朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -85ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

永遠の5歳児チコちゃん。インパクトあるねぇ!

テレビを点けたら、ついつい見てしまいません?

 

チコちゃんに叱られるで放送された365個の素朴なギモン。

暮らし・文化、食べ物、言葉、人体、イベント・スポーツ、科学、自然・環境のテーマ別に分けられて掲載されています。

 

「プールに入ると目が赤くなるのは?(→誰かのおしっこが入っているかも??)」

「なんで夜は暗いの?(→宇宙にはてがあるから)」

「なぜプリンは3個で売っている?(→お父さんが食べないから)」

「なんで鼻の穴は2つあるの?(→素敵な恋人を見つけるため)」

「裏声はなぜ出る?(→のどが諦めるから)」等々。

 

あたまの岡村さんとのかけあいが思い浮かんできます。

聞いたことあるハズのギモンなのに答えが出てこなかった?

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

 

番組のファンはもちろん、番組を見ていない人でも楽しめますね。

 

興味があるのでひとつだけ詳しく書きます。

「なんでラジオ体操には第1と第2があるの?」(→ラジオ体操は第1と第2でそれぞれ対象者が違い、第1は子どもからお年寄りまで誰もが気軽にできるよう簡単に作られています。第2は大人用として少しテンポが速く力強い動きになっています。ラジオ体操第一は、昭和26年に誕生して、第2は昭和27年に「大人向け」として始まったのです。)

 

 <目次>

はじめに 今こそすべての日本国民に問います。

この本の使い方

暮らし・文化、食べ物、言葉、人体、イベント・スポーツ、科学、自然・環境

 

【No1143】答えられないと叱られる?チコちゃんの素朴なギモン365 NHK「チコちゃんに叱られる!」制作班監修 宝島社(2022/07)

読書会は魂の交流の場だ。

文学を語ることは、わたしたち自身の人生を語ることなのだ。

どれほど取っ付きにくい本でも先入観なく受け容れ、どれほど忙しくても必ず読み終えてくる「永遠の文学少女たち」をわたしは心から尊敬している。

わたしはこのページのこの言葉が凄く胸に響いた……。

 

ヘミングウェイ「老人と海」、ヴィクトル・E・フランクル「夜と霧」、ゲーテ「若きウェルテルの悩み」、サン・デグジュベリ「星の王子さま」、モーパッサン「脂肪の塊」など、巻末の読書会課題本リストのうち、読んだことがある共通の課題本です。

 

読書による疑似体験によって、いままでの人生の倍以上生きてきた感があります。

成功よりも失敗をしないようにするために先人たちの事例から学んだらと常々思っています。

 

読書の質や量、内容が足元にも及ばないけれども、ぼくと同じ匂いや雰囲気を醸し出していました。

向井さんが紡ぎ出したほとんどのことばの意味が深くゆっくりとこころに伝わってきました。

 

司書、翻訳家の向井和美さん。

調べてみると多くの本を翻訳されておられます。

 

「読書という幸福」という題目にまず目が届きました。

本を語ることは人生を語ること。

読書生活を通して幸せに生きること。

読書が幸福となることを知っている経験者ならば当たり前なのかもしれません。

向井さんが見ている景色と同様なモノが見えてきたらしめたものです。

 

何か自分に示唆が得られる、大事なことに気が付けるような話が豊かにあります。

 

読書会に参加する人、読書会を主宰している人、書評を読みたい人、古典と呼ばれる文学を知りたい人など読書に関わる人たちにとって最適で有益な本でした。

 

(日本最大の読書会猫町倶楽部の臨場感あふれるレポートもあり)

 

