NGOのアナログマインド -2ページ目

庭野平和財団の紹介で書いた、原稿です

庭野平和財団から、今後助成申請の審査委員を依頼され、それにともなう自己紹介的な文章を依頼され、「助成する」とは何かを考えて、書いた原稿です。参考までに掲載させていただきます。

-----------------------------------------

「資金があれば社会が変えられる」「資金がなければ活動がだめになる」と考えている市民団体があるとすれば、その活動はすでに形骸化しているはずです。社会を正しい方向に本当に変える力は、お金では作れないからです。

目まぐるしく移り変わる社会状況の中で、多くの活動家が生まれ、消費され、トレンドの中に埋もれていくように感じられます。短期的にわかりやすい評価は無視できるものではないですが、そうしたうつろいの時間を越えて存在し続ける活動家とはどんな人たちなのでしょう。それは活動を通して出会った人々と出会ったできごとを、固有名詞で語り続け、愛することができる人たちではないかと思います。社会全般を丸ごと語ろうとすると、社会を変える活動の力はそこには蓄積されないのではないかと思います。

社会を正しい方向に変えるものは、こうした「人が人を思う情念」だと思います。それは独りよがりの情念ではなく、多くの人々の中で鍛えられ、言葉に置き換え、表される情念です。それを育てる資金の使い方があるとすれば、それが本当の財団法人の仕事なのだろうと思います。財団法人の活動はそんな当たり前のことを忘れずにい続けなければならない、非常に難しいストイックな仕事なのだと思います。庭野平和財団の皆さんの仕事は、そういった微妙な部分に留まり続けた数少ない財団だと思います。それは常に活動だけではなく、そこにいる「人」を見続けてきたからではないかと思います。

「人」の中に内在する力を見る力、それが社会変化の力となる瞬間を見極める力、それを引き出す資金の意味。庭野財団がそうした活動家の存在にいつも光を射す存在であってくれると嬉しく思います。

-----------------------------------------

企業の社会貢献フォーラム・はままつ 「社会を変える企業のチカラ」のお知らせ

2012年から、浜松地域の企業の社会貢献の調査を続けてきました。その研究成果の一部を外部向けに発表する機会をつくりました。関心のある市民と協働で場づくりをしています。

企画名:「社会を変える企業のチカラ」
日時:2013年7月12日(金) 14:30-
場所:クリエート浜松

ぜひ関心のある人はご参加ください。シンポジウム後は、交流会をクリエート浜松の1Fで開催します。社会貢献に関心のある企業の担当者のネットワークができるといいのですね。


NGOのアナログマインド




NGOという生き方 を本に書きました。

最近、大学で出版した本に以下のような原稿を書きました。時間のある方はお読みください。


-----------------------------------------  -----------------------------------------


NGOという生き方

 

 私は開発途上国の貧困問題を考える日本のNGONon-Governmental Organization、非政府組織または市民による国際協力団体)で25年近く働いてきた。NGOという言葉を「ボランティア組織」という言葉に置き換えても、私の場合は遜色ないかもしれない。

NGOで働く人間は他の人からどのように映るのだろうか。「自己犠牲」「献身」「強い主張」「無欲」「未開社会での生活」・・・・・。社会の主流の価値観から比べると、極端なポジションで生きている人間のように映るのかもしれない。実はそれは一部の顔でしかない。これまでのNGOで働くことで感じた、NGOを動かす原理について少し述べてみたい。指摘は3つになる。

 

 ひとつめ目は、NGOの出発点は社会正義や理性ではなく、国境(または宗教や人種)を超えた他者への感情が根底にある。

学生時代、私は自分のやりたいことがよくわからず、かといって特殊な能力があったわけでもなく、日々焦りの中にいた。ある日友人から人手不足だからと、地元の障がい者の遠足会の介助ボランティアに誘われた。重度障がい者の介助をするなんて初めてで、かなりビクビクものだった。介助の相手は私と同い年、私と同じ名前の「タカシ」青年だった。会話を交わすうちに、アイドル、歌、好きな女の子の話と、打ち解けていった。次第に私の中に強い感情が湧き出し始めた。それは「彼は自分と変わらない、同じ存在ではないか」「しかし彼は障がい者というマイナスのレッテルを貼られ、社会から排除されている」という両方が入り混じった感情だった。そして、彼を自分のいる環境の側に引き入れたいという強い感情が湧いてきたのだった。それから私は、夢中でその障がい者の会の活動にかかわるようになっていった。その後、多様な活動に触れる中で、国際協力の仕事に腰を下ろすようになっていった。

