朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -84ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

○○代を無難に生きるな等、年代別「生きるな」シリーズのすべての年代に通ずる総集編的位置づけ本。

他者の言いなりになって動いたとしても、その人が責任を取ってくれるわけではない。

どうせ責任を負うならば自分で道を決めたほうがいい。

人生は、自分勝手なくらいのほうがちょうどいいと。

 

以下、ぼくのこころに響いた箇所を取りあげてみた。

 

御縁があった今の仕事を精一杯やることで何か先に見えてくる。

また我武者羅に頑張っていると見てくれていてちゃんと評価してくれる人がいるものだ。

79P「ビジョン型と価値観型」

博多の歴女白駒妃登美さんの言葉を借りると、「目標追求型と天命追求型」のことである。

つまり、前者は、自分の目標をはっきりと立てそこに向かって必要なことを一つひとつクリアしていきながら理想のゴールにたどり着くことだ。

プロ野球のイチローや大谷翔平がまさにこのタイプと言える。

後者は、未来のゴールはどこかぼんやりしているが、いま自分の目の前にある仕事や、目の前にいる人に対して全力で向き合うことでまわりからチャンスがやってきて、それを一つひとつクリアしていくたびに自分が本当にやりたかったことへとたどり着くのだ。

戦国時代の豊臣秀吉がこのタイプであり、成功者にはこのタイプが多いと書かれている。

80P この価値観型の三つの軸

1 自分の生き方としてかっこいいのか、悪いのか。

2 自分にとって楽しいのか、そうでないのか。

3 自分にとって善なのか、悪なのか。

自分のやり方を通して全力で取り組んでいくことだ。

 

仕事を楽しくする方法を多くの人が知っていればよいのではないかと。至ってシンプルな至言だ。

160P 今の仕事を一気に楽しくする方法

仕事が突然、面白くなる秘密の荒技。仕事もプライベートも充実する荒技。

「あれこれ考えることを一旦やめて、今のやるべきことを全力でやってみる」ことだ。

最初は意味など考えず、「もうこれ以上できない」というくらいまで没頭することでだんだんと楽しさが見えてくる。

 

挫折や失敗した人の方が、立ち直ってくるまでに寄り道をしてよく見て考えて行動してきたこともあって話を聞いていて面白い。

215P 人間力の高さは挫折と失敗の数に比例する

 

 <目次>

はじめに あなたは、誰に好かれたい?

第1章 「誰かの人生」を生きていないか?

第2章 「いい人」で終わっていいのか?

第3章 やりたいことなんか今はわからなくていい

第4章 親や先生の言いなりは、そろそろ卒業しよう

第5章 言いなりではなく、自分の意志で仕事をする

第6章 言いなりから抜け出す「自信」をつける方法

最終章 人生を言いなりで生きるな

おわりに 本当の「絆」とは何か

 

株式会社人財育成JAPAN代表取締役。大分県中津市生まれ。2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店した「ダイニング陽なた家」は、口コミだけで県外から毎年1万人を集める大繁盛店になる。自身の経験をもとに体系化した「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、全国で多くの講演、セミナーを実施。「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演の累計動員数は45万人にのぼる。2016年より、拠点を東京都港区麻布に移し、現在は経営、講演だけでなく、執筆、人材育成、出版コンサルティング、イベント主催、映像編集、ブランディングプロデュースなど数々の事業を展開する実業家である。著作業では2020年より、ビジネス書部門の年間累計発行部数で国内著書ランキング1位を2年連続で獲得。著書に100万部を突破した『人は話し方が9割』(すばる舎)のほか、累計発行部数は300万部を超える

 

思考を停止させ行動を制限する「ブレインロック(社会的洗脳)」

これを解除して人生の可能性を広げていこう!

少し道に迷っている時や気持ちをUPしたいときなどに読みたくなる作家さんです。

勝間塾に入っている友人がいます。

勝間和代さんの言葉には信頼感と力強さがあり、会いたくなるくらいに魅力的な人間だと思います。

「断る力」、2009年2月に発刊された彼女の本です。

「NO」という意思表示で手を前に挙げて深紅のデザインでありとても目立ちました。勝間さん自身の並々ならぬ決意あふれた表情があり内容にも示唆に富んでありました。

その当時、読んでいても言葉があまり入ってこなかったことがようやく最近は入ってくるようになってきました。それはあれから今までの乱読気味の読書のお陰です。

 

・社会人なら生命保険に入っておくべき → 限られた人以外は、ほとんどの保険は不要だ

・好きな仕事をただ選ぶのではなく、「自分が息を吸って吐くように出来ることに対して、褒めてくれるところへ行けばいい」

・起業は大きな博打ではない → 起業の成功を左右する一番のポイントは、「競争が激しくないかどうか」

 

