5月12日、皇居三の丸尚蔵館に妻と行きました。
今回の展示は第3期の後期です。
これまでのブログはここです。
後期で新しく展示された品目の写真を載せます。
ただ写真を撮るのではなく、展示品はじっくり見ています。
開館記念展「皇室のみやび-受け継ぐ美-」
第3期 「近世の御所を飾った品々」
パンフレットによると
- 歴代の天皇や皇族は、学問や文化芸術に造詣が深く、それらの保護にも熱心でした。
- そのため各時代にさまざまな品々が集積され、大切に受け継がれてきました。
- 第3期では、国宝・藤原定家《更級日記》など、「御在来(ございらい)」と称される京都御所に伝来した作品をはじめ、旧桂宮家(かつらのみやけ)伝来の伝狩野永徳《源氏物語図屏風》など、近世の御所や宮家を飾った書画や工芸、楽器などをご紹介します。
【琉球塗板屏風(りゅうきゅうぬりいたびょうぶ)】 江戸時代(17~18世紀)
【琉球塗料紙箱・硯箱(りゅうきゅうぬりりょうしばこ・すずりばこ)】 江戸時代(17世紀)
【箏(そう) 銘(めい) 佐々波(さざなみ)】 桃山時代(16世紀)
螺鈿細工がとてもきれいです。
【琵琶 銘 旭】徳川斉昭 江戸時代、嘉永7年(1854)
徳川斉昭が孝明天皇に献上した琵琶です。
【松竹薔薇蒔絵十種香箱】 江戸時代(18世紀)
組香のセットでとてもきれいです。
コンパクトで欲しくなります。
香包みに書かれている絵が美しいです。
香合わせはしたことがなく、セットを見てもどのように使うのか観ても分からないのが残念です。
香合わせ、してみたいです!
【泔坏(ゆするつき)・菊花散蒔絵台】 江戸時代(18世紀)
【梨子地菊花散蒔絵角盥(つのだらい)・楾(はぞう)】 江戸時代(18世紀)
【東宮加冠用唐匣・台】 江戸時代(19世紀)
孝明天皇の遺品、どれも彫刻が素晴らしいです。
左【野馬蒔絵印籠】光斎、根付:道笑 江戸時代(19世紀)
右【胡蝶蒔絵印籠】光柳 江戸時代(19世紀)
【葵祭行列彫刻印籠】景利 江戸時代(19世紀)
【松に虎蒔絵印籠】山本光利 江戸時代(19世紀)
【蝉蒔絵印籠】寿豊、根付:蘭亭 江戸時代(19世紀)
【牡丹に蝶 茶に小鳥図衝立】円山応立 江戸時代(19世紀)
【百鳥図】伝 銭選 中国・明時代(16世紀)
【浜松図屏風】海北友松 桃山時代慶長10年(1605)
【源氏四季図屏風】円山応挙 江戸時代(18世紀)
源応挙を名乗っているのが分かりました。
【国宝:雲紙本和漢朗詠集 巻上】伝藤原行成 平安時代(11世紀) ※前期から巻替え
【和歌懐紙・詩歌懐紙張交屏風】伏見宮貞敦親王ほか 室町~江戸時代(16~ 17世紀)
【源氏物語図屏風】狩野永岳 江戸時代(19世紀)
左から2枚目の人が光源氏です。
左から2枚目の人が光源氏です。
【六玉川図巻】住吉広守 江戸時代(18世紀)
全国の6つの玉川を描いてあります
私が以前住んでいた調布市に流れる玉川、こんなだったんだなと思いました。。。
【国宝:更級日記】藤原定家 鎌倉時代(13世紀) ※前期からページ替え
写本をしたものを紛失してしまい、再度写本をしたと説明があります。
後期も見ごたえがあり楽しめました。
今回もNHK大河にタイムリーな源氏物語関連がありました。
続いて第4期もアップします。