NGOに深くかかわる人は、必ず似たような体験を持っている。感情的な訴えだけでは活動は広げられないので、活動の理論は後から整理して作りあげていくものだ。社会正義を訴えるNGOの顔はあとから戦略的に作られたものなのだ。右脳から入り、左脳に抜けていく体験なくして、NGOの活動は成り立たないのだ。

 

二つ目は、出会いの場で選択的に実践すること。

 NGO活動者に「なぜネパールで活動を?」「なぜ小学校建設を?」と言われても、答えられないことが多い。登山家が「そこに山があるから」と答えたくなる心境と同じだ。なぜならNGOの初期の活動は接点があった人や場所で展開されることが多いからだ。出会った人や場に強烈にひきつけられる傾向を持っているからだ。そして、自分ができることからとりあえず活動を展開することが多いのだ。そのため、「無計画」「なぜそこだけで活動するのか」「なぜひとつの手段(例えば医療支援)しか考えないのか」といった批判を受けやすいのもそのためだ。もちろんその後は、理性的な(左脳的な)学習によって、合理的で体系的な方法で活動を管理できるようになっていく。

 

三つ目は、他者の関心者を集め、ネットワーク化されること。そして非営利であることがそれを円滑にする。

 一人の感情のほとばしりから始まる活動であっても、それは徐々に周辺の人々に共感を生み出していく力を持つ。同じ体験を持たない人でも、人物、映像、言葉を通じて感情的なメッセージを受け取ると、同じ感情が生まれ、それを束ねていくことで組織が(NGOが)作られていく。最近は、マスメディアによって、こうした感情が拡大再生産され、NGOのネットワーク化の下地をつくっていると思う。

NGOは「社会的に排除された人を中心に呼び寄せる」ことが活動の中心だが、活動そのものが非営利であることが重要な要素になる。それは、企業などの営利を目的とした組織との違いを明確にさせ、当初の感情を純粋な形で維持するために必要だからだと思う。それほど人間はお金に貪欲だからだ。だから、NGOが非営利なのはネットワーク化する際の手段であって、目的ではないのだ。

 

 弱者を思い、正義を唱え、無欲に活動するNGOスタッフの姿は、表面的な結果でしかなく、源流は「弱者を同胞と思い」「自分たちと同化させようとし」「共鳴者とネットワークしながら」「彼らを中心に呼び寄せよう」とする存在なのだ。

ただ、非営利の組織にどっぷりつかるNGOスタッフはお金を稼ぐことよりも、「弱者を中心に呼び寄せる」活動の方が大切と思うという意味で、結果的に無欲な人かもしれない。だからといって他の人のように金銭欲がないわけではない。また、正義や理論を強調するのは、活動の成果をあげるために後から学んだことであり、底流には「社会的弱者を同胞と思いたい」感情が強く働いているのだ。

 

グローバリゼーションの中で、今の世界はどんどん小さくなっている。課題も増えている。そして、これまで会うこともなかった地球各地の社会的弱者に出会う頻度も増えている。マスメディアの発達もその遭遇を加速化している。こうして「社会的弱者を同胞と思う」人は増産され、NGOを支える社会的な基盤はこれからも強くなっていくと思う。しかし、NGOを支える価値観の中核にあるのは、「どんな存在も仲間である」という感情的なものなのだ。

考えてみれば、正義、イデオロギー、正論と呼ばれるものの根底には、様々な集合的感情が常に存在しており、NGOもその一つだけなのかもしれない。これまで富の増大させ、それを夢中で追いかけてきた社会システムの中で、人間関係がバラバラになり阻害される面が強まっている。NGOはそのバランスを取り直そうとする、人間の本能的な反応のひとつなのかもしれない。

 

以上

マドゥさんと語る 「紛争」と「ジェンダー」

世界有数のNGO、アムネスティのスタッフが来浜し、静岡文化芸術大学で語ります。ジェンダーに関心のある人はぜひ参加ください。

------------------------------
マドゥさんと語る 「紛争」と「ジェンダー」

世界の紛争地や民族抑圧の厳しい地域で、一番の被害者になるのは女性です。
また軍備と兵士が存在する場所では、常に女性は最初に危険にさらされる存在です。
これまで数多くの民族対立の現場でジェンダー問題と向き合ってきた英国NGO・アム
ネスティ・インターナショナルのジェンダー・プログラム担当のマドゥ・マルホトラさんが
浜松にやってきます。今世界の女性たちはどう変わろうとしているのか、私たちが気づ
かなければならないのは何かを熱く語ります。

