「青く輝く水平線のその向こうには何がある?」

 

そんなことを考えながら、

仲間たちと一緒に楽しく

わくわくしがら

生きているのでしょうか。

 

 

大海原を自由に泳いでいく

イルカたちが時折うらやましく

思えることってありますよね。

 

 

陸で暮らすはずの哺乳類が

海に還って暮らしていく・・・。

 

そこには一体どんな決断があったのでしょう?

 

 

少々堅い話になりますが、

地球の誕生は約45億年前と言われ、

 

多細胞生物が現れたのが

約10億年前、

 

魚類が最初に陸に上がったのは

約3億6000万年前とされるそうです。

 

そして、

最初の哺乳類が現れたのは

2億2000万年前とか。

 

ただし、

この時点では地上の支配者は

恐竜たちであり、

 

哺乳類はその影で

ひっそりと暮らしていたそうです。

 

 

ところが、

約6550万年前、巨大な隕石が

メキシコのユカタン半島に激突し、

 

これにより発生したチリやススなどが

太陽の光を遮り、

地球全体の気温が下がっていき、

氷河期が訪れて、

 

恐竜を含む多くの生物が

絶滅していきました。

(恐竜の絶滅の原因については

他にも諸説ありますが)

 

 

この隕石落下という、

広大な宇宙のスケールから見たら

全くの偶然の出来事から、

 

何億年という単位の

時の流れから見たら

それほど長くの時を違えずして

 

約5500万年前、

陸上での暮らしをやめて

海に帰っていった哺乳類。

それが今のイルカの祖先だそうです。

 

 

哺乳類が水の中で暮らす・・・

それは種の存続をかけた

大きな決断だったのでしょう。

 

彼らが何故そんなことをしたのか、

明確な理由は不明ながら、

 

海に暮らす恐竜たちもいなくなり、

 

冷え切った陸上で他の生物たちと

餌を奪い合って生きていくより、

 

いざ海に還ってみると、

そこは温暖で安全で食料にあふれていた。

 

そしていつの間にか

そのまま水中生活に移行していった・・・

 

ということではないかと言われています。

 

 

隕石落下、氷河期の到来という

地球上の生物にとっては

種族の維持に関わるような

とんでもない逆境の中で、

 

陸を捨てるという決断をした

イルカの祖先たち。

 

もし約5500万年前に祖先たちが

「海に還る」という

 

決断

 

ができていなかったら、

自分の種族は今も地球に

存続できていたのか?

 

とか、

 

ましてや

「海で暮らす哺乳類同士、

イルカとクジラの違いは何か?」

 

なんてことは、

 

「哺乳類なのに海で生きる」

という状況を受け入れて、

 

大海原を自由に生きる、

現在のイルカたちにとっては

どうでもいいことなのでしょうね。

 

イルカに関する上記の情報はこのサイトから引用させて頂きました;

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/36761?page=2

 

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決断する時・・・。

 

 

その決断には

 

得るものと失うもの、

守るものと捨てるもの、

 

それらの見きわめが要求されますよね。

 

 

だから、

 

「どちらかを選べ」

 

的な決断というのは、

しなくてもいいのならば

避けたいものですし、

 

 

それでも決断しなければならない

環境におかれた時に、

 

人は、

 

「なんでこんなことに・・・?」

 

と悩んだり苦しむもの

なのかもしれませんね。

 

 

だけど、

 

"People blame the events that had better not change the life. 

But, rather than the events of a life-changing, it means that the we have to have."

 

「人は人生を変化させた

出来事を呪うものだ。

だが、人生を変えるのは

その出来事自体ではなく、

そこに私たちが持たせた

意味なのです」

(アンソニー・ロビンズ)

 

 

"Man is a deletion of the master. 

When a lot of things happened at once, just a little will be able to focus and awareness."

 

「人は削除の名人だ。

一度にたくさんのことが

起こったとき、意識して

焦点を当てることができるのは

ほんの少しのことだけです」

 

 

"Even if the worst of the problems that threaten you, it is only one point of view."

「あなたを脅かす

最悪の問題があったとしても、

それは一つの見方でしかありません」

 

 

心がざわめき、

気持ちがぐらぐらと揺れていたら、

 

不安をかき立てるサイレンが

心に大音響で鳴り響いていたら、

 

目の前が真っ暗になって

見えるものも見えなくなっていたら、

 

 

できる決断もできなくなりますよね。

 

 

身の周りでおきている出来事が

 

「不安だ」

「つらい」

「あり得ない!!」

 

と思えて心から離れない時は、

 

 

出来事自体は、

本来は何の意味も持たない

淡々とした現実であり、

 

今感じている出来事の意味は、

自分が自分の価値観に基づいて、

 

あるいは、

世間や周囲に影響された結果、

 

自分自身でつけた意味であるということ。

 

 

その意味は、

その気になれば、あらゆる角度から

見ることができるものを、

 

ほんのいくつかの角度だけから見て決めたもの

にすぎないということ。

 

 

目の前の現実に

どういう意味をつけるのか、

 

たくさんの選択肢の中から

どの見方を選ぶのか、

 

その決断は自分次第であること。

 

 

それらを心に言い聞かせ、

深呼吸して肩の力を抜いてから、

 

