Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
数学史からみえてくるもの:ヨハネス・ウイッドマンです。
今日は、
紀元後の数学者:ヨハネス・ウイッドマンにフォーカスします。
1400
ヨハネス・ウイッドマン (1489 頃)
(ドイツのライプチヒ)
著書「全商業のための機敏にして親切な計算」
記号+,―
ヨハネス・ウイッドマンは、
数学において「+」、「-」記号を初めて使用した人物として知られています。
「+」という記号については、
14世紀頃にラテン語の「および」を意味する「et」を速く書いているうちにこれが崩れ、
「+」になったといわれています。
「-」は「m」という文字が段々と省略されてできたものだとされています。
また、
当時の船乗り達は、水樽の重さの過不足を表すために「+」と「-」を目印として用いていました。
水樽を管理する際に、
使用した分を樽に「-」の線で記し、水が加えられた時には「-」の上から縦線を入れて「+」としていたのです。
この「+」、「-」の記号を数学的な記号として初めて用いたのが、
ドイツのヨハネス・ウィッドマンです。
彼は1489年に発表した「商業用算術書」という書物の中で
「+」「-」を過不足を表す記号として使いました。
ただし、
この本の中では「プラス」という言葉は使われておらず
「-とは不足、+とは多すぎることである」と説明しています。
ウィッドマンは加法や減法の記号としてではなく、
正負を表す記号として考えていたようです。
ちなみに
plus(プラス)は「より多い」
minus(マイナス)は「より少ない」を
ラテン語で意味します。
ウィッドマンは記号
「+」を「mer」
「-」を「minus」と呼びました。
明日はクリストル・ルドルフにフォーカスします。
お楽しみに!
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。