ブレインロックとは、知らず知らずにかけていたと思います。

外していきたいものです。

社会的洗脳のことをいいます

4P 「この先は危険地帯だから、入ってはいけない」「この線の内側にいれば安全だから、ずっとここにいよう」これが、脳の境界線です。脳が勝手に自分の限界を作り、ロックしてしまうことで、思考や行動に制限が生まれてしまうことになるのです。

6P 

ブレインロックにかかっていると、どんなに優秀な人でも、人格的に優れた人でも、あっさりとパフォーマンスを落としたり、不合理な判断をしたり、重要な機会を損失したりしてしまいます。

ブレインロックは事実と関係なく無意識に「自分にはできない」と自分の選択や能力を制限してしまうからです。

 

ここが重要な箇所です。

11P 

ブレインロックを解除する要素とは何かというと、適切な新しい情報です。自分とは異なる価値観や常識の外にあった情報に触れることで、自分の思い込みや古い常識に対して、初めて疑いの気持ちを持つことができるようになります。

 

ブレインロック・社会的洗脳から自由になったら!ブレインロック解除のメリットです。

81P 

・時代や環境、人間関係の変化に適応しやすくなる

・あらゆる能力のパフォーマンスが上がる

・ほかの人よりも抜きん出て、お金、時間、気持ちに余裕が生まれる

・行動や考え方に多様性が生まれる

・人をうらやんだり。攻撃したい気持ちが亡くなって平常心が保てる

 

ブレインロック解除のためには、「社会人なら生命保険には入っておくべき」などの第3章のケーススタディに具体的な方策が書かれてあり参考になりました。

269P

楽しく働いたり、お金を十分に稼いだり、人と楽しく付き合うための能力は、あなたの身の内に確実に存在しています。

能力を開放するには、自分の身の内にあるブレインロックの存在に気付くことが第一歩となります。次の一歩はできるだけ多くの情報をかき集め、その一つひとつを能力解放の鍵とすることです。恐れず、ためらわず、どんどんロックを外していきましょう。今まで見えなかった選択肢や考え方が次々と見えてくるはずです。

 

「お金を稼ぐ生活習慣」です。

このなかでどれだけができるか、やろうと思ってすぐやるのかどうかで方向性が決まります。

1 お酒は稼ぐ力を削ぐためにわざわざお金を消費するので、飲まない

2 企業がお金を吸い取るための洗脳をする広告やテレビは見ない

3 健康な体は最大の資本。健康維持にはお金をかける

4 お金を使うのは投資や自己投資など、後々お金を生むことにつながるときだけ

5 ブランド品や高級車、高級腕時計やジュエリーなど、自分の見栄を満足するためだけのものにお金を使わない

6 お金を稼ぐために長時間労働はしない

7 お金と同じぐらい時間の消費を避ける

 

 <目次>

はじめに 

第1章 あなたの思考は無意識にロックされている(ブレインロックがかかる3大原因、お金、能力、機会を奪うブレインロック、ブレインロックから解放されるために)

第2章 ブレインロックを外す8つの技術(自分の価値観を疑う、他人の価値観に触れる、「質より量」と考えて情報をたくさん集める ほか)

第3章 ブレインロック解除のためのケーススタディ(「お金」のブレインロック、「仕事」のブレインロック)

おわりに 

 

経済評論家。株式会社監査と分析取締役。中央大学ビジネススクール客員教授。国土交通省社会資本整備審議会委員。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JPモルガンを経て独立。ウォール・ストリート・ジャーナル「世界の最も注目すべき女性50人」選出。エイボン女性大賞(史上最年少)。第1回ベストマザー賞(経済部門)。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leaders。少子化問題、若者の雇用問題、ワークライフバランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言

著書に「勝間式金持ちになる読書法」等多数

 

【No1151】できないのはあなたのせいじゃない ブレインロック解除で潜在能力が目覚める 勝間和代 プレジデント社(2022/05)

課長や部長などの長が付く一部の正社員を除き、コールセンターのスタッフのほとんどが約1400円の時給で働く年収200万程度の非正規の派遣社員だった。

 

正社員採用の難しさを感じて、ギリギリの線上で生きている非正規の経済的・精神的な不安定さを目の当たりにしてしまった。

 

au、トレンドマイクロ、三井住友、メリルガン証券、NTT……。ドコモ携帯料金コールセンターやパイオニアのプラズマテレビリコール受付、iDeCoコールセンターなどで該当会社の名前を電話で名乗るが、実は派遣社員として勤務した吉川さんのコールセンターの実態とクレーマーとの手に汗にぎる闘いの記録を垣間見たのだった。

 