4P

読書会の利点は、自分では手を出さないような本や挫折しそうな本でも、皆で読めばいつのまにか読めてしまうことだ。ひとりだったら途中で放り出していたかもしれない本でも、来月までに読んでいかねば、と思うと辛い頁も乗り切れる。生や死や宗教など、日常生活ではまず口にしない話題でも、文学をとおしてなら語り合える。さらに、ほかの人の意見を聞くことで、自分では思いもかけなかった視点を得られるのも読書会の醍醐味だ。ひとりで本を読み、物語の世界を味わう段階から一歩踏み出し、読書会という場でアウトプットすることで、自分の考えがはっきりとした形になっていく。つらい出来事があって鬱うつした思いを抱えているとき、それを文章にしてみると気持ちがすっきりすることがよくある。同じように、読書会で自分の考えを存分に喋り尽くすと、帰りには不思議とすがすがしい気分になっている。

(中略)

本を開いてページをめくれば、はるかかなたの時代から登場人物たちがやってきて、するるとわたしの心の中に入り込む。そして彼らはいっときそこに棲みついて、パリの街角を闊歩し、かなわぬ恋に苦悩し、夢を抱き挫折する。その姿をわたしは最後まで見届けたあと、ゆっくりと本を閉じる。本を一冊読み終えるたびに、人生を十年ほど余計に生きたような気持ちになる。わたしはもう何百年生きたことだろう。

 

6P 読書会を楽しむための作法

1 できるだけ欠席しない

2 課題本は必ず読み終える

3 ほかの人の意見を否定しない

4 課題本を敬意をもって。リスペクトする。

5 ひとりで喋りすぎない

6 雑談をし過ぎない

7 参加者同士、互いの生活に入りすぎない

 

12P 読書会の効用

1 自分では手を出さないような本や途中で挫折しそうな本でも、みなで読めばいつのまにか読めてしまうことだ。

2 日常生活ではまず口にしない話題でも、文学を通してなら語りあえるということだ。読書会は魂の交流の場である。

3 本の感想や意見を人前で話せるようになることだ。

4 同じ本を読んできた参加者から、さまざまな意見を聞けること。自分では思いもよらなかった視点を与えてもらえるのは、読書会の大きな魅力のひとつだ。

5 参加者の人間性を垣間見れることだ。どんな本を読んでいるか、その本を読んでどんな感想を持ったか、それを知れば、その人がどんな人かを知る大きな手掛かりになる。

 

16P 読書会の形式

1 おすすめの本を紹介し合う会

2 朗読を採り入れた会

3 輪読形式の会

4 同じ課題本を読んできて話し合う会。同じ本を読んできて語り合うこのやりかたが読書会の醍醐味を味わえる

 

21P 読書会を成功させるためのヒント

1 日時と場所をどうするか

2 課題本選び

3 参加者に年齢差、性別、職業など多様性を持たせる

4 程よい距離感をつくって読書会以外にも交流の場を作る。

5 問題意識を高めておく

6 話し合いの内容を記録しておく

 

 <目次>

はじめに 本をとおして人とつながる

1 読書会に参加してみよう

2 読書会に潜入してみる

3 司書として主催する

4 文学に生かされて1

5 文学に生かされて2

6 翻訳家の視点から

7 読書会の余韻に浸る―「読書会報告」から

おわりに そして読書会は続く

付録・読書会報告 『失われた時を求めて』を読む

あとがき

 

翻訳家。東京都内の私立中高一貫校の図書館司書。早稲田大学第一文学部卒業

表紙の「医師の常識を疑え!」が気に入りました。

 

乳がんを切らない「乳房温存療法」をいち早く取り入れ、その療法を確立させた意志の強い医師。また「抗がん剤は効かない」、「がんもどき理論」がんもどきなのでガンは切らないほうがよいと巷をある時期席巻していた近藤誠医師の本。

 

高血圧などの基準値を低くしないでほしい。

異常な値が出やすくなります。

ほんとうは、血圧を下げるクスリが必要でない人もいるのではないでしょうか。

原因のほとんどが加齢によるものだそうです。

3P 

「生活の質を保って長生きをする」を目的にすえ、医者を50年間近くやってきた僕が、いちばん自信を持って言えるのは、「病院によく行く人ほど、クスリや治療で命を縮めやすい」ということです。医者にかかればかかるほど検査が増えて「異常」が見つかり、クスリを飲まされたり、手術をするはめになります。

4P

クスリを売るために「基準値」を低めに設定し、病人を増やす行為が横行しています。

5P 

健康診断や人間ドッグで見つかる病気を、僕は「検査病」と呼んでいます。検査病の典型は、高血圧や糖尿病、高脂血症などの「生活習慣病」です。

ある医師が言ったことですが、「検査をすると、面白いほど異常が見つかる」「まるで」釣り堀の魚のようだ」と。

 

空気感染するので、マスクをしていても、細かいのでマスクを通ってしまい意味がないという。

これは本当なのかどうか!

