実話を元にした物語。
ウォーターゲート事件で失脚したものの、
復活を果たそうとするニクソン元大統領と、
彼とのインタビューを機にスターダムに
のし上がろうとするTV司会者フロストのガチンコ勝負。
スポットライトを浴びる勝利か、
周りに誰一人いなくなる孤独か。
勝者はどちらか一人。
フロストとニクソン、言葉の駆け引きのクライマックスは、
最高に素晴らしい。あまりに真に迫る二人に、
観ている間、それが演技であることすら忘れてしまった。
監督のコメンタリーによると、色々なパターンの演技で
テイクを重ねたとのこと。
同じ台詞で、表情の違いや間の違いだけで、感情を伝える。
本物のプロの役者って、本当にすごい。
そして、そこまで役者が本気でできるのは、
「脚本の素晴らしさ」、これに尽きる。
それだけの脚本を作るのに、一体どれだけの調査と時間、
つまり「情熱」を注ぎこんだのか。
それを考えると本当に頭が下がる。
関わった全スタッフが充実感を覚えたことだろう。
こういう素晴らしい仕事をしている人たちがいる。
そのことに、励まされる。