ある仕事のとき、社外からの厳しい苦情を受けたことがあった。

その時の言葉は思い出したくないくらいに心に深く痛く刺さった。

心療内科医のように、聞いたことをそのときだけにして聞き逃してしまえばよかったのだがなかなかそういかなかった。

あとにひかないよう会社にいるときだけにしておけばよいのだが、家に帰って思い返してしまうのが必定だったことを思い出してしまった。

 

派遣社員のオペレーターが対応出来なくて、SV(スーパーバイザー)に電話を代わる所はリアルさを感じた。

吉川さんは、感情をうまくコントロールできる人なのでしょう。

よくぞこの酷い時間を乗り越えてこられたなというのが率直で有り体な感想だ。

 

4P 苦情を言われるというレベルではない、わめかれ、キレられ、怒鳴りつけられる。平穏な時間が流れるオフィス街の中、一歩コールセンターに足を踏み入れれば、別世界に迷い込んだという錯覚を起こさせるほどの非現実的な日常がそこにはあった。私がオペレーターとして最初に働きはじめたコールセンターはそんな場所だった。

(中略)

知られざるコールセンターの実態だけでなく、電話する側と受ける側の生々しい攻防、生きる人たちの人間模様を描いた、すべて私が実際に体験したことである。

 

吉川さんの面白い!?語録を取りあげてみた。

彼の心意気が伝わってくる。

ぼくなりに換骨奪胎して別の仕事の機会で役立てたい。

 

50P 役立ちそうにない方法ばかり

ある本には、クレーム電話を終了させる方法として「丁寧に断って電話を切る」とあった。これではなんの解決にもならない。別の本の「数分我慢すれば、ほぼ解決」というのも意味がない。「クレーマーを宇宙人だと思え」というのは心構えという点では役に立った。

「もっとも手強いクレーマーは常識を持ち合わせていない人」これには頷けた。彼らは人には理解できない独自のルールで生きていたり、人の話に耳を傾ける力をそもそも持ち合わせていなかったりする。

 

97P 応対のレベル

経験の差が如実に表れる。場数を踏んでいる人ほど上手だ。相槌の打ち方ひとつとっても違う。

 

97P コールセンターも千差万別

言葉の使い方から厳しく指導されるところもあれば、とにかく本数をこなせばいいというところまでさまざまだ。あとになっても役に立ったのは、やはり厳しく指導されたところで身についた技術だった。

 

103P 長く働いているらしい人たち

貫禄があり存在感もあるのでベテランのように思えた。しかし、実際は1から2カ月前に入った程度なのかもしれない。それがコールセンターという場所なのだ。

 

108P 発信の電話はこんなにも楽

もちろん発信の仕事でも、目標とする獲得件数があり、そこに達しないと叱責されたり、辞めさせられる職場もある。私の経験では、給料はいいが厳しい職場環境のところで限界まで頑張るより、給料はそれほどよくなくても無理せず働ける職場のほうが、結果として安定した生活を送ることができた。

 

111P クレームの種

オペレーターがいくら神経を使ってもクレーマーは穴を見つけて突いてくる。何も言っていないのに「なんでだよ!」一辺倒で責め立ててきたクレーマーもいた。

 

136P コミュニケーション能力

面接で「コミュニケーション能力が高い」と言われた。落とされてもいい、と相手を飲んでかかったことでいつもより口が回ったからだろう。

 

170P 面倒な電話

面倒な電話を取らない限り、仕事は上達しない。それはわかっているのだが、面倒な電話は神経も体力も使うのでできれば避けたい。体力は使うが、神経は使わない発信の電話のほうが私は好きだった。

 

171P 応対履歴を入力

要点だけを簡潔に書いてあるのが読んでわかりやすい。長いだけでまとまりのない応対履歴は読みにくく何を言いたいのかもわからない。私もオペレーターになりたてのころは無駄に長い応対履歴を書いていた。ベテランの書き方を真似して簡潔に書けるようになった。

 

吉川さんは、以前にハローワークの勧めで職業訓練を受けて介護福祉士の資格を取っていた。このためコールセンターを辞めたあとに福祉の仕事に就けた。

コールセンターでお客様の話をじっくり聞いた経験などをいまの職場で活かしているのだった。

終わりよければすべて……。

 

206P

私はもともと楽天的で夢見がちな人間だった。自分の未来は、前途洋々だと信じて疑わなかった。

しかし、実際に歩んだ道はそうではなかった。登りの勾配が多く、時として受け入れ難い現実と向き合わされた。それでもそんな道を歩いてきたから、この先充実した今を生きることができるのだろう。

私はこの春で55歳になる。サラリーマンなら早期退職に応募したり、定年後の人生を考えはじめるころだろう。

しかし、私はこの年齢になって、やっとスタートラインに立ったような気がしている。

 

