コロナに負けるな 「Stay Home」で生き残ろう。
Memsマイク 用のXLRーAMPをこの間7~8種類試作してきました。
超小型ワザの無理も重ねてみたが、やはり適切な大きさは必要であることをやっと悟った次第です。
これはくやしいが一旦「没」にした。
2021.8.25追記 (「2012」で再挑戦・復活を果たし標準化しました)
Switch CraftのXLR~ミニXLR変換アダプタの筐体使用の外観は
捨てがたい限りではありますが、3密どころではないスシ詰めです。
いくつもの試作のなかで、このXLR-AMPは「出来映え」と「無理なく製作できる」の2つの要素を兼ね備える必要を感じココに至りました。
安定的にカタチになるこの2種類についてご説明します。
下:A型 上:B型
これはECM用途にも応用できますので、ワイヤレス用ラベリアマイクの高品位有線化など読者の皆様のお役にたてれば幸いです。
挫折したりバラしたり、納得いくまで・・・・・
コレに使える市販品外筐はほとんどない。(あたりまえだが)
・XLR~ミニXLR変換アダプタ:そもそも分解できない構造、またはミニXLRが外せない構造がネック。
・一般XLRコネクタ単独の場合:小さすぎ、ミニXLRの固定法がみつからない。
(番外)メーカー製XLR-AMPの流用
RODE、AUDIX、JTS、C/P の新旧タイプ及びAT製を試したが・・・
SN比の悪さ、ショック鳴きなどグレードの低さ、大きさの問題や1.5~3.6V用に改造が必要など、
仮に互換性があるものでも決して満足できるものではなく、格安メーカー品もそうでないメーカーモノも品質レベルに差はない。
A型(ミニXLR 3ピン用)
・旧ノイトリックXLRコネクタ・コピー版 使用
写真のままご参考ください。
基板とMini-XLRコネクタとを一体化します。
Mini-XLR 2ピンを基板(スルーホール)から浮かせ、独立・半田付けできるようにする。
最終的に、この部分はエポキシ固定します。
※1.2mm厚のユニバーサル基板は非常に少ないです
さりとて1.6mm厚では出力側XLRの取り付けはきびしいです。
出力側XLR取り付け部は省略してあります。
前記事をご参考ください。
https://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12556257178.html
B型(ミニXLR 3、4ピン共用)
・旧ノイトリックXLRコネクタ・コピー版+Amphenol AC3Mケース使用
・この特徴はケース内容量が大きくとれ、アレンジして作りやすいこと。
・材料の「Amphenol AC3M」XLRコネクタはGNDピンが無い。賛否分かれる事柄だがEMC的に誤りでありノイズトラブルの元であります。
・プラスチックで浮いているミニXLRのフレームGNDは必須です。
・配線材はAWG-28程度が適切。
・金属ケースからはみ出した信号線部分はローインピーダンスであり
誘導ノイズの心配はない。
面倒ではあるが理論破綻のない上図複合構造とした。
さいごに
こんなモノをたくさん作ってどうするの? メーカー製も7種類を入手・評価した、そのままで満足できるものはない。
無理を承知の私の条件をクリアーさせるには作ったほうがいい、いや作るしかない。
当然、「入れ物」としての選択が第1条件であるので、市販のコネクタや変換アダプタを含め可能性の糸をたぐってでも見えないことだらけである、情報が少なすぎるので実物を手にして、バラしてわかることばかり。
「コレ」と「アレ」を組み合わせてはまた失敗。
どんなに失敗しても、やってみないことには海のものやら山のものやら見当すらつかない、片っ端から調達して作っては試すという愚行で対応した。
条件を満たす好事例があればそれを正解とすることにしました。
Memsマイクは一般的手順の手半田付けでは必ず破壊します。
「プレヒート」=一定の予熱処理により安定した手半田が可能になります。 https://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12574034452.html?frm=theme
以上
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