地球一周 Sambiのたび。 -58ページ目

カルタヘナからパナマシティへ、バスと船のたび#5 カルティ~パナマシティ


コロンビアからパナマを目指すたび5日目。


昨日泊まっていた宿でLonely Planet Panama(ガイドブック)を読んでいると、ここカルティはサンブラス諸島のひとつの島で、ここからサンブラスの島々へもイケルらしい。


しかもすぐそばには

「黄金色に輝くビーチ」

「エメラルドグリーンの海」

「無数に泳ぐ魚たち」

に出会える島もあるとのこと。そんなステキなところを1泊で後にするなんてもったいない!


ということで、延泊を決意し、昨日は就寝。







そして朝起きてみると、猛烈な雷雨・・・。


バケツをひっくり返したどころじゃなく、プールの底を叩き割ったような、いやいや消防車の放水のような、ズギョギョギョギョギョーーーーーー!!というものすごい雨が降っとります。


またすぐ側では間髪おかずに雷が、ウニョニョニョニョニョニョニョーーーー!!と鳴り響いております。


これじゃあビーチでまったりどころの騒ぎじゃない。ので、おとなしくパナマシティを目指すことに。


雨の弱くなったタイミングを見計らって船に乗り、対岸からパナマシティまでジープで移動。











途中うとうとしてたら、もう目の前に超巨大ビル群が迫っていて、




着いちゃいました、目的のパナマシティ。


ジープの運ちゃんがとっても親切で、最初にお願いした宿が空いてなかったので、いろいろ電話を掛け、走り回ってちゃんと別の宿まで送り届けてくれました。







とゆーわけで、カルタヘナからパナマシティを目指すたび、完。


かかった費用だけまとめておくと、

【移動】

バス7h: カルタヘナ→モンテリア 25,000ペソ(1,200円)
バス4.5h: モンテリア→トゥルボ 25,000ペソ(1,200円)  
ボート1.5h: トゥルボ→カプルガナ 55,000ペソ+荷物4,000ペソ(2,400円)
ボート1h: カプルガナ→プエルトオバルディア 25,000ペソ+荷物5,000ペソ(1,500円)
ボート7h: プエルトオバルディア→カルティ $100(8,000円)
ジープ2.5h: カルティ→パナマシティ $25(2,000円)

計: 約17,000円


【宿泊】

トゥルボ 15,000ペソ(700円)
カプルガナ 1,000ペソ(500円)
プエルトオバルディア $5(400円)
カルティ $8(650円)

計: 約2,000円


【雑費】

カルタヘナ市バス 1,700ペソ(80円)
ゴミ袋 1,000ペソ(50円)
パスポートコピー2枚 50c(40円)
カルティ⇔本土間のボート $2(150円)
などなど

計: 1,000円


というわけで、費用は約20,000円($250)でした(食費・酒代別)。


途中で寄れる村、島々もステキだったし、移動自体も覚悟してたのよりはるかに楽だった。


もちろん天候やプエルトオバルディアからパナマシティまでの交通手段の有無など、おおいに運にも左右されるけど、時間に余裕があって、お金を節約したい人にはじゅーぶんオススメ出来るルート。






なお、自分ではそれほど疲れた感はないのだが、パナマシティに着いてからふっと手の甲を見ると・・・見慣れたぷつぷつが。


学生時代、北海道でこどもに英語を教えるボランティアをしてたんだけど、夏休みの10日間、睡眠も不十分に朝から夜まで走り回って極限に近い生活をしていると、毎年必ず登場する黄色信号がこれ。


友達は「夏の風物詩」と言って、これが出ると喜んでくれるわけだが(バカさま)、おれにとっては「肉体疲労のバロメーター」みたいなもので、これが出たってことは多少疲れがたまったということだと思います。







まぁ何はともあれ、想定通りの日数でパナマまで来れたからよかったvv


5か月の南米を終え、ついにたびも終盤。中米に入ります。



カルタヘナからパナマシティへ、バスと船のたび#4 プエルトオバルディア~カルティ



コロンビアからパナマを目指すたび4日目。


運命の(?)船旅日。


 









