○宮部みゆき「黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続」 読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

☆☆☆

2019年12月
毎日新聞出版 569p 毎日新聞連載 2018年8月~2019年7月


○宮部みゆき「黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続」 読みました

この本は、不思議な話を語り部に語るという三島屋変調百物語の第六弾となります。今までは、三島屋の伊兵衛の姪御のおちかが聞き手でしたが、嫁に行ったため、本冊からは、伊兵衛の次男の富治郎が聞き手となりました。

 

 聞き手が、女性から男性に代わり、語られる内容も、若干代わったような感じもします。

ちなみに、五之続は地方紙(2016-2017年)、四之続は日経新聞(2015-2016年)、は読売新聞(2009-2010年)に連載されていました。新聞連載が多い作品ですね。それも各社渡り歩いているところがすごい。以下、覚え書きです。040720

第一話 泣きぼくろ 
富次郎の幼なじみで豆腐屋だった八太郎が語り部です。彼が幼い頃経験した、一家離散に至るまでの話。。。

第二話 姑の墓
お花の実家では蚕を飼っていました。そして、地域の人たちは春になると、近くの山に家族全員でお花見に行くのですが、お花の家では決して女衆はお花見に行きませんでした。それはなぜなのか。。。

第三話 同行二人 
飛脚問屋の主人が語ります。飛脚に出かけたあるとき、 人ではない何者かに後をつけらてしまいます。。。

第四話 黒岳御神火御殿 
語り部は、体に大きなやけどを負った人物。彼が若いの時に神隠しにあったときの話でした。そこには、禁教である耶蘇教も絡んでいました。。。この本の中で、約半分ほどのページが割かれている、力作です。

 

 

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