新型コロナウイルスの感染を増強する抗体を発見(荒瀬研がCell誌に発表) 






重症者に「悪玉抗体」多く=新型コロナ患者の免疫解析―大阪大2021/05/24 19:38

時事通信社

 大阪大の研究グループは24日、新型コロナウイルス感染者の抗体の中に、体内の細胞とウイルスの結合を促す「悪玉抗体」が6種類見つかり、重症者ほど多く保有していたと発表した。重症化の原因解明などにつながると期待されるという。論文は近く、米科学誌セル電子版に掲載される。

 荒瀬尚教授らのグループは、コロナウイルスに対する76種類の抗体の働きを解析。体内の受容体たんぱく質「ACE2」との結合を阻止する中和抗体とは逆に、結合を促す感染増強抗体が6種類見つかった。

 6種類はいずれも、ウイルス表面の突起状になったスパイクの先端部分を変質させ、ACE2と3倍程度結合しやすくする働きがあった。中和抗体を弱める働きもあったが、中和抗体が十分な量ある場合には結合作用は強くならなかった。非感染者の中にも保有する人がいるという。

 荒瀬教授は「体内で中和抗体より先に増えると重症化につながる可能性がある。今後研究が進めば重症化しやすい人を事前に見つける検査や、新しいワクチン開発などに活用できる」と話した。 



コロナ感染しやすくなる抗体 阪大研究グループ発見05月25日 07時12分 





テレビ大阪
新型コロナウイルスによる重症化を防ぐ新たな手掛かりになるかもしれません。

大阪大学の荒瀬教授らの研究チームは24日、「新型コロナウイルスに感染すると感染力を高める『感染増強抗体』が作られることを発見した」と発表しました。

これまで新型コロナに感染すると感染を防ぐ作用を持つ「中和抗体」ができることが分かっていましたが、研究チームが発見した感染増強抗体はウイルスの構造を変化させることで感染力を強めるだけでなく、中和抗体の作用を弱めてしまうといいます。

この抗体は重症患者で多く生産されるほか、感染したことがない人でも少量持っている場合があることも分かっていて、荒瀬教授らは血液検査で感染増強抗体の検査をすれば、重症化しやすい人を見つけられる可能性があるとしています。

【大阪大学 微生物病研究所 免疫化学分野 荒瀬 尚教授】
「中和抗体が十分できていれば、(感染)増強抗体は働かない。現行のワクチンは増強抗体ができても効果が高い。」

新型コロナ最新情報 
テレビ大阪ニュースで【配信】
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毎日新聞
 新型コロナウイルス感染症の重症化を促す可能性がある「感染増強抗体」を発見したと、大阪大の荒瀬尚教授(免疫学)らの研究チームが24日、発表した。ウイルス感染やワクチン投与により、感染を防ぐ「中和抗体」が体内にできることが知られているが、今回発見された抗体はそれとは逆に感染性を高める。感染者ごとに重症化リスクを判別できる可能性があるほか、ワクチン開発にも一石を投じそうだ。研究成果は今後、米科学誌「セル」で発表される予定。

 一部のウイルスでは、感染しやすくする抗体が作られ、重症化につながる現象「ADE」(抗体依存性免疫増強)が起こることが知られている。こうした抗体はSARS(重症急性呼吸器症候群)などでは見つかっていたが、新型コロナではわかっていなかった。

 荒瀬教授らは、新型コロナの感染者の免疫細胞から得られた76の抗体を解析。新型コロナは表面の突起部分「スパイクたんぱく質」を介して人の細胞にくっついて感染するが、このたんぱく質の「NTD」という部分に作用する抗体に、ウイルスに感染しやすくなる感染増強抗体があることを発見。これが中和抗体の効果を弱めることを突き止めた。中和抗体の量が十分あれば、影響はなかった。

 
感染者の体内の抗体の差を調べると、特に重症患者で感染増強抗体が多かった。一方、非感染者でも感染増強抗体を持っているケースがあり、感染やワクチン投与によって感染増強抗体が増える可能性がある。どの程度重症化に関わっているかは不明だが、荒瀬教授は「感染増強抗体の量を調べることで、事前に重症化しやすい人かどうか調べることができるかもしれない」と説明する。


 既存のワクチンは、現在分かっているウイルス株に対して中和抗体が十分作られるため問題ないが、今後出現する新たな変異株では感染増強抗体の方が強く働く恐れもあるとし、荒瀬教授は「感染増強抗体を増やさないワクチン開発が必要になる可能性もある」と話している。【松本光樹】









