美和弥栄マロン鍋(みわ やさか まろん なべ)


解説:山代山人

美和の弥栄ダム湖畔岸根地区には、平家の落人が継ぎ穂の技術で開発した伝えられる超大型栗「岸根栗」の原生林がある。

一つが70g 子供のげんこつくらいの大きさだ。

昨年のビッグサイトで展示していたら某百貨店のバイヤーがすぐに仕入れたいと言われた栗だ。

大きいだけではない。甘くて深い味が特徴で岸根という品種が全国に行きわたっている。


山口県 やましろ商工会
名前の通り岸根栗がメイン具材のマロン鍋は非常に美しい鍋だ。

まっ白い豆乳がベース

これに秘伝の味付けがされている。

特産野菜と黄色いガンネグリが2個

そして彩りに枝豆のグリーンが映える。

若者や女性に人気の鍋。

ヘルシーでまっ白い中に黄色と緑が鮮やかな具のバランスが「食べてみたい」と食欲をそそる。

この鍋はイベントで一度食べた人が二度、三度と並ぶ、食べるほどに深い味わいの鍋である。


本郷勘場猪鍋(ほんごう かんば ししなべ)

解説:山代山人

毛利藩の山代の庄、中心地本郷には勘場(年貢を納める場所)が置かれていた。

最後の山代代官は吉田松陰の実兄 杉 民次さんだった。


山口県 やましろ商工会

山代は猪がたくさん獲れるところ。

木の実や、自然薯、山菜などミネラルたっぷりの餌を食べ野山を走り回ったイノシシがメイン食材。

大鍋でイノシシの肉の薄切りをニンニク、塩胡椒でさっと炒め、スープを張る。

特産野菜を入れて、沸騰したら手作り味噌、お酒、味醂などで味付けして完成。

猪の肉の旨さと野菜から出る甘味がスープに溶け込んで

「やっぱりシシナベは旨い」

イベントで一番先に売り切れるのがこのシシナベだ。



美川清流 鮎焼鍋(みかわせいりゅうあいぎょうなべ)

解説:山代山人
山口県 やましろ商工会

岩国市東部、清流錦川で獲れた鮎を遠赤外線効果のある炭火の遠火でまる一昼夜

干し上げる。

あぶられて、鮎から流れ落ちた油が炭火に滴り落ちてジュワッと白煙を上げる。

この煙で燻されながら乾燥した鮎は黄金色になる。鮎焼(あいぎょう)という。

香りと味が濃縮されている。

この鮎焼を水の状態で一晩浸けておくと最高の出汁が出る。

(湯で沸き立たせてもいいがスープが濁り、鮎の身が崩れる)

一旦鮎を取り出し、スープに醤油、酒・味醂などで味付けし、特産野菜を入れて

煮立たせる。ご飯をすり鉢で半殺し(粒粒が残った状態)にしたものの中に

柚子味噌を餡にした団子を浮かべる。

最後に鮎を上にトッピングする。

濃厚な鮎焼のスープが最高に旨い。

出汁を取った後のトッピングされた鮎の身もすごくうまい。

半殺しの ご飯団子もスープを吸って最高。

地元 美川町の山清旅館で食べられる。

大鍋軍団五龍ではイベントでこれを一度に250人前の大鍋で作る。

一人前350円(カップうどん容器)


10月3日(土)ダンチュウの編集スタッフがこの鮎焼の旨さに驚嘆したということをつけ加えておこう。


今日から五日間大鍋軍団五龍の紹介をする。( 解説:山代山人)

五龍の名前の由来は、錦川河口の錦帯橋が、かつては五龍橋と呼ばれていたこと、また最上流の錦寂地峡に五龍滝という五つ龍に因んだ滝があるから。

清流錦川を龍の胴に見立てて頭(錦)手足(美川・本郷・美和・岩国)とした。

まずは、「錦五龍もみじ鍋」

五龍滝のある寂地峡をイメージさせる鍋。



山口県 やましろ商工会
山代地鶏の鳥ガラでとったスープにつみれと特産野菜を具に使用。

味付けはほのかにキムチの味がする鍋。

山代地鶏のさっぱりとしたスープが特産野菜の甘みと肉(つみれ)の味をひきたたせる。

大鍋軍団で出店時は、一度に200人前の大鍋で販売。



山口県 やましろ商工会
10月17日(土)18日(日)岩国駅前で第53回岩国祭りが開催される。

メインステージ横に大鍋軍団五龍が出店する。

山代の特産品コーナーもある。


大鍋軍団五龍(五つの地鍋)

美川清流鮎焼鍋(あいぎょう鍋=干し鮎の出汁 と特産野菜・半ごろし団子)


錦五龍もみじ鍋(山代地鶏をベースに紅葉をイメージさせる鍋)


美和弥栄マロン鍋(岸根栗が入った若者好みの鍋)


本郷勘場猪鍋(猪肉と特産野菜のコラボをお楽しみください)


錦帯橋船頭れんこん鍋(岩国特産の穴が9つあるれんこんを巾着に包んで)


うまいよー


ほかにもたくさんの催しがあるけえ

おいでませえ。