こんばんは～
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
人間の魂のことを、
魂魄（こんぱく）といいますが、
魂は、
魂の部分と
魄の部分に分かれます
魂は、
人間が受胎するときに、
天から授かるもので、
「神の魂の一部」と言うべきものです
魄は、
受胎の瞬間に、
産土神社から授かります
魂と魄の大きな違いは、
魂は、
天の分け御魂であり、
「皆で一つ」という
自分と他を比較することがない
「悟った」魂なのです
魂は、
神道では、直霊（なおひ）といい
何度生まれ変わっても、
変わることのない
自分の本来の魂です
その一方で、
魄は、
和御魂（にぎみたま）、荒御魂（あらみたま）、奇御魂（くしみたま）、幸御魂（さきみたま）の
四つの魂で
個性や感情の元となります。
直霊と四つの魂のことを
神道では、
「一霊四魂（いちれいしこん）」と言うのです。
そして、
魂は生涯一つだけでなのですが
人間は、
生きていると様々な感情を持ち、
人や物から様々な気を受けるので、
魄は、後天的にどんどん増幅していきます
人間には初めは、
幽体がないのですが、
魄が増幅することで、
後天的に
幽体が出来るのです
人が「成仏する」ということは、
死後に
魂と魄が離れて、
魂が天に帰り
魄がバラバラになり、
幽体が消えることです。
しかし、
ほとんどの人は、
執着を残して死んでいくので、
死後も現世への想いが残り
魂と魄が分離しなくなってしまうのです。
その結果、
幽体が消滅しないで、
幽霊になってしまうのです
そして、
時間をかけて
魂と魄が離れても
魂の部分に、
前世で満たされなかったことへの想いが残っているので、
転生して来て
過去世でやり残したことを
達成していくのです。
このように、
魂と魄は意味合いが違うのですが、
霊魂の「霊」と言う字の旧字体は、
「靈」ですが、
この字は、
魄をさらに細かく分けて、説明しています
「靈」には、
口が三つありますが、
口は、
神々や神気が出入りする場所なので、
＜夜、口笛を吹いてはいけない＞とされているのです
参考記事
口が三つなのは、
三つの意味があり、
「靈」は、三つの要素から構成されていることを
意味しているのです。
これは、
人間の「靈」魂は、
「直霊」「先祖からの因縁」「自身の幽体」
の三つから構成されているということです
「直霊」は、
何度生まれ変わっても、
変わらない魂の神髄の「神の分け御魂」の部分の魂ですが
先祖から受け継ぐ「因縁」の部分と、
自分が生まれてから受けた「気」により、
想念で後天的に作り上げた「幽体の部分」が魄なのです
又、
「天」と言う字は、
非常に神聖なので、
実際の天を意味する場合、
一つ隠して、
雨冠が使われることが多いのです
「靈」の字が、
雨冠なのはそのためで
「靈」の本来の意味は、
天のエネルギーの下に、
三つの元（神気の出入り口）があり、
その下に、
神が降りることを祈る巫女がいることを
示しているのです。
これは、
ある意味で、
霊界の構造や
魂の仕組みであるのです
参考記事
それでは、本日もお読みいただき、ありがとうございました
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