我楽苦多通信

我楽苦多通信

なんやかんやつらつらと。


お知らせ。
 ブックマークを少し整理しました。もうやっていないサイトと何年も更新されていないサイトは削除しました。
 で、新たに追加したサイト「阿寒毬藻商店」「アートメーター」にて、イラストやら書き物やらを販売していますので、よかったら覗いてみてください。



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 なんというか、気がつくと11月。

 今年、もう二ヶ月しかない。どうしよう、やれていないことがいっぱい。なのにこれから大掃除も正月の用意も年賀状も書かねばならん、どうしようどうしよう、なんてあたふたしているうちにきっと11月は終わる。そして毎年のごとく大半のやらねばならなかったことを諦め、大掃除を半分ほど残して年が明けてしまうのだ……orz.

 読書など目標の半分も読めていない。創作活動は全滅である。創作に関してはネタが思いつかなかったという言い訳を用意しているが、ネタがなくともやれることはいっぱいあるので、言い訳というには見苦しい。

 読書に関しては一年の大半、いつもの数倍多く肉体労働をしていたので、疲れ果てて読めなかった。という言い訳。とはいえ、ゲームはやりまくっていたのだから、これまた言い訳にならず。

 けっして高い目標ではないはず、というか、むしろ低すぎるはずなのに出来ていない。読書にしろ創作にしろ、別にそれで生活しているわけではないし、やらなかったからと言って誰に迷惑をかけるわけでもないのだが。

 気が向いた時にすればいいと言えばそうなんだけど、本は読まないと積ん読本は減らないし、創作は気が向いた時にしかしなかったらちっとも上達しないから楽しくなくなってしまうのだ。

 結局時間のやりくりが下手なのと、無駄な時間が多いというのが原因ではなかろうかと。自分の意志の弱さが最大の原因ではないかと薄々気づいてはいるのだが、とりあえずこんな本を買ってみた。

 

 

 最近よく観ている鈴木保奈美の「あの本、読みました?」でランキングで一位になっていた本。番組内であんまり内容紹介はしていなかったんだけど、たまたま本屋で見つけて中を見てみたら面白そうだったので。とはいえ、ほぼ衝動買い。

 ちゃちゃっと読んで、キチンと実行してみよう。いつも実行できないんだよねぇ、継続できない。結局、意志の弱さが問題なんだよね。

 

 さてはて、この本を読んで、どこまで実践できるか。死ぬまでにやり残しを少しでも減らしたいので、とりあえずがんばる。

 

 

 

 余談だだが、プロフィールのピグの服装を冬仕様にした。

 もう、来年の手帳を買う季節になってしまった。

 今年も結局「ほぼ日手帳」を買った。たしかこれまでは2000円だった気がするんだけど、2400円だった。

 今年で7年目、使いこなせているようには全然思えない空白も結構あるし。

 これではいかん、来年こそは手帳を文字やら絵やらで埋め尽くすぞ、と意気込んではいるものの、いざ年が明けると意気込んで書いているのは最初の数日で、だんだんと空きスペースが増えていく。

 情けない限り……。ここ数年、いろいろ習慣化を図ってはいるんだけど、出来るようになったのは日々の体操と、風呂トイレの掃除だけ。掃除に関してはやらないと不衛生なので必然的に習慣化したんだけど、同じ掃除でも玄関掃除がなかなか習慣として身につかない。玄関は汚くても不衛生とまで言えない、と思っている。もともと掃除はあまり好きじゃないからしかたがない。好きな家事はないけど。

 今年、まだ年末とは言いがたいけれど、来年こそは出来ることを増やしていく、という目標を掲げよう。

 あと二ヶ月の間にできるようになればいいのでは?と思ったりもするが、どうだろう。うむ、自分にもっと厳しくなったほうがいいかもしれない。……、なれるように努力しよう。

 そんなことはさておき。

 今年のカバーはローマの休日の映画のフライヤー。ピンクでかわいいの。

 

 まだ何も書いていないけれど、これからぼちぼちやりたいこと、やらねばならないことを記入していこうと思う。

 ちなみに今年出来たとチェック入れているのは6コのうち2コしかない。

 なんてこったッ!!