実証を踏まえた真実を知りたい。

誤った情報で世間を惑わせるミスリードにならないよう、しっかりと吟味してもらいたい。

 

政治家による国民のための判断を!

もし近藤医師のような意思の堅い政治家がいたならば、マスクの今後の取扱いなどを的確に指示、判断されるのではないか!と思います。

 

396P

・空気感染がコロナの主軸

欧米の医学界ではとっくに「空気感染がコロナの主たる経路」に切り替わっているのに、日本ではコロナ対策を発信する立場の人が、いまだに「コロナは空気感染しない」と言っています。

・感染予防対策の有効性

新型コロナは空気感染するので、一般のマスクなんてまったく役に立ちません。

コロナもインフルエンザもウイルスの粒子はほぼ同じで、マスクなんてカンタンに擦り抜けるから当然の結果です。それでも「無意味だから、もうはずそう」とは専門家は言い出しません。

・手洗い、うがい、消毒

手にウイルスがついている状況なら、空気感染で体内に付着していると考えられるので無意味です。うがいも、ウイルスは粘膜に接触したとたんに粘膜細胞に入って感染が成立するからです。

・アクリル板、ビニールカーテンの仕切り

空気感染ですから、まさにナンセンスです。むしろ仕切りのせいで換気や気流を妨げられてクラスターの原因となり逆効果という実験結果も報告されています。

全くの科学的根拠(エビデンス)が出ているのに、政府も専門家も率先して、「マスク、手洗い、うがい」を強調してきた手前、いまさら引き下がれないのでしょう。

 

 <目次>

はじめに

1章 健康診断・人間ドックは受けてはいけない。「生活習慣病」の真実(健康診断、人間ドック、ずさんな基準値。「生活習慣病」、「サプリメント」「漢方」の重大な副作用 ほか)

2章 専門医が教える本当の話「がん検診」の真実(子どもは「脳腫瘍」「白血病」の発症リスクが激増、腫瘍マーカー、前立腺がん腫瘍マーカー「PSA」 ほか)

3章 怖いほどよくわかる「ワクチン」の真実(必要性、有効性、副作用で検討する「ワクチン接種」、高齢者肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチン、新型コロナワクチン)

 

1948年生まれ。1973年、慶應義塾大学医学部卒業後、同医学部放射線科に入局、その後、同医学部講師となる。2014年に定年退職。2012年、「乳房温存療法のパイオニアとして、抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療における先駆的な意見を、一般人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績」により、「第60回菊池寛賞」を受賞。2013年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所セカンドオピニオン外来」を開設し、膨大な患者の悩みに寄り添い、また講演、執筆活動に多忙な日々を送る。

 

【No1141】「延命効果」「生活の質」で選ぶ。最新やってはいけない!検診事典 近藤 誠 講談社(2022/05)

誰もが自分らしくいきいきと暮らせる社会に向け、LGBTQ+などセクシャル・マイノリティ(性的少数者)の人たちを自分のこととして捉える社会になっていくといいよなという願いを込めて作られた本でした。

 

セクシャル・マイノリティーは、戦国時代からいることだったことを書物から先日知りました。

また、日本国内で実施された博報堂などの調査結果によると、8%から10%の人がセクシャル・マイノリティーであると自認しているとのことです。

10人のうち1人がそのようであるということになります。

その他と比較すると少数かもしれませんが、自分には全く関係がないとは言えないことになります。

 

この本のなかで「Ally」という言葉に目が留まりました。

英語では「味方」や「仲間」の意味を持つ単語です。

LGBTQ+の当事者ではないけども、LGBTQ+を理解し偏見や差別を持たずに当事者に寄り添う人のことを言うとありました。

 

