川上弘美『ぼくの死体をよろしくたのむ』 | 空想俳人日記

川上弘美『ぼくの死体をよろしくたのむ』

 前に読んだ筒井康隆『創作の極意と掟』の「妄想」についてブログ記事「筒井康隆『創作の極意と掟』」にこう書いたよ。
【もとは妄想であった女性作家の作品として、「川上弘美の諸作品」だと著者さんは言い、著者さんは彼女の作品をほとんど読んでいるそうだ。ボクも川上弘美の妄想は大好き、なんだ、一緒じゃん。ボクも川上弘美は相当読んだヨ。「物語が、始まる」「蛇を踏む」「いとしい」「神様」「溺レる」「おめでとう」「椰子・椰子」「センセイの鞄」「パレード」「龍宮」「光ってみえるもの、あれは」「ニシノユキヒコの恋と冒険」「古道具 中野商店」「夜の公園」「ざらざら」「ハヅキさんのこと」「真鶴」などなどなどなど。なんだなんだ。やっぱ、作家は、理想や思想や空想や構想や予想や夢想や奇想や追想よりも、妄想を大事にしなければならない、そう思う。久しぶりに、川上弘美小説を読みたくなったよ。】
 ということで、読んだのが、『大きな鳥にさらわれないよう』『川上弘美訳「伊勢物語」』、『伊勢物語』の翻訳後、インスパイアされて書かれた『三度目の恋』だったね。
 それでも、なあんか読み足らず、「そだ、まだ読んでない短編を読も」ってんで、この『ぼくの死体をよろしくたのむ』を手に入れたってわけよ。



 で、読み終えて感想書こうかな、思ったけど、どうも安部公房生誕100年記念で出た文庫『(霊媒の話より)題未定』を読んで、未完の作品の結末を空想したり、『飛ぶ男』を再読して、これも未完なので、その続きをアレコレ妄想してみたりしたためか、どの作品も、その続きというか、後日談ばかりが脳みそに渦巻いてきてしまってね。
 だから、今回は、感想じゃなく、勝手なる続きのお話を書かせてねエ。あらすじを書かないから、この本読んでない人にはさっぱりわからんと思うけど。



☆鍵☆
 久しぶりに公園へ行こうとしたわたし。公園脇にある鉄塔に人だかりが出来てて、みんな見上げながら騒いでいる。「どうかしたんですか」「男がてっぺん近くで腕立て伏せしてるんだ」見上げれば、彼だ。七生だ。わたしは無我夢中で人垣をかきわけ、スカートなのに鉄塔をよじ登り始めた。自分が乞う初稿不詳だと分かっていながら。「おい、やめとけ。もうすぐレスキュー来るから」
 気が付いたら、彼は腕立て伏せを止め、鉄の板に腰かけていた。わたしも、その横に腰かけた。「筋肉ついたみたいだね」と彼。「ダンベルのおかげ」と、わたし。すると、彼は、私の太腿に手を載せ、三度ほど握るように揉んだが、すぐにやめちゃった。ああ、もっと触っててほしいのに、太腿だけじゃなく、もっと付け根も。思ったけど、彼は「うん、確かに筋肉だ」とほほ笑んだので、わたしも返した。「そろそろ降りるか。大騒ぎになってるみたいだし」と彼。「ううん、もう少しこうしていましょ。レスキューが来るまで。ほら、富士山、きれいよね」「富士山なんか見えないよ」「見えるってば」と甘えるように怒ったわたしに、彼は優しく「う、うん、見えるね」と訂正してた。わたしは、彼を握り返す代わりにバッグの中の鍵を握りしめた。
 