 今年の7月、兵庫県立美術館にで開催していた「安彦良和展」へ行ってきた。

 

 今年は甲子園100周年らしくて、記念の電車が走っていた。写真に撮ったのは「タッチ」だけだったけれど、他にも甲子園が舞台の高校野球漫画のキャラクターがずらりとプリントされていた。「ドカベン」とかね。

 懐かしくて、ついパチリ、と。

 それはさておき。兵庫県立美術館へ行くのは二度目。以前行ったときはあいにくの雨で、すごく歩いた気がしたんだけど今回歩いてみるとそうでもなかった。ただ、暑くて泣きそうだったけど。

 

 表に出ている看板ぐらいしか撮る物がないんだけど、有名どころの「ガンダム」と「アリオン」。かくゆう私もこの二つ以外はあまり知らないんだけど。高千穂遙氏の「ダーティペア」シリーズや「クラッシャージョー」シリーズの挿絵も描いているのを今思い出した。

 

 7月のことで記憶が定かではないけれど、中学の頃の創作ノートなんかも残っていて、それがすごくきれいなの。字はもとより、ノートの使い方なんかもすごく見やすい。比べるのもおこがましいが、自分の中学のころとは雲泥の差である。特に字が……。

 やっぱりすごい人は小さい頃からすごいんだなぁって、改めて思う。そして物持ちがいい。

 ノートだけじゃなく、漫画原稿もポスターもすべてきれい。こんなきれいな原稿初めて見たかも、と思うぐらいきれいだった。

 よく行く無料の画展は、くるりと一周するのにさほど時間がかからないんだけど、さすが1800円だけあって一周するだけでもすごく時間がかかった。そしてすっかり疲れてしまった。

 体力だけには自信があったんだけれど、歳には勝てず、年々落ちている気がする。たまにする体操だけでは現状維持がギリである。

 それはさておき。

 休憩もかねて、館内のカフェでお昼を食べる。隣には外国人の人が何人か。日本人より多い。

 タコライス。美味しかったんだけど、お皿がテイクアウト用のものだったんで、少し味気ない感じ。あとから日替わりランチがあることに気づいて、しかもそちらのほうが美味しそうだった。ビーフシチューだった。

 なんか、悔しい。

 前来たときにあったレストランは、閉業していた。残念。和歌山の美術館へ行ったときにも館内レストランがなくなっていた気がするなぁ。予算の関係かな。と思ったり思わなかったり。

 一休みしてから、美術館の周りをくるりと回って帰路についた。

 館内で迷って、美術館から出られなかったのは内緒だよ。

 

 

 

 余談だけれど、この日同じ神戸方面ということで、「ボローニャ国際絵本原画展」にも行ってこようとこの後寄ったんだけれど、先日ネットで調べたときに早合点したようで、大阪は8月17日からだったのだ。

 原画展をやっている大谷記念美術館は庭もきれいなので、失意の中ちょっとでも元気を取り戻すべく、庭を一周した。

 あまり元気にはなれず。

 追い打ちをかけるように、Xにて贔屓にしているアカウントの猫ちゃんが亡くなったことを知り、気分が晴れぬまま一日を終えたのだった。

 

 先日付き添いで本屋に行った。いくと必ず気になる本があるので、必要以上には行かないでいたのだがついでもありつい入ってしまった。

 話題の本の棚で二冊、買ってしまった。これ以上積ん読本を増やしてどうする。

 以下の二冊。

 

 この本の前作「九十歳。何がめでたい」は知っていたし、となりに並んでもいたんだけれど、こっちを買った。

 理由として、字が普通の文庫より大きかったこと。要は字が詰まっていなくて読みやすそう、だったから。エッセイだから深く考えなくてもいいしね。「九十歳~」の方を買わないでこっちだけ買ったのは、まぁ、気分。

 佐藤愛子氏のことは当然ずっと前から知ってはいたけど、全く興味なく読んだのは孫とのやりとりを書いた一冊だけ。「孫と私のケッタイな年賀状」という本。これも小説ではない。

