こんにちは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
妖怪は、
架空の存在だという
イメージが強いですが、
モノに憑依して、
非常に多くあります。
魄は、
人間の生霊だったり、
そして、
過去記事にも書きましたが、
昔の人が、
川などで洗濯などをしているときに
誤って着物などの布類を流してしまい、
その人の
「ちくしょう、流してしまった」との
念が着物に乗り、
その念(=魄)の集合体が、
(昔は、布が貴重品だったので、
流してしまうと念が乗りやすかったようです)
それで、
一反木綿以外にも、
魄がモノに憑依して、
多数あり、
「こなき爺」もそうです
こなき爺は、
山の中で泣いている赤ん坊がいるので
哀れに思って抱きかかえてやると、
その顔はしわくちゃの老人で
赤ん坊は
石地蔵のように重たくなってしまうという
そして、
こなき爺の「正体」は、
認知症などになって、
山に捨てられた老人の
山の中に転がっている
大きな石に憑依したものです
昔は、
高齢になった親を山に捨てにいく
「姨捨(おばすて)」の風習が
本当にあった地域がいくつもあったとされ
「姨捨山」のような伝説も残っています
(親を捨てに行くことがその土地の命令だった地域もあり、
捨てなかった者が罰せられたこともあったそうです)
認知症になって
自分に注目してもらいたくて、
石に寄り憑き、
赤ん坊の姿で現れるのです
今の時代は、
高齢者が認知症になっても、
家族は隠しませんが、
古くは、
タブーとし、
オープンにしない家も
多かったようです
(「認知症」という病名が使われるようになったのも
平成になってからで、それ以前は、「ボケ」とか「老人ボケ」とか
「痴呆」と呼ばれていました)
それで、
認知症になった高齢者の家族が
認知症になったことを
隠すために
高齢者を外出させないこともあり
家族の隙をみて、
外に出た高齢者が、
山に入ってしまい、
そのまま行方不明に
なって亡くなり、
その魄が
なってしまったことも
あるようです
こなき爺は、
徳島の山間部に出没するとされる
姥捨の伝説が残っている地域は
いくつもありますし、
家に閉じ込められていた
認知症の高齢者が
山などに入り、
行方不明になってしまったことは
全国的に多いです。
こなき爺のことを
考えると、
何とも悲しく
切なくなります
参考記事
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神社の参拝法についての記事です。
いわゆる「ニ拝・ニ拍手・一拝」のやり方と「拝」と「礼」の違い
それでは、本日もお読みいただき、ありがとうございました
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