土雲八十建 | あき&みっちゃんの好きなことを好きなように好きなだけ

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新地亜紀と同居人みっちゃんです。


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伊波礼毘古命の配下に入った弟宇迦斯は、
新たな敵対勢力の情報を伝えました。

土雲八十建ーつちぐもやそたけるー
『日本書紀』では、土蜘蛛八十梟帥と表記。

です。

但し、単一の勢力ではなく、
土雲  ( 又は土蜘蛛 )  は、古代朝廷にまつろわなかったものへの蔑称で、
八十は「数多く」、建は「勇者」の意味であることから、
複数の集団であったようです。

その証拠に、弟宇迦斯は、
「磯城の邑 ーしきのむらー ( 現代の奈良県磯城郡、桜井市、天理市の一部 ) に、磯城の八十建、
高尾張の邑ーたかおわりのむらー  ( 現代の葛城山の麓。尾張氏の本拠地で、八十建討伐を機に、

葛城邑ーかつらぎむらーに名を変えたとされています ) に、赤銅ーしゃくどうーの八十建がいる」
と、報告しています。
国見岳の上にも、八十建がいたようですが、
伊波礼毘古命に敗れ、切り殺されています。



八十建は、皇師ーみいくさー  ( 天皇が率いる軍 )  を迎え撃つべく、
全ての道を塞ぎ、待ち構えていましたが、
伊波礼毘古命は、一計を案じると、久米の者にご馳走を作らせ、
争うつもりはなく、酒席を開いたので、是非集まって欲しいと、
八十建に使者を出しました。
しかも、一人一人に、専属の膳夫を付けるという歓待ぶりです。

気を良くした八十建達が集まり、食事が行き渡り安心させたところで、
一人一人に付いていた膳夫達が、一斉に隠し持っていた刀で、
皆殺しにしてしまいました。



次に、磯城に住む兄磯城ーえしきー

『日本書紀』表記。別名 磯城彦ーしきひこー
『古事記』では、兄師木。別名 猛兄磯城ーたけるえしきー )

 を呼び出そうとしましたが、
使者に立った八咫烏を、弓矢で追い返してしまいました。
次に、弟磯城ーおとしきー 

『日本書紀』表記

『古事記』では、弟師木。本名は、黒速ーくろはやー 

の元に向かうと、
こちらは、恭順の意思を示してきました。
 

( このエピソードは、兄宇迦斯と弟宇迦斯のエピソードとダブっていて、
『記紀神話』の編者が、混同してしまったのだろうと言われています )


結局、兄磯城は、弟磯城の説得にも応じず、交渉も上手くいかなかったので、
おびき出し挟み撃ちにして、斬り殺しました。

弟磯城は、『日本書紀』では、磯城県主ーしきあがたぬしーとなり、
大物主を祀る巫女を出し、

( 元々、大物主の御子であったという説もあります。

登美能那賀須泥毘古の縁者であったようです。)
天皇家へ皇妃を出し、密接な関係を築いたとされているのに対し、
『古事記』では、帰順したにも関わらず、
兄磯城と共に討たれたことになっています。

 
ご神徳 志貴御県坐神社の御祭神が、弟磯城という説がありましたが、
      残念ながら、ご神徳は見受けられませんでした
 



土雲/土蜘蛛
大和朝廷にまつろわぬ豪族や、当地の神々が、
岩室や、横穴のような住居に住んでいた様子が、
穴に出入りする蜘蛛のようだ。と、呼び出したのが始まりと考えられている。
その多くは、胴に比べ手足が長かったり、脛から下だけが長かったり、
異様に力が強かったりと、異形の姿で現わされることが多く、
蔑視されると共に、畏怖されていた。

 

兄磯城と弟磯城

弟は、父神 大物主、母神 不明となっているのに、

兄は、父神、母神共に不明となっている。
なので、こちらも兄宇迦斯、弟宇迦斯同様、

別々の氏族だったのではないかと思う。

 

また、天皇の皇后が、『古事記』では、弟磯城の一族、
『日本書紀』では、事代主神の娘となっていることから、
弟磯城と、事代主神は、何らかの関係があると考えられている。

 

 

ここからは亜紀がお送りします。

 

土雲八十建。

まつろわぬ神だわな。

 

蔑称 ( 土蜘蛛 ) +沢山の意味 ( 八十 ) +勇者 ( 建 )

まさにその地に点在していた部族の長の総称。

 

スーパーヒーロー10人いても、

みんな自分の主義主張ばかり繰り返したり、

自分の利益に拘っていたら、

結局その力は余分な方向に削がれて、

一人分にもならんかもしれん。

 

それに対して一人のカリスマを中心に、

統率の取れた集団だったら、

一人一人の力は小さくても、

向かう所が同じだから力は集約される。

敗れた原因ってこんなところなんだろうな。

 

勿論、為政者に都合の良いように歴史とは書き換えられるものでもあろうし。

 

さて、土雲八十建にコンタクトを取ってみましょう。

 

別に手足が異常に長いとかはない。

土蜘蛛の蔑称に対してそれに姿を合わせるつもりはないんだろう。

だけど、複数人いるにはいるが、

影のような見え方になっている。

 

なんだろう。

従わなかった一族はもちろんだけど、

従った一族もその後安泰だった訳ではなく、

親密な関係を経て滅ぼされているような感じがする。

 

黒い影が幽鬼の様にふら~ふら~と揺れている。

兄宇迦斯、弟宇迦斯のエピソードもごっちゃになって、

そこにまたその侵攻先の一族も混ざって出来上がっているような。

 

歴史の中で敗れるという事は、

影の用に一族の歴史も誇りも塗りつぶされるという事なのかもしれないな。

 

 

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