朝ドラ | 我楽苦多通信

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なんやかんやつらつらと。

 ここ数年、わりと真面目に朝ドラを観ている。なのに、新しい朝ドラが始まると、つい先日まで観ていた一つ前のドラマもえーっと、なんて考えないと思い出せない。

 なぜだ。

 ここ数年とは「あさが来た」あたりからなのだけど、ほぼ幕末から戦争をはさんでの昭和の話で、この時代、題材としてネタに困らないのかな。

 「あさが来た」ではディーンフジオカを初めて見て、素敵!!ってなっていたし、「とと姉ちゃん」と「ひよっこ」を観てからは、高畑充希と有村架純の区別がつかなくなり(高畑充希は未だに「とと姉ちゃん」と読んでいる。)、「半分、青い」はネットのアンチコメントが面白くてセットで観ていた。「ちむどんどん」もアンチコメントを見ながら観ていたなぁ。アンチコメントというとなんだかかっこいいけど、要は悪口。でも頷けるコメントが多くて、もはや変なことやらかさないか?とさえ思いながら観ていた記憶が。

 とはいえ、最近はそういう見方にも飽きたというか疲れたので、普通にドラマだけ観ている。「らんまん」も面白かったけれど、こんな旦那さんは大変だなぁと。この人は大きな仕事を成し遂げたからいいものの、下手の横好きというのもあるから運がよかったんだと思う。こんな言い方身もふたもないが。

 その次の「ブギウギ」は始まった当初から流れる歌が一日ぐるぐる頭を回ってた。ほんとに頭から離れなかった。怖いくらいに。そしてOPの映像というか人形もちょっと怖かった。(笑)

 そして、今やってる「虎に翼」。これも戦争を挟んだ昭和の話。それはさておき、主人公のとらちゃんが気になること何か違和感を感じると「はて?」と首をかしげ思ったことを口にする。それは人を怒らせたりすることもあるけれど、皆に新たな気づきをもたらしたりする。その辺が面白い。まだ始まって一月なのに、ぐっとくるシーンや台詞も、そしてぷっと笑えるところもあって、これからも本当に楽しみ。

 とらちゃんを見習って、何か疑問や違和感を感じたら「はて?」と口に出して調べたり考えたりするのもいいかもしれない。というかしてみよう。

 キャストも好きな俳優さんが多くて、ここ数年で一番面白く観ているかもしれない。驚いたことに脚本の人はアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」と同じ人だってこと。ドラマとアニメでは棲み分けしているような気になっていたけど、同じ脚本を書く仕事なんだから、別にドラマだけアニメだけと言うわけではないのにね。

 

 

 話は変わるけれど、これだけずっと戦争を挟んだ昭和の話をしていて、しかも戦争後は何もなくなってしまって、悔しかったり悲しかったり辛かったり切なかったり、何もいいことがないということが描かれているのになんで戦争に向かうような政策をするかなぁ、政府。なんて思っている。