こんにちは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
明日、
五月五日は、
端午の節句ですが
お風呂に菖蒲(しょうぶ)の葉を入れた
菖蒲湯に入ったり
ちまきや柏餅を食べる風習がありますよね
今回の記事は、
その霊的な由来についてです。
端午の節句のことは
昨日の記事にも書きましたが、
古い時代には、
男の子の節句ではなく、
女の人が、
山の神を「降ろして」
田植えををする儀式でした
男の子の節句に変わったのは、
武士の勢力が台頭した鎌倉時代からです。
元々、
端午の節句は
病魔を祓うために、
野山で薬草を摘んでいた
「薬狩り」の行事から
起こっているので、
「厄除け」の意味合いから、
武力で、
武士の価値観を象徴するものとして
とらえられたのです
薬効は、
古くから
「魔除け」の力と認識され、
葉の形が、
刀に見立てられ、
鋭い葉先で
又、
菖蒲は、
尚武(しょうぶ)になぞらえ、
武術を尊ぶ武士の象徴とされ、
戦国時代になると、
さらに、
武士の節句・男の子の節句の
色が深まっていったのです。
世の中が平和になっていくと、
菖蒲は、
勝負(しょうぶ)となり、
メンコやコマで勝ち負けを取り合う遊びなどが、
男の子の
端午の節句の
節句遊びとなっていきました
江戸時代には、
幕府によって、
男子の成長出世を祝う行事として、
五節句に取り入れられました
武家では、
軍神や鎧兜
家紋を染めた旗、
のぼりや吹き流しなどを飾り、
跡継ぎの成長出世を願ったのです
(吹き流しは、元々は戦場で風向きを知るものですが、
それが発展して鯉のぼりになりました)
端午の節句には、
菖蒲湯に入りますが
蓬(よもぎ)と共に
薬草の中心でした。
古代中国では、
旧暦の五月を
悪月(あくづき)と呼んでおり、
これからの
雨季の湿気と
夏季の暑さで
病魔が蔓延するのを
薬草で防ごうとしていたのです。
それで、
野山に
勢いよく萌え盛る
若葉の香りで、
「端午の節句」に、
玄関や門などに飾り、
菖蒲湯は
古代には、
季節の変わり目の節の日に
禊をしていたことと
薬草を飾る風習が、
同化したものです。
古代中国の入浴は
湯殿と呼ばれた浴室で湯を沸かし、
その蒸気を部屋に満たした
蒸し風呂のようなものでしたが、
菖蒲湯は、
香りを部屋に満たしたものだったそうです。
この入浴法は、
六世紀に、
江戸時代まで、
入浴の主流でしたが、
その後、
庶民の間で、
タライにお湯や水を張って浴びる
行水が広まり、
それが湯船につかる入浴になっていき、
端午の節句に、
湯船に
そして、
端午の節句の行事食は
ちまきですが、
古代中国で食べられていたちまきは
もち米を
灰汁(あく)に一晩漬けた後、
竹の皮や笹の葉で包み、
その灰汁で炊いた食べ物でした。
苦味の強い味で、
苦い味は「火」の気に配当されるので
この時期に苦い物を食べることで、
夏の「火」の気を身体にチャージし
暑気に供えようとしたのでは
と考えられます。
ちまきは、
大和時代から
奈良時代にかけて、
中国の文化と共に、
日本に伝わりましたが、
当時の貴族は、
甘づらという
葛(くず)から取った蜜をかけて
食べていたそうです
やがて、
砂糖を混ぜた餅や、
あんこを包んだ餅を
竹や笹の葉で巻いた
今のちまきに
なっていったのです
さわやかな香りの蓬を
餅に混ぜた草餅も、
端午の節句の行事食として、
食べられていましたが
やがて、
餡などを包むようになりました。
さらに、
時代が下ると
柏(かしわ)の葉が、
譲(ゆず)り葉と言い、
新芽が出るまで、
古い葉を落とさないことから、
家を代々受け継ぐ
子孫繁栄の象徴として
柏は、
武家で尊ばれる植物となり、
端午の節句に
ちまきと共に、
柏餅が食べられるようになったのです
江戸時代に、
五節句に定められた
五月五日の端午の節句は
昭和二十三年に、
「子どもの日」と制定されました
男の子も女の子も平等に、
その成長と幸福を願う日と
されたのです
五節句の参考記事です
昨年の10月以降に。
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