 この本のタイトルに九十八歳とあるけれど、逸れも数年前のこと。現在は百歳、多分今年誕生日が来ると百一歳だと思う。本当にしっかりしていらっしゃる。エッセイの中では、新聞も字面を追っているだけとか、耳も聞こえないとか書いているから肉体的には年相応、とはいえ自分で歩いて日々の生活を送っていらっしゃるようなので、歳よりは元気なのだと思うがそれなりにお年寄りの体なんだが、これだけキチンとというか昔とかわらない(読んでないのにいうか)文章をお書きになっているのをみると、文字書きはボケないんじゃないかと思えてくる。

 日々妄想に明け暮れよう、と読みながら思ったのである。

 そのうち、小説のほうも読んでみよう。

 

 ちなみに↓これも面白かった。

 

 これはたまたま手に取ってみたら、絵や写真もたくさん入っていて、その割には文字が少なくて、つい買ってしまった。

 読みやすい本を選んでいないか?と思われてしまいそうだが、半分はその通り。いやいや、これは古典を現代風に訳した本で、面白そうだったから。

 

 
 

 

 つい先日、大河ドラマ→源氏物語→源氏訳についてのラジオ→エモい→桃尻語訳「枕草子」という流れで、橋本治の「枕草子」を上中下買ったところで(まだ読んでないが)、ちょっと古典を今風にというのが気になっていたので。

 

 知れば知るほど知りたいことが増える。

 秋の夜長、しばし黙々を本を読もうと思う。

 二ヶ月、いや三ヶ月ぶりの更新になるのかな。

 ずっと放置し続けていたブログを再開、なんとか週一で更新しようと数年前から決意頑張ってきたのだけれど、あまり続かず今に至る。

 今年は春ごろから実家の家を処分するための掃除というか片付け(主に遺品整理)をしていたわけで、最初は週一でだらだらやっていたのだが、なのでこの頃はまだなんとか更新していた、6月ごろに売り先が決まってしまい、なんとしても8月中、出来れば盆前には片付けを終えなければならなくなってしまい、猛ダッシュで片付けをしていた。

 大変だったと言えば大変だったけれど、別にひーひー言うほどのことでもなかったのに。

 歳のせいか暑さのせいか、片付け以外のことをやる気力が全く出ず。おまけに日々作業している場所は扇風機しかなく、夏場長時間にると滝汗状態になるので、作業出来ず。

 と言うわけで、ブログ更新を含めた創作活動がほぼ出来ない状態だった。

 

 言い訳ですな。

 気力のなさで読書もほとんど出来ていない。予定の半分しか読めていない。

 なのに、困ったことに片付けが済んだ途端、燃え尽き症候群と言えばいいのか、時間があるときでもだらだらしちゃって全く集中出来ない日々。すでに半月。

 これではいかんと、なんとかパソコンの前に座った次第。

 頑張れ自分。

 

 で、家の片付けなんだけど、たいした大きさの家ではないのに収納場所だけはやたら作っていて、出るわ出るわいろんな物が。

 贈答品の毛布やらタオルケットにタオルセット、そして食器類と本。とりあえず自分ちで使える物をよけて、後は全部売り払った。

 こまめにハウスオフとかブックオフとかに持ち込んで。どれだけ物を買ってくれるか試す意味もあって、ダメ元でいろいろ持ち込んだ。

 同じ系列の店でも地域によって買ってくれる物が違うというのは、発見だった。

 未使用とはいえ、毛布もタオルケットもタオルセットも二束三文。食器もそう。でもまぁ捨てるよりはましだから。一応ブランド物はちょっと高く買ってくれた。

 びっくりしたのがCD。クラッシックのCDが数があったとはいえ、3万以上で売れたこと。一枚8千円の値がついているものもあって、何がよかったのかはわからないけど。

 あと、ガラス製品は都会では買ってくれなかったけど、田舎の店では買ってくれた。座布団とかも。ま、二束三文には変わりないけど。

 そういえばソフビ(ソフトビニール)の人形は高く売れた。あと、ミクロマンの箱入りと、よく知らないけど合体してロボットになったり乗り物になったり、中にミクロマンが入れる仕様のロボットも思ったより高く売れた。もっとマニアックな場所に持って行けばもっといい値だったかもしれないけど、そこまでの気力はなかったので。

 