まず8時にイミグレへ。




パナマ入国に当たっては、出国用航空券の提示が必要なんてうわさもあったし、実際ににせものチケットを持ってる人もいたけど、提示はパスポートとパスポート顔写真ページのコピー2枚、クレジットカード(滞在費があることの証明、コロンビア人は現金を見せていた)だけでok。


おれはコロンビア出国のスタンプが25日で、今日は27日だったので、

「なぜ空白の1日があるのか?」

と聞かれたけど、

「カプルガナを朝7時に出発する予定だったから、前日のうちにスタンプをもらっておいた」

と説明するとすんなりハンコを押してくれた。


それから全員のパスポートを船頭に渡し、船の手続きやらバイクの積み込みやらなにやらかにやらを経て、








10時に出航。




今日は日差しが強く、これは焼けそうだ。


みんな顔が真っ白になるほど日焼け止めを塗っていたけど、そこまでやるのになぜ上半身裸に水着なのか・・・。


おれは日焼け止めはしない代わりに、ストールをかぶり、サングラスをして、首はタオルでガード。もちろん長そで長ずぼんで日焼け対策は万全だ。


みんなからは

「さむいのかー!?」

と笑われたけど、あとで笑うのは絶対こっちだよー。







今日は昨日一昨日よりも波があり、高さは1.5-2.0mといったところか。




波に乗り上げるたびに結構な振動は来るけど、今回も後方の席をゲットして救尻胴衣を敷いているので、全然きつくない。


そもそもティティカカ湖のうねりとガラパゴスの高波に比べれば、こんなのなんてことないのだ。




カリブ海に浮かぶ小さな島々、































無人でヤシの木だけが生えるイメージ通りの無人島



(遠すぎ?笑 ヤシの木がビーチに生えるだけの、イメージ通りの無人島)


などを眺めながら、ツインエンジンの小舟はひたすら北を目指す。











かなりの燃料を消費するらしく、途中3-4回給油タイムがあって、途中の島や本土の村に帰港した。















ちなみにこの船はひとり100ドル=7人とバイクで900ドルも払っているわけで、

「いい商売だな、おい!」

と思ってたんだけど、1度給油の時に120ドルくらい払っていたのも目撃。


燃料費もバカにならないらしい。


そもそもトゥルボからカプルガナまでが荷物代込みで2,500円、これが約1時間半の船旅だったことを考えれば、もっと少人数でそれの4倍くらいの時間がかかるのに8,000円程度。そう思えば、高すぎるとは言えないレベルなのかも。



















10時に出発して、カルティ到着は17時。









途中の給油休憩が1時間としても、6時間はこの小舟に揺られてたらしい。そんな感じはしなかったけど、やっぱりちょっとは疲れたかな。


ここからパナマシティーまでは2時間半程度とのことながら、既にパナマシティー行きのクルマは出発した後で、今日はもうないらしい。


また、このあたりには宿もないので、沖合の島(ここがカルティ島)に行って宿で1泊して、明日パナマシティーを目指すべしとのこと。


(沖合に浮かぶカルティ)


というわけで、再度船に揺られ、5分ほどでカルティへ。


この島がねぇ、めっちゃいいの!!


しまんちゅたちはみんなニコニコして挨拶もしてくれるし、民族衣装を着たおばちゃんたちがそこらじゅうを歩いてるし、こどもたちはかわいいし。


上陸した瞬間に気に入ったよ。


ホームステイという名の宿ながら、ちゃんとしたシングル(8ドル)でキッチンあり(家族の使ってないときに)。


シャワーはなくバケツの水をすくって浴びるタイプで、ちょっと塩味がしたってことはきっと海水も入ってるんだろうけど、それでもじゅーぶんすっきり。


バケツシャワーを終えると夕陽タイム。



















んーナイス!!









