みなさんこんにちは。
外来スタッフです。
さて、
今日は女性の大敵「貧血」について、
お話をさせていただきます。
貧血の症状に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は私も、貧血症状に悩まされている1人です(´・ω・`)
めまい・立ちくらみがする
心臓がドキドキする
顔が青白い
だるい・疲れやすい
集中力・注意力が低下する
などの症状に当てはまることはありませんか?
そもそも
なぜ女性は貧血になりやすいのでしょうか?
月経があるから
思春期は体が大きく成長する時期で鉄を多く必要とします。
なのに月経が始まり、鉄の喪失が増えます。
部活などで毎日激しい運動をしていると、赤血球が壊れ貧血の原因になります。
子宮筋腫・子宮内膜症があるから
過多月経や不正出血により貧血になります。
胃潰瘍や痔による持続的な出血もあります。
妊娠すると赤ちゃんの分まで鉄や葉酸が必要になるから
妊娠すると血液量は増えますが、胎児の血液を確保するという理由で、血漿量(液体成分)が
増加します。血液は薄くサラサラの状態になります。
授乳があるから
母乳は血液。
1ヶ月で30mgの鉄が必要です。
閉経後月経の周期の乱れ
ガン、骨折、消化器系疾患など重大な病気をともなっていることがあります。
女性のライフステージと貧血って、関わりが深いんですね・・・。
では
具体的には、どうやって貧血と付き合っていけはよいのでしょうか。
血球やヘモグロビンの産生に必要な栄養素を、食事からきちんと取る。
鉄分を多く含む食品には、レバー(豚・鶏・牛の順)、あさり、ひじき、きくらげ、ごま、
ほうれん草、などがあります。
葉酸を多く含む食品には、鶏レバー、牛レバー、菜の花、モロヘイヤ、アスパラガス
いちご、などがあります。
ビタミンB12を多く含む食品には、しじみ、牛レバー、サンマがあります。
ビタミンCや、タンパク質も大切なので
うまく組み合わせて、バランスの良い食事をしましょう。
貧血の原因が栄養素の欠乏であれば、鉄剤、葉酸製剤、ビタミンB12製剤を使います。
最近は色々なサプリメントがありますが、貧血の原因は鉄欠乏以外にもあるので
自己判断で服用せず、医師の診断を受けましょう。
今週は貧血のメカニズムについて説明させていただきました。
記事を読んでいただき、もしかしたらこの症状は?!・・・と
原因を知るきっかけになっていただけたら幸いです。
症状がひどい場合は、無理をせず、
受診にいらしてくださいね(*^^*)