さて、初めての『九州・福岡-ヨーロッパダイレクト直行便』を使っての飛行機の旅…復路編です!
今回の利用は、スペイン・バルセロナから福岡に帰国します。
バルセロナ・エル=プラット空港からオランダ・アムステルダムのスキポール空港を経由して、福岡空港に到着する行程です。
利用するのは、福岡-アムステルダム間の直行便を運航している『KLMオランダ航空』
KLMのホームページを見ると、スキポール空港での乗り換えは40分程度でできる、とありますが、基本的に出発時刻の15分前にはゲートに居なければなりません(チェックインしていても乗り遅れでキャンセルされることさえある)ので、40分なら実質20分ちょっと。本当にそんな時間でいいの??いかにもギリギリです。ちょっとターミナルで迷ったりしたらもうアウト。多少は余裕をもって乗り換えたいもの。
でも!フライトのスケジュール上、思ったような余裕が確保できないときもあります。
バルセロナから福岡だと、スキポール空港での乗り換え時間は時刻表どおりで65分。これはかなりギリギリだと思いますが、さて、無事に乗り換えできるか???
なお、イギリスなどを除いて、EU内の多くの国では、入出国手続き不要で移動ができる『シェンゲン協定』に加盟しているので、ヨーロッパからの出国手続きは、出発地のバルセロナでは不要で、最終の出発地であるアムステルダム・スキポール空港のみにて行います。
この手続きも乗り換え時間のうちに必要ですから、ドキドキ感があります。
では出発!!
荷物もあるので帰りもバルセロナ市内からタクシーを利用。
バルセロナ・エル=プラット空港の3階出発ロビーに到着です。
なお、“3階”と書きましたが、日本で言えば“4階”です。スペインでは「1階」が日本の「2階」ですので、表示には要注意。
エル=プラット空港は、「ターミナル1」と「ターミナル2」に分かれていて、両ターミナルはかなり離れています。移動もバス移動。国際路線、主要路線は「ターミナル1」に集まっています。
くれぐれも間違いなく。
バルセロナはスペイン第2の都市とはいうものの、人口は約160万人。人口150万人の福岡市と比較しても、そんなに差はないのでは??
と、思っていましたが、空港はかなり立派!!
本当にたくさんの航空会社・路線も入っていて、EU内とはいえさすがに「国際都市」です。
福岡もがんばらないといけませんね!!
KLMのチェックインカウンターはフロアーの一番端っこにありました。
いうまでもなく、KLMはエールフランスと合併しつつそれぞれのブランド名で運行しているので、KLMの表示が目に入らないときは「エールフランス」の表示を探せば大丈夫です。
チェックインは自動チェックイン機で。
面倒なのでカウンターでチェックインして、と意思を伝えようとしても係りのオッチャンは自動チェックイン機に連れて行こうとします。
でもまあ、ご安心。ここの自動チェックイン機もちゃんと日本語対応OK!です。
バルセロナでは出国審査はなく、保安検査のみ。
それでも長蛇の列。観光客も沢山です。日本語も結構行き交っている。
チェックインと保安検査が終わって、シェンゲン協定国間のフライトの場合は1階(日本では2階に相当)の出発ロビーに移動。
バルセロナ空港(エル=プラット空港)ターミナル1は新しい空港なので天井も高く明るい。
フロアの真ん中に免税店などが集まるお店の島があって、人の動線はドーナッツのようにグルリと回る感じです。
決してお店も多い訳ではありませんが、ひととおりのものはあります。
運行の便数は結構な数。
出発時刻の30分前くらいにならないとゲート番号まで決まらないようなので、インフォメーションはときどき確認が必要です。
フロアをドーナッツ状にグルーリと回って歩く感じ。通路も広くてゆったりしている。
気になるのが、バルセロナ空港で買ったワインなどの液体類(化粧品なども含まれる)は乗り継ぎのスキポール空港での手荷物検査で没収されないのか?ということ。
免税店でしっかり梱包してもらえば大丈夫、という話もあれば、没収される、ということも聞くのですが…今回は乗り換え時間がないのあえて挑戦してみませんでした。
フロアの端っこのコーナーにあるフードコートのエリア。マクドナルドもある。
コーヒーやパン、サンドイッチなどを頼める軽食コーナーは他にも何か所かあります。
ここのコーナーでは、パン類以外の食事やお酒も飲めます。
今回のバルセロナ出発時刻は11:00(現地時間)。
市内で食事をせずに空港で遅めの朝食をとりながら出発時刻を待とう、と思いサンドイッチとドーナッツ、コーヒーを注文したのですが、これが失敗。
つい美味しくいただいてしまったけれど、この後の機内食で食傷気味になってしまって…飛行機の長旅ではその間ほとんど動かないので、いつもの調子で食べると食べ過ぎになってしまいます。
時間が迫ってきました。
ゲート番号も決まったので、搭乗口付近に移動します。
帰りの機材も小型ナローボディ(単通路型)のボーイング737。
でも、今回は新型の737-900(ダッシュ900…800かも?)。新しいのでちょっと快適。やっぱり満員ですけどね。
乗ったらすぐに出てきました。
サンドイッチの軽食。
さっきサンドイッチとドーナッツの遅めの朝食を採ったばかりなんだけど…でも、やっぱりおいしい。
しっかり完食…ちょっともたれているけど。
そしてこのクッキー。
やっぱりおいしい。スキポール空港での乗り換え時間が1時間くらいしかないので、お土産として探すのは無理でしょうね…。
そして!スキポール空港に到着。
予定では13:25にスキポール空港に到着して14:30の福岡行きに乗り換え…ですが、どうも余裕をもってフライトスケジュールを組んでいるようで、定刻よりもかなり早く空港入り。
ちょっと安心しました。
シェンゲン国間の発着は空港ビルの一番端っこのBゲートかCゲート。ここから出国審査を経て福岡行はEゲートかFゲートから出発です。B、CとDゲートの間に出国審査のカウンタがあるので、まずは表示に従って、D~Hゲートの方向に向かって進みます。
方向からいえば“右方向へ”
これが目印!
