支援団体の支援も徐々に入り始め、そこから取り残された被害者、地域独特のニーズが出てきます。そういったニーズに対応する小さなグループも出てきます。またそういったグループは地域に密着したグループであることもあります。
これらの団体は、大手の支援機関のような広報力がないので、最初は目立ちませんが、復興期に入るとマスコミが取り上げたりして、その存在が見えるようになっていくかと思います。
私は、レスキュー時は、大手の機関への寄付でいいと思いますが、復興時は、徐々にこうした木目の細かい小さなNPO団体に寄付することも大事だと思います。そのことによって、取り残されがち、画一化しがちな支援内容を補完していけるからです。
いろいろな募金先のウェブ、チラシをみると、圧倒的に日本赤十字社が目立ちます。過去の長い歴史、地域ごとのネットワーク、医療の専門性、知名度を考えると、ほかのNGOはとても太刀打ちできません。日本の寄付文化形成の中で、「共同募金」「赤十字募金」をつくりあげた日本独特のの寄付文化の地層が横たわっていると思います。
被害が少なかったところ、都市のインフラに近いところなどの復興の様子は早く見えます。片方、インフララインから孤立しがちなところは、まだ食料や水、といった基本的なライフラインが確立していないところもあります。レスキュー期と、復興期の境目あたりにきているのかと思います。
震災の現場の課題は、刻々と変わっていきます。
復興期にはいると、被災地のニーズはがらりと変わります。行政や大手支援団体の支援も徐々に入り始め、そこから取り残された被害者、地域独特のニーズが出てきます。そういったニーズに対応する小さなグループも出てきます。またそういったグループは地域に密着したグループであることもあります。
これらの団体は、大手の支援機関のような広報力がないので、最初は目立ちませんが、復興期に入るとマスコミが取り上げたりして、その存在が見えるようになっていくかと思います。
私は、レスキュー時は、大手の機関への寄付でいいと思いますが、復興時は、徐々にこうした木目の細かい小さなNPO団体に寄付することも大事だと思います。そのことによって、取り残されがち、画一化しがちな支援内容を補完していけるからです。
震災 どこに寄付すべきか(3)
前回、法人だからといって、募金がじょうずに使えるかとは関連しない・・・と書きました。
法人格があるということは、「民法上の法的責任をとる意思がある組織」という機能と思うことが重要です。もし詐欺や使い込みをしたら、法人の理事は法的な責めをうけなければならない、それが法人格があることで一番重要な点です。また認証、認可、許可した行政も問題の是正のために介入することもあります。つまり団体名で訴訟を起こしたら、理事はそれを受けなければならないのです。
ですから、法人格があれば安心・・・というのは、「裁判をしたら、理事は受けなければならない」といった程度の安心ということです。活動上の質を完全に保障するものではないのです。活動の質は、その人が活動内容から判断するしかないのです。
こういった団体の法人格として、主に以下の法人格があります。
・公益社団法人、公益財団法人
・特定非営利活動法人またはNPO法人、(特活)と書く場合もあります
・一般社団法人、一般財団法人
例えば「NPO」だけだとか、「NPO団体」、「ボランティア団体」という例がときどきありますが、これは法人格を表すものではありません。「●法人」とついたときにだけ、法人格を明確に表しています。
もちろん上記の法人以外にも、社会福祉法人、学校法人、医療法人もあるかもしれませんが、今回の震災募金をする団体では、特定非営利活動法人=NPO法人が一番多いのではないかと思います。