 <目次>

まえがき ひたすら怒られ続けるところ

第1章 コールセンターの異常な日常(怒鳴り声―「さっさと使えるようにしろ!」、派遣社員、男性歓迎―時給1400円の仕事 ほか)

第2章 手強いクレーマーたち(もっとも手強いクレーマーとは?―怒り狂う声、上の者に代われ―管理職の悲哀 ほか)

第3章 派遣社員の哀しみとやりがい(確定拠出年金って何?―銀行のコールセンター、人生設計―正体がバレないように ほか)

第4章 私をバカにしないでください(浦島太郎―NTTおまとめ請求センター、レッテル貼り―課長からのプレッシャー ほか)

あとがき コールセンターの、その後

 

 

1967年新潟県生まれ。大学卒業後、JAの全国連合会に就職するも、過度なストレスで体調を崩し、退職。その後、派遣社員として、ドコモの携帯電話料金コールセンター、プラズマテレビのリコール受付、iDeCo(個人型確定拠出年金)の案内コールセンターなどに勤務。

 

 

【No1150】コールセンターもしもし日記 ご意見ご要望、クレーム、恫喝、反論せずにお聞きします 吉川 徹 フォレスト出版(2022/04)

 

「学びは最高の買い物」であり「読書は自分の財産となる」

平成29年1月に中島 輝さんから直接聞いた言葉です。

いまは実感としてよく意味がわかります。

 

「全て自分次第であるから、対人関係も自分でコントロールできる」

逢いたくない人とは、プライベートは拒否。

こころが楽になりました。

 

「2:6:2の法則。全員に好かれることはない。個性を出せば出すほど自分を嫌いになる人が出てくるもの。好意的な人を大切にして付き合っていけばよい」

この法則性は実体験で納得しています。

嫌いな人とは仕事以外は付き合わない。

2割の好きな人とつきあっていくのが心地よいのです。

 

47P「自分が活躍できる場所(ドメイン)を見つけよう」

物理的には、美術館、読書会、ジム(ヨガ、ピラティス)などのサードプレイスになります。

心的には、本の行間にあります。

 

126P「自分の心を頼りにして、心の声に従って今を生きる」

例えば、ヨガなど自分だけの時間を作り、そのときに身体から聞こえてくる声を訊いて行動しています。

 

129P 直感に従った自分を褒めよう

自分がよりワクワクする道を選択し、そのワクワク感に従って生きていけば、不安感と無縁で生きていけるはずです。本当の自分の人生に必要な希望とする人物や状況が自分の目の前に訪れるものなのです。

なにかをする際には、ワクワクドキドキ感を重視しています。

そうすることで行動力が高まって、自分の可能性が広がり、人生がよりよく変化してきました。

 

164P 成功1万時間の法則 ジャーナリストのマイケル・グラッドウェルの法則。音楽家の教育に関する調査でプロになるまでの練習量の比較。成功者は努力をし続けるための習慣を見つけて常に実践し続けているのです。

約13年の読書時間の累計は、これより上にあるのではないかと思います。

 

136P ぶれない軸=志(ビジョン)を持つ

「終身現役 一生勉強」。

何かするときの僕の行動規範となっています。

 

176P「3週間、同じ時間・場所で習慣をつくる」

マックスウェル・マルツ博士が提唱した「マルツの法則」

人が行動を変えて、それを習慣化するためには、約3週間かかるということ。

例えば、読書、ラジオ体操、資格取得に向けた勉強等々習慣化できて嬉しいです。

 

それぞれ各自に似合う逃げる場所を見つければと思います。

188P

「逃げる」というのは、他人の目を気にする自分、周囲に合わせている自分から「逃げる」ということなのです。人生の目標を達成するために、目の前に追った壁から「逃げる」ということではありません。

人生の目標が見つかれば、自分の人生の主人公として生きることができます。そうすると、今まで大変だと思っていたことが、「楽しい」ことに、「苦しい」と思っていたことが、「幸せ」に感じられる人生を過ごすことができます。

 

 <目次>

プロローグ 「逃げる」ことが選択できない人々

第1章 なぜ、追い詰められても、「逃げない」のか?(若い労働者が絶望する国、日本、「逃げられない」のではなく、「逃げない」 ほか)

第2章 周囲に合わせて生きる自分から「逃げる」技術(自分の価値観や信念を知ることからスタートしよう。「自分の価値観を知るための診断テスト」 ほか)

第3章 本当の自分に「逃げる」技術(本当の自分を見つける生き方とは?、自分にかかるブレーキを知ろう ほか)

第4章 追い込まれない自分を創る、心の整え方(自分の感情に振り回されない、中島式マインドフルネス一分間瞑想 ほか)

エピローグ

 

