ごきげんさまです。
やましたひでこ公認断捨離トレーナーの丸山ゆりです。
断捨離の実践をやる時、可能な限り全出しをしてから始めます。
例えば、食器棚の断捨離。
ダイニングテーブルなどに、そこに収納してある食器類を全部出して並べるのです。
食器棚に収まった状態で見ていると、
「食器が多いな」
「全部使ってないんだけど」
それくらいの思いがあるくらいだと思います。
ところが。
平面上にそれらを出してゆくと、ちょっと、ギョッとするくらいの量があることがわかるのです。
「えっ、こんなにもありましたっけ！？」
一番驚かれるのが、持ち主のクライアントさん。
自分のモノなのに、毎日見ている所なのに、実はご本人が一番わかっていなかったことが判明する瞬間です(^^ゞ
「こんな食器、あったんだ」
「小皿、５枚組が何セットあるんだろう！」
「どれだけ、お客様用のコーヒーカップのセットが要るんだろう(笑)」
ただ平面に出して、ご自身の食器を見ただけなのに、ものすごいたくさんの感想がこぼれてきます(*^^*)
それは、平面上に出すことで、俯瞰できるからですね。
視点が高くなり、全体を見渡すことが出来るからこそ、気づけるのです。
そこで、途方に暮れてしまわれる方がいらっしゃいますが、だからこそ、断捨離トレーナーがいるんですよね(笑)
落ち込んでしまう前に、取捨選択をやってゆきます。
まずは、どんな食器を使いたいのか。
それには、家族の人数、良く作るお料理、などを考えて。
それから、どんな絵柄の食器を使いたいのか。
淡い色合いで、手に収まるような華奢なモノが好きなのか、
大胆な色合いで、元気が出るようなモノが好きなのか。
そして、どのような手触り、重さの食器を使いたいのか。
高齢のご家族がいらっしゃると、軽い方が良かったりもしますね。
食器の選び方は、他にもたくさんあると思います。
自分はどうなんだろうか。
それを何度も繰り返し自分に向き合って、選び取ってゆきます。
そうすると、これまたびっくりするくらいの断捨離品が出てきます。
この時のキーワードは、「今の自分にとって」
そう、以前はよく使っていたけれど、今は使っていないモノや、
家族の人数が減ったので、こんなにもたくさん要らないことに気づかれます。
そして、選び抜いた食器を元に戻すと……。
「なんだか、スゴク出し入れしやすいし、何があるかがすぐにわかります」
これまで、うすうす使いたくないと思っていたモノや、
高いブランドだけど、使い辛いと思っていたモノや、
いただいたモノだから、捨てるなんて出来ないと思っていたモノ。
そんな、自分自身の気持ちに気づけるのです。
そうして、断捨離することで、さらにモノと良い関係を築いてゆけるのです。
全出しは、一人でするとなかなか大変なケースもありますが、私がサポートする際は、必ずやっています。
俯瞰して、気づきを得て、絞り込んで。
これだけで、目に見える食器棚と、クライアントさんの気持ちの両方がスッキリしてゆくのです。
ああ、やっぱりいいなあ、断捨離。
そんなことを再確認した、断捨離ご自宅サポートでした。
断捨離トレーナー７名のストーリーをこちらの本で紹介していただきました。
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