ここでゆっくりできればよかったのだけど…。
で、出国審査のカウンタに行ったらこんな感じ!
これでも列は短いくらい。
EUパスポートならほとんど人が並んでいないカウンタで審査を受けることができますが、日本人でもこの列に並ばないといけない。
結構時間がかかります。
やっぱり20分はかかるので、乗り換え40分というのは、ほとんど駆け足状態でしょう。
ただ、審査の列がながくなるにつれてどんどん新しい窓口を開設してくれるので、急いでいる場合は厚顔になって窓口が開設されたらそこへ直行するのがよいかも。
シェンゲン協定外のエリア。ホール2~4です。
こちら側はターミナルの古い部分で天井や通路も狭い。現在改修工事も行われています。
オランダらしい、でっかいチューリップのモニュメントがあるフードコート。
でも、今回は時間がありません。
足早に通り過ぎます。
今回はFゲートから出発。
ただし、同じFゲートでも搭乗口番号が変更されていました。やっぱりチェックイン時点(今回はバルセロナ)にもらったチケットの搭乗口番号ではなく、あらためて空港の案内板での確認が必要なようです。
で、搭乗口に到着。
ここで手荷物検査&ボディチェック。
えらく丁寧で、しっかり検査されます。
時間がかかるし、機内持ち込み禁止品もチェック。ペットボトルなどの液体類は機内持ち込みできないので、全部没収です。
たとえ免税エリアであっても、不要な液体類は購入を控えましょう。
ようやく待合室へ。
ここまでの所要時間はおよそ35分。かなり急ぎ足でしたので、乗り換え時間40分というのは本当にギリギリです。
途中で買い物もできない。
それから、待合室にはトイレがありません。
手荷物検査を受ける前にトイレを済ませておきましょう。
で、無事に福岡に向けて出発!!
飛行機に乗ってすぐに出てくるのが定番のナッツと飲み物のサービス。
ビールが350ミリ缶でないのがちょっと物足りないけど。
そして、しばらく経って食事。
意外にボリュームがあるミートボールにこってりチーズとデザート。昼から夕方にかけてこれで3食目。ちょっと胃にもたれてきた。
それからサラダはやたらと辛い!ピリ辛過ぎて子どもは食べられない。
ここからが長旅です。
14:30に出発して到着は翌日の9:10。8時間の時差があるので、フライト時間はスケジュール上は10時間40分。
食事が終わったら映画を観て適当に寝ているだけですが…4時間くらいしたら、今度はアイスクリームのサービス。ありがたいけど、まだ1時間くらいしか寝てないよ。
で、うつらうつら映画を観ている(4本くらい観た)うちに到着前に朝食のサービス。
結構ガッツリの朝食。機内ではほとんど動いてないし、さすがに胃が疲れてきた。
美味しいけどもうつまみ食い程度。
で、福岡に到着しました!!
ヨーロッパ・ダイレクト直行便は本当に便利!!だけど、さすがにほとんど寝れなくて、朝到着は時差がきつい!
結局バルセロナのホテルで朝起きてから22時間くらいして朝到着ですからもう朝から眠い!
旅の疲れもあるので、帰って来た日は1日昼寝ですね。
それでも、直行便なので、福岡に着けば後は家に帰るだけ。国内での乗り換えもないので…
やっぱり直行便は便利!!