 着物が一番やっかいだったけれど、いくつかは家人の友人が引き取ってくれたので大助かり。残りはリメイクでもするかと、手元に置いてある。うまくリメイク出来るかどうかわからんけど。

 本は、ブックオフは基本きれいな物しか引き取ってくれないから、引き取って貰える分は引き取って貰った。二束三文だけど。あと近くの商店街に古本屋があるのを思いだして、ダメ元で聞いてみたら文庫は引き取るということなので持って行った。引き取ってくれた。ここは古いのでも引き取ってくれた。うれしい。自転車で前後に段ボールをつんで3往復したかいがあった。

 漫画本やらオタク系の小物やらポスターやら映画パンフレットやらは、「まんだらけ」へ。ここでもほぼ持って行ったものを引き取って貰った。思ったよりも高値で。うれしい。持って行くの疲れたけど。

 

 あとこんな物も買ってくれるのか、と思ったのが掛け軸。名のある画家の掛け軸ならともかく、家人が趣味で書いた書は水墨画なんかも持って行った。値段は忘れちゃったけど、二束三文ではなかったと思う。ここでは着物も少し買ってもらった。バイセルなんだけど、着物はバイセルが一番いいって言うのを小耳に挟んで、まぁその通りだったなと。

 

 

 なんだかんだで、12、3万ぐらいになったかな。コスパがよかったかどうかは疑問だけど、いい小遣いが出来たことは確かかな。

 余談だが、着物よりも洋服が山ほどあって、故人は洋服好きでめちゃくちゃいっぱいあった。これも大体二束三文で引き取ってもらったんだけど、洋服はサイズがあるから着たくても着れない物もあるが、デザイン的に好みではないのでほぼ着れない服ばかり。とはいえ、捨てるには躊躇してしまうほどにはきれいな物ばかりなので、心が痛んだよ。

 

 そう、どうしても捨てなくちゃいけない物もいくつかあって、ほんと、心が悶々というかざわざわというか、気が滅入った。

 

 とにかく何があるかを確認するだけでも大変だったので、自分のときにはもうちょっと楽に整理出来るように、対策しておこうと思っているところ。

 でもまぁ、ぼちぼちにしか出来ないので、急死したらごめんなさいだな。

 問題はネット関係なんだけど、Xとかこのブログもそうだけど、死んだらどうなるんだろうね。何年かしたら消去されるのかね。

 一番みられて不味い物から切っていくかな。死んだ後だから、どうだっていいと言えばいいんだけど。

 

 そういえば、着物ダンスの奥から、無修正のエロ本が数冊出てきたが、これは普通にゴミに出した。

 

 

 このところ再び書籍整理をしている。ブクログへの登録漏れがないかチェック。漏れていると思われるのは、もう随分前に読んだり買ったりした本で、別に記録されてなくてもいいじゃないか、とも思うのだが気になり出すとチェックせずにはいられない。

 と言うわけで、しばらく昔の本がちらほら増えるかもしれない。というか増える。本来なら読了日時順に登録されて欲しいんだけど、登録順に表示されていく。一応登録日時を書き換えれば読了順に登録されていくんだけれど。

 順番通りに登録されたからといって何かいいことが起こるわけじゃなく、まして利益がでるなんて滅相もなく、自己満足でしかないので、めんどくささと時間のなさと、猛烈に目が疲れるので諦めた。

 読書ノートを見る限り、一度チェックしているはずなんだけど、登録漏れが出るわ出るわ。前は一体何をチェックしていたのだろう。

 

 実は数年前にブクログにもう一つアカウントを作っていたことが判明して、いつ作ったのかわからないんだけど、途中まで本が登録されていた。今持っているアカウントよりも前に作ったみたいだが、全然覚えていない。覚えていないことはおいといて、もったいないからここに実際家にある本だけ登録しようと考えている。積ん読本含めて。

 今使っているアカウントは、読んだ本の登録だから、人に借りたり図書館で借りたりもう処分してしまった本だったり、手元にないものも登録している。その代わり、積ん読本は登録していない。

 なので、見つけたアカウントには実際家にある本を把握する意味でも登録してみようかと。手書きの読書ノートどカウントは1707で、登録チェック済みがまだ337なので、まだまだ時間がかかる。これにコミックと積ん読本を入れないとと思うと、気が遠くなる。量もそうだけど、処分したかどうか定かでないのが多々あって、前途多難。

