契約いただいている施設でのレッスンは
週１回の所が、ほとんどです。
スポーツクラブなどだと
１日に、何回もレッスンを受けたり
平日、毎日通っている人も、たくさんおられます。
初めてお見かけするお客様が
しばらく休んでいたようで
私のレッスンを毎週受けているお客様に
『久しぶり！』と声をかけられました。
お二人の会話が聞こえてしまったのですが
『週４回、来てたら、運動しすぎで、体を壊してしまってん』
とのことでした。
肩の腱が切れてしまったため運動を休んでいて
お医者さんの許可が出て、戻ってきたとのことでしたが
やりすぎが
怪我の原因では
ありません！！！
残念ながら
肩の腱が切れるような姿勢をされていました。
簡単に言うと
巻き肩
猫背に似ていますが
腕の上のほう、というか
肩が、前に巻いてきて猫背のような姿勢。
と表現すると伝わるでしょうか。
巻き肩や猫背で
腕を振ったり
ぐるん！と一周、回したり
背筋を伸ばして
胸を開いてか
腕を振ったり
ぐるん！と一周、回したり
するのでは
姿勢を保って動かすほうが
とても動きやすいということが分かります。
巻き肩や猫背で腕を回したり
腕を上げたりすると
肩にある骨と骨で腱を挟んでしまい
パチンッと腱を切ってしまうことになるんです。
普段の姿勢が
巻き肩や猫背の場合
姿勢を意識して整えてから運動しよう！と
いう人は、あまり見た事がなく
姿勢が悪いのは分かってるけど
そのまま運動している人のほうが多いように感じます。
これは
肩だけの話ではなくて
膝も、腰も、それ以外の場所にも起こってしまう怪我で
年齢を重ね
膝が伸びず、曲がったままの人が運動すれば
膝に怪我を発生させることに繋がります。
膝の関節というのは
曲げた状態だと、不安定なため
膝の靭帯や半月板などを傷めてしまいやすいんです。
腰が丸かったり
腰が反っている場合も
腰の骨の間には、椎間板がありますが
姿勢が悪いと椎間板が押されて出てしまい
餡子がたくさん入った〈どら焼き〉を押すと
餡子が、はみ出してしまうように
椎間板が押されて、ヘルニアになってしまったり
骨と骨が、ぶつかったりして
棘が出て、痛みが出たり
骨が歪んだ状態で体を動かすことで
ミシミシと、骨に負担がかかり
圧迫骨折をしたりします。
姿勢を整えることで
体を守ります
先程、お話に出てきた
肩の腱を切ったお客様に
「リハビリは、されたんですか？」
と、お聞きしたら
『ちゃんと、教えてもらったよ』
と、おっしゃるのですが
どう見ても、姿勢が整ったとは、言えなくて。
「運動の前後にストレッチされてますか？」
と聞いたら
『これと、コレを』
と、見せて下さったのですが
肩の姿勢が整うものは、なくて💧
「肩を守るには、胸を開くことが大切なので」
と、なぜ、こうするのか理由を、お話して
効果の出るストレッチをお伝えしました。
運動前に整えることで
動きやすくなるし
運動後にストレッチする事で
筋肉が硬くなり
姿勢が崩れてしまうことも防いでくれます。
若い時には
運動前後の準備や整理体操などは
しなくて、どおってことない！
のだろうけれど
大人になってからの運動は
準備をすることで怪我のリスクが下がりますし
終わってから
使った部分のケアをする事により
故障を防ぐ事が出来ます。
やったら、やりっぱなしなのは
食べた食器を洗わずに
カピカピになったお米や
カレーがこびりついたお皿に
また、食事を盛り付けて食べるのと同じ。
と、思ったら
運動前後の準備や整理体操
大事だと、伝わりますか😌
毎日、運動していたり
激しい運動やキツい運動が好きな人は
特に
準備や整理体操をしない人が多い気がします。
激しかったり、キツかったりする運動は
筋肉をしっかり使うぶん
筋肉も硬くなりやすい。
筋肉痛は、筋肉が鍛わる感じがするでしょうが
筋肉が硬くなってしまうと
伸び縮みが少なくなってしまって
残念ながら、体の動きが小さくなってしまう事に。
だからストレッチも大切なんです！
やりすぎが原因ではなく
ケアが足りていないだけ
準備、終わりの整理体操を行う。
姿勢を整えて運動する。
と
毎日、運動しても
元気に、いつまでも動けますよ！
本日も、ありがとうございます😊
Shine Body care studio ☆ 野崎加代子