日時:2012年11月19日(月) 18:30~
場所:静岡文化芸術大学 南382号室
使用言語:英語 (逐次通訳がつきます。)
参加費:無料
申し込み:不要

主催:マドゥさんを浜松に呼ぶ会/ジュマ・ネット
問い合わせ先 (静岡文化芸術大学 下澤)
:080-5537-8364 simosimota@gmail.com

NGOのアナログマインド
********************************
マドゥ・マルホトラ 氏(Madhu Malhotra)
********************************
インド生まれ。インドで学んだのち、英国のNGO
オクスファム(OXFAM)の人道プロ グラム調整
員を経て、アムネスティ・インターナショナルの南
アジアプログラム責任者として広く経験を積んだ
のち、現在ジェンダー・プログラムの責任者として
世界で活躍中。アムネスティは英国で1961年に
設立された人権問題を訴える世界最大の人権NGOです。




「開発、人権、どっちが先?」やります。

ひさびさに主催の勉強会です。シャプラニールとジュマ・ネットで共催でやることになりました。
連続2回ですが、6月30日(土)は、チッタゴン丘陵のプレゼンします。カターイタイトルですが、プレゼンは柔らかくやります。関心のある方はぜひおこしください。

下澤
------------------------------
まなびカフェ「開発、人権、どっちが先?」(全2回) 

◆第1回 『民族対立の中での開発支援の可能性を問う』
 ・日時:6月30日(土) 14:00~17:00
 ・場所:早稲田奉仕園 セミナーハウス 6AB
 ------------------------------------------------------------------
〔問題提起〕  
 定松 栄一(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局次長)
 下澤 嶽(ジュマ・ネット共同代表)
 聞き手:白幡 利雄(シャプラニール海外事業担当)
 ------------------------------------------------------------------
債務労働者「カマイヤ」となったネパールの先住民族タルーと、和平協定が実施
されぬまま土地を追われるバングラデシュ、チッタゴン丘陵の先住民族ジュマ。
彼らへの支援の取り組みを振り返り、開発支援のあり方やNGO の活動を問い
直します。


◆第2回 『人権を優先する開発支援とは何か ~エンパワーメントの再確認~』
 ・日時:7月14日(土) 14:00~17:00
 ・場所:早稲田奉仕園 You-I ホール
------------------------------------------------------------------
 〔対談〕
 大橋 正明(国際協力NGOセンター(JANIC)理事長)+ 古沢 希代子(東京女子大学教授)
     ※シャプラニール若手スタッフが議論に参加予定です!
 聞き手:下澤 嶽
------------------------------------------------------------------
NGO が権利ベース・アプローチの視点から途上国の開発支援や平和構築を
実践していくためには何が必要か。先住民族や現地政府、海外NGO など、様々
なアクターとの関わりを通して、これまでの成果と課題を多層的に浮かび上がら
せ、いま持つべき視点を考えます。

◆参加費:各回500円
◆定員:40名
◆お申し込み/問合せ◆
 ジュマ・ネット事務局
 TEL/FAX:03-3831-1072
 Email: jummanet@gmail.com

原稿かきました

最近、グローバル化に対する短いコラムを書きましたので、掲載します。
時間のある方はお読みください。

--------------------------------------

Think Globally, Act Locally to ・・・ ?

 

2006年にカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した映画『バベル』を観た。この映画でろうの少女を演じた菊地凛子が米映画批評会議賞新人女優賞を受賞して話題になった。この映画は、アメリカ、モロッコ、メキシコ、日本でそれぞれの人生を送る人間が、実は見えない線で繋がっており、いろいろな影響を与え合っていることが主題になっている。片方で、それぞれの主人公たちは身近な人と心通じあわず苦しんでいる。

バベルは『旧約聖書』の「創世記第11章」にある町の名だ。バベルの町の人々は天に届く塔を建てようとしたが神はそれを快く思わず、人々に別々の言葉を話させるようにした。そのため人々はバラバラになり、全世界に散っていったという言い伝えがある。この映画は、人々が日々密接な関係の中に置かれているのに、言葉(民族)が違うゆえに人々が深く繋がれない距離があること、その中に置き去りにされている孤独な人間が描かれている。

私たちの生活は、国単位で考える思考法では整理できないほど世界の人びとのつながりは強まり、さらに複雑に絡み合い続けている。グローバリゼーションという現象も、最終段階に近づいているのではないかと感じてしまう。静岡文化芸術大学がある浜松に住む私たちの中にも、映画『バベル』のような空間はすでに広がっているのではないだろうか。浜松でも、グローバルな変化はいくらでも挙げることができる。働くブラジル人、あふれる外国の商品、海外出張・赴任する会社員、海外旅行する学生たち・・・・。

