多事争論(時事所感) -19ページ目

全人類共通の価値規範【時事所感117】

ロシア・プーチン大統領、ウクライナ・

両国大統領についての“meaning of life”は後日にして、

今回は戦争、紛争についてお話したいと思います。


以前、多事争論【時事所感】で述べていますが、

第二次大戦以降の戦争、軍事衝突、民族紛争、テロによる大きな被害が起きた国や地域を黒く塗りつぶすと、

世界地図が殆ど真っ黒になる。

永世中立国スイスと我が国日本を除いて、という話。


結論から先に述べますと、

人類史において、対立、戦争は極めて起こる確率は高いのです。


宇宙開発やA.I.技術等人類の科学技術が発展し、

物や経済において平和に豊かな生活を過ごす現代人にとって、

他国の戦争は古い時代遅れのような遠い話のように感じている人達もいらっしゃるでしょう。


現代人は過去の人々より知識においても経験則においても勝っている、優れているかのような錯覚を起こしているかもしれません。


しかしながら、 遠い過去の時代から全く変わっていないものがあります。


我々人間です。


人類史の過去約2500~3000年から現代まで、


戦争は無くなっていません。




宗教的観念の“original sin”「原罪」、

人は産まれながらにして罪深い存在である、ということ。


心理学的観点からしても、

人間の大半、多くの人々は、自らにとって不都合な事象、話というのは、

遠ざけてしまう傾向が高いそうです。

自らの思考や行動に対して、懐疑的思考や熟慮を常々実行する人々は少数派なのです。

故に、人間というのは過ちを犯しやすいのです。



人類史過去約2500~3000年から現在まで、

はっきりと言えること。

それは、

全人類に共通する価値規範は定義されたことは一度たりとも無い、

 全人類に共通する正義が定義されたことが一度たりとも無い。


故に、全世界、国際社会を纏め上げる絶対的な国際法は存在しない、

故に国際社会を纏め上げる世界政府を創設することが出来ない、

国際社会を取り締まる世界警察的組織を創設することも出来ないわけです。






「国連が機能していない」

「国連事務総長が~」

「国連決議を~」

「国際司法裁判所で~」

色々と聞こえてきますが、

一般大衆はそもそも基礎的理解が欠落しているのです。


もう一つ敢えて付け加えると、

現在の国際法“international law”も、

経済的、軍事的にも“greatpower”大国と諸国の関係性や力関係、諸事情を背景に、

各国其れ其れが自国の存在存立や国益を優先するために、

大国が有利、優位に保たれる法が、現在の国際法なのです。












「仮にロシアや中国がカナダやメキシコと軍事同盟を締結したら」【時事所感116】

「仮にロシアや中国が、米国と地続きで国境の接するメキシコやカナダと軍事同盟を締結したら、

私達米国はどうしますか?」


「米国は静観することは出来ない」


シカゴ大学のジョン・ミアシャイマー、

現代ロシア史歴史学者の故スティーブン・コーエン、

両氏が男性の質問に答えている動画で、

2014年のウクライナ・クリミア危機についてのものです。






米国政府、高官の常套手段である対立相手をデモナイズして、

欧米諸国や世界中、そして大衆世論までがロシア、プーチン大統領を非難している現在、

分かり易い例えだったので、

急遽、ジョン・ミアシャイマー氏の話を抜粋しました。




個人的に具体例を挙げると、

米ソ冷戦期のキューバ危機時の米国の対応が思い出されます。




“meaning of life”【時事所感115】

“meaning of life”

「人生の意義」

「生きることの意味」

「人生とは何か」

「人は何のために生きるのか」




“meaning of life”

和訳すれば「生きがい」、フランス語で「レゾンデートル」(raison d’etre/存在価値、存在理由)といわれます。


心理学や哲学、宗教等で長きにわたり考えられ扱われてきた、私たち人間皆、一度、いや幾度となく考え続ける永遠のテーマだと思います。


計算することも数値化することもできない、形而上学的価値観(metaphysical value)。


これは人各々によって考え方は様々です。


「私は何故生まれてきたのか?」


自らの生き方に自問自答を繰り返す。


「何故この地に生を受けたのか」


「何故この時代に生まれてきたのか」


「何故このような運命的なことがあるのか」


「この命をどう生きるべきか」



この形而上学的価値観や宗教的、哲学的、心理学的思考に最も直面していると表現してよい人物が二人います。

この二人は、各々の使命感を、


「己が今為すべきことは何ぞや」


自己の内に葛藤しながら、それはまるで鬼の形相にも似るように狂気さえ感じられる程に熱を持ちながら行動しているようにみえる。






ウクライナのゼレンスキー大統領。

もう一人はロシアのプーチン大統領です。




この二人については長くなるので、次回。