2024年11月23日(土)は山梨県大月市と都留市の間にある清八山と本社ヶ丸に登ってきました。

目的はもちろん先週末の寒気で雪をかぶった富士山を見に行くためです!

 

清八山と本社ヶ丸両方とも大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」の山頂となっています。と言う事は富士山の眺望は最高。

これはもう快晴の秋空となった今日のためにあると言わんばかりの山です。

どんな景色が待ち構えているのかワクワクしながら登りました。

 

GPSログです。三ツ峠登山口に車を停めて、まずは林道を歩いて清八山へ。そこから御坂山塊の稜線を歩いて本社ヶ丸に向かいます。帰りは来た道を戻ろうかと思ったのですが、歩き足りなかったので御坂山塊の稜線を旧御坂トンネルの上まで歩いて天下茶屋に下山しました。

 

歩行距離:9.2km
累積標高差:±523m
コースタイム:三ツ峠登山口(7:15)→清八山(8:10)→本社ヶ丸(8:45)→清八山(9:20)→天下茶屋(10:55)→三ツ峠登山口(11:23)

 

三ツ峠登山口の駐車場は混むと聞いていたので、早めに到着したところまだ路肩には余裕がありました。

無事に車を停めてスタートです。

 

「三ツ峠登山口」とある通りこの登山口から登る人のほとんどは、日本二百名山の「三ッ峠山」に向かいます。

自分はそちらの登山道には入らず、正面の林道を登っていきます。

 

日陰の林道歩きはめちゃくちゃ寒かったですが、林道を中腹まで登るとようやく太陽が顔を出して暖かくなってきました。

 

林道終点に到着。ここまではゆるゆるな上り坂です。

 

ここから登山道に変わりますが、あまり斜度のキツくない登りが続きます。

 

林道終点から15分で清八山の山頂に到着。

 

山頂からは富士山の絶景が広がります。白く雪をかぶった富士山が凛と聳えています。

 

清八山山頂のいいところは、この手前の松が絶妙なアクセントになった写真が撮れるところです。

 

山頂をアップで。もう人を寄せ付けない厳冬期の冬山ですね。

 

振り返れば富士山の北側に広がる御坂山塊の山々。

 

その奥には雪をうっすらとかぶった南アルプスが望めました。左から農鳥岳、間ノ岳、北岳です。

 

その南側には赤石岳と悪沢岳。

 

清八山での絶景を楽しんだ後はあちらの本社ヶ丸へ向かいます。

 

清八山と本社ヶ丸の間には何箇所か岩場があるのですが、慎重に歩けば大丈夫です。

 

本社ヶ丸の手前にある「造り岩」からの展望。左に電波塔が立っている山が三ツ峠山です。

 

「造り岩」からも距離は短いのですが岩場が続きます。中央左側に登山者が写っているのがわかりますか?

 

清八山から35分で本社ヶ丸の山頂に到着。時間は短いですが、小さなアップダウンが沢山あるのと岩場の登り降りで結構疲れました^^;

 

ここから見る富士山も素晴らしかったです!さすが秀麗富嶽十二景!

 

北西には甲府盆地と南アルプスも綺麗に望めました。

 

ここで昼ご飯にしようかと思ったのですが、まだ時間が早かったのと、稜線は北側から吹いてくる寒気を伴った風が冷たくて、じっとしていると凍えそうなので、来た道を引き返しました。

 

帰りの岩場も慎重に進みます。

 

清八山まで戻ってきました。この松の木は本当にいい仕事をしてくれます。

 

どう切り取っても絵になります。

 

帰りは林道を引き返そうかと思ったのですが、まだ歩き足りなかったので、御坂山塊の稜線をそのまま進みました。

冬枯れのスッキリした稜線を歩きます。

 

稜線上にはところどころに開けた場所が。そこからは素晴らしい富士山の景色が広がります。

 

富士山と河口湖。

 

アップダウンを繰り返して天下茶屋に下るポイントまで来ました。ここでおにぎり2個を食べて下山します。

(清八峠まで45分とありますが、それは無理じゃないかなぁ、75分ぐらいは掛かると思います)

 

天下茶屋まで降りてくると紅葉が見事でした。

 