インドで急増の真菌感染症、患者が約9000人に2021/05/24 14:27  BBC News

スーティク・ビスワス、インド特派員

インドで感染が急拡大している、致死率の高い真菌感染症「ムコール症」の感染者が8800人を超えた。

「黒い真菌」とも呼ばれるムコール症は、通常はまれにしか確認されない。致死率は50%と高く、眼球を摘出しないと助からない場合もある。

インドではここ数カ月、新型コロナウイルスから回復した人や回復中の人に、数千人の感染者が見つかっている。

医師たちは、新型ウイルス治療に使用されているステロイド剤と関連があるとみている。また、糖尿病患者は特に感染リスクが高いという。

新型ウイルス感染症COVID-19から回復して12〜18日後にムコール症を発症するようだと、医師たちはBBCに説明している。

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病床はすぐいっぱいに

感染者の半数以上は、西部グジャラート州とマハラシュトラ州で確認されている。他の15以上の州でも、8〜900人の感染が報告されている。

感染者の増加を受け、29州がエピデミック(感染流行)を宣言するようインド保健省から指示されている。

ムコール症患者専用の治療病棟が国内各地で新設されているが、医師らによると、ベッドは患者らで急速に埋まっているという。

中部インドール市の公立マハラジャ・ヤシュワントラオ病院(1100床)では、ムコール症の患者が22日夕の時点で185人だった。1週間前の8人から急増した。

同病院医局トップのVP・パンディ医師は、患者の8割以上が緊急手術を必要としているとBBCに話した。

パンディ医師によると、同病院ではムコール症患者専用の病棟を11棟(計200床)設置した。「患者がこれほど急増するとはまったく想定外だった」、「以前は年に1、2人の感染者を確認するだけだった」。

同医師は、インドール市だけでムコール症の患者は400人以上に上っていると説明した。

「いまやCOVID-19より黒い真菌(ムコール症)のほうが問題だ。患者は適切なタイミングと方法で治療を受けなければ、致死率が94%まで上がることもあり得る。治療費は高額で、薬も不足している」

医師らによると、ムコール症患者は診断後に最長で8週間、治療薬「アムホテリシンB」(アムホB)を毎日、静脈注射する必要がある。

パンディ医師は、インドール市内の4病院の患者201人について、データを集めた。

その結果、患者の大半はCOVID-19から回復した人で、男性だった。その多くがステロイドによる治療を受けていたほか、全員に主に糖尿病などの基礎疾患があった。

インドの医師4人による別の調査は、ムコール症に感染したCOVID-19患者100人超について調べた。対象となった患者の79人は男性で、83人が糖尿病も患っていたという。

ムンバイの2病院のムコール症患者45人に関する別の調査では、全員が糖尿病だと判明した。また、血糖値が急上昇していたという。

「ムコール症患者で、血糖値が正常な人は皆無だった」と、数多くの患者の治療に当たってきた眼科医アクシェイ・ナイール氏はBBCに話した。

ムコール症とは

ムコール症は極めてまれな真菌感染症で、土や植物、肥料、腐った果物や野菜によくみられる真菌に感染することで発症する。

ムンバイのナイール医師は、「ムコール真菌は至るところに存在している。土壌や空気中、健康な人の鼻の中や粘液にも存在する」と説明した。

感染すると、鼻の後ろにある洞や脳、肺などに影響を及ぼす。糖尿病患者やがん患者、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者、エイズ(後天性免疫不全症候群)患者など、重度の免疫不全患者の場合は命にかかわることもある。



 





 




 





 




 





 



























自分の頭で考えれば、今回のファイザー社のmRNAワクチンに問題点があることは明白です。

以下、列記してみます。 

①人類初の遺伝子ワクチン
②スパイクタンパクが人体にどのくらいとどまるのか不明。
③スパイクタンパクが抗体産生以外にどのような作用を有すのか不明。
④2021年5月12日時点で、ワクチン接種後死亡者が39人。 
 その多くが、脳出血、脳血栓、心疾患など心血管疾患で死亡。 
 報告されていない死亡者もあると思われる。 
 スパイクタンパクが心血管系に障害を与えて死亡した可能性がある。
⑤長期的安全性は全く担保されていない
⑥新型コロナに感染したときにADE(抗体依存性免疫増強)が生じる可能性がある
⑦僅か、10ヶ月で作られ、過去にない短期間の製造。
⑧2021年、2022年は本来臨床試験の段階 


などのリスクがあります。