YouTube動画『税理士が太陽光パネル投資をやってみた!』について | 収入源の多様化を創造する

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サラリーマンのかたわら、様々な副収入を考案。
現在、サラリーマン収入の他に3つのキャッシュフローを構築。2018年度より兼業で事業者として開業。
様々なポートフォリオ、副収入スキーム、節税スキームに取組み活動中。

YouTube動画
『税理士が太陽光パネル投資をやってみた!』について
語弊無き様、お伝えすると
こちらのチャンネルは税理士さんが
税務の情報をいろいろと解説してくれている
素ン晴らしーい有益コンテンツ
だと思っています😃

しかし、まぁ…
今回の内容だけは
「誤解を招く」と言うか
「勉強不足」と言うか

"物言い"と言うか
これはどうなん?っという内容について
"オブラートに包みながら"記述します。

大前提からのズレ

この動画で言っている
「太陽光パネル投資」
というのは

いわゆる
「分譲太陽光」(土地付き太陽光)を保有してみた!のお話です。
※通常「太陽光パネル投資」とは言いません。
・パネルを製造して販売する投資。とか
・大量にパネルを購入して売却する投資。とか
誤解しちゃいそうなタイトルですね(笑)

野立てで行う
太陽光発電事業は
大きく分けて

セット販売の分譲を購入する人
(今回の動画がこれ)

・EPC(設計・調達・施工)を
自社施工や個人でDIY建設する人
(手間は掛りますが、設置コスト削減となり利回り20〜30%出せる場合もあります)

大別すると、2パターンいます。

この様に、不動産でいう
仕入れ、リフォーム工事などの
初期費用をコントロールする事は
太陽光でも可能である
という「大骨の話」がされていません😓

太陽光=分譲太陽光
だけではありません!

また「分譲太陽光」に絞った話でも
誤っている部分がありますので
そこの解説をしてみたいと思いますニコニコ
※動画の内容も「大筋の考え方」は合ってると思います。

まず、ドヤ顔で公開されている
発電所の風景
基本、遠くから見た映像では
どこの発電所も大して変わりません。
詳細までは、やはり現地で見ないと分からないのですが
"パッと見"で分かる所は

・防草対策
地盤改良を掛けて、砕石も敷いているので良いと思います。
※それでもいずれ雑草は生えてきますよ。
やらないよりは全然マシです!

・日影の影響
周辺の樹木や山のロケーションまではわかりませんでしたが
すぐに思ったのが
アレイの南側
真ん前にドカンと建てられた
引込み柱😱

日照確保には
南面が特に重要
で、引込み柱は日照に関係の無い北側に建てるのが通例です。
実際の現地で、どれだけ影の要因となっているか分かりませんが
わざわざ南側、しかもアレイの真ん前は
基本的にあり得ません。
以下、動画内容抜粋

・ なぜ、税理士である私が太陽光投資をはじめたのか?
①経営はしているが投資は未経験。純粋な興味。

経営と投資の違い」が僕には不明です🤔
ここは、僕のブログで何度も記述していますが
太陽光は分譲で購入しても
「発電事業者」です。

発電所投資という言葉は
"独り歩きの亡霊"でしかありませんおばけくん
※「太陽光投資」というキーワードは
分譲業者が作った"造語"で

経産省・電気事業法共に
一言も「投資」とは書いていません!
太陽光が投資なら
機械装置を扱う事業は
全て投資に分類されます。

経産省の注意喚起 「電気事業法上の義務」
税務の"先生"と呼ばれる人が
興味本位で勉強不足のまま
"業者由来の言葉"を額面通りに受け止めているのは残念ですねぼけー

②税理士としてのスキルアップ
動画のネタ

ん〜…ですね。。
税務の顧客が発電事業者をやっているなら
「本来の意味合い」も分かりそうなものですが…
そこで、税務の記帳や確定申告をやるのが
税理士の仕事なので
自身で発電所を保有する事と
税理士としてのスキルアップの相関性はちょっとわかりません。

また、動画ネタの為に
数千万円投じるというのは…
トップユーチューバーの人達でも
なかなかの金額ですし
何より
全然バズっていない(笑)
費用対効果が全く合ってない
というのが悲しい現実ですね😅

・ 太陽光VS不動産。それぞれの強みと弱みは?
ここは、ググれば普通に出てくる内容だけですね。
「税理士ならではの情報」は
ありません。

・ 直近の収支大公開!
管理費に月間2万6千円掛けています。
一基あたり1万3千円(年間15万6千円)です。
僕的に、これは高いですねガーン
※僕はメンテナンスの資格を取って年一点検を自分で行っています。