 なんとか今年中にやり遂げたいのだが、どうなることやら。

 

 ちなみに、やっぱり読み返したい本が山ほどあるし、映像で観てみたいのも山ほどあるし、あと内容を全く覚えていないのも、悲しいかな山ほどある。

 覚えていないことに関して、あるあるだよ~、と言ってもらえると気分も楽になるのだが。(笑い)

 

 

 

  インスタでフォローしているカフェ&ギャラリーでの宣伝を見たので行ってみた。ここはいつも期間が短いから、行こう、と決めたらすぐに行動しないといけない。今回も5日間の開催。なので、重い腰を上げて行ってきた。

 

 撮ってきた写真が小さくて、思った以上に見づらいことに今気づいた。申し訳ない。

 窓際に飾ってある作品以外は白黒だったと思う。カラーのものも嫌いではないけれど、どちらかというと白黒の方が好き。

 大体が動物、というか猫なんだけど、表情とかタッチがいいなと思って、絵はがきを数枚購入した。

 わりといつまでも観てられる絵。

 

 大きい絵もいいけど、こういう小さい絵も好き。狭いところにも飾れるしね。

 

 この個展をしているギャラリーはカフェでもあって以前はキチンとした(そんなことを言うと今はキチンとしていないみたいだけど、そうではない)食事が出来るカフェだったんだけど、料理人の事情で閉店して今はほんとの軽食だけのカフェになっている。知ってはいたんだけど、とりあえずご飯食べられますかと聞いてみた。

 予想通り食べることが出来なくて、でも近くの美味しい店をいくつか紹介しますがと言ってくれたんだけど、さほどお腹はすいていなかったし、めんどくさいのもあってお断り。このカフェでサンドイッチを注文した。ビールと一緒に。だって、この日は結構暑かったんだもん。

 缶ビールしかありませんが、と言われたけれど、ビールの味はそんなにわからないので何でもOKなのである。普段なら缶のまま呑むんだけれど、グラスもあるし人前なのでキチンとグラスについで呑んだ。

 350CCを呑みきれるか心配だったんだけど、暑いところを歩いてきたと言うのもあるし、ビールがキンキンに冷えていたから、グビグビとあっという間に呑んでしまった。

 サンドイッチを食べながら、やっぱ紹介してもらえばよかったかなぁ、とちょっと思った。

 別にサンドイッチが不味かったわけじゃない。ただ本当に普通のサンドイッチでせっかく電車乗ってまで出掛けてきたからには、ちょっと上等なランチを食べてもよかったなというのと、アルコールがビールしかなかったから。

 それに、この界隈で気になりつつ行けていない店も何軒かあったし。

 そうあったのに。今になって、失敗したー!!という思いが強くなってきた。

 過去の私のバカバカ。

 それはさておき。

 こういうシンプルで人を惹きつけられる絵を描けたらなぁ、と思いつつ、食事のあともう一回りしてから帰った。

 

 

 

 先日、森まゆみ著「その日暮らし」という本を読んでいたんだが、その中に須賀敦子さんという作家さんの訃報のことが書かれていて、森さんが須賀さんのことが大好きでとても素敵な人だということが、その文章からよくわかって、彼女の本を読んでみようかしら、なんて思っていたんだけど忙しさにかまけて忘れかけていた。

 で、その話はちょっと置いといて。

 ここ数年毎週金曜日にやっている「高橋源一郎の飛ぶ教室」というラジオを聴いているのだけれど、その番組の前半に秘密の本棚と称した本紹介のコーナーがある。その日紹介されていた本が、須賀敦子著「ミラノ 霧の風景」で、んん?っとなったわけ。須賀敦子、最近どっかで見たぞ、と。

 今読んでる本に出てきたじゃないか。ということで、再び興味がわく。一冊読んでみたいなと思いつつ、山程積読本がある身なのでとりあえずネットでポチッとはやめておこうと判断。本屋なり図書館なりで実際に手にとって吟味しよう。とそう決意したものの、何かとゴタゴタしているうちにまたも忘れかけていた。

