こんにちは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
もうすぐ、雛祭りですね
雛祭りは桃の節句で
女の子の節句と言われていますが、
本来は、
女の子の節句ではなく、
中国で300年頃に、
発祥した上巳(じょうし・じょうみ)節が由来です
季節の変わり目は魔が入りやすいということから、
三月上旬の巳の日に、
冬の間に身に付いた垢や穢れを清めるために、
川で禊の儀式を行う風習が広まったのです、
中国の都があったところでは、
冬は源流が凍って川が涸れ、
春になると雪や氷が解けて、
川の水が蘇りました
その蘇りの水に身を浸して、
わが身の再生を願ったのが、
上巳の「巳」は蛇のことです
蛇は川の女神の化身とされ、
元々は
三月の初巳の日に行われていた儀式が、
陰陽五行説と合わさり、
本来の上巳の節句は、
川の女神を祀る行事で
川に入って禊をしたり
身体の穢れや病を
紙や草や藁で出来た人形(ひとがた)に宿して、
川に流して、身を清める
川の祭りだったのです
人形は、
「ひとがた」とも、
「にんぎょう」とも読みますが、
人形は、
元来は、
人類最古の人形は、
女性を象した女神像の土偶で、
豊穣と繁栄を祈願したものでした
時代が下って、
王朝文明が栄えると、
皇帝や権力者が亡くなったときに、
家臣や従者が生き埋めにされるようになったのですが
殉死者の身代わりとして、
埴輪のような土人形が
作られるようになり、
やがて人形は、
身代わりのような役割をするようになりました。
上巳の節句で、
人形を川に流したのも
板や紙の人形や、
藁人形を
人間の身代わりとして、
燃やしたり
釘で打ち付けたりしていた風習が、
禊の儀式と結び付いたからです
遣唐使によって、
日本に伝わりました。
伝わった当初は、
公家や貴族たちは
禊を
天皇を祓い清める儀式として取り入れていたのですが
次第に
「曲水(きょくすい)の宴」を催したり
自身を祓い清めるために、
禊をするようになりました
「曲水の宴」とは、
中国に、
上巳の節句に
貴族や文化人たちが、
川辺で詩歌を読み
川に浮かべた盃でお酒を飲む風習が
あったのですが、
それを平安時代の貴族が取り入れ、
宮中の庭園に造られた
曲がりくねった小川に盃を浮かべて
その盃が自分の前に来る前に、
歌を詠み
その盃でお酒を飲むというものです。
川に流した盃で飲むお酒には、
川の神が宿っていて、
身体の中が清まるとされていたのです
ただ、
宮中行事として根づいていったものの、
雅を尊ぶ、
公家や貴族は、
水ぬるむ季節とはいえ、
まだ冷たい川の水で身を清める禊を
容易に受け入れられない
部分もあったのです
又、
女性が人目のある川で裸になって
禊をするのが恥ずかしいという
想いもありました。
そこから、
自分の身を象(かたど)った
藁や紙で作った人形に
これが、
流し雛で、
雛人形の原型となったのです
流し雛を
現在でも行っている地域も
あります。
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