美川清流 鮎焼鍋(みかわせいりゅうあいぎょうなべ)

解説:山代山人
山口県 やましろ商工会

岩国市東部、清流錦川で獲れた鮎を遠赤外線効果のある炭火の遠火でまる一昼夜

干し上げる。

あぶられて、鮎から流れ落ちた油が炭火に滴り落ちてジュワッと白煙を上げる。

この煙で燻されながら乾燥した鮎は黄金色になる。鮎焼(あいぎょう)という。

香りと味が濃縮されている。

この鮎焼を水の状態で一晩浸けておくと最高の出汁が出る。

(湯で沸き立たせてもいいがスープが濁り、鮎の身が崩れる)

一旦鮎を取り出し、スープに醤油、酒・味醂などで味付けし、特産野菜を入れて

煮立たせる。ご飯をすり鉢で半殺し(粒粒が残った状態)にしたものの中に

柚子味噌を餡にした団子を浮かべる。

最後に鮎を上にトッピングする。

濃厚な鮎焼のスープが最高に旨い。

出汁を取った後のトッピングされた鮎の身もすごくうまい。

半殺しの ご飯団子もスープを吸って最高。

地元 美川町の山清旅館で食べられる。

大鍋軍団五龍ではイベントでこれを一度に250人前の大鍋で作る。

一人前350円(カップうどん容器)


10月3日(土)ダンチュウの編集スタッフがこの鮎焼の旨さに驚嘆したということをつけ加えておこう。