それから村をぷらぷら歩く。









と、村人たちにあっちからこっちから話し掛けられる。みんなフレンドリーでほんとにいいいよ、ここは。


仲良くなったラウルくんに村を案内してもらい、かるーく散歩して宿に帰る。


夜は電気もあり、パソコンを充電しながらこの日記を書いていると、下から

「ハポン!!」

とお呼びがかかり、

「何かしら」

と思って行ってみると、

「ごはん食べなさい」

とのこと。


なんと!


しかも夕食はロブスターと野菜のトマト煮だよ。


超豪華。


そいやーさっき途中の島でもでっかいロブスターを売ってて、1kg3ドルって言ってたっけ。




でかいのでも重くても1kgくらいだろうから、これが1匹250円!!!


島の人にしてみたら

「ちょっと変なかたちしたエビ」

くらいの感覚なのかもね。なんて贅沢な。


そんな豪華な食事をいただき、ただいままた1杯やりながらブログ記事を書いています。


それにしても最後にこんな素敵な島に滞在することになろうとは・・・。


おれ明日出発出来るのかなぁ??



カルタヘナからパナマシティへ、バスと船のたび#3 カプルガナ~プエルトオバルディア


コロンビアからパナマを目指すたび3日目。


今日も6時前に起き船着き場へ。7時半の出航とのことで、チケット(25,000ペソ)を購入し待機。




出発間際になって旅行者がふたりやって来て、船会社のおっちゃんと何やら言い合ってる。聞くと

「イミグレはどこ?」

「すぐそこだけど、まだ空いてないよ」

みたいな会話をしてる。


まだ出国手続きしていないらしい。昨日のうちに済ませておけばよかったのに・・・と憐れんでいると、オッチャンがやって来て

「というわけで、午前中の船はキャンセルだから」

と。なんと!!


このふたりがいないと乗客はおれひとりらしい。さすがにそれじゃあ船は出せないので、午後便(12時発)に乗るようにとのこと・・・。


今日は土曜日だから早いうちにパナマ入りしておきたかったのに。


しょんぼりして宿に帰り、おばちゃんに事情を説明して、ちょっと部屋で休ませてもらいたい旨を伝えるも、

「掃除しなきゃだから」

と、やんわり断られる。が、

「ハンモックなら使っていいよ」

と言っていただいたので、しばし休ませてもらう。




昨日の夜は鈴虫の声だけだったのに、朝になるともう鈴虫の音は聞こえず、鳥のさえずりや隣の小学校から聞こえてくるこどもたちの声、遠くから響く音楽と、どこかで大工さんが打ち鳴らす金槌の音を聞きながらうとうと。


ちゃっかりこっそりキッチンも使わせてもらって昼食を済ませ、12時ちょい前に再び港へ。


またバックパックをポリ袋に詰め、ミニバッグもビニールに包んで出発を待つ。




桟橋ではこどもたちが魚釣りに興じていた。きっと今晩のおかずを獲っているのだろう。

















船はほぼ定刻の12時すぎに出発。

「これに命と荷物を預けて大丈夫なのか・・・!?」

と不安になるような小舟だったけど、




きっと毎日事故もなく運航しているのでしょう。信じるのみです。


海は波もほとんどなく穏やかで、ちょろちょろぱしゃぱしゃと水が少しかかるくらい。びしょ濡れを覚悟してたのに、なんだか拍子抜けだよ。


昨日とは打って変わってサンサンと照る太陽のもと、気持ちのいい船旅を経、1時間足らずでプエルトオバルディアに到着。


ポリシアの荷物チェックを経てイミグレに行くと、オフィサーはいるのに

「今日は土曜日だから12時で終了。また明日、8時に来るように」

とのこと。やっぱり・・・。だから朝の船で出たかったのに。


一応粘ってみたもののケンモホロロだったのであきらめ、イミグレを通り過ぎてすぐの宿へ。7人ドミで5ドル。




ここで同じ船でプエルトオバルディアから来た5人と一緒になった。うち、4人はパナマシティ行きとのことで、飛行機の情報をチェック。


すると、明日の便も火曜日のも既にいっぱいで、次は金曜とのこと(週3本のみ)。さすがにここで1週間は厳しいので船を探すとあっさりと見つかった。


同行者も見つかり、宿の5人プラスほかのところに泊まってる2人プラスバイク1台で明日の8時にスタンプをもらい次第出発ということで決定。ラッキー☆









ここも歩いてまわれるくらい小さな村で、ぷらぷらと散歩をしていると・・・










さあここで問題。


これはなんでしょう??