☆大聖堂☆
 河合さんが突然ぼくの部屋に駆け込んで来て「カーヴァーの『大聖堂』あげるから、一号室のカーヴァ―のメールアドレス聞き出してくれ」と。「どういうこと」「もう、おれが寝静まった頃を見計らって一号室のカーヴァ―が襲いに来るのよ」「マジですか」「夢の中の話だけどな」「じゃ、彼女にメールしても、仕方ないじゃないですか」「そんなこといわずに。あ、それと、不動産屋の女のコのメールアドレスも聞き出しといたから教えるから」「ええええええ!!!」
 そんなわけで、河合さんは、不動産屋の女のコにちょっかい出そうとメールアドレスをぼくが知りたがっていると言って聞き出したのだ。彼女は、「飼って頂いてるフェレットが気になってて。フェレットがどうしてるかお話してくださる日をメールで頂けたら嬉しいわ」なんて言われたと。そしたら、その時から、河合さんの夢の中に何度も一号室のカーヴァーが現れ、河合さんを誘惑するようになったのだ。最初は河合さんも恐怖だったけど、夢の中で誘惑するカーヴァーのそのしなやかな肢体と艶めかしい姿態に惚れてしまったと。
「もう仕方がないなあ」と、ぼくはカーヴァーの部屋を訪ねたのだが、メールアドレスを聞き出す前に、ぼくはカーヴァーに「いいところへ来たわね」と言われて、しこたま焼酎の宴会で飲まさせられ、あっとういうまに酩酊。その後、どうなったか覚えがないのだが、気が付くと、ぼくは、全裸で横たわっており、その脇にしがみつくようにやはり全裸のカーヴァーが寝息を立てているのだ。そして、リンゴン、リンゴンと、ウェストミンスターという名のその部屋の小動物の鳴き声が脳みその中に鳴り響いているのだった。「こんなことになっちまって、河合さんは、カーヴァーの『大聖堂』の本、くれないよなあ」

☆ずっと雨が降っていたような気がしたけれど☆
 しばらくして兄の慶太が言ってきた「会ってやるよ」と翻してきた。「えっ?」「恋人の光月に会ってやるよ。言いたいことが出来た」
 あたしが兄の慶太を紹介すると、恋人の光月はけげんな顔。「どうして兄さんなんか」を。そうすると慶太は自分で「兄の慶太です。死んだ、うちらの兄、草太のスペアです」「スペア?」「もし、あんたが姉さんを捨てるようなことがあったら、必ずぼくに連絡ください。ぼくは、光月さん、あなたのスペアにもなりますから」そういう慶太に、あたしは、初めて彼への恋心を感じた。いや、兄だから、恋心じゃないかもしれない。だけど、そんな先のこと分からないという光月の、そんな先にも、あたしには慶太がいる、そう思っていたことに今気がついたのだ。

☆二人でお茶を☆
 トーコさんは何度も結婚して、何度も離婚している。わたしは、一度の結婚と離婚で、「もういい」思った。そんなトーコさんがまた結婚した。三度目だ。「三度目の恋」。その三度目が、わたしに降りかかってきた。
「あのね、彼ね、何でそうなったか知らないけど」と言いながら、わたしの一度だけの結婚の相手だった。
「ねえねえ、今度は長続きしたいんだけど、彼の個とよく知ってるよね、結婚した相手だもんね」。嫌な予感。「どうすれば別れなくて済むと思う?」と。知るか、だいたい、自分は別れたんだから。だから助言もしてないのに、なぜかトーコは、かつての旦那と別れる気配がない。ある日、思い切って聞いてみた。
「つまんない男でしょ、彼」
「うん、つまんない。でも、だから、最初からつまんないから、別れる理由もない、たぶん、『土曜日には映画を見に』の彼みたいだからじゃないかな。その小説を読んだ。「なるほど~」と思った。