ここまでは車で上ってくることも出来るので、富士山の絶景を楽しみたい方はぜひ訪れてみてください。

 

天下茶屋からは紅葉が広がる車道を歩いて三ツ峠登山口に戻りました。

 

帰ってきたら登山口周辺は路肩を含めて満車でした。朝早めに来ておいて正解でした。

 

秀麗富嶽十二景の名に間違いのない富士山の大絶景が広がる清八山と本社ヶ丸でした。

次は、また富士山周辺の山に登るか、そろそろスキー場がオープンしそうなので、初滑りを楽しむかです(*^^*)

 

2024年11月9日(土)は、八ヶ岳山麓の美し森から天女山を周回ハイキングして来ました。

ここを歩くきっかけになったのは、「滋賀のごんた」さんのブログで紹介されていたからです。

紅葉の森と牧場の開放感あふれる景色に魅了されました。

 

GPSログです。美し森駐車場から、美し森ー羽衣の池ー展望台-天女山と歩いて車道を歩いて戻る、反時計回りのコースです。

 

歩行距離:10.5km
累積標高差:±440m
コースタイム:美し森駐車場(8:00)→美し森(8:12)→羽衣の池(8:30)→展望台(9:50)→天女山(10:20)→美し森駐車場(12:00)

 

美し森すぐ下の広い駐車場に車を停めて出発。

 

美し森までは階段が完璧に整備されている観光地です。

 

しかし、歩いて10分も掛からずに絶景を拝むことが出来ます。富士山とその左側に茅ヶ岳。

 

南アルプス北部のオールスターズ!

 

左から間ノ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳の山並みです。

 

鳳凰三山のアップ。快晴の秋空、空気も澄み切っていて、地蔵岳のオベリスクもハッキリ見えます。

 

権現岳を背後に美し森の山頂です。

 

牛首山の後ろにそびえる八ヶ岳連峰の主峰赤岳です。

 

美し森の山頂を過ぎると、カラマツの紅葉の森に入ります。

 

駐車場から30分で羽衣の池に到着。池とありますが水はありませんでした。このあたりが今日の最高地点になります。

 

羽衣の池からゆるゆると下って最初の渡渉です。普通に歩いて全く問題ない水量です。

 

沢から登り返すと、広々とした牧場の景色に変わります。この開放感は素晴らしいです。

 

甲府盆地を挟んで富士山。今日一日ずっと見えていました(*^^*)

 

気持ちの良い道が続きます。

 

金峰山とその手前に瑞牆山。

 

金峰山のシンボル五丈岩もしっかり見えました。

 

カラマツの紅葉と南アルプスの山々。

 

間ノ岳と北岳のアップ。北岳バットレスがカッコいいですね。うっすら冠雪しているかな?

 

牧場から一旦標高を落として、2回目の渡渉。こちらも問題なしです。

 

沢を越えると登山道は再び牧場に入ります。登山道のど真ん中にある岩が展望台になっています。八ヶ岳連峰南部の、三ツ頭、権現岳、赤岳の稜線です。

 

青空に赤岳の岩峰が映えます。

 

再び牧場から沢に降りて3回目の渡渉ですが枯れ沢です。

 

ここから天女山に向かってゆっくりと登り返します。途中で1回車道を横切って。

 

すぐに天女山の山頂に到着。

 

山頂からは、すすきの原の先に富士山と。

 

南アルプスが望めました。

 

ここでカップラーメンのランチとしました。今朝は冷え込みましたが、太陽が出てからはぽかぽかと温かい陽気。のんびりと休憩しました。

 

天女山からはゆるゆると下って車道に出ます。

 

ここから美し森駐車場まで約4kmを歩いて戻ります。

 

何も無い車道歩きは辛いなあと思っていたのですが、車道脇の牧場では羊が草を食んでいたり。

 

東沢大橋展望台からは、アーチ橋と紅葉、八ヶ岳の山並みが望めました。

 

真っ青な空にカラマツの紅葉が見事でした。こんなに雲のない快晴も珍しいですね。

 

なんやかんやで車道歩きも楽しんで、美し森駐車場に戻りました。ぐるっと1周4時間ジャストでした。

 