うん、おれも最初は遊歩道かと思ったよ。


でも道行くセニョーラにもしやと思って聞いてみると、


なんとこれが「空港」らしいよーーー!!!!


300mにも満たない滑走路、ただそれだけの空港。


歩いてみると(出入り自由)、なんかのケーブルが敷いてあるし、




ところどころヒビが入ってるし、




いい景色だけど、いやいやよく見たらちょっと曲がってるし。




もちろんこれまでもこれからも事故はないんだろうけど、これだったら船でまぁよかったかなと。


ちなみに滑走路脇にはベンチ。




ここで飛行機を待てって?怖すぎでしょ。









空港を見て、村をぷらっと歩いて、




夕暮れ時には海辺でまったりして、




パナマ入国を祝してパナマビアーを2,3,4,5本いただき、気持ちぃ気分で眠りにつくのでした。


カルタヘナからパナマシティへ、バスと船のたび#2 トゥルボ~カプルガナ


コロンビアからパナマを目指すたび2日目。


6時前に起きて船着き場へ。そう、今日は船旅です。目指すはCapurgata(カプルガナ)。


無事にプラチナチケット(?)




をゲット(FIXプライス値引きなし、55,000ペソ)し、出航予定の8時半から9時まで待機。










この航路は荷物も乗客も濡れるかもということで、ビニール袋(1枚1,000ペソ。ペラペラじゃなく、丈夫なつくり)を港で買って、荷物を包装。


たいせつなバックパックが、まるで大きなゴミのよう・・・。




この船も揺れが激しいらしく、ガラパゴスの教訓からエンジンに近い後方のシートをゲットすべく早朝から待ってたんだけど、結果的にはチケットを買った順番に名前を呼ばれたので、チケットさえ早めに買ってしまえば船着き場で待つ必要はなさそう。


6時半前に港に行って、既に購入している人が10人以上いた(前日購入も含まれているかも)。


9時過ぎになってようやく乗船開始。おれは10数番手だったけど、最後方の席がまだあいていた。


ちなみに荷物は10kgを超過する分に関してのみ有料。


1kgごとに650ペソ。おれの荷物は17kgで7kg超過だったので、10kgx0ペソ(無料)+7kgx650ペソ≒4,000ペソを支払いました。


船は満席、荷物ももりもりで9時15分頃に出航。




最初は湾のようになったところを進むので揺れもなく快調。


途中パスポートチェックもあった。




30分超過ぎて沖合に出ると、噂の揺れが始まった。波は50cmから1m程度とかなり穏やかなのに。


それでも前席の人たちに比べれば後ろは楽ちん。前の人なんて、ケツが30cmは浮き上がってたよ。後ろはそんなことありません。


尚、このボートのシートはただの木のベンチで、ずっと座っているとおしりが痛くなります。


なので、ひとりひとつ支給される救命胴衣とは別にもう1個救命胴衣をゲットして、おしりに敷くと楽。救命胴衣は救尻胴衣でもあるのです。





途中いくつかの街に寄りつつ、10時45分頃にカプルガナ着。




荷物を受け取り(全然濡れてなかった!)、パスポート・荷物チェックを経てカプルガナ上陸。


客引きのおばちゃんに連れられて宿へ。


尚、同日中にパナマ入りすることも可能。おれはここで1泊したかった。


連れて行かれた宿はちょっと海からは離れるもののセントロにほど近く、ちょっとバンガローちっくなステキ宿。














これで10,000ペソは安い。コロンビア最安だ。


キッチンはなんだかキャンプ場のよう。やべー楽しい!