何の気持ちもこめずに、

 

浮き足だってしまっている

自分の内部の感覚さえも

客観的に感じながら、

 

自分の周囲の世界の状況を

ただじっと見つめてみる。

 

そうしたらいいかもしれませんね。

 

 

哺乳類であり、

肺呼吸をしているのに

海の中で生きなければならない

という現実を現実として受け入れ、

 

自分がおかれた世界を

ただ見つめて、

 

その事実に対して、

自らの意味づけはすることなく、

 

日々を生きていくイルカたちのように、

 

 

私たちも今、世界でおきている事実、

それだけを淡々と眺めることができたら、

 

冷静な気持ちが甦ってきて、

よりよい決断ができるようになる。

 

そう思えてきませんか。

 

 

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アンソニー・ロビンズ

 

彼はアメリカ・カルフォニア州出身の

自己啓発作家・講演家・メンタルコーチ

であり、

 

「世界ナンバーワンのカリスマコーチ」

 

とも呼ばれています。

 

ビル・クリントン元大統領、

故ロナルド・レーガン元大統領

故ダイアナ元妃、

投資家ジョージ・ソロス、

クインシー・ジョーンズ、

アンドレ・アガシ、

レディー・ガガなど

 

多くの世界的リーダーや

著名人たちに

影響を与えたことでも知られ、

日本でもビジネスマンを中心に

高い人気を誇る人物です。

 

 

“How you feel is not the result of what is happening in your life—it is your interpretation of what is happening.”

 

「あなたが

どのように感じているか、

それはあなたの人生で

起こっていることの

結果ではなく、

 

起こっていることに対する

あなたの解釈なのです」

 

 

“Yesterday is but a dream, And tomorrow is only a vision. 

But today well lived makes every yesterday a dream of happiness, and every tomorrow a vision of hope. ”

 

「昨日はもう夢だし、

明日は空想に過ぎません。

 

しっかりと今日を生きることで、

昨日は幸せな夢となり、

明日は希望にあふれたビジョンと

なるのです」

 

 

私たちには

世界で起きる出来事を

自分で決めることはできなくても、

 

自分が何に意識を向け、

それをどう感じ、

 

その結果として、

自分がどう行動するのか、

 

それは自分で

決断することができますし、

 


不安や焦り、怒りや恐怖は

 

周囲の世界、

自分を取り巻く環境を見る

 

自分の目を曇らせてしまいますよね。

 

 

私たちの人生を

 

幸せな過去と、

希望の未来としていくために

 

今日をしっかりと生きるために

何ができるのか。

何をすべきなのか。

 

 

私たちに今、要求されているものは

それらを見つけて生きていこうという

意思と勇気なのかもしれませんね。

 

 

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"With a little bit of understanding and constant effort, 

any trial can turn it into a valuable learning opportunity and realize human growth and long-term happiness."

 

「ほんの少しの理解と、

たゆまぬ努力によって、

 

どんな試練も

それを価値ある学びの

機会としていくことができ、

人としての成長と

長い目で見た幸福を

実現することができるのです」

 

 

私たちの人生における選択。

その全ては私たち次第。

 

 

不安にかられ

恐れながら生きることも、

 

 

「この危機を乗り越える」

 

と決断して、

 

未来への希望を見つめ、

今、大切なのものを見きわめ、

 

自分がやれること、

やるべき努力を続けていくことも、

 

全ては私たち次第です。

 

 

"It is in your moments of decision that your destiny is shaped."

 

「運命が決まるのは、

あなたが決断する瞬間なのです」

 

 

誰かが何かをしてくれるのではない。

 

自分が決断して

前に進むから状況は変る。

 

 

大丈夫。

 

恐れることはない。

必ず未来は変えられる。

 

 

"You can believe what is needed is only one, to be able to."

 

「必要なことはただ一つ、

できると信じることです」

 

 

さあ、

顔を上げて、

前を向いて、

 

歩いていきましょう!!

 

 

(今回のブログは2020/4/9に公開した内容を加筆修正したものです)

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【こちらの記事も是非どうぞ】

今日と時間と感謝の気持ち / ウィリアム・アーサー・ウォードの世界

 

運命は変えられる!/ ウィリアム・ジェームズの世界

 

幸せの予感 / デール・カーネギーの世界 III

 

【その他の名言記事へのアクセスは】
ここからアクセス!/過去の名言集記事 (# 261~# 270)

 

 

 

 

【アンソニー・ロビンスのTED Talk】

「何が人を動かすのか」

アンソニー・ロビンズが、

人の行動の動機となる

「見えない力」について

話しています。

(20分くらいの動画です)

 

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イルカとクジラはどこが違うのか?

実は・・・

 

違いは大きさだけ

 

だそうです。

およそ4mを境に

大きいものにクジラ (Whale)、

小さいものにイルカ (Dolphine)

 

という名前がつけられているそうです。

ちなみにシャチは 

Killer Whale

 

あるいは

Orca

(ラテン語でクジラという意味)

と呼ばれているそうです。

 

 

大いなる決断を持って海に還り、

大海原で自由に生きる

彼らにとっては

 

人間からなんと呼ばれようと

どうでもいいことかもしれませんけどね(笑)