☆銀座 午後二時 歌舞伎座あたり☆
 この「銀座 午後二時 歌舞伎座あたり」には、小さな人が登場するらしい。男とぶつかりそうになりながら、相手は飛びのいたが、そこに小さい人がいた。小さい人は、ネコに囚われた小さい女の子を救わなければならない。あら、あらすじ書いてる。
 はい、では続き。「ななお」という、小さな女の子を救った人の事務所は鍵も掛けてなく、もぬけの殻だったが、気になって、もう一度訪れてみた。その部屋には鍵がかかっていた。いるんだ、思った。「中にいるの? ななおさん」と。でも応答はない。そこへ、ある女性が鍵を差し出した。
「これで空くかも」と。騙されたと思いながらも鍵を使えば、開いた。そして、そこには俯せの男。二人同時に「ななおさん」「七生さん」と叫んだ。
「息をしてない」「でも、あったかい」「さっきまで、腕立て伏せしてたんだ」「腕立て伏せ?」「うん」
「手紙が……」「読んでみて」こう書かれていた。
《ぼくの死体と/晴美と/さくらを/よろしくたのむ》と。

☆なくしたものは☆
「ねえ、犬の映画だけど、観に行かない?」「あれえ、この間、観たじゃん」「あ、お前とだったけえ」「誰と観に行ったって思ってたのよ」「おまえ」「うそ」  誰とでもいいんだよ。あんなに泣ける映画はなかった。ああいう映画を一緒に観に行ってくれる女が好きなんだ。だから、誰かが好きじゃなく、あの映画を一緒に涙してくれる女が好きなんだ。それって、女が好きじゃなく、犬が好きなのか?
 なくしたものは大きいっていうけど、たぶん、大事にすれば大事にするほど、なくなるものも大きいと思う。だから「なくならないように」と呪文を続けてたら、何もなくならなくなったけど、肝心の自分がなくなったよ。きっと、いい匂いの魂になったんだろうなあ。

☆儀式☆
 天罰を下すには、人間のことがよく分かっていなくても、やるときはやらねばなりません。その儀式は、人間をよく知らない、そんじょそこらのおばさんが言っています。そして、そのおばさんは、あなたの隣にいます。
 ほうら、すぐに手を合わせたりしませんか。「いっただっきまーす」とか「ごちそ~さま~」とか。それは儀式なのです。そして、こういうことをしない人への天罰を与える儀式でもあるのです。

☆バタフライ・エフェクト☆
 たった一瞬のこと、蝶々が、ある日、出会うことを手帳に記録する。しかし、二人は、出会わない、のではない、一瞬、二人は同じ蝶を見つめるのだ。一瞬だが、同じ時間を共有するのだ。
 そのアゲハ蝶は、二人の男女に、あるメッセージを送った。「私を同時に観た人は、永遠を手に入れるだろう。そして二度と出会うことはないだろう」と。二人は、その瞬間に出会っていることも忘れ、生涯二度と出会うことはない。ただ、その瞬時が永遠であったことは間違いないのだが、残念ながら、二人とも、そのことには気づかない。

☆二百十日☆
 だから、伯母の代わりに来た「るか」は、伯父さんのこと、よく知ってたんだ。
「ねえ、るか。いや、伯父さん」
 時間が急速に逆回転し始めた。インターフォンが鳴った、「るかです」と子どもの声。「あ、伯父さんだ」と気づいたが、声にしなかった。そうして、あたしは、二百十日からの出来事を何度も何度も繰り返した。

☆お金は大切☆
 試しに、もう一度、喫茶店に行った。やはり喫茶店はなかったが、そこに「貸します」という不動産屋の看板が。電話番号があったので、電話してみた。
「はい、〇△不動産ですが」と。物件名を言って「借りたいんですけど」と。月々12万円だと。「いいですよ」と応える。
 そう、僕は、ここでスパゲティナポリタン専門の店を開こうと思っている。



☆ルル秋桜☆
「ねえ、モザイクが完成したら、どこに飾ろうか」杏子ちゃんが聞いた。「どこでもいい」そう言って、あたしは、付け足した。「飾るとき、そこに一緒に死体も飾っていい?」杏子ちゃんは笑った。「それ、ステキね」「あたし、そういう生まれつきの人だから。ルル秋桜を中心にまあるく飾りたいな」「うん、そうしよう」

