何だか縁を感じたんで読むことにした話。 | 我楽苦多通信

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なんやかんやつらつらと。

 先日、森まゆみ著「その日暮らし」という本を読んでいたんだが、その中に須賀敦子さんという作家さんの訃報のことが書かれていて、森さんが須賀さんのことが大好きでとても素敵な人だということが、その文章からよくわかって、彼女の本を読んでみようかしら、なんて思っていたんだけど忙しさにかまけて忘れかけていた。

 で、その話はちょっと置いといて。

 ここ数年毎週金曜日にやっている「高橋源一郎の飛ぶ教室」というラジオを聴いているのだけれど、その番組の前半に秘密の本棚と称した本紹介のコーナーがある。その日紹介されていた本が、須賀敦子著「ミラノ 霧の風景」で、んん?っとなったわけ。須賀敦子、最近どっかで見たぞ、と。

 今読んでる本に出てきたじゃないか。ということで、再び興味がわく。一冊読んでみたいなと思いつつ、山程積読本がある身なのでとりあえずネットでポチッとはやめておこうと判断。本屋なり図書館なりで実際に手にとって吟味しよう。とそう決意したものの、何かとゴタゴタしているうちにまたも忘れかけていた。

 そして「その日暮らし」を読み終え次の本を吟味していたら、なんてことでしょう、最近買った本の中に須賀敦子著の本があるじゃないか。

「本に読まれて」という題名で、作者を見ないでジャケ買いならぬ題名買いをした本だ。

 こんな短期間に3回も須賀敦子氏の名前を見るとは、本も手元にあることだし、今読めってことかしら。いや、そうに違いない。

 というわけで、次はこの本を読むことにした。