心理カウンセラー。メンタルコーチ。国際コミュニティセラピスト協会代表。セラピストの研修・育成、企業講演など精力的に活動している。

 

【No337-2】堂々と逃げる技術 追い込まれた自分を助ける心の使い方 中島 輝 学研プラス(2016/12)

自分の体の声を訊くために、頭と体を休めるための空白の時間が必要だと思います。

ぼくにとっては、例えばヨガのときがそれにあたります。

本来はそのことのみに集中すべきですが、雑念が浮かび上がっては消えていきます。

仕事、趣味、つきあい、社会情勢などの諸々です。

こうしたいんだ、こうしたくないんだというような、ある決断や方向性がおぼろげに頭に浮かんでは消えれてくれれば、こころが自然と落ち着いてくるのです。

 

表面上はわからないけれども、病んでいる人が相当数います。

著者で心療内科医の鈴木さんが書かれているとおりの世の中でしょう。

3P 

ふだん、普通に生活をしているように見えていても、心の奥に深刻な生きづらさを抱えながら、それを隠してギリギリで生きている人が相当数いるのだろうと感じています。

 

「自己肯定感」という言葉をよく聞きます。その意味です。

197P 

他人の価値観やルールにNOを言い、自分のルールに基づいて自分の物語を生きるうえで、非常に重要なものの一つが、自己肯定感です。

自己肯定感とは「何はなくとも、自分は自分であって大丈夫」という感覚のことです。

たとえ欠損や欠点だらけでも、誇れるものがなくても、そんな自分自身を丸ごと受け入れ、愛することができることです。

 

自己肯定感が低いときやプチうつのときから、逃れるためのひとつの処方箋がありました。

240P「嫌なことから逃げる」「不本意なことを拒否する」「合わないことをやめる」

250P「気持ちが落ち込んでいるときには、絶対に重要な意思決定はしない」

気分が落ちている時は、重大な結論は下さず、自信を持って先延ばしにしましょう。

151P「自分に合わないもの、やりたくないことを見つけ、NOを言うことから始める」

 

お医者さんの王道ではなく「邪道の極み」的なご自身の経験も踏まえて、なるほど心療内科医の専門家的なアドバイスだという箇所がここでした。

136P 人生は「ほどほどにポンコツ」がちょうどいい

「職場や社会で『良い』とされているものを目指しすぎない」

「人生何事も、ほどほどにポンコツでいい、そこそこにポンコツな人生は、結構ラクだ」

「無理に頑張って、一流や勝ち組、王道を目指す必要はない」

145P

みんなが「いいだろう」と思うものを選択せず、ちょっとだけ「邪でわがままな考え(鈴木氏は早起きが苦手なため夜間診療にしたこと、2000時間以上のゲーム没頭時間など)」を入り込ませることは、誰にでも可能です。

そこで手に入れられるものが、自分にとってここちよいと感じられるものであれば、会社や社会で「良い」とされているコースから外れても、まったく関係ありません。

社会の「良い」ではなく、総体として自分の幸せに近づく道を見つけたら、ぜひ自信を持って歩いていきましょう。

誰かのために生きる必要はないのです。

 

人生は案外短いので、自分が望むような生き方をしていった方がいいよ、自分が幸せになるように行動していかねばいけないよという風に、温かく優しい声が聞こえてきた本でした。

(お医者さんからのアドバイスは効きます。気持ちが楽になりますね)

 

 <目次>

はじめに 診察室の中だけでは解決できない「生きづらいという苦しみ」 ほか

1 我慢せず生きていくための公平で安心な人間関係の作り方(生きる意味、自己肯定感を得ることが難しい社会で、「自分と他人の境界線」があいまいだと生きづらくなる ほか)

2 会社や社会に疲れてしまった人への処方箋(会社、職場の人間関係は、人生のあり方を左右する、社会にはあなたの真面目さや善良さにつけ込む人がいる ほか)

3 思い込みを捨て、自分らしい人生を取り戻す(「自分のルールに基づいた自分らしい人生」を取り戻してほしい、やりたいことがあることはいいことだ」という思い込みを捨てる ほか)

4 誰にも振り回されず、自己肯定感を保つには(「何はなくとも、自分は自分であって大丈夫」と思えるか、「本当に信頼できる一人めの大人」を探してほしい ほか)

5 「心地良くない」「楽しくない」と感じたものは捨てていく(心地良く過ごすために率先して嫌なことから逃げよう、「年齢」「性別」といった枠組みに惑わされない ほか)

 