紅葉の最盛期はちょっと逃してしまいましたが、それでもカラマツの黃葉、そして牧場からの富士山、南アルプス、八ヶ岳の絶景を楽しんだ、美し森-天女山ハイキング。何より雲一つない住んだ空気の秋空が最高な一日でした。

この場所を教えて頂いた「滋賀のごんた」さんに感謝です。

 

次は雪をかぶった富士山を眺めに富士五湖近くの山に登りたいと思います。

2ヶ月ぶりのご無沙汰でした。

8月18日に伊吹山を散策してから、腰の調子が悪かったのと、仕事がいそがしかったので約2ヶ月ぶりのハイキングです。

体力がちょっと落ちてしまったので、今回はピークハントせず、群馬県の赤城山にある大沼と小沼を巡る紅葉ハイキングを楽しんできました。

 

GPSログです。前泊した青木旅館から大沼、小沼、覚満淵、そしてまた大沼をひょうたん型に歩く反時計回りのコースです。

 

歩行距離:10.3km
累積標高差:±320m
コースタイム:青木旅館(7:45)→小沼(8:40)→覚満淵(9:35)→赤城神社(10:20)→青木旅館(10:55)

 

前泊した青木旅館さん、明治8年創業の歴史ある旅館です。館内はぴかぴかに磨き上げられ快適な一夜を過ごすことが出来ました。夕食には名物のワカサギも食べることが出来て大満足な宿でした。

 

夜の間は寒冷前線が通過して大荒れの天気でしたが、今日は北風は強いものの綺麗な秋晴れになりました。

大沼に湖畔の紅葉が映えます。

 

朝日の差す湖畔の周回路を歩きます。

 

オレンジに黄色、色とりどりの森です。

 

大沼の周回路を歩くのは一旦弁天宮まで。

 

ここからスキー場の脇を小沼に向かって登っていきます。

 

緩やかな登りでリハビリには丁度いいです。鮮やかな森も目を楽しませてくれます。

 

一旦車道に出て。

 

反対側に乗り越すと小沼の周回路に入ります。

 

小沼を挟んで赤城山最高峰「黒桧山」が聳えています。あちらへは2013年11月に登っています。

 

湖畔の色づきが素晴らしいです。

 

こちらの電波塔が沢山立っている山頂は地蔵岳。いつか赤城山の外輪山全部登ってみたいですね。

 

山陰に入ると北風も少し穏やかに。静かな湖畔の青と紅葉のコントラストが見事です。

 

山肌はパッチワークのよう。

 

キラキラと光る湖面と紅葉。

 

小沼をぐるっと1周して、鳥居峠に向かって下ります。

 

程なく鳥居峠に到着。

 

ここからは関東平野が一望でした。

 

鳥居峠からさらに少し下って覚満淵に到着。広がる草紅葉が見事です。

 

木道が整備されていて小尾瀬とも呼ばれています。

 

紅葉の森が温かな日差しで輝いています。

 

覚満淵をぐるっと1周したあと大沼に戻ってきました。

 

あとは大沼をぐるっと半周します。

 

途中にある赤城神社で健康(特に腰)と登山の安全を祈願しました。

 

真っ青な秋空と青く光る湖面、清々しい景色です。

 

山肌の紅葉は真っ盛りでした。この時期に来てよかった(*^^*)

 

大沼周遊歩道を歩いてきます。

 

こういう景色いいですよね。

 

ゴールの青木旅館が見えてきました。

 

黒桧山を対岸に見ながら無事ゴール。

 

ぐるっと1周3時間10分、赤城山でピークハントしない紅葉ハイキングでした。

幸い腰の調子は全く問題なし。これから低山に移っていく紅葉に合わせて、これからは低山ハイキングを楽しみたいです♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またやってしまいましたぎっくり腰。

今年の1月に続いて2回目です。まさか再発するとは思っていませんでした・・・

自分の体が思うように動かないのは辛いですね。

幸い今回は症状が軽かったので、1週間でほぼ問題なく歩けるようになりました。

 

