多事争論(時事所感) -27ページ目

真珠湾攻撃【時事所感94】

太平洋戦争、日米開戦を告げる真珠湾攻撃が起きたのが、丁度80年前の1941年12月8日。









日本の真珠湾攻撃の一報が入るや、米国政府の議場に歓喜の声が上がったことが当時の議事録に記録されているそうです。



イギリスの国立公文書館にも、当時の英国首相ウインストン=チャーチルと米国フランクリン=ルーズベルト大統領の往復電報が所蔵されていて、

開戦13日前には、日本の軍事行動を予測していたことがうかがえ、

チャーチルも返信電報で、対日譲歩に強く反対。

米国ルーズベルト大統領の日本への最後通告「ハル・ノート」を提示した後の開戦直前に米英合同で宣戦布告を呼びかけていました。

米国と英国は戦争回避ではなく、先制攻撃するように日本を追い詰め、開戦へ誘導したとの見方が専門家から示されています。



※写真左:英国チャーチル、中央:米国ルーズベルト、右はスターリン




米国がよく使う手法に「デモナイズ(demonize)」(敵対又は標的相手を悪魔化、悪魔扱い)があります。


日本は格好の標的になり、悪魔化されたのです。




現在においてもよくみられる方法なので、

理解しておいてよいでしょう。


韓国核武装論【時事所感93】

2021年10月10日付米国ワシントンポスト紙から。



“South Korea might be better off its own nuclear weapon”


「韓国(南朝鮮)は依存しない自前の核兵器を所有するのが良策であろう」


こういうタイトル、見出しの記事が掲載されました。


この評論は、国際政治学専門、米国著名校ダートマス大学政治学部教授、


ジェニファー・リンド(Jennifer=Lind)

ダリル・プレス(Daril=Press)


両教授の共同評論記事。


この評論記事内容を短い要約にすると、


「北朝鮮は米国本土に直接撃ち込める水爆核弾頭ミサイルを所有してしまった。

故に、軍事的戦略やパワーポリティクスバランス等々計算や予測が困難・不可能になった。これまでと比べて米国の立場は不利になった。」


「NATO(北大西洋条約機構)加盟国地域での米国の核兵器シェアリング(共有配備)には成功したが、これが必ずしも核抑止力として朝鮮半島や東アジア地域に当てはまることにはならない。」


両教授は米ソ冷戦時代の欧州を比較して、

「当時、米国は本土主要都市や国民を危険に晒してまで、本当に我々欧州を助けてくれるのか、

という不安視があって、

イギリスやフランスは自前の核兵器所有に至った。」







「仮に韓国や日本に核兵器シェアリングを整備しても、核兵器使用権限は韓国・日本の大統領・総理大臣には無く、飽くまで米国大統領権限にある。(韓国大統領に核兵器使用を許可することは、米国が当該国/ロシア、中国、北朝鮮と戦争することを意味するため)

米国大統領は核兵器使用許可しない。

この核兵器シェアリングはフェイク、偽りである。」


「ロシア、中国そして北朝鮮との武力衝突・紛争が同盟国韓国に起きたとき、米国そして米国国民は巻き込まれることを望まない。

米国ワシントン政府が即座に抗戦、参戦する判断を下すとは考えにくい。」


「着々と核兵器及び軍事力増強を進めている中国をはじめ周辺国の脅威に晒された韓国が、

それらに屈伏させられず、国家の独立性、存続を維持するためには、

仮に韓国が核兵器を自前で所有することになっても、

核不拡散条約という国際法違反にはならない。」


「韓国が核拡散防止条約から脱退しても、条約第10条に抵触しない、合法である。」


「韓国の元外務大臣・ソン=ミンスンは『現在の朝鮮半島情勢をみれば、核抑止力バランスを考えると韓国が自前の核兵器を所有する必要がある』と述べている。この見解に賛成である。」


「韓国国民の世論調査では『韓国自前の核兵器所有』について、約7割が賛成。」


「韓国はSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)発射実験に成功を収め、有効な核ミサイル所有へ向けて準備が進んでいる。」


「韓国が自前の核兵器所有について、米国は反対すべきではない。この状況の発端は北朝鮮であり、避難すべきは北朝鮮である。」






この新聞評論記事について、

著名な評論家が付け加えた言葉を述べると、



「この評論記事の“SouthKorea”韓国を“Japan”日本に置き換えて読んでみてください。

日本が現在置かれている状況にそっくりそのまま当てはまり、より判りやすい。」




11月23日【時事所感92】



「11月23日」




この日は現在は「勤労感謝の日」として国民の休日になっています。




何故11月23日が「勤労感謝の日」なのでしょう?


この日は古からの長い間、私達日本人に関係のある日です。




「新嘗祭」




この言葉は多くの方々は御存知かと思います。


今も11月23日には、皇室はじめ全国各地の神社で祭祀が執り行われています。



※・「新嘗祭」・・・天皇がその年に収穫された新穀を天神地祇に供え、感謝の奉告を行い、これら供え物を神からの賜り物として自らも食する儀式。

古くから日本各地で五穀豊穣を祝う儀式があり、宮中祭祀で最も重要な儀式として行われてきた。 


天皇が即位の礼の後に初めて行う新嘗祭を「大嘗祭」といいます。


「古事記」や「日本書紀」の日本神話に「大嘗」や「新嘗」の記述がある。







この日本という国、日本人にとって重要な意味を持つ祭祀の日が、

今は「勤労感謝の日」に何故変わってしまったのか?







理由は、敗戦後の米国占領軍G.H.Q.(General headquarters)連合国最高司令官総司令部です。


「新嘗祭」という祭祀は「国家神道」に繋がる意味合いがあるため、

これを廃したいと考えます。


日本側は国家及び民族の存続に不可欠な要素として極めて重要なことを認知していたために、

双方の妥協案として成されたのが、

別名称「勤労感謝の日」です。





米国は第2次大戦・太平洋戦争後のソビエト連邦(現在のロシア)はじめ社会・共産主義国家勢力との対立が急務だったため、

東西対立や東アジア地域の覇権争いにおいて、

朝鮮半島と日本列島を死守するための

荒廃した戦後日本の復興は急務。

「警察予備隊」(現在の自衛隊)を創設、

急務の日本戦後復興には、

「勤労に感謝する」は適切妥当な名称だったのです。





第2次世界大戦、太平洋戦争、大東亜戦争の日本敗戦後、

日本が米国占領から将来独立した後、

二度と米国を脅かす大国として復活出来ないようにするために、

色々な策を立てています。


これについては別の機会に。