内科医・心療内科医。2008年高知大学卒。内科医として高知県内の病院に勤務。研修医時代に、近親者の自死を経験。そうしたことが二度と起こらないようにと、研修医のメンタルヘルスを守る自助団体「セーフティスクラム」を同級生と一緒に立ち上げ、一般社団法人高知医療再生機構にて医療広報や若手医療職のメンタルヘルス支援などに従事。2015年よりハイズ株式会社に参画、コンサルタントとして経営視点から医療現場の環境改善に従事。2018年、「セーブポイント(安心の拠点)」をコンセプトとした秋葉原saveクリニックを高知時代の仲間と共に開業、院長に就任。人々が持つ「生きづらいという苦しみ」や「根源的な痛み」、「喪失感」に寄り添いながら、SNSや講演などでメンタルヘルスに関する発信も行う。

50歳になったら心がけるべきことをやさしく書いています。

気づいたところ、これから気をつけていきたい点など、こころに響いた箇所を取りあげてみました。

 

168P「自灯明 法灯明」お釈迦様は、「他を頼りとせず、自分自身と宇宙の真理を拠り所に生きていきなさい」と弟子に教えたわけです。

 

16P 50歳からは生かされている。努力が報われる法。

生きているのではなく、宇宙の完璧なシナリオによって生かされているのです。

 

85P 50代、男の価値はプライベートで決まる。人生後半を充実させる法。

会社の肩書が自分の存在価値そのものに知り変わってしまうのは!?肩書がなくなっても本来の人間同士の付き合いができる。

 

114P 長生きのコツは長息にあり。理想の呼吸ができる法。

肺をからっぽにする。ゆっくりと深く吸い同じようなリズムでゆっくりと吐く。

 

127P 体温を上げるだけで人は強くなる 体の不調が治る法

理想の体温36.7度。湯船にゆったり浸かる。運動する。健康にも美容にもよい。

 

131P 食だけでなく、食と器を愉しむ。食生活を豊かになる法

よく噛んでゆっくり食べる。もっと時間をかけて優雅に食事をとる。

 

209P あなたが書いた1行を、世界のどこかにいる一人が読むかもしれない。その人は、助けられたり勇気づけられたりするかもしれない。だから、発信する価値がある。あなたにしか書けない内容があり、あなたにしか伝えられない人がいる。

 

 <目次>

はじめに 50代からの人生格差 もとは「心の差」

1章 50代は「この心構え」でうまくいく。強くなる(50歳からは「生かされている」―「努力が報われる」法、両手を合わせると、怒りは消える―「イライラがなくなる」法 ほか)

2章 人生後半、「運を味方につける」生き方(こんなとき「人生はよくなる」―「簡単に凹まなくなる」法、「歳をとる」ではなく「歳を重ねる」―「前向きになる」法 ほか)

3章 健全なる50代は、健全なる体と心から!(体の悪口言うな。体が聞いているよ!―「健康で長生きできる」法、長生きのコツは「長息」にあり―「理想の呼吸ができる」法 ほか)

4章 男も女も50歳から、さらに磨かれる!(夫婦の仲は「ありがとうの数」で決まる―「伴侶とうまくいく」法、50代は「悩んでいる暇」なんてない!―「時間を有効に使える」法 ほか)

5章 強い50代は自分だけでなく、人も幸せにする(まずは、今日を「幸せに生きる」―「老い先が怖くなくなる」法、上手にあきらめる法、上手に忘れる法―「クヨクヨしなくなる」法 ほか)

 

ひとりビジネスと行動習慣の専門家。1958年、福島県出身。明治大学卒。都心にて創造学習研究所を30年間にわたって主宰。NHK『おはよう日本』や『日経ビジネス・アソシエ』で習慣のエキスパートとして紹介される。問題解決と夢実現ツールである9マス(ナイン・マトリックス)の達人として海外のマスコミでも話題。脳外科医の父から科学的アプローチ法を学び、仏教学者の祖父からはスピリチュアルな奥義を伝授される。氏の一貫したテーマである「習慣」に関する著作は、100万部を突破している。上場企業や教育機関での行動習慣に関する講演は、わかりやすく具体的ですぐ実践できるとその即効性が大好評。「なんとなくイイ気分」で生きることが最もだいじと独自の理論を展開、そのスピリットを学べる「行動習慣ナビゲーター(Dream Navigator)」のプログラムは超・人気講座となっている。国際ナイン・マトリックス協会会長

 

【No1148】50代から強く生きる法「上手にあきらめる」と頭も心もラクになる!佐藤 伝 三笠書房(2022/06)

エマニュエル・トッドさんは、ソ連崩壊や英国のEU離脱、アメリカ合衆国のトランプ氏大統領選勝利などを予見してきたフランスの歴史人口学者・家族人類学者である。

いわゆる「預言者」と評される彼の言説が面白かった。

 