分譲業者としては
売って"美味しい"
管理して"二度美味しい"
カモなのかな。って思います。
説明で
『不動産の管理費みたいなもの』
と言っていますが
不動産で管理会社を入れる理由は
集客(入居者)を取る事
を目的としている人が多く
太陽光はFITのお陰で集客が必要ありません。
※そこが魅力だと思います。

不動産でも
修繕&リフォームの為だけなら
自分で業者を探せますし
その方が安上がりの場合もあります。

よって「不動産の管理費」とは
全く性質が異なりますので
ここまで管理費を費やす必要は無い
と、個人的には思います。
※メンテナンスが不要という意味では無いですよ!

・消費税還付は可能か?太陽光の資金繰りと税務について

①フルローン(ソーラーローン)の返済があるため、返済終わるまで(15年間)は大して儲からない

ここは
半分正解、半分間違え」だと思います。
返済期間中は「薄利で運営」となるのは
分かりますが
そもそも、ソーラーローン(信販)を利用して借入れをしている人は
僕の事業者仲間でも少数です。
理由は単純に金利が高い事です。
信販は金利2.5%前後に対して

銀行や公庫など
事業融資」の場合
でも記述している通り
金利1%台です。
注意やり方次第では1%を切っている人も。

事業を行う上で、金利1%変わると
事業性も大きく変わります。

利回り」という概念を
よく取り上げられますが
単純に返済金利1%変わると
利回りも1%変わります。

こういった、僕の様な素人が分かる事を
税務のプロが分からなかったのか?
謎ですね。。

②パネルの償却資産税の負担が大きい

ここが
この動画解説の"一番の謎"
僕の記事でも紹介している
一瞬、チラッとテロップが流れただけ💧
いやいやいや!
そこを聞きたいんでしょー!
税務のプロ、税理士先生から!びっくり

この項目の題名も
「税務について」ですよね!?

これでは
この動画の内容としては
誰でも知ってる内容を
当たり前に羅列しただけ💧

むしろ、発電事業で使える税制など
「税務に特化した内容」を解説している方が
有益だと思います。
※今後に期待ですね!

まぁ、YouTubeを集客ツールとして
使用しているなら
"チラ見せ"からの
「別料金で儲ける」狙いなのでしょうか?

③消費税還付

そりゃ、消費税還付は受けれるでしょう。
「課税事業者選択届出書」を
知らない発電事業者の方が少数だと思います。

・太陽光投資の注意点。リスクは沢山ありますよ!
①パネル盗難、損傷リスク
コレいる??
この世で形あるもの
太陽光に限らず
何でも該当する内容だと思います。
ここはどんな事業を営んでいても
保険で対応するしかないのではないでしょうか?

それ以外にリスクとして挙げるなら
以前の記事
架台の強度基準、不準拠による
「認定取消しリスク」や
「施工不良リスク」
を説明するべきです。

実務上、ここで頭を抱えている発電事業者さんが多いですからね。
まぁ、この税理士さんも業者から説明を受けていなかったのだと思いますが。。

②太陽光業者選びを誤らないこと

いやいやいや💧

・アレイの真ん前(南側)に思いっきり被して引込み柱を建てる業者
・管理費を月間1万3千円(年15万6千円)ぼったくる業者
・設備の強度やメンテナンス
日影を考慮したレイアウト(引込み柱の位置)について
きちんと説明がない業者

流石はええ加減業界の代表
太陽光業界!(嫌味ですよ)

動画発信者、ご自身も
十分、業者選びを間違えている
と思いますがガーン

・ まとめ
理論武装をして取組みましょう!
だとびっくり

誰でも知ってる様な、業者由来の情報で
理論武装」とは…
ドラクエでいう"ヒノキの棒"で
武装した気になっている滑稽感が…😰

逆に僕がまとめると
この動画の内容は
「これから始めてみたい人向け」
基本中の基本
ネットにゴロゴロ転がっている情報
でしかありません。

餅は餅屋

総論として
オプラートに包んで言うと
やはり税理士と言えど
税務はプロでも
事業(商売)は素人
だと思いました。

税務については
税理士はプロだと思いますが

運営に関しては、税理士も素人なので
変に税理士に頼らず
自分で調べ
自分で決断する
のが重要で

それが
自身の利益につながる
ものだと改めて感じさせられました。

あっ!
この先生の動画解説は
この動画だけこうなっちゃっただけで
他の動画は超有益なコンテンツ
なので、皆さんオススメですよ!!

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