山口県 やましろ商工会

帰りに寄った蒜山高原  紅葉真っ盛り



11月9日、10日と島根県JA雲南とJA鳥取中央に視察研修に行った。

すごいメンバーだった。

山口県岩国農林事務所 所長さん以下5人

岩国市農林経済部長以下8人

JA山口東組合長以下4人

JA岩国市組合長以下2人

やましろ商工会 私

*1日目

 JA雲南 にて産直市の研修

 キーワード:強烈なリーダーの存在(S課長さん)

         熱意と粘り腰

         明確なコンセプトと目標

         人的ネットワーク

         最新のテクノロジー

         ノミニケーション(酒)

  ぶったまげたこと--- 田舎の生産者のじいちゃん ばあちゃんが携帯のQRコードを使いこなしていること。

  毎月、大阪阪急で野菜の出店しているが、商品パッケージにQRコードが付いている。

  ユーザーは携帯で読み取れば生産者の顔が見えるし、ネットと違って、実物を見てよければリピートできる。

  ネットは上手に写真を撮っているので実物と違うというクレームがあるが、このシステムなら解消する。

  私もQRコードは使いこなすし、ITも人並みには使えると思っているが、ここまで考えるとは---絶句。


実はこのQR 私が事務局長しているやまぐち森の恵みネットワーク

「事務局長のおっさんブログ」

QRが使える方は、携帯でどうぞ。


*2日目 JA鳥取中央にて学校給食センター研修

 キーワード:コスト・調理時間・栄養素・味・原料(肉、野菜、米、魚など)

  視察より帰ってから夜通し最適解を求めるべく図解・フローチャートなど悩んだが

 見えた。  LPモデルの世界だ(linear programming)


先進地視察は、帰ってからワクワクする。 やましろはやましろモデルを作るぞ!



山口県 やましろ商工会
10月27日 山口市防長苑にて地域振興懇話会が開催された。

各行政関係者、議会関係者、県内商工会長の出席のもと、シンポジウムが行われた。

山口県立大 小川教授をコーディネーターにながと大津商工事務局長、山口県中央商工会指導員、そして小生(山代山人)がパネラーとなってパネル討論会が行われた。

各商工会地域の課題、地域振興への取り組み、今後の組織活動など熱い討論だった。

関係諸機関の皆様にしっかりと問題点、課題、取組決意をお伝えし変わらぬご支援をお願いしたつもりだ。

商工会は地域によって仕事内容も深さも広がりも違う。

中山間地には中山間地の問題と課題があり、都市周辺には巨大ショッピングモールなどの問題もある。

地域は違うが職員が目的意識とプロ魂の基に必死で働くことがステークホルダーへの恩返しであろう。




山口県最大のイベント「きららフェスタ」がきらら博覧会跡地のきららドームで開催された。

10月17日(土)18日(日)の二日間で10万人以上の入場客があった。

やましろ商工会から屋内の物産コーナーに特産品販売で2事業者さんが出店。


山口県 やましろ商工会

屋外のテントブースでは、やましろ青年部が活動資金稼ぎに焼き栗販売で出店。

120kgの岸根栗が早々に完売した。

焼き栗は、ポン菓子を作る機械のような特注品で圧力をかけて焼き上げる。

焼き上がってオープンする時にものすごい蒸気が噴き出るので、それがパフォーマンスとなって人だかりができる。

焼き上がった栗は、見るからにおいしそうで香りもいいので、あっという間に売れる。


朝一番 焼き栗機の点検をしている様子。


山口県 やましろ商工会


山口県 やましろ商工会
10月15日(木)14:00~15:30 岩国市民会館で開催された弘兼憲史氏の対話式講演会は大成功に終わった。

やましろ商工会青年部が主幹事となり広域連携事業として岩国西商工会青年部・和木町商工会青年部・岩国商工会議所青年部主催だった。

平日の昼間だと言うのに約700人が集まった。

写真もビデオ録画もすべて制約なしだった。

ケーブルテレビで近々全編が放映される予定だ。


司会に、錦帯橋鵜飼宗家でかつ書道家の石見屋錦舟さん

パネラーに青年部より5人(男性3人・女性2人)が壇上に上がり、弘兼先生との対話式講演会の形で進められた。


全部で7つの質問に対し先生の主観も交え広く深い説明があった。

一般的に一つのテーマで行われるが、この方式だといろんな話題に広がるので非常に面白い心に残る講演会だった。


ある女性のパネラーが

「漫画家の収入について教えてください」

と質問したが、漫画家になって売れるまでの険しさと、売れてからの収入の目安を話していただいた。


また、今話題のダム問題などを含めた環境問題の質問や「課長 島耕作」の実在モデルについても質問があり、丁寧に答えていただいた。


次年度開催するのであればスケジュールさえ合えば行いたいとのことだった。



五龍鍋の最後を飾るのは

錦帯橋船頭れんこん鍋(きんたいきょうせんどうれんこんなべ)

解説:山代山人

錦帯橋が、かつて五龍橋と呼ばれたということは以前書いた。

夏は、錦帯橋の下で鵜飼屋形船が行われる。

また、岩国のれんこんは穴が一つ多い九つある。

鵜飼船の船頭と名物のれんこんから名前をつけた。


山口県 やましろ商工会
巾着(油揚げ)の中にれんこんをすりおろした団子が入れられる。

スープは干し魚がベース。

味付けは醤油味。

これに特産野菜を入れて煮立ったら巾着を浮かべる。

巾着がスープの旨みを吸収し、中のレンコン団子のもっちりとした中に歯ごたえを残した感触とあいまって食うほどに「まいう~」だ。


錦帯橋  釘一本使わない木組みの名橋。

20年に一度架け替えるために山で檜を育て橋の大工さんの技術を伝えていっている。

これは、「先人から預かり、つなぐ誇りに満ちた地域づくり」である。
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