専門の人口学的にも、トッドさんが少子化対策が日本にとって最も重要な課題であることを何度も指摘されていたのが印象的。

彼の預言は、当たりそうではなくきっと当たるという声がいろいろな方面から聞こえてくる空気を感じています。

日本は議論の為の議論が早いがそれを実行に移すのが遅いとトッドさんが厳しく断罪されていました。

いままでの議論のなかで特効薬はないのか、

遅効薬ならあるのかどうか。

他国から学ぶべきことはないのか、

日本独自の先進的な取り組みができないのかどうか。

もうやっているよとかもう遅い!と思われても、取り返しがつかない時期にもがき苦しむよりも、いますぐからさらにできることはないのかどうか。

 

一般的に総花や百花繚乱ではなく、何が重要なのかを見極める一点突破的な眼を持つ大切さか。

それに合わせて効果ある実行力を伴った決断を期待して。

 

43P 社会の活力=出生力

老人を敬うのは良きモラルとしても、社会としての活力、すなわち生産力は、「老人の命を救う力」よりも「次世代の子供を育てる力」にこそ現れます。

新型コロナの被害を押えた日本ですが、唯一にして最大の危機は、「少子化」です。私はかつて「日本の核武装」まで提案しましたが、少子化対策は、安全保障政策以上の最優先課題です。大好きな日本に存続してほしいがゆえに、最後に一言述べさせていただきます。

 

65P 中国は「砂でできた巨人」

最後に申し上げたいことがあります。国家が思い切って積極的な少子化対策を打つこと、出生率を上げるための社会制度を整えることこそ、安全保障政策以上に、日本の存亡に直結する最優先課題だということです。

 

 

 <目次>

日本の読者へ 同盟は不可欠でも「米国の危うさ」に注意せよ

1 老人支配と日本の危機(コロナで犠牲になったのは誰か、日本は核を持つべきだ ほか)

2 アングロサクソンのダイナミクス(トランプ以後の世界史を語ろう、それでも米国が世界史をリードする ほか)

3 「ドイツ帝国」と化したEU(ユーロが欧州のデモクラシーを破壊する、トッドが読む、ピケティ『21世紀の資本』)

4 「家族」という日本の病(「直系家族病」としての少子化(磯田道史×E.トッド)

トッドが語る、日本の天皇・女性・歴史(本郷和人×E.トッド))

 

1951年生まれ。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に予言。

毎日の生活に密着し現代で今まさに使われている言葉の中で、仏教に由来するものがたくさんあることを教わりました。

 

一期一会、有難い、慈悲、堪忍、一大事、正念場、出世、精進、利益、解脱等々。

 

例えば、「因果」は、前世や来世も含めた原因と結果のこと、「諦め」は、物事を明らかに見極めること、「覚悟」は、真理に沿った生き方を悟ること、「自由」は、満ち足りて苦しみのない場所、「言語道断」は、本当の教えは言葉にできない!が本来の意味なのです。

これらを知ってこそ、現代で使われている言葉の意味を改めて考えてみるべきです。

 

「袖すり合うも他生の縁」。

他生とは、大勢のご先祖様からの大切な縁の意味です。

いまこの世で自分が存在しているのは、ご先祖様のお陰で生かさせていただいているのです。それを知って感謝の気持ちが無性に溢れ出てきました。

10代遡れば、1024人のご先祖様がおられます。

その膨大な数のうち一人でも欠けていたら、自分はこの世に生を受けていないのです。

大勢のご先祖のお陰で自分がここにいるのです。

自分の命は、自分だけのものではないことがわかります。

 

人生を変えるヒントが得られるとか、人生の支えとなるような、折れない心を育てる素晴らしい仏教語を大切に使って生きていきたいものです。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 人との関係がラクになる言葉

第2章 毎日を豊かにする感謝の言葉

第3章 常に穏やかな心でいられる言葉

第4章 悩みを手放すための言葉

第5章 「今この瞬間」を大切にできる言葉

第6章 仕事で前向きな変化を起こす言葉

第7章 生きる支えとなる言葉

第8章 雑念をはらい、幸せになる言葉

文庫版によせて

索引

 

1953年生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。禅の庭の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される

 

【No1146】折れない心を育てる仏教語 悩みが気づきに変わる80のヒント 桝野俊明 河出書房新社(2022/04)

体がだるい、頭が痛い、イライラする、眠たいなど調子悪いときがある。

本当の健康を手に入れたい。

不調は、体だけが原因ではなく、心理的、社会的な問題から起こっていると。

患部だけの対症療法ではよくないのだ。

心理状態や体の使いかたなど、総合的に判断するという視点はよいと思った。

 

体を動かすポイントは、「呼吸」と「おなかとかかとで立つ、歩く」。

 

