今日は雨雨
雨
の奈良県です。
草木の若い芽が、大喜びの雨です。
活き活きと元気になる様子が目に見えてわかります。
諏訪繭は日本の養蚕で作っている繭を、何の加工もせずに糸にしたものなんです、
普通は、セリシンを取り去ってしなやかな正絹などの糸にします。
でも繭からとった糸そのままって、実はシャリシャリした釣り糸みたいなんです。
諏訪繭製品については、あまり多くを語れません!!
薬事法などに引っかかる表現が出てきてはいけないからです。
製品名の由来は諏訪地方の岡谷にある宮坂製糸所で手繰り糸で編み上げた製品ということです。
また4年前の5月でしたがテレビ東京から取材を受けました。
この製品が生まれてくるまでには、大変な紆余曲折がありました。
途中で諦めたくてもそれもできないまま、流れに乗っているうちに自分から生まれてきてくれた感覚の製品達です。
私は、製品達のお産婆さんの気持ちで作っています。
製品が生まれ出てくる手助けをする。
というか、生まれてくる邪魔をしないでおきたいと思うのです。
たくさんの歴史を経て、皆さんに喜んで使っていただける製品に育ってくれた諏訪繭製品です。
育ててくれた職人さん達、皆さんに御礼をお伝えしたいです。
最近、多くのお客様が困っておられることがあります。
お電話で毎日お問い合わせをいただくのです。
「涼しいマスクが欲しいのですが?」
「シルクのマスクで、一番涼しいのはどれですか?」
「着けていても暑くならないマスクを作ってください!」
涼しいマスクってどんなのがイイのかなぁ……?
そう考えていた矢先に、諏訪繭の厚地布が上がってきたわけです。
繭を糸にしただけで、何の加工もしていない糸で編み上げているため、セリシンの付き具合で表面が色々になります。
下の写真のどちらも出来上がってきています。
どちらが到着しましても、どうぞご容赦お願いいたします。
裏側です。
表側です。
マスクの内側を上下に開いて着けた写真です。
そして広げずに、そのまま着けた写真です。
どちらも大丈夫です!!
気温が上がって暑くなっても、2m以内に人がいる場所では基本的にはマスク着用が必要になっています。
暑い中でマスクをすると息も出来にくく、熱中症にもかかりやすくなります。
諏訪繭のもともとあるシャリ感が、今回のマスクでは良いお仕事をしてくれたようなのです。
以前から諏訪繭インナーマスクとして編み上げていた糸を、2本どりにしてみたのです。
少しだけ厚地になって、透け感がマシになりました。
一般に涼感のあるマスクは、化繊のニットなどに、そういう化学加工をしたマスクが多いです。
着けた直後は確かに、体温がそこだけ下がるそうですが、暑い中で数分過ごすと逆に暑くなってサーモグラフで、ほかより赤くなるということなのです。
今回出来上がってくる「諏訪繭涼しいマスク」はインナーマスク用の諏訪繭糸を2本どりにして編み上げています。
……だからと言って少し厚地になっただけなのですが……!!
このマスクの働きとしては、繭をそのままマスクにした感じで、お肌がスベスベになること!
マスクを着けていることで、外でコロナウィルスが付着してしまった手で口や鼻を触れずに済むこと!
程よい湿度は保てて、乾燥が好きなウィルスに嫌ってもらえること。
着けても、そこまで効果が期待できないことは?
N95の医療者用マスクなどとは、比べることも出来ないほど目が粗いこと。
咳やくしゃみの飛沫を抑えきれないことでしょうか。
ただ湿度は保てますので、咳もマシになるかも知れません。
どんなに暑くても、マスクを着けていないと買い物などでも申し訳ない思いが出ます。
このマスクでしたら、ほぼ抵抗なく着けていられるのです。
今回も、わざわざ2本どりでアウター用のマスクを作ろうとした訳ではありません。
諏訪繭の糸は、毎回その時々で違っているのです。
今回少〜し細めの糸として仕上がってきたので、仕方なくそれじゃ今まで通りの1本どりと、初めて2本どりでも編み上げてもらう方向を考えたのです。
そして2本どりで編み上げた布を見て思いました。
「あ、これだったらアウターにもお使いいただけそう!!」
1本どりで編み上げた布は、薄地で不織布のマスクをどうしても着けないとダメな方に、インナーマスクとしてご利用いただけます。
また、2本どりの「諏訪繭涼しいマスク」を、インナーマスクとしてご利用頂くことも全然大丈夫なんです。
マスク紐は、インナーマスク同様、縫い糸を長く伸ばして残してあります。
多少伸縮のある紐(細め)になっているので、ご自分の耳の位置に合わせて結んで使ってくださいね。(インナーマスクよりも少し紐がしっかりめです!)
価格はリーズナブルに¥820 → ¥760とさせていただきます!!
は諏訪繭インナーと同時に上の「諏訪繭 涼しいマスク」も縫い上がって参ります。
また、同時に完売して久しい諏訪繭インナーマスクも縫い上がって参ります。
撮影すると、画面では余り違っていませんが、実物は倍量の糸を使って厚さが2倍になっているのが、アウターマスクとしても使える涼しいマスクです。
一応インナーマスクもいくちゃんが試着してくれました。
こちらは不織布マスクのインナーとしてご利用いただく形なのでよろしくお願いいたします。
そして、本来の使い方で不織布マスクのインナーとしてのご利用です。
どちらも来週の水曜日に縫い上がって参ります。
暑さの中で使っていただける天然素材そのままのマスク……是非、ご利用くださいませね。
では、いつもお読みくださってありがとうございます。
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