(続く)
法人格があるということは、「民法上の法的責任をとる意思がある組織」という機能と思うことが重要です。もし詐欺や使い込みをしたら、法人の理事は法的な責めをうけなければならない、それが法人格があることで一番重要な点です。また認証、認可、許可した行政も問題の是正のために介入することもあります。つまり団体名で訴訟を起こしたら、理事はそれを受けなければならないのです。
ですから、法人格があれば安心・・・というのは、「裁判をしたら、理事は受けなければならない」といった程度の安心ということです。活動上の質を完全に保障するものではないのです。活動の質は、その人が活動内容から判断するしかないのです。
こういった団体の法人格として、主に以下の法人格があります。
・公益社団法人、公益財団法人
・特定非営利活動法人またはNPO法人、(特活)と書く場合もあります
・一般社団法人、一般財団法人
例えば「NPO」だけだとか、「NPO団体」、「ボランティア団体」という例がときどきありますが、これは法人格を表すものではありません。「●法人」とついたときにだけ、法人格を明確に表しています。
もちろん上記の法人以外にも、社会福祉法人、学校法人、医療法人もあるかもしれませんが、今回の震災募金をする団体では、特定非営利活動法人=NPO法人が一番多いのではないかと思います。
(続く)
震災 どこに寄付すべきか(2)
さて、前回は、震災の募金をする場合、単純に団体のブランド、知名度に依存するのではなく、「活動団体」の活動内容、組織上のアカウンタビリティが重要だと書きました。
活動内容については、情報収集し、「どこで、いつ、何を配布している」といった情報は、ウェブなどからも得ることができると思います。それでは、その組織がしっかりした団体なのか・・・・といった判断材料はどこにあるのでしょうか?
日ごろからその団体を知っていたり、この業界に詳しい人であれば、団体名を見えれば、「ああ、あそこか」となります。また、よくしっている知人が深くかかわっている団体ならOKかもしれませんが、そういったコネクションがない一般の人はそうはいきません。その場合、以下の点をウェブなどから確認することをお勧めします。
(1) その団体のウェブサイトがあるか
(2) 団体の住所、電話番号、メールの連絡先が明記されているか(場合によっては電話してもいいかもしれません)
(3) 団体の活動目的や使命が記載されているか
(4) 団体の役員リスト、会則が公開されているか
(5) 過去3年間の活動報告、決算報告がウェブから公開されているか
(6) 過去自然災害における活動実績があるか
(1)~(3)は当然の情報です。
(4)はまじめな団体であってもうっかり公開してないときもあります。
(5)は、アカウンタビリティの高い団体であれば、最近は公開しています。また、これが募金の的確な使い方において重要な情報になります。3年でなくても過去の活動実績が公開されているかは重要です。
(6)これは、類似経験があれば、活動のクオリティが期待できます。
特定非営利活動法人(NPO法人)でもあっても、上記の情報をウェブなどから一般公開していない団体もあります。そういった団体はニセモノということではないですが、一般の寄付者に判断してもらうための情報公開に鈍感な部分があるといわれてもしかたないかと思います。特に緊急救援時に広くお金を集めるのであれば、情報公開意識が強くなくてはいけないと、私は思います。
(続く)
活動内容については、情報収集し、「どこで、いつ、何を配布している」といった情報は、ウェブなどからも得ることができると思います。それでは、その組織がしっかりした団体なのか・・・・といった判断材料はどこにあるのでしょうか?