ひと言で言うと「多様性のある社会」が認められればと思います。

 

このAllyの輪が広がり、セクシャルマイノリティーの人たちがあえて意識せず当たり前に自分のことを話せる(アウティング(本人の同意なく暴露)ではなく、カミングアウト(自分自身のことを周囲に開示)など)ことができ、普通に周りにいて自分らしく暮らせる世の中になればよいと思います。

 

いずれにしても、性別や性自認、性的指向の違いはあっても、同じ釜の飯を食った仲間や心を置けない友達であるならば、一人の人間としてその方を信頼や信用をしていきたいと僕は思います。

 

 <目次>

はじめに 今なぜLGBTQ+について知ることが大切なのか

LGBTQ+を自分ごととして捉える

LGBTQ+と日常生活

LGBTQ+と法律・制度

LGBTQ+と文化・表現

おわりに 誰もが自分らしくいきいきと暮らせる社会に向けて

用語集&索引

 

【No1140】図解でわかる14歳からのLGBTQ+ 社会応援ネットワーク 太田出版(2021/09)

ずっと読んでいても飽きが来ず続きが待ち遠しく愉しみとなる話だったと思う。

二人のきたさん。文庫売りの北一と湯屋の釜たきの喜多次が市中の出来事に四苦八苦・東奔西走しながら解決していく物語だった。

 

文庫屋として独り立ちした北一。この文庫づくりを手伝っている欅屋敷の若・栄花や用人の青海新兵衛、末三じいさん。北一の岡っ引き見習いを応援しているのが亡き千吉親分のおかみさんの松葉、差配の富勘や回向院裏の大親分政五郎、政五郎の元配下で過去の事件をくまなく記憶している町奉行の文書係の三太郎、通称「おでこ」、本所深川同心の沢井蓮太郎、検視の手練れで与力の栗山周五郎、九崎村の半次郎など多彩な仲間が出てきている。

千吉親分が亡くなっていたのは残念だったが、こんな人たちが物語を彩りよくして物語の話に深みを増していた。

 

二話の「おでこの中身」と三話の「人魚の毒」は一続きのお話だ。

倹しくも幸せに暮らす弁当屋一家三人が毒殺された凄惨な事件、北一も義憤に駆られ見習いとして調べ動きまわるのだった。

 

ときが現代に変わっても、時代劇の侍のような粋な生き方や北一のような義理と人情はいつまでも変わらずありうべきものだと思う。

事件を通じて成長していく北一の姿を見ているだけですがすがしい気持ちとなった。

おわりが未解決となり、その犯人のお蓮が行方知れずとなった。

つぎの物語への展開にお蓮が絡んできそうな感じがする。

きたきた捕物帳は、二作目だがなにか長く読み継がれるシリーズものとなる予感がした。

 

 <目次>

子宝船

おでこの中身 

人魚の毒

 

1960年東京生まれ。「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、「理由」で直木賞、「名もなき毒」で吉川英治文学賞を受賞

 

鎌倉時代、案外面白い!

後三条天皇、白河上皇、鳥羽上皇、崇徳上皇、後白河法皇、以仁王、藤原忠実、藤原頼長、藤原信頼、安倍晴明、大江匡房、鴨長明、平正盛、平忠盛、平清盛、平重盛、源為義、源義朝、源頼朝、木曾義仲、信西、西行、文覚、運慶、北条時政、北条政子、北条義時、三浦義明、上総介広常、千葉常胤……等々。

変革期に現れる混沌の中、光明を見いだして新しい時代を切り拓いてきた人物たちが傑出していた。武士が出現する前提条件にある院政誕生からその足跡を辿っていた。

中世にスポットライトを当てそこに関わってくる主要な人物を取りあげて歴史を学ぶ醍醐味をいただいた。

中世を形づくっていった立役者たちの成功と失敗からは、学ぶべきことが多いと思う。

これら人物やそもそも時代が面白いというのでなく、平家や源氏の栄枯盛衰からどうしてそうなったのか、その時々の究極の選択時などで、現代が歴史から学べることがたくさんあるものと思った。

