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Webで数学、
数学史からみえてくるもの:フィボナッチです。
今日は、
紀元後の数学者:フィボナッチにフォーカスします。
1200
フィボナッチ (1180 頃~1250 頃)
(イタリアのピサ)
著書「算盤の書」
インド・アラビア式の十進位取り記数法 の紹介,
筆算の仕方・分数計算・比例計算・2次方程式・ 三角法の解説,
フィボナッチ数列
フィボナッチは、
イタリアのピサの数学者です。
正確には「レオナルド・フィリオ・ボナッチ」といいますが、
これがなまって「フィボナッチ」と呼ばれるようになったとされています。
彼は少年時代に父親について現在のアルジェリアに渡り、
そこでアラビア数字を学びました。
当時の神聖ローマ皇帝・フリードリヒ2世は科学と数学を重んじていて、
フィボナッチは宮殿に呼ばれ皇帝にも謁見しました。
後にはピサ共和国から表彰もされました。
アラビア数字
ローマ数字では
「I, II, III, X, XV」のように文字を並べて記すため大きな数を扱うのには不便でした。
対してアラビア数字はローマ数字に比べてとても分かりやすく、
効率的で便利だったのです。
そこでフィボナッチはアラビア数字を「算術の書」という書物にまとめ、
母国に紹介しました。
アラビア数字では0から9までの数字と位取り記数法が使われていますが、
計算に使うにはとても便利だったために、
ヨーロッパで広く受け入れられることになりました。
フィボナッチ数列
「算術の書」の中には、親ウサギ・子ウサギの問題が紹介されています。
「1つのつがいのウサギは、産まれて2か月後から毎月1つがいずつのウサギを産む。
どのウサギも死なないとした場合、1年の間に何つがいのウサギが産まれるか?」
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55・・・
この数列は「隣り合う2つの数を加えると、次の数に等しくなる」という規則を持っています。
この数列はウサギの問題だけでなく、
木の枝の分かれ方や花の花弁の数等、
自然界にも当てはまる例が多く見られることが分かっています。
この数列はインドの数学者たちの間では既に知られていましたが、
ヨーロッパに紹介されたのは「算術の書」が初めてだったので
「フィボナッチ数列」と呼ばれるようになりました。
明日はトーマス・ブラッドワーデンにフォーカスします。
お楽しみに!
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