日ごろからその団体を知っていたり、この業界に詳しい人であれば、団体名を見えれば、「ああ、あそこか」となります。また、よくしっている知人が深くかかわっている団体ならOKかもしれませんが、そういったコネクションがない一般の人はそうはいきません。その場合、以下の点をウェブなどから確認することをお勧めします。
(1) その団体のウェブサイトがあるか
(2) 団体の住所、電話番号、メールの連絡先が明記されているか(場合によっては電話してもいいかもしれません)
(3) 団体の活動目的や使命が記載されているか
(4) 団体の役員リスト、会則が公開されているか
(5) 過去3年間の活動報告、決算報告がウェブから公開されているか
(6) 過去自然災害における活動実績があるか
(1)~(3)は当然の情報です。
(4)はまじめな団体であってもうっかり公開してないときもあります。
(5)は、アカウンタビリティの高い団体であれば、最近は公開しています。また、これが募金の的確な使い方において重要な情報になります。3年でなくても過去の活動実績が公開されているかは重要です。
(6)これは、類似経験があれば、活動のクオリティが期待できます。
特定非営利活動法人(NPO法人)でもあっても、上記の情報をウェブなどから一般公開していない団体もあります。そういった団体はニセモノということではないですが、一般の寄付者に判断してもらうための情報公開に鈍感な部分があるといわれてもしかたないかと思います。特に緊急救援時に広くお金を集めるのであれば、情報公開意識が強くなくてはいけないと、私は思います。
(続く)
震災 どこに寄付すべきか(1)
今回の震災で無数の募金の呼びかけが始まっています。多くの人の「救いたい」という思いが、エコーしているようです。こうした人間の一面は、ほんとうにほっとするものです。
片方で、募金先の選び方は、非常に難しいところです。多くの人は、「あ、あの団体知っているから大丈夫だろう」といった程度の選択で、募金先を決めているのではないかと思います。日本赤十字社、共同募金会などは、日ごろから有名な団体なので、そこに募金が流れるのは当然かもしれません。
しかし、その他の無数の募金を見分けるのは結構難しいものです。
募金を大きく分けると、自らが被災地で活動をし同時に募金をつのる「活動団体」の募金と、そういった活動団体に募金を手渡す「後方支援団体」の募金の二つにわかれると思います。いずれにせよ、「活動団体」に募金は流れていくので、その活動団体の活動内容や組織の性格から、判断するしかないと思います。
活動団体には、日本赤十字社のような有名どころもあれば、「どこの団体だろう?」といった無名の団体もあります。これらのをどう見分ければいいのでしょうか?
最初に見てほしいのは、募金している団体の、連絡先、住所、活動先の具体的な地名、支援内容などが、チラシ、ウェブなどに明確に表記されているか・・・また問い合わせたり、募金者に聞いてみて、応えられるか・・・といった、活動内容と組織のアカウンタビリティの点です。「活動先は、入って見て考える」「募金をどこに渡すかはこれから考える」といった募金には、信頼性、自分の募金を責任もって届けてもらえることに、不安が残ります。法人格があるから大丈夫だろうといった安心の仕方は、悪くはないですが、必ずしも完全ではないと思います。まずは活動内容の明確な情報です。もちろん、初期段階で明確な情報がなくても、あなたがその団体をよく知っていて、過去の関係から信頼できる団体であれば、別です。
(続く)
片方で、募金先の選び方は、非常に難しいところです。多くの人は、「あ、あの団体知っているから大丈夫だろう」といった程度の選択で、募金先を決めているのではないかと思います。日本赤十字社、共同募金会などは、日ごろから有名な団体なので、そこに募金が流れるのは当然かもしれません。
しかし、その他の無数の募金を見分けるのは結構難しいものです。
募金を大きく分けると、自らが被災地で活動をし同時に募金をつのる「活動団体」の募金と、そういった活動団体に募金を手渡す「後方支援団体」の募金の二つにわかれると思います。いずれにせよ、「活動団体」に募金は流れていくので、その活動団体の活動内容や組織の性格から、判断するしかないと思います。
活動団体には、日本赤十字社のような有名どころもあれば、「どこの団体だろう?」といった無名の団体もあります。これらのをどう見分ければいいのでしょうか?
最初に見てほしいのは、募金している団体の、連絡先、住所、活動先の具体的な地名、支援内容などが、チラシ、ウェブなどに明確に表記されているか・・・また問い合わせたり、募金者に聞いてみて、応えられるか・・・といった、活動内容と組織のアカウンタビリティの点です。「活動先は、入って見て考える」「募金をどこに渡すかはこれから考える」といった募金には、信頼性、自分の募金を責任もって届けてもらえることに、不安が残ります。法人格があるから大丈夫だろうといった安心の仕方は、悪くはないですが、必ずしも完全ではないと思います。まずは活動内容の明確な情報です。もちろん、初期段階で明確な情報がなくても、あなたがその団体をよく知っていて、過去の関係から信頼できる団体であれば、別です。
(続く)