 そして「その日暮らし」を読み終え次の本を吟味していたら、なんてことでしょう、最近買った本の中に須賀敦子著の本があるじゃないか。

「本に読まれて」という題名で、作者を見ないでジャケ買いならぬ題名買いをした本だ。

 こんな短期間に3回も須賀敦子氏の名前を見るとは、本も手元にあることだし、今読めってことかしら。いや、そうに違いない。

 というわけで、次はこの本を読むことにした。

 ここ数年、わりと真面目に朝ドラを観ている。なのに、新しい朝ドラが始まると、つい先日まで観ていた一つ前のドラマもえーっと、なんて考えないと思い出せない。

 なぜだ。

 ここ数年とは「あさが来た」あたりからなのだけど、ほぼ幕末から戦争をはさんでの昭和の話で、この時代、題材としてネタに困らないのかな。

 「あさが来た」ではディーンフジオカを初めて見て、素敵!!ってなっていたし、「とと姉ちゃん」と「ひよっこ」を観てからは、高畑充希と有村架純の区別がつかなくなり(高畑充希は未だに「とと姉ちゃん」と読んでいる。)、「半分、青い」はネットのアンチコメントが面白くてセットで観ていた。「ちむどんどん」もアンチコメントを見ながら観ていたなぁ。アンチコメントというとなんだかかっこいいけど、要は悪口。でも頷けるコメントが多くて、もはや変なことやらかさないか?とさえ思いながら観ていた記憶が。

 とはいえ、最近はそういう見方にも飽きたというか疲れたので、普通にドラマだけ観ている。「らんまん」も面白かったけれど、こんな旦那さんは大変だなぁと。この人は大きな仕事を成し遂げたからいいものの、下手の横好きというのもあるから運がよかったんだと思う。こんな言い方身もふたもないが。

 その次の「ブギウギ」は始まった当初から流れる歌が一日ぐるぐる頭を回ってた。ほんとに頭から離れなかった。怖いくらいに。そしてOPの映像というか人形もちょっと怖かった。(笑)

 そして、今やってる「虎に翼」。これも戦争を挟んだ昭和の話。それはさておき、主人公のとらちゃんが気になること何か違和感を感じると「はて?」と首をかしげ思ったことを口にする。それは人を怒らせたりすることもあるけれど、皆に新たな気づきをもたらしたりする。その辺が面白い。まだ始まって一月なのに、ぐっとくるシーンや台詞も、そしてぷっと笑えるところもあって、これからも本当に楽しみ。

 とらちゃんを見習って、何か疑問や違和感を感じたら「はて?」と口に出して調べたり考えたりするのもいいかもしれない。というかしてみよう。

 キャストも好きな俳優さんが多くて、ここ数年で一番面白く観ているかもしれない。驚いたことに脚本の人はアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」と同じ人だってこと。ドラマとアニメでは棲み分けしているような気になっていたけど、同じ脚本を書く仕事なんだから、別にドラマだけアニメだけと言うわけではないのにね。

 

 

 話は変わるけれど、これだけずっと戦争を挟んだ昭和の話をしていて、しかも戦争後は何もなくなってしまって、悔しかったり悲しかったり辛かったり切なかったり、何もいいことがないということが描かれているのになんで戦争に向かうような政策をするかなぁ、政府。なんて思っている。

 

 

 

 髙橋源一郎といえば、最近次々本を出しているイメージなのだが、つい先日も新刊が出たというのを知って何も考えずにポチッっとネットで注文してしまった。

 後になって値段を見ると2700円。

 2700円。もしやめちゃくちゃ分厚い本ではなかろうか。カラーページたっぷりの本なら薄くても高額だが、源一郎氏の本がカラフルだとは到底思えぬので、たぶん分厚いのだろう。

 で、届いた本は予想通り分厚かった。5センチぐらいはあろうか……。

 はてさて、無事読み切れるか不安。

 とはいえ、同じぐらいの厚さで2段組の「吉里吉里人」に比べると、どってことないかもしれぬ。それでも早々に読み始めないと、一生読めないかもしれん。

 

 

 

 ちなみに「吉里吉里人」は未だ積読本の山に埋もれている。