☆憎い二人☆
 週明け、わたしは、リッパの前に向かって、「あのう、一言いいですか」と。「どうしたの。退職届?」少しムカッと来たが、思い切って「先輩の髪の毛、つやつやしてて、とてもきれいですね」「あら、ありがと。それで、本論は?」「いえ、それだけです」
 その日、それ以上、リッパには近づかなかったが、一日リッパがニコニコしているような気がした。
 夕方、リッパが、私のところへ来た。「どう、たまには、食事でも」「え、今からですか」「うん、紹介したい人たちもいるし。行こうよ」
 そうして、北京料理の店へ。そこにいた紹介したい人たちっていうのは、あの眼鏡と四十年輩のゲイカップルと思しき二人だった。わたしは「最悪!!」と思った。

☆ぼくの死体をよろしくたのむ☆
 あたしは、黒河内瑠璃香に「死にません」とは言ったものの、いつかは父のように、「あたしの死体を、よろしくたのむ」と手紙を書くのだろうか。書くとすれば、誰に当てて書くのだろうか。やっぱり黒河内瑠璃香に、だろうか。
 そんなことを思いながら、あたしは、また黒河内瑠璃香を訪ねた。「で、ほんとうに、死なないの?」とまた聞くので「死にません」と応えると、「じゃあ」と言って、黒河内瑠璃香は、あたしに1枚の便せんを渡した。そこには、こう書かれていた。
《さくら様 私の死体を、よろしくたのみます 黒河内瑠璃香》と。

☆いいラクダを得る☆
 逆行サークルのみんなと会わなくなってから10年が経つ。わたしは未だに独り身だ。仕事のせいにしているが、今どきの男に興味がないと言えなくもない。ま、鉱物じゃないネタの回転寿司のお皿が流れ去る、みたいな感じよ。
 急に、マコト中華の餃子が食べたくなった。10年だから、もう店もないかもしれない。ところが、あったのだ。
 店に入ると「いらっしゃい」の声。それは大和誠ではなかった。大和要だ。「かなめ?」「なんだ、スマホ女か」げ、10年前のこと、まだ覚えてるんだ。「餃子。おとうさんは?」「死んだ。後継いだ」この10年のこと聞きたかったが、我慢した。店けっこう混んでて、要ひとりでてんてこ舞いみたいだし、もう、あの頃に戻れないし。
「ごちそ~さま~。また電話するね。番号変わってない?」「変わったあ」と言って大声で電話番号を告げた。ケータイじゃない番号。「ケータイは?」「やめた。そこの店の電話」と。見ると、レジ横に、なんとダイヤル式の黒電話。「それよりさあ、店、手伝ってくんないか。オヤジに比べて、おれ要領よくないし」と。え、え、手伝うって? 「すぐの返事じゃなくていいよ。住み込みで手伝ってよ。電話して」「うん、わかった」
 わたしは店を出た。餃子、大和誠のより美味しかった。明日がわたしを待っている、そんな気持ちでいっぱいだった。

☆土曜日には映画を見に☆
 小西さんは、わたしが握り返した手を慌てるように、振りほどくと、「今度の土曜日、何の映画がいいですか?」と尋ねた。あれ、初めてじゃないかな。いつも、小西さんが選んだ映画についてってるだけだったと思う。さあ、というふうに、わたしは首をかしげた。「いつも僕が観たい映画ばかりだったから。ごめんなさい」と。わたしは何が観たいだろう。いや、思い浮かばない。わたしは、こう言った「観たい映画に連れてってください」と。「わかりました」と小西さんは言うと、また私の手をそっと握ったので、もういちどぎゅっと握り返した。