ゆっくり深く吐く呼吸でオフにスイッチを入れる。

息をゆっくりと吐くことで副交感神経が優位になり体がリラックスする。

次に、意識するのは、かかと重心。かかとで踏むというイメージで。

足裏の3点、かかとに加えて親指と小指のつけ根、筋も伸び、おなかにも自然と力が入る。体の土台が安定することで、力みがはいっていたほかの部位から力が抜け、本来の楽な姿勢に戻る。

 

例えば、椅子に座る、立ち上がる時は、足裏をつける、かかとで踏み込む、背中は丸めない。歩く時は、前を向く、かかとから着地、しっかりと蹴り上げ後ろに送り出す。階段を上がる時は、おしりに力が入り鍛えられる、ひざが前に出過ぎない。デスクワーク(パソコン)時は、足裏を床にしっかりとつけるなど……。

 

まことにシンプル。

運動未満で体は整う。

「立ち方、歩き方、呼吸、朝日を浴びる」

動けば変わる。

今日の不調は昨日までの結果。

行動するのは自分自身。

まずいまからやる → もうすでにやってる。

 

姿勢を正すというよりは本来の姿勢に戻すか。

かかとに重心を置くことを意識していこう。

 

 

 <目次>

はじめに 

1 だるい、めまい、落ち込み、頭痛、動悸、イライラ、不眠、起き上がれない…不調はどこからきているのか?(疲れや痛みは脳からのSOSサインです、新型コロナで生活スタイルが激変。不調を抱える人が増えています ほか)

2 「悪い習慣からいい習慣へ」日常生活レベルの意識改革を やる気に頼らず「不健康習慣」から抜け出すコツ(スポーツジムに通う必要はなし。運動未満で体は変わる、やる気はなくてもいい、まずやってみる ほか)

3 腹筋もスクワットも必要なし 「かかと重心」を意識すれば人生が変わる(自分の体に向き合うための姿勢・筋力セルフチェック、偏った体の使い方を続けた結果、あちこちに不調、痛みが発生 ほか)

4 自律神経をととのえて、疲労感や不眠をすっきり改善 たった1秒!やる気が自然とわいてくるプチ習慣(オフへの切り替えが苦手な人ほど疲れやすい、睡眠不足は心身をむしばむ元凶 ほか)

5 不調がなくなり、人生が好転した!体験談 運動未満の習慣で体が変わった!(ケース1 ひざの痛みから歩行困難に。かかと重心、おなかオン、体の芯から安定性を高めたことで改善、ケース2 息を扱うのも苦しい、鉄板のようにかたくなっていた背中。腹式呼吸、額に朝日を浴びる…小さな積み重ねで呼吸がしやすくなった ほか)

おわりに 

 

柔道整復師。全米スポーツ医学協会認定トレーナー。睡眠ヘルスアドバイザー。株式会社nicori代表取締役。

 

【No1145】運動未満で体はととのう 人生の9割“体調悪い”あなたへ 長島康之 主婦の友社(2022/06)

携帯と言ってもスマホではなく、ガラケー全盛時代のおはなし。

画面ロックを掛けていなかったのがそもそもの悲劇の始まりだった。

ガラケーが広がり始めた平成12年ごろは、まだこのような人が多かったかもしれない。

中身が友人や家族の電話番号や写真、住所など個人情報の塊だったのにも関わらず、

見やすいようにと相手に電話を掛けやすいように何も操作をしていなかった。

 

犯人は当然ながら最低だが、世間体がよい中身最低男がもうひとり出てくる。

遠隔操作でロックを掛けていても、ガラケーのロックを犯人が外してしまった。

 

ガラケーの情報を使って彼女の職場や住んでいる家などに徐々に近づいていく。

迫りくる恐怖はリアル。

予想通りの展開だが、終わりまでけっして止められなかった。

 

スマホに置き換えてみても同じ。

他山の石とするべき恐ろしくヤバいホラーサスペンス。

 

デパートに勤める美人OLの野本尚美は、新宿の公園にケータイを置き忘れた。

持ち去ったのはストーカー行為で会社をクビになった中年ホームレス。

尚美の秘密が保存されているケータイに興奮した男は、生身の尚美に接近していく。

 

 <目次>

第一章 顔面蒼白

第二章 脅迫開始

第三章 機能停止

第四章 接近遭遇

第五章 ショック

第六章 心身憔悴

第七章 悲報到来

第八章 急転直下

エピローグ

 

1952年生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送、扶桑社編集長を経て、90年より専業作家。朝比奈耕作、氷室想介、志垣警部などの人気ミステリーシリーズ並びに『ゼームス坂から幽霊坂』などホラー作品に多くのファンを持つ。『なぜ紫の夜明けに』をはじめ心理サスペンスにも定評がある。2012年逝去