この村からジャングルを歩けたりもするみたいだけど、あいにく天気もいまいちだったので、キャンプ場ちっくなキッチンでごはんを作ったり、村を散策したり、昼寝をしたり、コロンビア最後のビールを飲みながら日記を書いたりと、のんびり過ごす。


島じゃないけど(大陸上にあるのに船か飛行機でしか来られないという意味ではまさに陸の孤島)、なんだか島のようなゆったりとした雰囲気、空気が漂っていて心地いい。














ダイビングなどのマリンスポーツも出来るみたい。










いままで見て来たコロンビアとはまた雰囲気の異なるカプルガナ。


村人もにこやかでウエルカム。とってもいい感じ。


こんなステキなところに来られただけでもこのルートを選んだ甲斐はあったかなと思わせてくれたし、たっぷり時間があるのなら数日滞在してのんびりしてみたい場所だった。


なお、島には宿が「供給過多だろ!」というくらいたくさんあり、レストランも商店もパン屋もバーもネット屋も、まぁなんでもある。


電気は午後から深夜までらしいのだが、先ほど21時過ぎに突然の停電があり、夜空を見上げれば無数の星がまたたいていた。

「あっ流れ星!? ・・・ いや、あの不自然な動きはもしやUF・・・」

と思ったら蛍だった。







夜は鈴虫の声を聴きながら眠りにつくのです。












カルタヘナからパナマシティへ、バスと船のたび#1 カルタヘナ~トゥルボ


コロンビアからパナマを目指すたび1日目。




前にも書いた通り、ここ南米大陸北端のカルタヘナからパナマを目指します。が、陸路はゲリラ地帯で通行不可らしいので

①飛行機で飛ぶ $350

②セイルボートでクルーズ $500

③バスと船と飛行機を乗り継ぐ $200

これらの選択肢があり、②がよかったんだけど$450-500のクルーズは1週間先までいっぱい、直近のだと$900-1,000!と高すぎる。


飛行機はなるべく避けたいので、きついと評判の③をチョイスしたのでした。


飛行機は週に3便で満席もしばしば、そうなると船を乗り継いで行くことになり、5日から1週間、10日かかるなんて話もあるけど、どーなることやら・・・。








さて、初日の目的地はTurbo(トゥルボ)というところ。カルタヘナからトゥルボまで10時間くらいかかるとのことで、朝6時前に起きて出発。


カルタヘナの中心部からバスターミナルまで市バスで移動、所要1時間弱。


カルタヘナからトゥルボまでの直通バスはないので、まずは途中のモンテリアへ。エアコン付きのミニバス(言い値40,000→交渉後25,000ペソ)。




8時半頃に出発。所要4-5時間のはずが到着は15時半。えっとえっと、7時間もかかってますけど。運ちゃん、珍しくのんびり運転してたからなぁ。








モンテリアのバスターミナルでトゥルボ行きのチケットを購入。次はバスではなく、ピックアップトラック。


案内されたクルマの後部座席で出発を待っていると、運ちゃんがやって来て、

「お前はそこ(キャビン)じゃない。後ろ(荷台)だ」

と言う。


聞くと、前の席は42,000ペソで、荷台が32,000ペソなのだと。


いやいや、確かに最初の42,000ペソから値切りましたけど、結果25,000ペソで落ち着きましたけど、そんな説明は一切ございませんでしたですよ。


チケット購入時のやりとり↓


くぼた「トゥルボまで」

オフィス「42,000ペソ」

くぼた「ノー!」
(おれは相場が28,000ペソというのを聞いていたのです))

オフィス「40,000」

くぼた「ノー!」
(こっちからはまだ提示しない)

