にんにくは土づくり
40年あまりの歴史をもつ田子町のにんにくづくり。
日本一の品質を生み出す生産者の品質への強いこだわりは土壌作り。
田子町は、昔から田子牛などで知られる畜産の町であり、ミネラルや
鉄分を豊富に含んだ堆肥を生産し、環境保全型農業を推進。
毎年9月頃に植え付けをするにんにくの種(鱗片)は10ヶ月間じっくりと
愛情を込めて育てられ、翌年6、7月に収穫。
良い土と生産者の努力によって高品質を誇るにんにくが誕生。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━━─━─
先日の雨は凄かった。
収穫を目前にした田んぼもこの通り。
稲穂も見えないほど水没しました
後1週間・・・農家はなんとも言えない気分でしょうね(T▽T;)
日本一の理由(わけ)
なぜ田子にんにくは日本一か。
七月上旬、梅雨明けとともに町全体が強烈な匂いに包まれます。
わずか二週間足らずの間に二千数百トンものニンニクが一斉に
収穫されるのです
この時、町はにんにく一色。最も活気づく時です。
田子で生産されるのは、「福地ホワイト六片種」。雪のように真白で、
丸く豊かでエレガントな形と粒が大きく身のしまった品質により
中央市場評価も高いのです
昭和37年に栽培開始、昭和44年には農協に「にんにく生産部会」が
創設され本格的な生産体制に入りました。
昭和56年には質・量ともに日本一に輝いています。
「にんにくの町・田子」をこれほどまで有名にしたのは、その生産量や
品質ばかりではありません。世界初であろう「にんにくシンポジウム」や
「にんにく姉妹都市」といったこだわりとラーメンなどの加工品を
いち早く手掛けたことも大きいのです。
古くから香辛料や強壮剤として珍重されてきたにんにく。今、アトピーや
アレルギー対策の一つとして新たな注目を集めています。