そしてお盆休み後半は岐阜県に用事があったので、その行程の中で伊吹山の山頂を散策することにしました。

伊吹山は一度一合目から登っているので、今回は伊吹山ドライブウェイで山頂付近まで車で登っての軽い散策です。

(一合目からの登山道は現在豪雨災害で通行止めです)

 

今年は伊吹山ドライブウェイの開通60周年だそうです。環境問題にうるさい今では絶対作れない道路でしょうね。

 

登りは西登山道を登ります。山頂までコースタイム40分。回りはほぼ観光客です。

 

琵琶湖方面の展望を期待しましたが雲海の下でした。まあでも雲海も見応えありますね。

 

伊吹山といえば花の山。期待して登るとさっそく固有種「ルリトラノオ」を見ることが出来ました。

 

サラシナショウマも咲いていました。

 

サラシナショウマのお花畑。

 

シモツケソウもあちこちに咲いていました。

 

花を楽しみながらひと登りで山頂です。

 

駐車場から30分で山頂に到着。

 

伊吹山の三角点は山頂から5分ほど進んだところにあります。

 

下りは東登山道に進路を取ったのですが、こちらは誰も居ませんでした。皆さん西登山道と中央登山道を使うようです。トンボと戯れながら下りました。

 

岐阜県側の雲の合間からは濃尾平野を望むことが出来ました。

 

最後はマルバダケブキのお花畑を楽しんで。

 

ぐるっと1周1時間の伊吹山の山頂散策でした。

 

今日歩いた感じでは腰に問題はなさそうです。

これからまた徐々に行動時間を伸ばしつつ回復に努めたいと思います。

が、今年の北・南アルプス遠征は難しくなったのが残念です。

本格的に腰回りに筋肉をつけるように考えないといけませんね。

2024年8月10日(土)は長野県小谷村にある「栂池自然園」を散策してきました。

 

本来であればお盆休み前半は青森県の岩木山に登る予定だったのですが、台風が東北地方直撃ということで泣く泣くキャンセル。

JRもホテルもレンタカーも全部予約取っていて準備万端だったので残念です。

とはいえ天気には勝てないので気持ちを切り替えて、どこに行こうか考えていたのですが、日帰りで簡単に行けて花もたくさん咲いていそうな「栂池自然園」に向かいました。

 

GPSログです。ビジターセンターから展望湿原を往復するいつものコースです。

 

歩行距離:6.2km
累積標高差:±305m
コースタイム:ビジターセンター(8:45)→展望台(9:50)→ビジターセンター(11:00)

 

ここまで来るロープウェイは劇混みだったのですが、登山者はみんな白馬乗鞍岳方面に向かって、栂池自然園は静かな貸し切り状態です。

 

広がる湿原と木道。大好きなシチュエーションです。

 

花は夏から徐々に秋に変わっている最中でした。アキノキリンソウ。

 

チングルマの綿毛。

 

シモツケソウ。

 

カラマツソウ。

 

オヤマリンドウ。

 

イブキトラノオ。

 

ナナカマドでは早くも紅葉が始まっていました。外界では毎日酷暑ですが、標高2,000mでは秋が着実に近づいていますね。

 

今日は基本的にガスの中ですが、時折青空が広がって気持ちの良い景色が広がります。

 

池塘と小蓮華山。

 

最後は急登の階段を登って。

 

展望湿原に到着。本来はこの先に白馬三山の景色が広がりますが今日はガスの中。

 

20分ほど粘ってみましたが、ガスは取れそうになかったので先に進みます。

 

途中のモウセン池には名前の通りモウセンゴケ。

 

栂池自然園全体を見渡せる場所からの一枚。ガスの手前に小さく見えるビジターセンターまで戻ります。

 

帰りも花々に癒やされます。ミヤマシシウド。

 

ビジターセンター手前にはオニシオガマのお花畑。

 

ぐるっと2時間45分の栂池自然園散策でした。

 

標高2,000mでもちょっと汗ばむ陽気だったので、さるなしソフトクリームでクールダウン(*^^*)

 

ロープウェイとゴンドラを乗り継いで下山しました。

 

この時期は花を楽しむにはちょっと遅いかなと思っていたのですが、予想外にいろいろな花を楽しむことが出来た、「栂池自然園」でした。