オフィス「35,000」

くぼた「ノー!」

オフィス「30,000」

くぼた「25,000!」

オフィス「28,000」

くぼた「25,000」

オフィス「分かった、ここに名前を」


チケット購入までのプロセスはたったこれだけ(ちなみにコロンビアのバスはこのように交渉要。場所にもよるけど、結構下がることが多い)。


ね、なんの説明もないでしょ。そらーこっちだって簡単には受け入れられません。


というわけで運転手のたぬきみたいなおっさんと押し問答開始。


こっちは

「そんなの買う時に聞いてねぇ!荷台なんて無理!!」

の一点張り。


一方たぬきは

「前は42,000、後ろは32,000。荷台がいやならあと10,000ペソ出せ」

を連呼。


どんだけ言われてもねぇ、おれも頑固なんでそうやすやすとは受け入れませんよ。だいたい説明もないのは明らかにおたく側のミスですから。


このやりとりのせいで16時の出発予定が10分20分とどんどん延び、どうしようもないと判断したたぬきが一時中座。


しばらくして、緑のメッシュを来た若者を引き連れて戻って来た。


おーおーポリシアのご登場ですか。そうきますか。


やって来たポリスに先制攻撃。

「スペイン語分かんないから、英語で頼むわ!」

一言も発する前に軽いパンチを受けて閉口するヤングポリス。でもさすがにそれくらいじゃ向こうもひるまず、お構いなしにスペイン語でたぬき同じことを言ってきた。


こちらは丁寧にチケット購入時のやり取りから説明。そんなオプションがあるなんて話は聞いていないと繰り返す。


埒があかないと判断したヤング、退散したかに見せかけておいて、今後はオールドポリシアを引き連れて帰って来た。


この頃には他のバスの乗客も「なんだなんだ、なにごとだ」と乗り出してきて、15人くらいに囲まれとります。







オールドにも

「英語できる?」

と聞くと、ヤングが横から

「さっきちゃんとスペイン語で受け答え出来てたじゃん。上手じょーず」

みたいなことを言ってくる。


そんなんで今褒められたって嬉しかないやい!(ココロの中ではちょっとニコニコ^^)


誰が来ようとお互いに一歩も譲らない。こっちとしては、向こうがあきらめて

「もういいや。時間もあれだし出よう」

ってなるのを期待してたんだけど、たぬきは

「こいつが後ろに乗らねぇんならおれは絶対運転しねぇ!」

と顔を赤らめて叫んでる。


そしてオールドがついに強硬手段発動。クルマに乗り込んできて、引きずり降ろそうとする。


荷台を見ると、ヤングの方はおれの荷物を降ろそうとしてる。


これにはさすがのくぼたくんももう限界。


久しぶりに全力でシャウトしました。


が、全然響かなかったようで、

「もうこいつを置いて出ろ」

みたいな雰囲気が漂ってる。


んん・・・、これを逃したらこの街に1泊しなきゃなくなるし、そもそもさっきターミナルで聞いたらこの会社しかトゥルボ行きはないようで、きっとここではじかれたら明日になっても乗せてもらえない。


きっと門前払いで乗車拒否。


なので、残念ながら折れましたよ。もう荷台でいいです、と。


「でも、いいけどその前に一言だけ言わせてくれよ・・・。

おれはコロンビアに来て3週間になる。

どこへ行っても街の人たちはとっても親切にしてくれるし、自然は雄大で本当に素晴らしい。

アルゼンチンから南米を数か国北上して来たけど、コロンビアが1番好き。いい想い出でいっぱいだ。

それなのに、最後の最後でこんな仕打ちを受けて、本当に残念だ」


と、周りにいたみんなに伝えました。


つたないスペイン語と身振り手振りだったので、どれだけ伝わったか分からないけど、ちょっとしゅんとした顔を見ればなんとなく分かってもらえたかな、という気はしたよ。







というわけで予定を30分以上も遅れて出発。たぬきはおれへの怒りをぶつけるかのようにアクセルをこれでもか!というくらい踏み込み、農道みたいな1本道を130-140km/hのスピードで疾走。


荷台で140km/hの猛烈な風を顔に浴びながら、さっきのやり取りを何度も何度も反芻していた。




それにしても慣れないことはするもんじゃない。


ひさしぶりに叫んだからか、ノドが痛くてねぇ・・・。








陽も沈み、三日月と無数の星が踊る暗闇を走ることしばらく、夜の21時にようやくトゥルボに着いた。


明るいうちに着けるように、早朝出発としたのだが・・・まぁ無事に着いたのでいいか。


ちなみにこちらも大人なので、最後にたぬきと握手して別れたことは付け加えておこう。


それにしても初日からこれでは先が思いやられるなぁ。