しかし、目に見える現象とつながりだけを取り上げてグローバリゼーションを語るのは十分ではない。生活の中には目に見えにくい(意識化しにくい)つながりも横たわっている。世界のお金の動き、輸入される資源や食糧といった生活の生命線とも言える物資の動き、日本の政策に国際政治が与える影響など、むしろ見えにくいグローバリゼーションの方が私たちの生活に大きな影響を与えているように思う。見えやすいグローバリゼーション、見えにくいグローバリゼーションの二つを統合して思考する力は、これからの社会を生き抜いていくには必須の能力である。語学ができること、国際的な情報をたくさん知っていることがグローバル社会で必要とされる能力ではなく、グローバルな変化が自分の周りの生活空間の中でどういった形で進んでいるかを敏感に察知できる能力こそが、グローバリゼーションの最終段階において非常に重要なのだ。

ここまでは、よく言われていることである。私が最後に問いたいのは、今進んでいるグローバリゼーションによって私たちは幸せになっているかということだ。今言われているグローバリゼーションの多くは、経済的な要因で急速に進んでいる(というか社会を飲み込んでいる)ものがかなりを占めるのではないだろうか。これは東京のような大都市だけでなく、浜松のような地方都市でも、隅々まで広がっている。

私たちは、映画の『バベル』のように、孤独や焦燥感、未来の見えない不安で怯えているのではないだろうか。今進行している急速なグローバリゼーションは、人びとを「競わせ」「経済価値のものさしではかり」「上下関係の序列にあてはめ」「どんどん孤独させる」方向に、急速に向かっているのではないだろうか。

Think Globally, Act Locally」という言葉は、日本では80年代頃から広く意識されてきた。しかし、「Think Globally, Act Locally to be a winner」といった競争意識と豊かさだけを追い求める生活空間の広がりを私たちは真摯に反省すべきなのかもしれない。「Think Globally, Act Locally to ・・・?」。この「to」のあとにくる動詞を、どうやって見つけ出すのかが私たちにつきつけられている問いなのだ。

Think Globally, Act Locally to be a winner」に抵抗し、to以下を書き直したいと考えている人びとが浜松にもたくさんいる。一般的には「地域活動」として、地方の小さな活動のようにいわれてしまっているが、地域活動もグローバル社会の影響の下で、新しい意味を持ち始めているのだ。

こうした人々の動きを観察すると、「富や情報を分け合う」「弱い人にあわせる」「環境を維持し守る」といった、今の競争システムとは反対の領域を守るベクトルで進んでいるような気がする。それは小さく、ゆっくり抵抗するように進んでいるのでわかりにくいが、着実に進んでいる。こうした一人一人の柔らかいグローバリゼーションへの抵抗は、それぞれの地域の具体的な生活の場所で起きている。浜松もそのひとつでしかない。

国際文化を理解することは、まさしくこの「to」以下の動詞をたくさん見つけていく力をつけるプロセスそのものではないだろうか。

チッタゴン丘陵のブックレット出しました

続けて失礼します。

関心のあるボランティアの人たちと一緒にを主催している、ジュマ・ネットというNGOがあります。
ジュマ・ネットでは、バングラデシュのチッタゴン丘陵で紛争に巻き込まれ、弾圧を受けている先住民族の人たちの立場から、平和構築をするための活動を行っています。 → http://www.jummanet.org/

最近、この地域を理解するための入門書として、写真のような新書サイズのブックレットを書きました。
最新のデータも加え、読みやすく出来上がっています。デザインは運営委員の福澤さんがしてくれました。

申し訳ありませんが、書店販売しておりません。関心のある方はジュマ・ネットにお問い合わせを。
800円です。

重ねて・・・・「よみやすい」と思います。


NGOのアナログマインド

国際協力キャリア塾を始めます

長い間、ブログ書かなくてすいません。最近あったことをちょっとお知らせします。

少数ですが、「国際協力のプロになりたい・・・・・」と考えている学生がいて、よく相談に来ます。
「新卒でどこかの機関に就職できますか?」という質問に
「う~ん・・・・難しいかな。とりあえず就職して、経験をつんでは・・・」と答えることが多かったので、
アドバイス「やっぱりだめかも・・・・」とあきらめる方向に、学生をガイドしていたように思いました。

私も学生の頃、プロになりたいと愛知県の小さな町でもやもやしていたのに、こんなアドバイスしていていいいのだろうか!!!  と反省しました。静岡県で国際協力のプロになろうと発想する学生は、孤立し、そういった夢を完全燃焼する場が本当に少ないのです。
こうした私の中途半場な姿勢を反省し、この春から「国際協力キャリア塾」を学生とともに立ち上げることにしました。
先日説明会を開催したら、17名の学生が集まり、すぐにでもやるといった学生5名と、塾の基本構想をまずつくりました。