 

 <目次>

はじめに 

序章 因果応報の中世と院政(「日本」誕生の矛盾に挑んだ後三条天皇、政治を省みなかった白河上皇の大罪)

第1章 保元の乱と信西政権(平清盛を先駆けた信西の凄味、源平時代の幕を開いた藤原頼長の狂気 ほか)

第2章 “平家にあらずんば”の功罪 平治の乱と平清盛(新時代の到来を見通せなかった天下人・平清盛)

第3章 第二の清盛になりかけた源氏の棟梁たち(“運”に左右された“鎌倉殿”源頼朝の真骨頂、天下を取りそこねた“旭将軍”木曾義仲 ほか)

終章 “鎌倉殿”を支えた人々(頼朝の愛弟子・北条義時、思いがけず鎌倉幕府を背負う、仏師・運慶、創造者必須の条件 ほか)

 

歴史家・作家。1958年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、奈良大学文学部研究員を経て、現在は大学・企業の講師を務めながら、著作活動に勤しんでいる。内外情勢調査会講師。中小企業大学校講師。政経懇話会講師

 

【No1138】鎌倉幕府誕生と中世の真相 歴史の失敗学2変革期の混沌と光明 加来耕三 日経BP(2022/06)

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」

日本が抱える海洋諸問題を基礎からわかりやすく学ぶことができる本だった。

 

日本の国境で何が起きているのか?

それを分かるため、領土と国境、ロシア、中国、台湾などの他国の立場や状況、歴史、経緯などを知る必要があった。また不法占拠された土地や侵略の危機が迫っている島があることを知った。

 

日本が(国内はもちろん)他国に対してもはっきりモノを申せる態度を取ってほしい。

正しい証拠や知識を手に入れ、例えば、国際司法裁判所などを使って、世界に対し事実と正しい内容で正々堂々と主張すべきだと思った。

 

309P 諸問題を解決するための最善策は、国境離島で人々が豊かに暮らせる環境を整備する。人が暮らしていれば、他国の侵入に備える監視の目も行き届き、やすやすとと侵入者を上陸させることはない。

 

 <目次>

はじめに 日本という豊かで美しい国で、人々が平穏に暮らせるように

第1章 「領土」「領海」、そして「国境」ってなに?(日本の国境で今、何が起きているのか?、国境は、いつ、どうやってできたのか? ほか)

第2章 尖閣諸島とは、どんなところか?中国が奪いに来る、その狙いとは?(尖閣諸島とは、どんなところか?、尖閣諸島に人は住めるのか? ほか)

第3章 竹島って、どんな島?韓国とどんな攻防があるのか?(竹島とは、どんな島か?、子供の頃から歌で領土教育をする? ほか)

第4章 「北方領土問題」とは何か?ロシアとの間で、解決の糸口はあるのか?(北方領土とは?、北方4島はどんなところなのか? ほか)

第5章 日本の海を守り、日本人の生活を守る(領土問題を法的に解決する国際機関はないのか?、「尖閣は国際司法裁判所で争えばいい」のか? ほか)

あとがき

おわりに 国境問題解決の最善の策とは

参考文献

 

東海大学静岡キャンパス長(学長補佐)・海洋学部教授。博士(経済学)。1962年千葉県生まれ。学習院大学卒業後、東洋信託銀行入行。91年、日本船舶振興会(現・日本財団)に移り、海洋グループ長、海洋船舶部長などを歴任。2009年より現職。北朝鮮工作船の一般展示や沖ノ鳥島の有効利用案の提示など、斬新な海洋関係事業を数多く実現。海賊問題、沖ノ鳥島、対馬、尖閣諸島などの問題をいち早く提起した

 

【No1137】日本の領土と国境 尖閣・竹島・北方四島問題を解決する 山田吉彦 育鵬社(2022/05)

父親はテレビでおなじみの経済アナリストの森永卓郎氏。

学ぶ機会が少ないお金についてわかりやすく解説している。

お金の機能や役割のほか、為替や投資、貨幣理論にまで触れており内容が多岐にわたっているが優しく分かりやすく書かれている。

 

基本に戻って考えてみると、学生時代に金融教育の必要があったのではないかと思った。

23P 貯めることが良いこと?使うことは悪いこと?