☆スミレ☆
 宿舎を出て半年ほどした頃、街で村松さんに会った。「ぼくも精神年齢と実年齢が同じになってしまったので、宿舎を出ました」と言うので、ぬけぬけと「殿山さんは?」と尋ねると、「あの方も精神年齢と実年齢が同じになってしまったので、ぼくと同じ頃に宿舎を出ました」。宿舎を出た後、殿山さんとは会っていないと言う。
「スパゲティナポリタン、食べませんか」と村松さんに誘われて、喫茶店へ入った。「ここのナポリタン、太麵で美味しいんです」と言う通り、美味しかった。食後のドリンクは、コーヒーか紅茶かハーブティ、どれにします」「ハーブティ」「ぼくも。気が合いますね。もう一度、付き合ってくれませんか」とひょうひょうというので驚いた。村松さんは実年齢14歳、わたしの実年齢は53歳。「わたし、もう18歳じゃあないのよ」「ぼくも33歳じゃなく、14歳です」
 二人ともハーブティを飲み干していた。だが、どちらも席を立つことが出来なかった。
「わかりました。あと、4年。待ってください。あなたは18歳。わたしは4歳若返ってみます。49歳。4年後、ここで、もう一度会ってから、お付き合いしましょう。待てますか」と言うと、村松さんは「待てます」と答えた。
 4年後の同じ日、同じ時間にここで会う約束をして、二人は別れた。
 
☆無人島から☆
 1週間たったので、とらおのところへ行った。「何、食べたい?」と聞くと、とらおは「グラタン」と言った。
 グラタンを食べながら、とらおは聞いてきた、「また1か月くらい、いるんか」と。「1週間」「その後、誰んとこ行く?」「誰のとこにも行かない。無人島」「無人島?」「自分の住まい」「えええ、一人で生きていけるんかよ」「生きていく」「遊びに行ってもいいか」「だめ」「なんで?」「じゃあ、条件付きでなら、いいよ」「条件って」「家族としてでなく、一人の男として」「えええ、どういうこと」「だって、もう、両親が家族解消って言ったじゃない。わたしたちも、もう家族じゃないのよ」「はあ」「遊びに来るときは、ちゃんと考えてきてよ」「わかったよ」
 そんな会話をしたその夜、床に就くと、とらおは早速わたしの寝床に入ってきた。わたしは「遊びに来ていいわよ」と答えた。

☆廊下☆
 息子夫婦が孫を連れて遊びに来た。「二人で美術館へ行きたいんだ。ちょっと2~3時間、孫の面倒見ててよ」という息子。なんだ、そういうことか。「ベビーカー乗り入れ禁止じゃないでしょ、美術館」「だって、大泣きされたら困っちゃうよ」だって。
 息子夫婦が美術館へ向かうと、孫がいきなり泣き始めた。「お~、よしよし」と孫を抱きあげると、「あさか」という声が聞こえた。泣き声が変わったのだ。「とびお?」「うん。あさかに、またバイオリン聞いてほしくて生まれてきた。早く大きくなってバイオリン弾くよ」「わかったわ。息子にはバイオリン習わせるように言うから」「お願い」と。
 そうして、わたしは、孫の飛夫さん(息子にとっては飛夫じゃないけど)の面倒をよく見るようになった。「早く大きくなあれ」と呪文を唱えながら。あの時「だから、朝香さん、長生きしてね」と最後に言ったきり、あれから一度も飛夫さんは「あさか」とは呼びかけてくれないけど。
 わたしは、たまに孫の飛夫さんをベビーカーに乗せて美術館へ行く。エントランスの長い廊下を歩くと、飛夫さんのバイオリンの音が聞こえてくる。

 ということで、以上、全作品の後日談(ずいぶんと先の話もあれば直後の話もあるけど)、妄想でお創りさせていただいちゃった。ごめんなさいませ。


川上弘美『ぼくの死体をよろしくたのむ』 posted by (C)shisyun


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