内容はおおまかにこういった感じです。
(1) 自己学習、自己研鑽が基本だが、仲間と情報交換し、励ましあう
(2) 最短で25歳で、どこかに就職することをモデルとし、その後の自分のキャリアパス10年計画を描いてみる
(3) そのために必要な採用情報を徹底して集め、学習計画をつくる。それを互いにシェアする
(4) 国際協力に必要な専門知識と語学を学習する
(5) プロの人を招き、キャリアパスの事例を聞く
(6) 期間は1年間とし、毎週夕方18:00~19:30を活動時間とする
(7) 少数先鋭で、やる気のある学生だけで構成する
(8) 結果的にプロにならない決意をしても、自分を責めず、開発途上国の人たちのことを思いやって生きる姿勢 
   を貫く

以上のような感じになりそうです。
5月18日が最初のスタート日になりました。

また、経過などをお知らせします。


静岡のNGO・フェアトレードは今

皆さん 久しぶりです。
おくればせながら、明けましておめでとうございます。
静岡のNGOの実態を知りたいと昨年から、いろいろと調べておりました。
ようやく、なんとか形になりました。
その研究発表会です。お近くの方はぜひおこしください。

下澤
------------------------------
「静岡のNGO・フェアトレードは今」
2011年度静岡県内の市民による国際協力活動の実態調査 研究発表会

●日時:2012年1月28日(土) 14:00~17:30
●場所:静岡文化芸術大学 南279号室
    静岡県浜松市中区中央2-1-1(お車での来場はお避けください)
●対象者:アンケートにご協力いただいた団体関係者、関心のある市民の方々
●申し込み方法:氏名、所属先をメールで t-shimo@suac.ac.jp (下澤)まで ご連絡いただき、事前にお申し込みください。

●今回の発表会の目的と内容について
今回の調査では、新聞、チラシ、ウェブサイトから集めた情報をもとに、156団体のリストアップしました。(国際協力グループ107団体、フェアトレードグループ49団体)アンケート送付した結果67団体より回答があり、さらにその中の13団体の訪問調査を行いました。
 当日は、集計結果と分析を発表とあわせて、グループのリーダーをお招きし事例発表、あわせて専門家からコメントもらい、今後の静岡の活動のあり方についてディスカッションを行っていきます。
 *事例発表者
    今井奈保子 (Teebom テーボム 主催者)
    小野田全宏 (カレーズの会 副代表)
    田村譲二 (認定NPO法人 ブッダ基金 事務局長)
    渡辺眞子 (静岡学生NGOあおい 副代表)
 *コメンテーター
    森本康裕 (JICA中部国際センター市民参加協力課 課長)
    門田一美 (名古屋NGOセンター 事務局次長)
 *司会:下澤嶽(静岡文化芸術大学文化政策学部 教員)
  (50音順 敬称略)

フィリピンのフェアトレード生産者が来日します

ひさびさの投稿です。

以下のようなイベントを大学でやります。
近い方はぜひおいでください。

------------------------------
フィリピンのフェアトレード生産者が来日します

 フィリピン最大のパヤタスごみ処分場周辺には多くの人が暮らしており、住民の約3割はゴミ処分場からリサイクルできる資源を集め、換金することで生計をたてています。ゴミ処分場での仕事は多くの危険を伴います。そこでクラス住民の生の声をお届けします。フェアトレード生産者団体SPNPのビーナ氏が来日し、日本の東海5県(愛知、岐阜、三重、静岡、長野)を巡ります。

日時:2011年12月2日(金) 18:15~20:30
場所:静岡文化芸術大学 南387号室にて(参加費無料)
浜松市中区中央2-1-1(JR浜松駅より徒歩15分。遠州鉄道「遠州病院駅」下車、徒歩8分。)

BEBENA D.CARDAMA 氏(ベベナ  カルダマ “ビーナ”)
フィリピン共和国パナイ島アクラン生まれ。パヤタス在住。
2000年 ICAN主催のクマのぬいぐるみ制作の技術訓練に参加。
2005年SPNPを結成。 2007年から3年間SPNP代表。
2009年あみぐるみ技術訓練講師となる。現在は SPNP監査役。

共催: 認定NPO法人 アジア日本相互交流センター(アイキャン)
    静岡文化芸術大学 フェアトレード・グループ りとるあーす
問い合わせ先: アイキャン(052-253-7299 吉田) E-mail:t-shimo@suac .ac.jp (下澤研究室)