2021年6月3日(木曜日)
今日は血液検査シートにおける白血球、好中球、リンパ球の求め方を説明します。
この3つは抗がん剤と切っても切れない関係にあります。
すでにご存じの方も多数おられると思いますが、私自身について言えば表の見方も数値の求め方についても医師からも病院の看護師、薬剤師からも教わったことはありません。全部自分で調べました。
ご存じない方のためにあえてご説明します。
①白血球の求め方
私の市立病院では白血球(WBC)の単位は10”2/μl(10の2乗ミュー(マイクロ)リットル)となっています。
仮に採血の結果が「70」だとすれば、70の10の2乗、つまり7,000μlとなります。
なぜこのようなややこしい表示の仕方をするのかと言えば、それは下の行の赤血球(RBC)に原因があります。
白血球が血液のわずか3%であるのに対し、赤血球は96%を占めます。そのまま表示してしまうと桁が大きくなりすぎてしまうのでこのように表示されます。
蛇足ながら、赤血球の場合単位は10”4/μl(10の4乗マイクロリットル)なので採血の結果が「480」だとすれば、480の10の4乗、つまり4,800,000μlとなります。
②好中球の求め方
一般的に好中球やリンパ球は「白血球分類」のグループの1つとして「%」で表示されます。
好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の数字を合計すると「100%」になります。
仮に白血球が7000μl、好中球が60%だとすれば「7000X60%」で4200μlとなります。
化学療法の前におこなわれる採血では、医師は必ず白血球と好中球の量とその変化を確認し、化学療法を実施すべきか否かを判定します。
私自身は判定で引っかかったことはありませんが、数値が化学療法実行基準に達せず帰られる患者さんの姿は何度も目にしてきました。
私は好中球のことを野球で例えれば「守備の要」と理解しています。
③リンパ球の求め方
リンパ球も求め方は同じです。
仮に白血球が7000μl、リンパ球が30%だとすれば「7000X30%」で2100μlとなります。
なぜかリンパ球数は抗がん剤治療の判定には使用されないようです。
ただリンパ球にこだわる医師ももちろんおられます。
私はリンパ球のことを野球で例えれば「攻撃の要」と理解しています。
○NLRの求め方
昨日も書きましたが
②好中球を③リンパ球で割ったものがNLRです。
上の例で言えば②4200μl/③2100μlでNLRは「2.0」となります。
がん患者の場合、NLRが2.77を下回るように工夫すれば、抗がん剤の効き目が上がり、副作用も軽減される可能性があります。
ちなみにがんに罹患していない一般民間人であれば、抗がん剤によるダメージがないので2.0を下回るのが普通です。
以上で一旦説明を終わります。
「くーちゃん」へたくそな説明でゴメンナサイね。
不明な点があればまたコメントしてちょうだい。
今朝ホテルの狭いお風呂で温浴実験をしているときにふとNLRよりも精度の高い方法を思いつきました。
この方法だと次の腫瘍マーカーの数値がさらに正確に予測できることを発見しました。
おもしろそうでしょ。
それは日を改めて詳しくお話しさせてください。
きょうはここまで。
【本日の実験結果】
本日から実験再開しました。
アバスチンの影響でしばらくは血圧が不安定になることが予想されますが、その割にはましな数字かな?下が高いのが気になるけどね。
アパのバスタブはとても狭くて足を伸ばせません。
でもこの時思いつきました。
NLRよりすごいものを。
今日も体調はバッチリでした。
ただちょっとだけ頭を使ったので、今晩はうなされるかも。
明日もがんばりま〜ス。
私のがんは消えている。
(俺は奇跡のラッキーマン!)
ツイてる。
消えてる。
うれしい。
たのしい。
ありがとう。
続きは明日の午後7時に発信します。
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