梅雨明けかと思うような青空。
ぐんぐん気温が上がる中、朝から読書会のため渋谷に行ってきました。
開催したのは『LIFE SHIFT』の読書会。
こちらで告知させていただいた読書会です。
LIFE SHIFT読書会~あなたがこの本を読んで、誰かと語り合いたくなったのはどんなこと?
ちなみに、これまでも『LIFE SHIFT』の読書会を開催してきました。その時々のブログ記事はこちらです。
【過去の『LIFE SHIFT』読書会】“能力“ではなく“意志”が未来を拓く時代に備えて~『LIFE SHIFT』おしゃべりカフェ報告~
(開催報告)公務員のための『LIFE SHIFT』読書会@東京
(開催報告)公務員の『LIFE SHIFT』読書会開催しました!
今日の読書会には、
女性4名(と男の子1名)が参加してくれました。
(公開した当初は申し込みがなかなか入らなくてヒヤヒヤしましたが・汗)
Facebookで直後に投稿した際にも書きましたが、
ジェーンの生き方は、言うは易しだけど……
というのが、個人的な今日の読書会のポイントだったと思います。
ちなみにジェーンというのは、『LIFE SHIFT』の中で示される1998年生まれの女性という設定の生き方のモデルです。
彼女は100歳まで生きるのが普通のことになる世代で、本書の中では、老後の資金を得るために、教育→労働→リタイアという旧来の3ステージの人生を歩むことは出来なくなっています。
そのため、若い頃から意識して3ステージではなくマルチステージを生きるためにエクスプローラー(探求者)としてラテンアメリカを旅しながら現地でビジネスを学んだり、インディペンデント・プロデューサーとして会社を立ち上げて無形資産を築いたり、有形資産を築くために大きな企業に加わったり……いずれにしてもその時々で自分が有形資産・無形資産の中の何を稼ぐ必要があるのかに自覚的であり、自らの意志でステージを移行する姿は、人生100年時代を上手に泳いでいるように見えます。
果たして、こんな生き方が私たちにできるのか?
本書を読んだ人(特に組織に属して仕事をしている人)の多くは、そんな不安を感じるのではないでしょうか。
私も今日の読書会での対話で思い出しましたが、このジェーンの人生の中に地方公務員としての自分を見出すことが、全く出来なかったことが、
地方公務員はヤバイかも
と思い、その後の公務員向けの『LIFE SHIFT』読書会の開催へと繋がっていきました。
皆さんはどのように思いますか?
もし、今の私たち(もちろん公務員に限らず)が、ジェーンのような生き方をするのが難しいんだとしたら、それはどんな要因が大きいのでしょうか?
今日の読書会では、結果的にそのあたりの話に多くの時間を割きました。
もちろん、そこでどのような対話があったのか、具体的にお伝えすることはできませんが、一緒にその対話に参加させていただいた一人として、このブログをお読みの皆さんと共有したい、3つの問いがあります。
問いその1.
そもそもジェーンのように生きるとはどういうことか?
少なくともラテンアメリカでビジネスを学ぶことが本質では無いですよね? では、私たちが難しさを感じる“ジェーンのように生きる”の本当の中身はどの部分なのでしょうか?
問いその2.
ジェーンのように生きることの障害となる外的要因とは何か?
ジェーンのように生きることとはどういうことか? 1つ目の問いに、自分なりの答えを呟けるとしたら、それは自分を取り巻く環境や他者、社会など、どんな外的要因が障害となっているのでしょうか? 今所属する組織ですか? 同じ組織の上司や同僚ですか? それとも……?
問いその3.
ジェーンのように生きることの障害となる内なる要因とは何か?
最後に、ジェーンのように生きることを妨げている要因があるとしたら、それは総て自分の外側にあるものだけで成り立っているのでしょうか? 本当は自分自身の中にも要因が隠れていないでしょうか?
『LIFE SHIFT』を読んでいない人には「ナンノコッチャ?」な問いかもしれません。
でも、この問いは人生100年時代のことを自分事として考えるときに、とても大切な問いのように感じます。
次に読書会をやるときは、
『LIFE SHIFT』読書会
~「ジェーンのようには生きられない!」を上書きしよう~
なんてどうでしょうか?
本日、参加してくれた皆様、土曜日の午前中から渋谷までお越しいただき本当にありがとうございました~!
これから読むなら、マンガ版もおススメです。
ご案内
最近は、公務員のパラレルキャリアやキャリアデザインといったお話で、執筆や講師としての登壇等ご相談いただくケースがあります。
何かの活動で「ご一緒しましょう」といったお誘いや、執筆、勉強会の講師、ワークショップの企画・運営など、内容によってはお力になれると思いますので、よろしければご相談ください!
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