全人類共通の価値規範【時事所感117】
ロシア・プーチン大統領、ウクライナ・
両国大統領についての“meaning of life”は後日にして、
今回は戦争、紛争についてお話したいと思います。
以前、多事争論【時事所感】で述べていますが、
第二次大戦以降の戦争、軍事衝突、民族紛争、テロによる大きな被害が起きた国や地域を黒く塗りつぶすと、
世界地図が殆ど真っ黒になる。
永世中立国スイスと我が国日本を除いて、という話。
結論から先に述べますと、
人類史において、対立、戦争は極めて起こる確率は高いのです。
宇宙開発やA.I.技術等人類の科学技術が発展し、
物や経済において平和に豊かな生活を過ごす現代人にとって、
他国の戦争は古い時代遅れのような遠い話のように感じている人達もいらっしゃるでしょう。
現代人は過去の人々より知識においても経験則においても勝っている、優れているかのような錯覚を起こしているかもしれません。
しかしながら、 遠い過去の時代から全く変わっていないものがあります。
我々人間です。
人類史の過去約2500~3000年から現代まで、
戦争は無くなっていません。
宗教的観念の“original sin”「原罪」、
人は産まれながらにして罪深い存在である、ということ。
心理学的観点からしても、
人間の大半、多くの人々は、自らにとって不都合な事象、話というのは、
遠ざけてしまう傾向が高いそうです。
自らの思考や行動に対して、懐疑的思考や熟慮を常々実行する人々は少数派なのです。
故に、人間というのは過ちを犯しやすいのです。
人類史過去約2500~3000年から現在まで、
はっきりと言えること。
それは、
全人類に共通する価値規範は定義されたことは一度たりとも無い、
全人類に共通する正義が定義されたことが一度たりとも無い。
故に、全世界、国際社会を纏め上げる絶対的な国際法は存在しない、
故に国際社会を纏め上げる世界政府を創設することが出来ない、
国際社会を取り締まる世界警察的組織を創設することも出来ないわけです。
「国連が機能していない」
「国連事務総長が~」
「国連決議を~」
「国際司法裁判所で~」
色々と聞こえてきますが、
一般大衆はそもそも基礎的理解が欠落しているのです。
もう一つ敢えて付け加えると、
現在の国際法“international law”も、
経済的、軍事的にも“greatpower”大国と諸国の関係性や力関係、諸事情を背景に、
各国其れ其れが自国の存在存立や国益を優先するために、
大国が有利、優位に保たれる法が、現在の国際法なのです。
