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[simju]の詩集

紡ぐ言の葉の箱

案山子マイライフ
2006年03月15日02:31
感情がない

当然のことながら
愛がない
愛しさがない

ほら ね

でもこのひとは創るらしい うたうらしい

コミックだな
幼き頃
2006年02月02日03:14
愛しくて愛しくて ただ愛しくて
そればかりがあたまをめぐってめぐって

布団の中にもぐっても すわっても 音楽を流しても

それでもめぐって

眠れずに 朝を迎える


そして しょうがないから美しい朝日だけを見て
それでちょっとだけ ココロを洗って

また遠目にキミに逢いにいった

やつれ果てた僕をみてキミは

どうしたの
って心配してた

僕はちょっとココロで笑って

たいしたことないよ
ってひとこといって

そのままたちさる
ココロで キミにはどんなに苦しんでもとどいてないよなって
おもいながら

そんな夜なんども繰り返した な

かわらない僕が やっぱり いい
終末の日
初出2006年02月06日22:03
布地のシェルターで握りつぶしそうに携帯をつかんだまま号泣していつか眠る
目がさめると答えはもとめない方向にあって放したくないけど離れて行くからまた携帯を割れんばかりに握りつづける
朝 めざめてシェルターをでる世界はライヤーだけの支配する世界
なんだ俺が狂っただけでいつもとかわらないじゃないか
じゃあ あとは勝手に針を廻してくださいな
手 手 小指 つなぎたい
はりねずみ
初出2006年02月08日08:21
僕に刺さる針はいたくても受けるよ

でもキミにも刺さるんだね

僕が変わらないのと
世界が変わらないのは ちがうこと

のぞんだのはちいさなでもおおきな
それはずっとずっとさいしょから

でも刺さるんだから

ココロは置いておくから耳と目の怪物で
そこにいるからね
優しくない雨
初出2006年02月15日15:49
静けさもなくて
不規則で不快なリズムで
フロントウインドーにこびりつくように流れて
優しくない雨

ヒトの日常に吐き気がして
まるでココロの膿のようで
どこみわたしてもあけない空 ビル ヒト 傘
優しくなれないね

避けようとしてもどこまでも降り続く

通りすぎるまで小さな世界で小さく小さく息をしてよう
硝子のコトバ
初出2006年02月21日12:16
ココロが冷淡で硝子細工だから

砕いたコトバは破片となって

傷つけなくともいい

あなたの鼓膜を破壊する

忘却を喚起させるための櫂として選ばれたペニスは体液をケイオスにするだけで

それは統合とは呼べず
それは安息とは呼べず
荒い息の獣がしずかに牙を抜かれるだけなのだ

からみついた舌はココロの破片だらけで

もう声も嗚咽も なにも だせない

硅素の獣よ メルト
遺骸
初出2006年02月23日17:55
殺したのはアンタじゃない

死んだ奴がしゃべったぐらいで
うろたえる

殺したのではなく

もともとない感情で白く塗りつぶしただけ

アンタはありてないもの
なんであろうと意識外にあるただの規定しないホモサピエンス

生きてるならいいじゃない

生きてないモノと話そうとはするな

話した事実がくだらない
遺骸でいることが今の害
ガリバー
初出2006年02月24日06:31
目覚めれば 小人につながれていた

わらう

おまえらは何をしたいのか

俺はうごかないし

ココロはつながれている

何もかわらない

おまえらは何をしたいのか

つないでも

夢は 思索は 叡智は

世界をかけめぐる

おまえらは何をしたいのか

俺が朽ちても

夢となれ
思索となれ
ロジックとなれ

宇宙をかけめぐる
叡智となれ
膝の上
初出2006年02月28日09:13
後ろに座ろうとするのに

前にいきたがるから

あとを追う

並んで座ってたのに

膝にのってくる

いつもなら払いのけるのに

なんでだろ
安心する

重さがないからか

ああ夢なんだな