機会費用(Opportuniy Cost)、最も満足度が高い選択とそれ以外の選択をした場合の満足度の差を考える。

何のために貯金するのか。

使う(Spend)、貯める(Save)、増やす(Invest)、寄付する(Donate)の4つの目的のため。

 

常識を疑う必要があったのではないか。

低成長時代でバブル崩壊以降の「失われた30年」。

経済政策、財政政策、金融政策等が日本経済にしっかりと対応していたのかどうか。

間違った考え方に基づいて政策を進めていなかったのかどうか。

 

263P

・預金はお金が持ち込まれて発生するのではなく、貸し出しをすることで発生すること。

・金利を下げれば、家計や企業が借り入れをして投資や消費をすると思われていたが、実際はそうならなかったこと。

・国債を大量に発行すると円の価値が急落し、ハイパーインフレになると言われていたが、1年間で100兆円以上の国債を発行しても円の価値は急落せず、むしろデフレになっていること。

 

267P

しっかりと歴史的な事実を認識しつつ、長いこと一般的とされていた誤った考え方から柔軟に考え方を変えられる人が増えて行けば日本は変わるでしょう。

 

あえて今からでもお金の知識と教養を身につけるべきこと、これまで当たり前だと思われていたことが歴史から見てみると間違っていたのではないかと考えてみることを教わり今後に活かしていきたいと思った。

 

 <目次>

プロローグ お金の常識って何だろう?

1章 「使う」「貯める」「増やす」お金の基本を知ろう!

2章 お金を稼ぐことについて教えて

3章 将来のお金はどうやって蓄えればいいの?

4章 最新のお金について教えて

5章 そもそもお金はどうやって世の中を回っているの?

エピローグ 新しいお金の考え方

 

金融教育ベンチャーの株式会社マネネCEO、経済アナリスト。証券会社や運用会社にてアナリスト、ストラテジストとしてリサーチ業務に従事。その後はインドネシア、台湾、マレーシアなどアジア各国にて法人や新規事業を立ち上げ、各社のCEOおよび取締役を歴任。現在は複数のベンチャー企業のCOOやCFOも兼任している。日本証券アナリスト協会検定会員。

柚月裕子さんのミステリー、ホラー、サスペンス、ユーモアがある短編集。

 

ぼくは、このなかで「泣く猫」が印象に深く残った。

133P

母は娘から見ても、人目を惹く容姿をしていた。若い頃の母を見たら、女性の多くが、あんな美人に生まれたかったと思うだろう。しかし、母にとっては、美しく生まれたことが災いだった。男好きな女が、男が好みそうな体つきをしていたことが、母の孤独な人生の根幹だったのだと思う。

 

主人公の真紀の母がアパートで孤独死した場面から始まる。そしてマキという名の猫がこのアパートに入り込んできて鳴き始めた……。

真紀が小学生になったころから彼女の母が外泊を繰り返すようになった。

何度も男と別れを繰り返しても我が子を捨てて男のところに行く。

真紀は、なんども児童養護施設に預けられるのだった。

 

子に恨まれ我が子を捨て好きになった男に走り男に捨てられ辿った孤独な哀しい女の末期。

なんとも哀れなものだ。

小さい時にひとつの布団に一緒に入り後ろから抱きしめられたことを思い出して、ひどい母だった。でも血を分けた肉親だからと。

ずっと疎遠だった実母の死に際して、マキという猫は、声を上げて泣きたかった真紀の気持ちを代弁していた。

論理的にうまく説明できないけれども、この話に共感できる気がした。

 

 <目次>

チョウセンアサガオの咲く夏

泣き虫の鈴

サクラ・サクラ

お薬増やしておきますね

初孫

原稿取り

愛しのルナ

泣く猫

影にそう

黙れおそ松

ヒーロー

 

1968年岩手県出身。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。18年『盤上の向日葵』で「本屋大賞」2位

還暦を間近にした主婦の澄子は、長年続く夫からのモラハラに我慢の限界を感じていたのだった。

結婚を止めることは関係者の判断によるものなので、関係のない者がどうこう言うべきではないが、暴力をふるったり病気にさせるのはもってのほかだと思う。

 

妻に頭痛、めまい、動悸、不眠、情緒不安定などが調子の悪さが発症していた。

夫源病という名の病名が出てきたが、正式な医学的な病名ではないらしい。

夫の言動によるストレスで妻の更年期障害を誘発したり悪化させることを意味する言葉だった。

 

夫婦は、もちろん元は赤の他人であり、育ってきた環境や好きな趣味や持ち前の性格などが違うのは当たり前だ。

結婚した当初は、盲目であばたもえくぼに見えたかもしれない。

いっしょに暮らすことでいつまでも隠し通しているわけにもいかず、暴力やハラスメントなどの素が外に現れ出てきたとしたら?

自分の許容範囲に収まることができなくなると、きついストレスにもなる。

夫婦は、互いに我慢したり譲り合う気持ちがないとうまくいかないものだが。

先人たちは、子はかすがいと上手く言ったものだが、いまは少子化の最中、生まない選択をする人のほかに、生みたくても産めない人もいる。

 

プライベートな距離も必要かな。

友人関係においても、もちろんここからこれ以上中に入らないでという距離感がある。

親しくなると好きなものがわかってくるのと同時に、何を言えば相手が困るのかもわかってくる。心の傷に残るくらいに落ち込ませることもできよう。

親しき中にも礼儀あり、

親しき夫婦にも距離は必要ありだと思う。

 

世の中には、仲が良い夫婦もたくさんいるので、すべてがこうなわけではない。

ひとつ案として、お互いに感謝する気持ちが必要か。

掃除、洗濯、ご飯を作ってもらうことなどが当たり前な行為ではなく、有難いこととして相手に感謝する。

「ありがとう」という言葉と態度を実際に示すのだ。

人の振り見て我が振り直せ。

 

自分自身を大切にするためには?

短い人生を楽しむためには?

気づいたときにこんな風に対応していかねばならないと思われるほどに他山の石となる内容のお話だった。

 

245P

「雑誌に書いてあったんだけど、日本人は自分が幸せかどうかよりも、人から幸せそうに見えることの方が大切なんだってさ」とリンダが言った。

 

291P

一日は24時間なんかじゃない。

離婚して最初に思ったのはそのことだった。

時間というものが、不思議な生き物のように、長くなったり短くなったりするものだとは知らなかった。あんなに時間が足りなくて、常に時間に追われていたのに、今ではゆったりと時が流れている。

 

295P

もっと早く別れればよかったよ。あんな生活にひたすら耐え、人生を無駄に消費してしまった。人生の貴重な時間だけじゃなくて、健全な精神までをも。

今思えば、子どもの年齢に関係なく、つまりね、子どもたちが幼かったときでも、一歩踏み出そうと思えばできたと思うし、そうすべきだった。なぜそうしなかったのか。それはきっと、当時は人生の短さが実感できていなかったし、周りの目を気にして、自分自身を大切にするという最も肝腎なことが心の中に育っていなかったからだと思う。

(中略)

今は正真正銘の一人暮らしだから、本当にしっかりせねばと思うようになった。だからこそ、柄にもなく誰彼構わず愛想よくして、感じのいい人になろうと努力するようになったんだと思う。

町の噂や人の目は、思っていたほど気にならない。だって、人生の残り時間が少なくなった今、楽しんだ者勝ちだと本気に思うから。

どうせ人間みんないつか死ぬんだしね、もしも離婚せず、あのままの生活を死ぬまで続けていたらと想像するとゾッとします。

人生短いんだから楽しまないとね。

 

1959年兵庫県生まれ。「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し、デビュー。ほかの著書に「老後の資金がありません」「結婚相手は抽選で」など。